■トレンケ・ラウケン Part 1&Part 2
Contents
■オススメ度
文学的な映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.5.29(京都シネマ)
■映画情報
原題:Trenque Lauquen(丸い湖)
情報:2022年、アルゼンチン&ドイツ、260分、G
ジャンル:失踪した女を巡る謎解きを描いたミステリー映画
監督&脚本:ラウラ・シタレラ
キャスト:
ラウラ・パレーデス/Laura Paredes(ラウラ/Laura:失踪した植物学者)
エレキエル・ピエリ/Ezequiel Pierri(エレキエル/チーチョ/Ezequiel ‘Chicho’:ラウラの同僚、運転手)
ラファエル・スプレゲルブルド/Rafael Spregelburd(ラファ/Rafa:ラウラの恋人)
【以下、ほぼ登場順】
【Part 1】
【I:LA AVENTURA(冒険)】
Nereo F. Machicote(食料品店の主人)
Daniel Rocha(プリチェリ/Puricelli:雑貨店の店主)
【II:LA PARTE DE EZQUIEL(エレキセルの章)】
Juan Manuel Abraham(ウーゴ/Hugo: 農場主)
Eliseo Julián Confalonieri(ピポ/Pipo:チーチョの息子)
Leroy Valeriano Quarteroni(シモン/Simón:チーチョの息子)
Bautista Rodriguez(アミギート/Amiguito:チーチョの息子)
Fiorella Diez(「Kalos」のウェイトレス)
【III:LAS CARTAS Y LOS LIBROS(手紙と本)】
Mara Bestelli(スシ/Susi:図書館司書)
Ramón Marquestó(ペペ/Pepe:図書館職員)
Agustina Brizuela(図書館の利用者)
Gabriel Mendoza(図書館の利用者)
María José Santillán(図書館の利用者)
Constanza Di Carlo(図書館の利用者)
Valentina Etchevers(図書館の利用者)
Gabriel Mendoza(図書館の利用者)
【IV:ADIÓS,ADIÓS ME VOY, ME VOY(さよなら さよなら じゃあね じゃあね)】
Enrique Pierri(アブランテ/Abrante:アメリカ町に住む男、養豚場の男)
Constanza Feldman(宿屋の女主人)
【V:LOS CAMINOS(道)】
Osvaldo “Tito” Ciminari(ティト/Tito:小学校の用務員)
Lelia Moronta(レリア/Lelia:チーチョの元担任の先生)
Graciela Rodriguez Ledesma(グラシエラ/Graciela:小学校の司書)
María Elena Bocca(マリー/Mary:小学校の校長)
Verónica Santalaya(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
Elda Gladys Ruiz(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
Analía Giannini(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
Gabriela Arreche(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
Silvia Legaralde(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
Martha Gladys Antonetti(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
Gustavo G. Celis(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
Eduardo Estevez Benigno(カルメン・スーナの教師仲間、写真)
【VI:CARMEN ZUNA(カルメン・スーナ)】
Laura Citarella(カルメン・スーナ/Carmen Zuna:恋文の主、小学校の臨時教師)
エレキエル・ピエリ/Ezequiel Pierri(ベルティノ:カルメンに手紙を出す男)
Ignacio Codino(郵便配達人)
Pablo Citarella(ピアニスト)
Giovanna Pesce(渡し舟に乗る女)
Lucía Pierri Citarella(フアナ/Juana:カルメンの娘)
María Elena Minozzi(コンサートの傍聴人)
Julio César Citarella(コンサートの傍聴人)
Enrique Pierri(コンサートの傍聴人)
Marta López Bertrán(コンサートの傍聴人)
Ana Hengl(コンサートの傍聴人)
Virginia Reymon(コンサートの傍聴人)
Carolina Rissi(コンサートの傍聴人)
【VII:LA PARTE DE RAFAEL(ラファエルの章)】
セシリア・ライネロ/Cecilia Rainero(ノルミータ/Normita:ラウラの上司)
【Part 2】
【VIII:LA PARTE DE JULIANA(フリアノの章)】
