■スイート・イースト 不思議の国のリリアン


■オススメ度

 

アメリカの風刺映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.3.17(アップリンク京都)


■映画情報

 

原題:The Sweet East(甘ったるい東部地域)

情報:2023年、アメリカ、104分、R15+

ジャンル:修学旅行から逸脱する高校生を描いたアメリカ社会風刺映画

 

監督:ショーン・ブライス・ウィリアムズ

脚本:ニック・ビンカートン

 

キャスト:

タリア・ライダー/Talia Ryder(リリアン/Lillian:サウスカロライナから来た高校3年生)

 

Jack Irv(トロイ/Troy:リリアンの彼氏)

Tess McMillan(テッサ/Tessa:リリアンの親友)

 

Ella Rubin(アナベル/Annabel:トロイにちょっかいを出す生徒)

 

【ワシントンD.C.】

Jamie Granato(ツアーガイド)

Jonathan Daniel Brown(フランクス先生/Mr. Franks:担任の先生)

Michelle Ellyse(「Boone Hall」の生徒)

Emmy Harrington(ディアズ先生/Mrs. Diaz:引率の先生)

 

Peter Vack(ジョージ・ワシントンのコスプレ青年)

Betsey Brown(ベティ・ロスのコスプレ女性)

 

アール・ケイブ/Earl Cave(ケイレブ/Caleb:パンクファッションの男、アナキストの政治活動家)

Andy Milonakis(ジェフ/Jeff:店に乱入する妄信的な男)

J. Patrick McElroy(店のマネージャー)

 

【チャームシティ:ボルティモア】

Kaili Corcoran(ベッキー/Becky:ケレイヴの仲間)

Cameron Andre(アダム/Adam:ケレイヴの仲間)

Adam Friedland(エリック/Eric:ケレイヴの仲間)

 

【デラウェア】

サイモン・レックス/Simon Rex(ローレンス/Lawrence:ナチスの支持者)

Thomas Helm(タイミー/Timmy:ローレンスの危ない連れ)

 

【ニューヨーク】

アヨ・エビデリ/Ayo Edebiri(モリー・マクネア/Molly:映画監督)

ジェレミー・O・ハリス/Jeremy O. Harris(マシュー・サッター/Matthew:映画プロデューサー)

ジェイコブ・エロルディ/Jacob Elordi(イアン/Ian:共演者キラーの俳優)

Peter Buntaine(特殊効果担当/S.P.W)

Keith Poulson(キース/Keith:小道具係)

リッシュ・シャー/Rish Shah(モハマド/Mohammad:撮影スタッフ)

John Demastri(バーテンダー)

Tim Harper(T・J・ファイフ/T.J. Fife:FBI捜査官)

Nancy Bobrowitz(報道のセキュリティ)

Ariel Nicholson(イアンの恋人、写真)

Francisco De Arriba(部族長役の俳優)

Nick Pinkerton(反対派の司祭役の俳優)

Robert Guadagino(武器係)

Patrick Walsh Jr.(パティ/Pattie:撮影スタッフ)

Nicole Byron(狡猾な女性役の女優)

Nathan Spare(植民地の住人役の俳優)

Michael Viola(植民地の住人役の俳優)

 

【バーモント】

Mazin Akar(アーメッド/Ahmad:モハメドの兄)

Jordan Nessinger(アミール/Amir:アーメッドの仲間)

Sheikh Niloy(ナヴィド/Navid:アーメッドの仲間)

Volkan Eryaman(ヨルダン/Jordan:アーメッドの仲間)

Khalil Amonette(マリク/Malik:アーメッドの仲間)

Abraham Antar(ザビエル/Xavier:アーメッドの仲間)

 

Gibby Haynes(アボット/Abbot:リリアンを助ける元聖職者)

 

【サウスカロライナ】

Lucy Kaminsky(ブリトニー/Britni:リリアンのいとこ)

Oliver Weinstein(オリヴァー/Oliver:赤ん坊)

Derek George(デレク/Derek:リリアンのいとこ)

Elizabeth George(ビスティ/Bitsi:リリアンの叔母)

Sean Price Williams(レイ/Ray:リリアンの叔父)

Dave McVeigh(デイブ/Dave:リリアンのいとこ)

MiMi Ryder(クレア/Claire:リリアンのいとこ)

Kiki(スパイダー/Spider:リリアンの飼い犬)

 

【その他】

John Stevenston(スポーツアナウンサーの声)

Jarred Alterman(ニュースキャスターの声)

 


■映画の舞台

 

アメリカ:

ワシントンD.C.

ボルティモア(チャームシティ)

デワウェア

ニューヨーク

バーモント

サウスカロライナ

 

ロケ地:

アメリカ:

ワシントンD.C.

