■ワン・バトル・アフター・アナザー


■オススメ度

 

PTAの作品が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.10.4(イオンシネマ久御山)


■映画情報

 

原題:One Battle After Another(戦闘につぐ戦闘)

情報:2025年、アメリカ、162分、G

ジャンル:革命家と警察隊の諍いを描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:ポール・トーマス・アンダーソン

原作:トマス・ピンチョン『Vineland(ヴァインランド)』

 

キャスト:

レオナルド・ディカプリオ/Leonardo DiCaprio(ボブ・ファーガソン/Bob:極左革命グループ「フレンチ75」のメンバー、元はパット・ゲットー)

 

テヤナ・テイラー/Teyana Taylor(ペルフィディア・ビバリーヒルズ/Perfidia:ボブの相棒、「フレンチ75」のメンバー)

 

チェイス・インフィニティ/Chase Infiniti(ウィラ/Willa:ペリフィディアの娘、シャーリーンの若年期)

 

ショーン・ペン/Sean Penn(スティーヴン・J・ロックジョー/Col. Steven J. Lockjaw:警部→警視、移民収容所の管理者)

 

ベニチオ・デル・トロ/Benicio Del Toro(セルヒオ・セント・カルロス先生/Sensei Sergio St. Carlos:ウィラの空手の先生、「ニンジャ・スクール」の師範)

 

【The French 75(フレンチ75)】

レジーナ・ホール/Regina Hall(デアンドラ/Deandra:「フレンチ75」のメンバー、ウィラを高校から救助、コードネーム「レディシャンパン」)

ウッド・ハリス/Wood Harris(ラレド/Laredo:「フレンチ75」のメンバー、移民勾留センター時のリーダー)

アラナ・ハイム/Alana Haim(メイ・ウェスト/Mae West:「フレンチ75」のメンバー、裁判所の管理棟の爆破)

シェイナ・マクヘイル/Shayna McHayle(ジャングルプッシー/Junglepussy:「フレンチ75」のメンバー、銀行襲撃時のリーダー)

Paul Grimstad(ハワード・サマーヴィル/Sommerville:ボブの同志、「フレンチ75」のメンバー、スキャナーを開発、通称「ビリーG」)

Dijon Duenas(タレーランTalleyrand:「フレンチ75」のメンバー、メイ・ウェストの恋人で逃げ切る男)

 

Brooklyn Demme(ソボー・リック/Sober Rick:「フレンチ75」のメンバー)

Sachi Diserafino(R・A・リッピー/R.A. Rippey:「フレンチ75」のメンバー)

Melissa Dueñas(シルヴィア/Sylvia:「フレンチ75」のメンバー)

 

Alberto Garcia(ビリーGのことを報告する少年)

Antonio Tadeo Garcia(ビリーGのことを報告する少年)

 

Dan Chariton(ジョシュ/Comrade Josh:パスワードを要求する同志)

 

【ペリフィディアの家族】

Starletta DuPois(ミニー/Gramma Minnie:ペルフィディアの祖母)

Vanessa Ganter(サンドレア/Momma Sandrae:ペルフィディアの母、ウィラの育ての親)

 

Otillia Gupta(シャーリーン/Charlene:ペルフィディアの娘の幼児期、のちにウィラ・ファーガソンとなる女の子)

   (幼児期:Nia Leon

 

【賞金稼ぎ】

Eric Schweig(アバンティ/Avanti:先住民の賞金稼ぎ)

 

Timothy Cruz Kravitz(レレンティス/1776 Relentless:アバンティを揶揄うギャング「デル・リオ」のメンバー)

Jon Beavers(ジェームズ/1776 James:アバンティを揶揄うギャング「デル・リオ」のメンバー)

 

【Christmas Adventures  Club(クリスマスの冒険者)】

トニー・ゴールドウィン/Tony Goldwyn(ヴァージル・スモークストーン/Virgil Throckmortonc:「CAC」のメンバー)

D.W. Moffett(ビル・ディスモンド/Bill Desmond:「CAC」のメンバー)

James Downey(サンディ・アーバイン/Sandy Irvine:「CAC」のメンバー)

Kevin Tighe(ロイ・モア/Roy More:「CAC」のメンバー)

Patricia Ridgely Storm(アリス・モア/Alice More:ロイの妻)

 

John Hoogenakker(ティム・スミス/Tim Smith:「CAC」のメンバー、「きれいに」と依頼される刺客)

 

Ted McCarthy(クリスマスのテッド)

Jeremy Boone(CACの護衛)

 

【Baktar High School DANCE(バクタン高校)】

Carlos McFarland(ブルートゥ/Bluto:ロブに絡まれるウィラの友人)

Colton Gantt(ボボ/Bobo:自白するウィラの友人)

Elisabeth Pease(リリ/RiRi:ウィラの友人)

Autumn Crosswhite(オータム/Autumn:ウィラの友人)

 

Tisha Sloan(ウィラの高校の先生)

 

Omar Khattab(校長)

Stephanie Coker(トイレの女生徒)

Kayla Harvey(トイレの女生徒)

Kimberlyn Ramirez Moreno(トイレの女生徒)

Sydney Ann Taylor(トイレの女生徒)

Maria Fernanda Jimenez Nava(トイレの女生徒)

 

【移民の隠れ家】

Sandra Iturbe(レイナ/Reina:センセイの妻?)

Marisela Borjas Ramirez(マリセラ/Marisela:センセイの仲間)

Derrick J. Saenz(プリモ・デリック/Primo Derrick:センセイの仲間)

Esperanza Rodarte De Santoyo(エスペランサ/Esperanza:センセイの仲間)

Hadasa Genesaret Palomares(セイクリッド・ハート/Sacred Heart:センセイの仲間)

 

【Skateboaders(スケートーボーダー)】

Gilberto Martinez Jr.(ビージー/BeeGee:センセイの同志)

Luis Trejo(ルイス/Luis:センセイの同志)

Julian Corral(ジュリアン/Julian:センセイの同志)

Elijah Joseph Sambrano(ラティノ・ハート/Latino Heat:センセイの同志)

 

【Sisters of the Brave Beaver(勇敢なビーバー修道院)】

April Grace(シスター・ロシェル/Sister Rochelle:修道院長)

Sherron Gassoway(シスター・ヴォックス/Sister Vox:修道女)

Pearl Minnie Anderson(シスター・ココ/Sister Coco:修道女)

 

Sister Kate(シスター・ケイト/Sister Kate:修道女)

Sister Halla(シスター・ハッラ/Sister Halla:修道女)

Sister Lilly(シスター・リリー/Sister Lilly:修道女)

Sister Esme(シスター・エスメ/Sister Esme:修道女)

Sister Karina(シスター・カリーナ/Sister Karina:修道女)

Sister Laura(シスター・ローラ/Sister Laura:修道女)

Sister Delphi(シスター・デルフィー/Sister Delphi:修道女)

Sister Yuka(シスター・ユカ/Sister Yuka:修道女)

Bella Feinstein(修道女)

Madison Feinstein(修道女)

Tuesday Hansen(修道女)

Zoe Herschlag(修道女)

J. Izon(修道女)

Joanna Scott Satterwhite(修道女)

 

【その他】

Joe Silva(ジョー軍曹/Sgt. Joe:ロックジョーの部下)

Jeremy Ekalo(スキナー/Lt Skinner:報告する警部補)

Bryan Pickens(ビリー・トージャム/Billy Toejam:バクタン高校捜索の特別捜査官)

James Raterman(ダンバース/Danvers:生徒を尋問する捜査官)

 

Peter N. Lyas III(殺される銀行の警備員)

Jeffrey Massagli(ロックジョーを表彰する警察幹部)

Nicole J. Sunseri(証人保護担当官)

 

Travis Johnston(兵士)

Matthew Demildt(兵士)

Jason Belford(兵士)

Matthew McDonnell(兵士)

Jose L Barreiro(兵士)

Quentin L. Carter(兵士)

Brian Bishop(兵士)

Daniel Zinoviev(兵士)

Steve Knoll(軍人)

Sam Hunter(軍人)

Louis Hoffman(軍人)

Steven P. Jacobson(軍人)

Justin Millmore(軍人)

Peter Sutherland(軍人)

 

Mickey Giacomazzi(デアンドラのバンの運転手)

 

ジェナ・マローン/Jena Malone(挨拶の声/Greeting Code)

 

Robert Sherock(ワゴンの警官)

Lynette M. Telles(ER行きを指示する警察署の看護師)

Ann Limbaugh-Brouhard(ボブを助ける病院の看護師)

 

Antonio Garcia(タコスのTシャツの男)

Emilio Carranza(果物屋の客)

Juan V. Ramirez(果物屋の客)

Ron Bermudez Perea(果物屋の客)

Edith Ascencion(セイセイを捕まえる保安官)

David Reynoso(セイセイを捕まえる保安官)

 

Anthony Weise(CBのラジオの声)

 

Juandi Aires(若い移民)

Alyssa Alonzo(移民)

Enrique Covarrubias(移民の少年)

Genevieve Denny(移民の少女)

Val Florez(移民)

Eugene Magana(移民)

Jose Rico(移民)

Raymond J. Roman(移民)

Vanessa Salgado(移民)

Valerie Ybarra(移民)

 

Jim Anderson(保安官)

 

JC Argüelles(運転手)

John Demakas(運転手)

Rob Gore(運転手)

Alexis Hager(運転手/隣人)

Skip Howland(運転手)

David Hutchison(MKUの運転手)

Mark Meloro Jr.(MKUの運転手)

Matt Spolnik(MKUの運転手)

Pam Moralde(運転手)

Anthony Snow(運転手)

Bogdan Szumilas(運転手)

 

Dirk Leatherman(弁護士)

Susan Trishel Monson(弁護士)

Christian Tabor(弁護士)

Aladria Brown(法廷出席者)

Scott Jordan(裁判所の外にいる弁護士)

Mario Valdez(裁判所の警備員)

 

Brenda Lorena Garcia(逮捕された労働者)

Anthony Xzavier Estrada(泥棒)

 

Raven Clausen(DPのガード)

Christopher Jensen(警官)

Ben Steele(警官)

Telles Alberto Rene(探偵)

Jack Trout(公務員)

 

Raymond Ruiz(隣人)

 

Quint Gabriel(通行人)

Stephanie Jaramillo(通行人)

Brandon Larson(通行人)

Justin S. McDavitt(通行人)

Cesar Miramontes(通行人)

Tracy Todd(通行人)

 

Justin Higgs(地元の情報通、ロックジョーに教会を教える男)

Lauren Kravchenko(ダンスパーティー参加者)

Karina Palmer(乳母)

Robin Tweed(裕福な寄付者)

Steven Wiig(カトリック教徒)

 


■映画の舞台

 

アメリカ:カリフォルニア

 

バクタン・クロス

 

ロケ地:

アメリカ:カリフォルニア州

ユーリカ/Eureka

https://maps.app.goo.gl/EgBae518RTAFGg2v9?g_st=ic

 

サクラメント/Sacramento

https://maps.app.goo.gl/5yNNcNfetDEdXxjc7?g_st=ic

 

トレーシー/Tracy

https://maps.app.goo.gl/wDmTWBCeqR7k36QR6?g_st=ic

 

ストックトン/Stockton

https://maps.app.goo.gl/TMCjaKt5ZYZrWzuw6?g_st=ic

 

ボレゴ・スプリングス/Borrego Springs

https://maps.app.goo.gl/BvwYFUfy5Tq8NGd17?g_st=ic

 

ウォルターズ・キャンプ/Walted‘s Camp

https://maps.app.goo.gl/jPPxwVVudZvLAVTv7?g_st=ic

 

ロンポク/Lompoc

https://maps.app.goo.gl/DhX4g4fDo5Gomyjj8?g_st=ic

 

サンディエゴ/San Di Ego

https://maps.app.goo.gl/uXo9eedhVphPaY626?g_st=ic

 

アメリカ:テキサス州

エル・パソ/El Paso

https://maps.app.goo.gl/Hg8NYjzrcFPF8p24A?g_st=ic


■簡単なあらすじ

 

反政府組織の「フレンチ75」に所属するパットは、仲間たちとともに移民収容所や銀行襲撃などを繰り返していた

移民収容所では、相棒のペルフィディアが指揮官のロックジョーを辱めるなどの行為を行なっていたが、それが警察組織を本気にさせてしまった

 

ペルフィディアとパットは交際を深め、ようやく子どもを授かることになったが、家庭的な生活を夢見るパットと革命に命を燃やすペルフィディアは意見を違えてしまう

結局、ペルフィディアはパットの元を離れるものの、その先でロックジョーの一味に捕まってしまった

ロックジョーは「証人保護プログラム」を彼女に提示し、ペルフィディアは「フレンチ75」の仲間の情報提供をしてしまう

 

パットたちは危険を察知して逃亡し、娘とともに新しい名前を手に入れて暮らすことになった

パットはボブとして生き、娘はシャーリーンからウィラと言う名前になる

そして16年の歳月が過ぎていった

 

ロックジョーたちの追撃は止んだかに見えたある日、突然、ウィラの高校に軍隊がやってきた

ロックジョーは白人優勢主義の「クリスマスの冒険隊クラブ」への加入を目論んでいて、そのためには「黒人との間に生まれた子ども」のことを確かめなければなら勝ったのである

 

テーマ:親子の絆

裏テーマ:戦いの終わらせ方

 


■ひとこと感想

 

162分と長めの作品で、舞台は分かりますが時代設定がわかりにくい作品でしたね

冒頭では移民の勾留所を襲う主人公たちが描かれ、そこでペルフィディアの因縁が生まれることになりました

革命のために生きている女と、彼女を慕う男と言う関係性のようで、収容所を制圧する手慣れた行動から、かなり組織的に成熟しているように思えました

 

映画では、ペルフィディアに娘が生まれて、そこからパットとの関係が激変してしまう様子が描かれます

子育てに没頭するパットとは対象的に、娘への嫉妬で危険な仕事に向かっていく

そして遂には袂を分つことになり、ペルフィディアは銀行襲撃の際の殺人にて捕まってしまいました

 

物語は、別離から16年後に本編に入る流れになっていて、成長したシャーリーンことウィラとの日常が描かれ、そんな彼らの元に再びロックジョーが現れることになりました

ロックジョーが何を探しているのかがミステリーになっていますが、それを排除しようとする理由も単純なものになっていました

 

いまだにあんな社交クラブのようなものがあるのかはわかりませんが、身の潔白を証明するためとは言え、多くの人を動かし、多くの命を犠牲にしたことになります

いわゆる上級国民的な存在になりたかったのでしょうが、それらは少しの不純物も見逃さないと言うテイストで生きていました

上級は人類浄化計画のようなものを考えていて、そのために「まずは移民から」と言うスタンスで粛清を行なっていました

移民を解放する革命軍の排除によって表彰されるロックジョーは、さらにその先を目指すのですが、コンプレックスの塊だったのかな、と思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作のネタバレといえば、「ウィラの父親は誰なのか」と言うことになりますが、ボブは自分こそが父親だと信じて疑うことはありません

最後まで真相を知らないのは彼だけで、ウィラは真実を知ってもなお、ボブこそが父親であると確信しています

それは機械が示す曖昧なものよりも、父娘として過ごした時間の方が真実であり、それを超えるものはないからだと思います

 

映画では、執拗な男ロックジョーとの戦いが繰り広げられますが、人間関係を把握するのが結構大変な映画でしたね

冒頭は「フレンチ75」繋がりだとわかりますが、後半で生き残りたちと情報共有する場面では「誰だったっけ?」と言うキャラが多かったように思います

センセイの関係者も何をしている人かわからないし、家族なのか同志なのかも不明でしたね

ボブと一緒に逃げていたのがスケートボーダーたちだったことはわかりますが、運動神経の差で屋上から落ちて捕まってしまうのは笑ってしまいます

 

真面目に作っているのだとは思いますが、ところどころにコミカル様子が満載でしたね

ボブとパスワードの件はいつまでやるんだろうと言う感じだし、合言葉も引っ掛け問題が多かったですね

あのあたりは英語の言葉遊びのように思えたので、聞き取れないと面白くないのかもしれません

 

映画のテーマは「親子とは何か」と言うところだと思いますが、結局は母親の影を追っていくのですね

英雄だと聞かされていた母親はただの裏切り者で、でも両親がしてきたことを肯定している

結局のところは、両親が見てきた景色を見たいのだと思うし、彼女の住む世界は「白人以外」には辛い世の中だからなのでしょう

なので、志半ばで折れた両親のためにも、次世代で世界を変えようと考え始めたのかもしれません

 


■戦いはどこまで続くのか

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■理想と排他主義

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104106/review/05642561/

 

公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/onebattlemovie/index.html

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投稿者 Hiroshi_Takata

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