Walter Jakob(マルシオ/Marcio:ラジオ番組のゲスト)
Rolando Citarella(ロロ/Rolo:ラジオ番組のホスト)
フリアナ・ムラス/Juliana Muras(フリアナ/Juliana:ラジオ局のホスト、「ニュースの海」)
Rodrigo Paredes(ロドロ/Rodro:ラジオ局のディレクター)
Lila Toto Blake(ライラ/Lila:ラジオ局のパーソナリティ)
Agustín Gagliardi(レオ/Leo:ラジオ局のスタッフ)
Eugenia Campos Guevara(パティタ/Patita:ラジオ番組のコーナー担当、変幻自在のコーナー担当)
Matias Feldman(クルシオ/Curcio :ラジオ局のスタッフ、スポーツ担当)
Miranda Correa Perkins(「LU11」のスタッフ)
Magali Armando(「LU11」のスタッフ)
【IX:MAR DE NOVEDADES(ニュースの海)】
エリサ・カリカホ/Elisa Carricajo(エリサ・エスペランサ/Elisa Esperanza:湖の事件の担当者、黄色い花を探す女性)
ベロニカ・ジナス/Verónica Llinás(ロミーナ/Romina:エリサの同居人)
【X:EL CASO DE LA LAGUNA(湖の事件)】
Martin Policer(湖に集まる人々)
Emanuel Martinez(湖に集まる人々)
Osvaldo “Tito” Ciminari(湖に集まる人々)
Alejandro Iglesias(湖に集まる人々)
Manuel Borrazas(湖に集まる人々)
Guillermo Citarella(湖に集まる人々)
José Luis “Pache” Valdez(新聞の編集者、新聞の校正係)
Robertito “Ruffo” Palezza(新聞を読む男)
Pedro Carninchich(テレビを見る男)
Tomás Guiñazá(ユージン・パストール/Eugenio Pastor:湖の管理人)
Darío Toranzo(TVのインタビュアー)
Andrea Garrote(アルバ・ボッシ/Alda Bossi:市長の右腕)
Diego Tiseira(アルベルト・スペシアーレ/Alberto Speciale :広報担当官)
Morena Cuyen(露天商)
Alejandro Iglesias(露天商)
【XI:ELISA ESPERANZA(エリサ・エスペランサ)】
Daniela Pal(グレース/Grace:役所のスタッフ)
Negra Cervera(ネグラ/Negra:役所のスタッフ?)
Adrián Szklar(「Hotel El Faro」の受付)
Telma Lunardini(テルマ/Telma:ノルミータの祖母)
Yolanda Reymon(ノルマ/Norma:テルマの友人)
Cecilia De Lucas(園芸店の店員)
Ramon Dellavedovk(園芸店の客)
Daniel Gustavo Goycochea(園芸店の客)
Gustavo Congo(園芸店の客)
Julio Bigi(路上で火を囲む男)
Sebastián Bona(路上で火を囲む男)
Ignacio Codino(路上で火を囲む男)
【XII:LA PARTE DE LAURA(ラウラの章)】
Pedro Salazar(料金所)
Federico Fernández(料金所)
Juan Pablo Godoy(ガソスタのガウチョ)
Ernesto Olivas(ガソスタのガウチョ)
Pablo Godoy(ガソスタのガウチョ)
Marcelo Luengo(ガソスタのガウチョ)
Juan Pablo Godoy(ガウチョの少年)
Mónica Edit Funes(バーの店主)
Nereo F. Machicote(バーの客)
Alejandro Martinez Salas Regulo(バーの客)
Guillermo Troullet(バーの客)
Oscar Alberto Vietta(バーの客)
Domingo Gonzalia(バーの客)
Edgardo Gulisbig(バーの客)
Jose Ramon Gonzalia(バーの客)
【その他(判別不能)】
Pedro Clorindo Llinás Paredes(Amigo de Juana/フアナの友人、Part 1)
Guillermo Citarella(Jóvenes atletas/若いスポーツマン)
Pedro Citarella(Jóvenes atletas/若いスポーツマン)
Tomás Gonzáles(Jóvenes atletas/若いスポーツマン)
Ezequiel Cerviño(Jóvenes atletas/若いスポーツマン)
Juan Pablo Suarez(Jóvenes atletas/若いスポーツマン)
Emilia Gallego(Extras Municipalidad/村人)
Matias Bissolino(Extras Municipalidad/村人)
Dolores Riveiro(Extras Municipalidad/村人)
Julieta Luna(Extras Municipalidad/村人)
Milagros Osaba(Extras Municipalidad/村人)
Marisa Perez(Extras Municipalidad/村人)
