■殺人配信
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■オススメ度
配信系の映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.9.29(MOVIX京都)
■映画情報
原題:스트리밍(ストリーミング)、英題:Streaming(ダウンロード即時配信システムのネット系番組)
情報:2025年、韓国、91分、G
ジャンル:事件解決系チャンネルのライブ配信者がコラボ相手の失踪事件を紐解く様子を描いたスリラー映画
監督&脚本:チェ・ジャンホ
キャスト:
カン・ハヌル/강하늘(ウサン/우상:犯罪チャンネルのストリーマー)
ハ・ソユン/하서윤(マチルダ/마틸다:ウサンとコラボする新人配信者)
ハギョン/하경(イ・ジンソン/이진성:マチルダのストーカー)
ハ・ヒョンス/하현수(KJ5385:ジンソンのチャット相手、美術教室の知り合い)
リュ・ヨンソク/류연석(ヒョンシク형/식:ウサンの番組のカメラマン)
キム・ギドゥ/김기두(テホ/태호:週間分析家)
ジュジア/주지아(ダソル/다솔:マチルダの友人の音楽系配信者)
イ・サンミ/이상미(ハン・ジウ/한지우:5人目の被害者)
パク・ヨンソン/박선영(メリー/멜리:配信後に飛び降りた女)
パク・テサン/박태산(ロルリパク/박태산:突撃系配信者)
ソン・ドクホ/박태산(オ・リョング/오륜구:ロルリパクの仲間)
イ・ドウン/이도은(オの恋人)
イ・ソユル/이소율(ロルリパクの恋人)
イ・ヒョンフ/이현후(間違って突撃される生徒)
ユン・ヨンシク/윤용식(週刊分析のコンテンツの声)
イ・ジュンゴン/이중곤(ヤクザデュオの配信者)
ユン・ジス/윤지수(ヤクザデュオの配信者)
ビン・チャヌク/빈찬욱(警備員)
チュ・ソクヨン/추석영(カユの配達員のリーダー)
イム・ヒョンス/임현수(カユの配達員)
キム・ヨハン/김요한(キム・ヨハン/김요한:本人役、ストリーミングのCM広告)
コ・スジン/고수진(ストリーミング広告のモデル)
ハン・ソンヨン/한성연(スジン:間違えて突撃されるタトゥーの女)
ハン・ジェヨン/한재영(スジンの夫)
ウィンユ/원우(クラクション鳴らすドライバー)
パン・ヒョソン/방효선(美術教室の女の子)
ハ・ヒョンジョン/하현정(自転車に乗った女生徒)
カン・ヨンジュン/강영준(警部)
キム・テヨン/김태영(巡査)
ペク・ミンヒョン/백민현(有名な小人、企業CM)
チョン・ヨンス/전영수(スポンサーチャットの声)
■映画の舞台
韓国:ソウル特別市
恩平区/ウンピョン区
ロケ地:
韓国:ソウル
■簡単なあらすじ
犯罪分析系の配信を行なっているウサンは、プロファイリングを駆使した方法で難解な事件を解決することで、WAGの週間チャートで常に1位を独走していた
WAGでは、配信者とプラットホームが収益を折半するという設定になっていたが、1位の人だけは全てを獲得できることになっていた
そのために、1位を目指して危険な配信を行う者は後を立たず、そんな中でもウサンはずっと1位をキープしていた
現在のソウルでは、猟奇的な連続殺人が勃発していて、被害者には服の一部が切り取られ、縄で縛られているという不思議な特徴があった
そこでウサンは新人配信者のマチルダとコラボをすることで犯行を再現するものの、その配信の中でことごとくマチルダに良ところを奪われてしまう
結局、マチルダを引き立てるだけのコラボのせいでウサンは1位から落ちてしまい、ファンからもマチルダとの再対決を望む声が増えていた
ある日のこと、マチルダの行方を追って彼女の家に向かったウサンだったが、その部屋はもぬけの殻で、家探しを行ったような形跡があった
ウサンはライブを続けながら、彼女のパソコンからSNSなどの情報を引き出して、彼女の行方を追うことになった
そんな中で、彼女が行方をくらます直前に通信を行なっていたイ・ジンソンを見つけることに成功するのである
テーマ:分析の落とし穴
裏テーマ:捏造は御法度
■ひとこと感想
ライブ配信で難事件を追いかける系の配信者が主役で、世間を賑わせている猟奇殺人に首を突っ込むという内容になっていました
冒頭から「事件を再現する」という流れになっていて、そのコラボ相手が被害者になりきって演技をするという番組を作っていました
演技に没頭できずにコメントに反応したりする中で、実際の絞首のシーンなどを再現するのですが、見ていて疲れる内容でしたね
どこまでが配信なのかよくわからない感じになっていて、唐突に「一応展開に関係のあるCM」などが流れてきたりします
画面の全てがハングルなので字幕が追いつくはずもなく、韓国語がわかる人だけが楽しめる内容になっていましたね
せめて英語ならなんとなくわかるものがあっても、ハングルに関してはハードルが高いように思います
物語は、後半にあっと驚く展開がという系統ではありますが、正直なところほとんど驚かないというか、「ですよね」という感じで終わってしまいました
テーマとしては、投げ銭のためにやっていいことを悪いことがあるよ、という程度のもので、画面に登場する人々は全員「迷惑系」に見えてしまいましたね
お国柄なのかもしれませんが、投げ銭のためにプライベートを捨てている人たちなので、巻き込まれたら大変ですね
冒頭の間違われた高校生とか、特撃されたタトゥー夫婦とか、あの後大丈夫だったのかな、と心配になってしまいます
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
連続殺人犯はあの優男だった!程度の物語で、女性を絞首している段階で「犯人は男性」と限定されてしまうので、謎解きもあったものではないと思います
流石に邪道とされる「配信者が犯人」にはしませんでしたが、途中で逃げた後輩は伏線でもなんでもありませんでした
配信にありがちなCMとかがいきなりぶっ込まれていて、一応はウサンの配信を映画館で観ているというテイストにしたかったのだと思います
謎を一つ一つ追っていくのは面白いのですが、見事に一直線に進んでいくので、実は主人公も大掛かりなやらせをして、稼ごうとしていたのかな、と思ったりもしました
最後は、本当に人を殺してしまったようですが、いっそのこと「ジンソンと初対面ではなくて仲間だった」という方が、インパクトがあったでしょう
でも、それをやると、ただでさえ低いスコアが地を這いそうに感じられます
映画では、ウサンがマチルダとの因縁を持って、そこから事件が動いていくのですが、あまりにも都合の良すぎる展開になんとも言えない雰囲気がありました
プロットと展開があまりにも杜撰なので、前半がかなり退屈でしたね
画面を使っていろんな情報を出していて、後半でも無駄に絡むのですが、4人組にジンソンが追いかけられていたとか、必要な絡みだったのかわからないものが多かったように思います
ともかく、配信番組を観ているというテイストなので、そこに表示されている情報(映画だとハングル)をさらっと読める人向けの内容だったのではないでしょうか
■字幕映画の限界点
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■配信は今後どこへゆくのか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104122/review/05626546/
公式HP:
https://streamingjp-movie.com/