ニューホープ

ニューヨーク

バーモント

 


■簡単なあらすじ

 

サウスカロナイアからワシントンD.C.に修学旅行に来たリリアンは、クラスメイトたちがはしゃいでる中でも浮かない顔をしていた

彼氏のトロイにちょっかいをかけるアナベルを疎ましく思いながらも、ツアーガイドに身を任せてスケジュールをこなしていた

 

あるピザダイニングの店に入った彼らは、そこでカラオケなどに興じていたが、リリアンは席を外したトイレへと向かった

用を足して戻ってくると、その店に銃を持った男が乱入し、あたりは騒然となっていた

リリアンは逃げてきたパンクファッションの男ケレイブに言われるがままについていき、秘密の扉から抜け出すことができた

 

リリアンはそのままケレイブとその仲間たちのいるチャームシティへと向かう

そこにはケレイブの仲間たちがいて、ネオナチを襲撃する計画を立てていた

リリアンは、それにもついていくことに決めたが、指定された広場に行くと誰もしない

用を足そうとしてケレイブたちと離れたリリアンは、今度は彼らを見失ってしまう

 

どこに行くともなく彷徨っていると、今度は意味不明な集会へと紛れ込んでしまった

リリアンに気づいた集会のメンバー・ローレンスは声を掛け、昨晩から何も食べていないと知ると、彼女をダイナーに連れて行った

リリアンは自分のことをアナベルと偽り、彼に取り入っていく

そして、奇妙な同棲生活が始まるものの、ローレンスには不審な裏の顔があることを知ってしまうのである

 

テーマ:空っぽを埋めるイデオロギー

裏テーマ:アメリカ社会の極右の闇

 


■ひとこと感想

 

不思議の国のリリアンという副題がついていたので、おそらくは「アリス」のような話かと思っていましたが、ある意味寓話的なところは似通っていたのかな、と感じました

高校生が修学旅行から抜け出すという内容で、かなり偏った大人たちと交流を重ねていきます

パンクファッションの過激派、ネオナチ教授、オルタナティブ映画制作者などと関わることになりますが、持ち前の機転でうまく潜り抜けていくという展開になっていました

 

一部の映画館では著名な映画評論家の解説があったようですが、それがないとダメという感じにも思えません

むしろ、それがあることによって、評論家のイデオロギーが空っぽなところに入るという感覚になっていて、それそのものが映画のテーマを体現しているようにも思います

主人公のリリアンは、言わば空っぽの存在で、それゆえに「自分のイデオロギーで染めたい人々」が饒舌に自説を語りまくっていた、という内容になっていました

 

リリアン自身も自分の知らない世界を知りたいという側面があったと思いますが、実際には処世術としての、聞いてあげると懐に入りやすいということを感覚的に知っていたのだと思います

相手が喜ぶこと、自分に課していることなどを瞬時に読み解く能力があって、その求められている人物を演じられるという能力がありました

そう言った観点で映画を見ていくと、東海岸には結構な人たちがいるのだなという感覚になるのかもしれません

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作は、不思議の国に入り込んだというテイストになっていますが、実際にはアメリカの社会に蔓延っているイデオロギーにふれていくという紹介ロードムービーのようになっていました

無垢なリリアンを通じて、その主義主張をする人たちがどんな人種なのかを描いているとも言えますが、かなり偏った感じに演出しているように見えます

色々とモデルになる事件とか人物があるようで、詳しくはパンフレットに事細かに書かれていましたね

気になる人は購入しても良いと思います

 

映画は、思いっきり内輪ネタなので、アメリカ以外で流行るとはとても思えません

よほどアメリカのことが大好きでかぶれている人ならわかった気になれますが、その土地に生きる人たちがリアルに感じている変化とか変わらないものはネットの情報だけで得られるようなものではないと思います

そう言った意味において、日本ではウケる要素が皆無で、最初から最後まで何の映画だったのかわからない人の方が多いように思えました

 

個人的にはそこまで知識はありませんが、リリアンが常に「何も知らないふう」を演じて、相手にひたすら喋らせていたのが印象的で、現代のアメリカの一部のイデオロギーと心酔者を描いているのかな、と感じました

そんな中で巧みに交わしていく様子が描かれ、リリアンを埋めるものはそこになかったという結論に至っているのかなと思いました

恋人をクラスメイトに奪われても無反応で、彼女のような人を突き動かすものというのが今のアメリカには無いということを伝えたかったのかもしれません

 


■話したがるアイディオロジスト

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■リリアンの空白を埋めるもの

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100568/review/04889979/

 

公式HP:

https://sweet-east.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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