Osvaldo “Tito” Ciminari(Extras Municipalidad/村人)
Rocío Del Cielo Bansta(Extras Municipalidad/村人)
Guillermo Gallego(Extras Municipalidad/村人)
■映画の舞台
アルゼンチン:ブエノスアイレス州
トレンケ・ラウケン
https://maps.app.goo.gl/M882e7EfCgrMiNDf9?g_st=ic
ロケ地:
上に同じ
■簡単なあらすじ
ブエノスアイレスの外れにあるトレンケ・ラウケンにて、植物学者のラウラを探す二人の男がいた
一人は恋人のラファエルで、もう一人は彼女の送迎をしていた同僚チーチョだった
ラファエルは大学と連絡を取りながら、行方不明になったラウラ探しに奔走し、新種の植物を探す仕事に傾倒しているのだと推測する
一方のチーチョは、これまでの彼女との関わり合いから、全く別の物語を想定していた
ラウラはこの町に派遣されて、新種の植物を探す傍ら、ラジオ番組「ニュースの海」にて、「歴史を変えた女たち」というコーナーを持っていた
ある日のこと、町の図書館にて、ラウラは寄贈書に自分と同じ箇所に関心を寄せるカルメン・スーナという女性の存在に気づく
そして、一連の寄贈書の中に「カルメンと思われる人物とパブロと称する男性の往復書簡」を見つけてしまう
それはとてもエロティックな内容で、ラウラはカルメンの後を追い始めていた
チーチョは彼女のことを探してどこかに消えたと思っていたが、それを言い出せずにいた
一方その頃、町ではある事件が起きていて、ニュースでも話題になっていた
それは町の中心にある湖にて謎の生物が発見された、というもので、その解析にあたっていた研究者がその生物を家に持ち帰ったというものだった
単なるゴシップだと思われたその話は、瞬く間に喧騒に消え、誰しもが話題にしなくなっていた
テーマ:想像の限界点
裏テーマ:真実は小説より奇なり
■ひとこと感想
まさかの260分という長丁場で、観客もわずか4人しかおらず、全員で何とか完走できました
町で起きた失踪事件を追っていく中で、二転三転するという物語で、かなり文学的な要素が含まれていたように思います
アルゼンチンの文学とか、そう言ったものに詳しいと奥深いところまで見えるのだと思いますが、さすがに難易度が高めとなっています
映画は、ざっくりとした失踪事件の真相を紐解くというもので、前半は二人の男が想像を張り巡らせるという内容になっています
後半になると一人は思い込みのまま退場し、もう一人はその真相に迫っていくのですが、完全に謎の蚊帳の外にいる、という感じになっていました
後半になると、主要な人物は女性だけで、そこで徐々に深まっていく謎を紐解いていくという流れになっています
物語としては、本能に導かれるままにラウラが行動する様子が描かれ、彼女自身が偉大なる女性に憧憬を抱いていたことがわかります
彼女たちを理解したいために突発的な行動に移るのですが、この行動があまり論理的でないところに男性目線だと意味不明に映るのかもしれません
個人的にも、観終わった直後は意味不明だったのですが、少しずつ考えていくうちに、色んなキーワードが見事に収束し、見過ごしがちな事実の裏側には大きなものがあるということに気付かされました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
前後編で全12章から成る作品で、前半7章、後半5章という構成になっていました
トレンケ・ラウケンという田舎町が舞台になっていて、ラウラ捜索のために、少し離れた土地に出向くという内容になっています
始めから仮説を立てて臨むラファエルは学者っぽい考え方をしていて、真相を掴む前に「自分の仮説を信じ込む」という感じになっていました
一方のチーチョは恋人には教えられない秘密を知りながら、やはり自分の想像の先から抜け出せなくなっていました
そう言ったものが後半で瓦解するという内容になっていて、女性同士だけで通じ合えているものがあったように思います
映画では、歴史を変えた女性というものが登場し、さらにラウラの人生観を変える女性というものが登場します
往復書簡の女教師カルメン、黄色い花を探す謎の女性エリサ
彼女たちの背景にある奥深い物語というものがあって、それにのめり込んでいくラウラが描かれていました
ラストは、ブエノスアイレスのとある平原で寝そべっていたラウラが忽然と消えるというエンディングになっていて、ちょっと唐突な感じがしましたね
最初は意味わからないまま終わった感じでしたが、本能の赴くままに消えていくというところがカルメン、エリサと同じような行動になっていました
ある種、理性的ではない行動ではありますが、その先々には色んなものが待っていて、そういったものに晒されながら道を探していくのが女性という意味なのかな、と思いました
そして、男性側は対称的に内側に世界にこもっていく感じで、自分の論理の中に溺れていくようにも思えました
■本能が指し示す道とは何か
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■「性的に解放された女の自伝」について
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
▪️関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102869/review/05152083/
公式HP:
http://trenquelauquen.eurospace.co.jp/
