■罪人たち
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■オススメ度
ヴァンパイア映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.26(T・JOY京都)
■映画情報
原題:Sinners(罪人たち)
情報:2025年、アメリカ、137分、PG12
ジャンル:パブを開こうと奮闘する三人の黒人を描いたホラー映画
監督&脚本:ライアン・クーグラー
キャスト:
マイケル・B・ジョーダン/Michael B. Jordan(イライジャ・スモーク・ムーア/Smoke:退役軍人の双子)
マイケル・B・ジョーダン/Michael B. Jordan(イライヤス・スタック・ムーア/Stack:退役軍人の双子)
マイルズ・ケイトン/Miles Caton(サミー・ムーア/Sammie Moore:双子のいとこ、ギタリスト志望)
(老齢期:Buddy Guy)
Saul Williams(ジェド叔父さん/ジェディディア・ムーア/Jedidiah:サミーの父、牧師)
Andrene Ward-Hammond(ルーシー/Ruthie:サミーの母)
ジャック・オコネル/Jack O’Connell(レミック/Remmick:アイルランドの吸血鬼、ミュージシャンを装う侵入者)
Lola Kirke(ジョーン/Joan:レミックを匿う夫婦、KKKのメンバー)
Peter Dreimanis(バート/Bert:ジョアンの夫)
Dave Maldonado(ホグウッド/Hogwood:人種差別をする地主、KKKのリーダー)
Helena Hu(リサ・チョウ/Lisa Chow:ボーとグレースの娘)
Yao(ボー・チョウ/Bo Chow:地元の中国人仕入れ役)
Li Jun Li(グレース・チョウ/Grace Chow:ボーの妻)
デルロイ・リンドー/Delroy Lindo(デルタ・スリム/Delta Slim:ハーモニカ&ピアニスト)
Jayme Lawson(パーリン/Pearline:サミーが恋をする歌手)
Hailee Steinfeld(メアリー/Mary:スタックの元恋人)
ウンミ・モサク/Wunmi Mosaku(アニー/Annie:スモークの別居中の妻、料理人、フードゥの実践者)
Omar Benson Miller(コーンブレッド/Cornbread:雇われる用心棒、綿花作業員)
Emonie Ellison(スリース/Therise:コーンブレッドの妊娠中の妻)
Mark L. Patrick(ミシシッピ・チョクト/Mississippi Choctaw:乗馬のスカウト、吸血鬼ハンター)
Tenaj L. Jackson(ベアトリス夫人/Beatrice:綿花畑のオーナーの妻)
Aadyn Encalarde(見張りを頼まれる10代の少女)
Sam Malone(テリー/Terry:盗む男)
Ja’Quan Monroe-Henderson(2人目の泥棒)
Percy Bell(道端の収監労働者)
Kai Thompson(アニーの店の若い女客)
Nathaniel Arcand(チェイトン/Chayton:チョクトー族のリーダー)
Gralen Bryant Banks(パターソン/Patterson:パブの常連客)
Nicoye Banks(ジェイコブ/Jacob:パブの客?)
Christian Robinson(クリス/Chris:パブの客?)
Justin William Davis(ジェフ/Jeff:パブの客?)
Deneen Tyler(パーティーの客)
Michael A. Newcomer(バーテンダー)
Theodus Crane(バウンサー)
Jermaine McTizic(吸血鬼)
Calvin Williams(旅行者)
■映画の舞台
1932年、
アメリカ:ミシシッピ州
クラークスデール
1992年、
アメリカ:シカゴ
ロケ地:
アメリカ:ニューオーリンズ州
■簡単なあらすじ
1932年、ミシシッピー州のクラークスデールにて、スモークとスタックの双子の兄弟は、パブを始めるための物件を購入していた
いとこのサミーが加わって店の開店準備を始め、用心棒に地元の綿花業を営んでいるコーンブレッドを雇い入れる
パブの目玉には、サミーのギターとデルタ・スリムのピアノを配し、早々と営業を始めることになった
スタックは主に人集めをし、スモークは別居中の妻アニーの元を訪ねた
スモークは彼女に店の飲食全般を任せようと考えていて、積年の非礼を詫びることになった
店は順調に用意され、スタックの元カノのメアリーも来客してくる
だが、パブは黒人専用で、白人のメアリーには不都合な場所に思えた
だが、彼女はそんなことを気にも止めず、デルタの旋律でその夜を楽しんでいた
一方その頃、郊外に住むジェーンとバートの元にある男が訪れていた
彼はアイルランドから訪れたレミックという男で、気を許した夫婦の家に入り、二人を襲ってしまう
彼は吸血鬼であり、噛まれた人は同じように吸血鬼になってしまう
だが、彼らは家の人の許可がなければ中には入ることができなかった
そしてレミックは、吸血鬼化したジェーンとバートを従えて、スモークたちのパブへと向かうのである
テーマ:命懸けで続けるもの
裏テーマ:人生最良の日々
■ひとこと感想
ぶっちゃけヴァンパイア映画と知らずに鑑賞することになり、レミックが登場した段階で「そっち系?」と驚いてしまいました
かなり評価が高かったので、急遽予定に組み込んだのですが、逆に新鮮な気持ちで観ることができました
てっきり黒人三人組がトリオを組んで音楽活動を始める映画だと勘違いしていましたね
映画は、双子を一人で演じていて、同時に映っているシーンとかどうやって合成したんだろうと思いました
ボディダブルで問題ないシーンばかりではなく、普通に会話をしていたりするので、昨今の合成技術は凄いなあと感心してしまいます
音楽映画と言われるだけあって、ところ狭しとブルースなどが鳴り響いていましたね
物語は、わずか一晩の話になっていて、パブの用意、開店、ヴァンパイアの襲撃をあっという間に描いていきます
用意の段階が結構長く、動き出すまでに時間がかかるのですが、個人的には無駄なシーンばかりで尺を繋いでいるようには思えなかったですね
主要3人がどんな人物かを知るために必要なパートで、誰が吸血鬼化して、誰が助かったのかを認知するためには必要な情報量のように思えました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
最後まで観ても、スタックとスモークの区別がなかなかつきづらく(帽子とネクタイの色なんですけどね)、名前を呼ばれないとどっちがどっちなのかわかりませんでしたね
ラストに登場したのがスタック&メアリーで、劇中でアニーを殺したのがスモークだったと思います
杭を打つことで吸血鬼化を防いだのだと思いますが、いつの間にかスタック&メアリーは日光から逃げていたようでした
血みどろのバトルになってからは、誰が誰だがわからなくなるところもありました
映画は、本物の歌が吸血鬼を呼び寄せるという冒頭の説明があり、その資質をサミーが持っているという流れになっていました
サミーの父ジェド神父はコリントの人への手紙の10章13節を息子に聞かせていましたが、これは有名な言葉でしたね
いわゆる「神様は乗り越えられない試練を与えない」というもので、一連の出来事はサミーを大きく成長させることになりました
映画のラストにて、サミーはバンドを組んでいて、劇中で亡くなった想い人の歌手パーリンの名前がつけられていました
一夜限りの出会いで、その場でお店でやっちゃうのも凄いのですが、肝心なシーンでスタックがやっていたのは笑うところだったのかな、と思いました
ともかく音楽のクオリティが高く、映像も綺麗な作品なので、そう言った部分を堪能する意味ではドルシネもOKなのかな、と感じました
■ミシシッピ・デルタについて
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■試練の先にあったもの
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103795/review/05258381/
公式HP:
https://www.warnerbros.co.jp/movie/o596j9bjp/