■ネムルバカ


■オススメ度

 

夢に向かって邁進する若者が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.3.26(T・JOY京都)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、106分、G

ジャンル:インディーズバンドのボーカルとルームメイトが織りなす日常を切り取った青春映画

 

監督:阪元裕吾

脚本:皐月彩&阪元裕吾

原作:石黒正数『ネムルバカ(徳間書店)

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/43Yzwq8

 

キャスト:

久保史緒里(入巣柚実:女子寮に住む大学生、古本屋のアルバイト)

   (幼少期:山本紗々菜

平祐奈(鯨井ルカ:柚実の先輩、インディーズバンド「ピートモス」のギター&ヴォーカル)

 

綱啓永(田口:柚実の同級生)

樋口幸平(伊藤:田口の友人)

(仲崎:古本MAXの店員、柚実の同僚)

 

儀間陽柄(ジャガー・モリィ:ピートモスのギター)

高尾悠希(筑間定則/DAN:ピートモスのドラム)

長谷川大(岩徹:ピートモスのベース)

 

志田こはく(アキラ:柚実の後輩ルームメイト)

 

伊能昌幸(荒比屋土倍:OTレコーズ、タレント部門の社員)

吉沢悠(粳間:音楽プロデューサー)

 

山下徳久(オヤジ:古本MAXの常連、「ミレニアムファイル」)

うみぐちうみ(古本MAX客の妻)

澤田真伍(古本MX客の息子)

 

水澤紳吾(ライブで弾けるサラリーマン)

 

立花日菜(ナビ子:カーナビのキャラクター)

 

かいばしら(志垣:飲食店の歌う店長)

松村キサラ(居酒屋の店長)

朝日ななみ(OTレコーズの受付)

稗田寧々(ファミレス「ハチノスレストラン」の店員)

 

番家玖太(柚実の幼馴染)

鈴木孝之(海辺のサックス男?)

松本卓也(路上のナンパ男)

大坂健太(表現者カフェの客、メガネの語る男)

上のしおり(表現者カフェの客?、おかっぱの女)

藤原孝文(表現者カフェの客?、後ろ向きの男)

玉瀬いつき(表現者カフェの店員)

沖田遊戯(古本MAXの客)

藤田千秋(?)

平島圭祐(?)

飯田浩(?)

佐野隆(?)

AxSxA(部屋のポスター)

 

岩田陽葵(「偏愛ストラクチュア」のボーカル)

 

原俊太郎(マサト:WEB広告のキャラ)

細田健太(フリ田:WEB広告のキャラ)

蓮見灯(彼女:WEB広告のキャラ)

 


■映画の舞台

 

東京某所

冴羽女子寮

 

八王子RIPS

 

ロケ地:

東京都:千代田区

DAYNITE

https://maps.app.goo.gl/MgGP38jck16vj7Js5?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

意気な寿司処阿部 青山店

https://maps.app.goo.gl/9mCqksueJJH941j47?g_st=ic

 

東京都:港区

Mon chen ton ton

https://maps.app.goo.gl/u42BgQ4n7AB1VaKb8?g_st=ic

 

東京都:新宿区

大衆割烹すみれ

https://maps.app.goo.gl/SbGL9WFFJoDEnGCNA?g_st=ic

 

千葉県:我孫子市

山田荘

https://maps.app.goo.gl/dQUHqrNvSQRZq91s8?g_st=ic

 

千葉県:いすみ市

大原海水浴場

https://maps.app.goo.gl/Pn1qiiNHcDkQAaQH6?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

大学生の入巣柚実は古本屋でバイトをしながらうだつの上がらない日々を過ごしていた

彼女はインディーズバンド「ピートモス」のボーカル&ギターの鯨井ルカとルームシェアをしていて、ルカは大学の先輩だった

柚実は「ピートモス」の楽曲「ネムルバカ」を神曲だと思っていて、彼女のライブに行ったりもしていた

 

柚実たちは極貧の生活をしていたが、呼べば来る同級生の田口がいた

その日も田口は呼ばれ、食料と酒を買って来させられていた

酔い潰れた田口と柚実をよそに、ルカは田口の車を借りて海岸へと走り出した

ガス欠で途方に暮れていたルカだったが、柚実は彼女の行動を予測して迎えにやってきた

 

何とかして二人は寮に帰ったものの、ベランダで「ルカのことが好きだ!」という田口を見つけてしまう

柚実は田口が自分のことを好きなんだと思っていたが、実はルカに会うために口実だったと知らされる

ショックを受ける柚実だったが、その後、さらに彼女に追い討ちをかけるような出来事が起こってしまうのである

 

テーマ:やりたいこと

裏テーマ:コスパの良い人生

 


■ひとこと感想

 

『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督作で、女性のバディものっぽいポスターだったので、日常ぐだぐだ系なのかなあと思って鑑賞してまいりました

漫画原作は未読で、タイトルから内容が想像つかなかったのですが、青春音楽映画だったのはびっくりしてしまいました

しかも歌うのが平祐奈だったので、さらに驚きました

 

タイトルは劇中バンドのバズった曲で、その由来というものが映画の核心になっていましたね

インディーズからメジャーを目指すバンドのお話で、濃いキャラがたくさんいたので飽きが来ない内容となっていました

いわゆる、距離を置きたい人が多数いるという感じで、遠目に見ている分には良いけどというキャラが多かったように思います

 

映画は、やりたいことがある若者、やりたいことがわからない若者がルームシェアをしていて、自分の上限を決めて冷めているキャラが登場します

また、自己評価と他者評価の違いに晒される場面もあり、そんな中でもささやかな抵抗を生み出していきました

ぐだぐだな前半と怒涛の後半というギアチェンジが凄い作品なので、いろんな感情が湧き起こるのではないか、と感じました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作は、音楽を夢見る若者とそれに憧れを持つ若者が描かれていて、両者の感情が引き裂かれるという後半へと向かいます

やりたいことをしているはずのルカが、やりたくないことをさせられているようにも見えますが、やりたいことをするための準備期間のようにも見えます

このまま、やりたいことのためにやりたくないことを続けるのかどうかというところで、ルカが取った行動とは意外なものとなっていました

 

映画の中盤にて、ルカと柚実、田口と伊藤が浜辺で話すシーンがありましたが、情報化社会ゆえに入ってくる可視化された限界というものに従順な伊藤がいました

ルカは彼に飛び蹴りを喰らわすのですが、他人の人生の顛末を見て、自分の人生がわかった気になるというのは結構ヤバいと思います

 

誰が同じ方法で同じ結果が出るわけではなく、自分が参考にした人生の表面すら見えていないと思います

そんな中で、自分はこんな感じになるんだろうなあという想像というのは、いつしか本当のものとなってしまいます

誰にでも可能性があるから頑張れとも言いませんが、人は思い描いた人生を生きるので、何を思い描くのかはとても重要だと思います

 

明確なビジョンを持てる人もいれば、とにかく自分ができることだからやる人もいるし、好きだから続ける人もいる

社会における成功は、他者評価によってしか成り立たないもので、自分の何が評価されているのかは見えないことが多いのですね

それを考えると、自分の視点における自己評価ほど無意味なものはないと思い知らされるのではないでしょうか

 


■若者の生きる道

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■同時に幾つかの人生を歩む方法

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102465/review/04924607/

 

公式HP:

https://nemurubaka-movie.com/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA