■おーい、応為


■オススメ度

 

北斎の娘に興味のある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.10.17(イオンシネマ久御山)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、122分、G

ジャンル:晩年の北斎と娘を描いた伝記映画

 

監督&脚本:大森立嗣

原作:飯島虚心『葛飾北斎伝』&杉浦日向子『木瓜』『野分』

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キャスト:

長澤まさみ(葛飾応為/お栄:葛飾北斎の娘、弟子)

 

永瀬正敏(葛飾北斎/鉄蔵:浮世絵師)

 

高橋海人(渓斎英泉/善次郎:北斎の弟子)

大谷亮平(魚屋北渓/初五郎:北斎の弟子、お栄の想い人)

 

篠井英介(元吉:長屋の端唄)

 

奥野瑛太(北斎に絵の依頼をする津軽の侍)

 

寺島しのぶ(こと:北斎の後妻、お栄の母)

一華(はつ:お栄の妹)

 

和田光沙(北斎に絵を描いてもらう女)

吉岡睦雄(?)

早坂柊人(?)

笠久美(薬屋の主人)

小林千里(農婦)

山村嵯都子(長屋の女?)

河屋秀俊(?)

 

演者不明(飴売りの2人)

演者不明(金魚屋)

演者不明(薬屋の親、130歳)

演者不明(お栄の元夫)

 


■映画の舞台

 

1820年~1948年、

名古屋→東京:浅草

 

ロケ地:

京都市:右京区

大本山大覚寺

https://maps.app.goo.gl/oP4zJiCXAKTBUcTA7?g_st=ic

 

京都府:京丹後市

五十河の里 民家苑

https://maps.app.goo.gl/B92xcys1hQfLBMwL9?g_st=ic

 

京丹後市大宮町延利・明田地区

https://maps.app.goo.gl/A8jLfE3w834nRmnDA?g_st=ic


■簡単なあらすじ

 

1820年、葛飾北斎の娘・お栄は、絵師の夫と大喧嘩をして、父の元へと帰ることになった

北斎は絵一筋の人間で、家は散らかりまくりで、座る場所もなかった

 

お栄は、何をするでもなくブラブラとし、タバコを蒸しては父と言い争いを繰り返していた

そんな彼女には、北斎の弟子・初五郎という想い人がいて、彼の弟弟子の善次郎も2人を見守っていた

だが、初五郎は「妹のように思っている」と言い、お栄の恋は終わりを告げる

 

そんな折、貧乏長屋に津軽から侍がやってきて、北斎に絵を描いてほしいと言う

北斎はあっさりと断るものの、侍は手付けの5両だけを置いて帰った

北斎は自分の気持ちが乗らない仕事は引き受けない性質で、お栄もそのことに関しては父と同じだった

 

お栄の母ことは少し離れた茅葺き屋根の家に妹はつと住んでいたが、彼女は生まれつき体が弱かった

盲目の身で生まれた彼女に北斎は護符を描いて見守るものの、その甲斐もなくはつは亡くなってしまった

お栄は生活を正し、絵を描き始める

そして北斎は、彼女に「応為」と言う名を授けることになったのである

 

テーマ:絵師としての矜持

裏テーマ:親子愛と師弟愛

 


■ひとこと感想

 

映画館の予告編で存在を知った葛飾応為ですが、一般でもほとんど知られていないような絵師さんだったようですね

あそこまで美人だったのかは分かりませんが、パンフレットの北斎の年表でもいつ生まれていつ亡くなったのかわからないぐらい謎多き人物だったように思います

 

作品が残っているので実在はしていたようで、絵に集中して作品を残し続ければ、北斎の娘だからと言う評価だけでは終わらなかったでしょう

パンフレットには応為の他にも、弟子たちの絵も載っているので、作風の違いを感じられると思います

当時の面白い絵の基準は分かりませんが、動きがないと言うのは致命的な評価だったのかな、と思いました

 

とは言え、映画として面白いかは何とも言えない部分があって、物語はかなり淡々と過ぎていく感じになっていました

応為の映画だったのか北斎の映画だったのかわからない感じで、ほぼこの2人の会話劇になっていたところも退屈の原因なのかもしれません

長澤まさみが抜擢されていましたが、あのビジュアルで男が言い寄らないと言うのは説得力がなくて、他の演者と並んだ時の圧倒的な画力はミスマッチにすら思えてしまいますね

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

キャスト欄を作る時に困るのが時代劇で、ネット上にある画像データからかけ離れているのと、自然照明の部屋のシーンだと、スクリーンではぼやけて視認できないのですね

お栄の夫も声だけで判別するしかありませんが、ぶっちゃけ誰が演じていたのか分かりませんでした

このあたりは本人発信のSNS情報が流れてきた頃に判明すると思いますが、そこまで長く上映されるタイプの映画ではないと思います

 

物語は応為の半生を描いてはいますが、ほぼ北斎の話になっていましたね

弟子2人との絡みなどもありましたが、彼女が何を見てその絵を描いたのかとか、哲学的な部分と言うのはほとんど伝わってきません

絵師としての才覚は作品を見れば分かりますが、父からどのような影響を受け、どのような差異を作ろうとしたのかとか、絵を始めたきっかけとか離れてから再度筆を取る流れなども微妙な感じになっています

 

史実にあまり残っていない人物なので、どんなエピソードも脚色になってしまうと思うのですが、彼女自身の才能の原点は読み取りづらい部分がありましたね

家事を見てキレイと言ったり、それと同等の美しさを火消しに感じたりするのですが、いわゆる「動き」の表現に関して何かしらのこだわりがあったかのように描かれています

そんな哲学が作品にどのように落とされているのかとか、どのような技法で描いているのかなどは作品を見せて想像してね、みたいな感じなのですね

なので、その領域の理解には至っておらず、動きのある絵とない絵の対比もないので、観客側に伝わるものが少なかったように思えました

 


■応為とはどんな人物だったのか

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■勝手にスクリプトドクター

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103804/review/05711707/

 

公式HP:

https://oioui.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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