■ミーツ・ザ・ワールド
Contents
■オススメ度
「死にたみ」を感じる精神に興味のある人(★★★)
腐女子映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.10.28(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2025年、日本、126分、G
ジャンル:婦女子の銀行員と死にたみを抱えるキャバ嬢の邂逅を描いたヒューマンドラマ
監督:松井大悟
脚本:國吉咲貴&松井大悟
原作:金原ひとみ『ミーツ・ザ・ワールド』
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キャスト:
杉咲花(三ツ橋由嘉里:擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」好きの銀行員)
南琴奈(鹿野ライ:由嘉里を家に招くキャバ嬢、「死にたみ」を抱える女性)
板垣李光人(アサヒ:既婚のナンバー1ホスト)
くるま(奥山譲:由嘉里の合コン相手)
渋川清彦(オシン:BAR「寂蓼」のマスター)
蒼井優(ユキ:BAR「寂蓼」の常連の毒舌作家、アサヒのミューズ)
筒井真理子(由嘉里の母)
加藤千尋(高藤恵美:由嘉里の同僚、キラキラ系女子)
和田光沙(堺万奈:由嘉里の同僚、メガネ隠キャ女子)
菅田将暉(鵠沼藤治:ライの元交際相手)
安藤裕子(鵠沼藤治の母)
中山裕一郎(鵠沼藤治の父)
佐藤寛太(アサヒの同僚ホスト)
大関れいか(ハナ:由嘉里の腐女子仲間)
東野絢香(サチエ:由嘉里の腐女子仲間)
安藤輪子(アサヒの妻)
諏訪雅(?)
東迎昴史郎(ラーメン屋の店員?)
國吉咲貴(居酒屋の客)
永井一信(?)
尾崎世界観(ラーメン屋の客)
金原ひとみ(ラーメン屋の客)
湯上響花(韓国料理店の店員)
【ミート・イズ・マインの声】
村瀬歩(トモサン)
坂田将吾(ウルテ)
田丸篤志(ヒレ様)
橋詰知久(ターン)
阿座上洋平(ハラミッチ)
竹田海渡(カルビン)
河西健吾(レバヤン)
三浦勝之(カイノミン)
入江玲於奈(シビレン)
鶴田遼平(ミノさん)
【その他の出演者】
明日香まゆ美(路上の老婆)
小林千里(銀行の利用客)
木原実優(合コンの空気潰す女)
松下遼太郎
福冨タカラ(推しカフェの客)
阿南有耶(推しカフェの客)
宮下結衣(推しカフェの客)
水瀬紗彩耶(推しカフェの客)
みさき(推しカフェの客)
Jahsmin
Alyssa Dunn
小林空叶(学生)
伊藤駿太(学生)
本多陽登(学生)
怜(ホスト)
皇礼央(ホスト)
飛龍(ホスト)
KOHTA(ホスト)
柚姫紗羅(ホスト)
ドゥレイウ
アダム
藤本崇
佐藤岳道
大石智也
原田嵩大
馬上亮
長田涼子
■映画の舞台
東京:新宿歌舞伎町
https://maps.app.goo.gl/xmm1qJihhFJZKM88A?g_st=ic
ロケ地:
東京都:新宿区
歌舞伎町
九州ラーメン博多っ子
https://maps.app.goo.gl/68DsnPCnZTTX2x5FA?g_st=ic
らしんばん
https://maps.app.goo.gl/g8FG2MJmV3wVDSSj9?g_st=ic
たこ焼きあっちち本舗 通天閣店
https://maps.app.goo.gl/YJUeRmAFAPnJYi9N9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
銀行員として働いている由嘉里は、腐女子としての一面を持っていたが、それは誰にも言えないことだった
ある日のこと、合コンに参加した由嘉里は、その場で腐女子であることを暴露され、悪酔いするほどに飲んでしまった
歌舞伎町の路上で項垂れていると、そこに見知らぬキレイな女性が声をかけてきた
彼女はライと言い、キャバクラで働いていたが、「死にたみ」という感情を抱えていて、「死ぬことはギフトだ」と考えていた
ライのことをキレイだと言う由嘉里だったが、ライは300万あげるから整形したら言いと言い出してしまう
そのまま彼女の部屋に住み着くことになった由嘉里だったが、ライは掴みきれなかった
歌舞伎町に繰り出した2人は、そこで既婚ホストのアサヒと遭遇し、一緒に行きつけのバーに行くことになった
マスターのオシン、常連客のユキたちと交流を持つ中、少しずつ由嘉里は自分を取り戻して行った
そんな折、由嘉里のスマホで推しアニメを観ていたライは、彼女が母親とうまく行っていないことを知ってしまう
由嘉里は母にも推し活のことは内緒にしていたが、それは薄々気づかれているものだった
由嘉里は普通に恋愛をして結婚したいと考えていて、そこで合コン相手の1人と会うことになった
ライにメイクをしてもらって彼に会うことになった由嘉里だったが、相手は好みとは程遠いもので、現実の恋愛からさらに遠ざかってしまうのである
テーマ:わかりあうことの難しさ
裏テーマ:執着と依存
■ひとこと感想
腐女子がキャバ嬢と一緒に住むと言う物語で、これまでとは全く違う世界にどっぷりとハマっていく様子が描かれていました
キャバ嬢のライの美しさを褒める由嘉里ですが、彼女は300万円あげるから整形したら言いとあっさりと言ってしまいます
腐女子であることを合コンでバラされてしまい、それによって生きづらさを感じるものの、そのキャラでも会いたいと言う男も登場したりします
映画では、アニメキャラの推し活に人生を賭けている由嘉里と、「死にたみ」と言う感情を抱えているライとの関係を描きますが、どちらもが相手の感情に歩み寄ろうとしても歩み寄れそうにない状況が描かれていました
正反対の気質を持っていて、それでも反発し合うこともないのですが、絶対的な価値観が違うように思えます
キャストがうまくハマっていて、どこから見ても腐女子にしか見えない由嘉里と、影のあるキャバ嬢・ライと言うものが自然と表現されていました
腐女子が歌舞伎町の住人になっていく過程を描いていますが、歌舞伎町は何でも吸収しては放り出していく街のように思えますね
実際に行ったことはないのですが、テレビで見るイメージそのものもようでいて、その生態はやはり自分の生息域とは違うんだなあと思わされました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画は、由嘉里がライの「死にたみ」を止めることができるのかを描いていくように見えて、実は「由嘉里と過ごす時間がそれに抵抗していた時間だったこと」がわかるようになっていました
どうして生きようとしないのかがわからず、ライ自身も生きているのか死んでいるのかすらもわかりません
彼女には付き合っていた恋人のような存在があって、由嘉里から見れば普通の恋愛をしていたように見えていました
推し活に命を賭けている由嘉里は永遠の片思いをしているのですが、その方が良いんだよとライが考えているようにも見えます
由嘉里の推し活対象にふれていくライではありますが、その感情を理解しようとしているのか、単に時間潰しをしているのかはわかりません
何かに夢中になっていた時期は誰にもあって、ライはかつての自分を探していたのかもしれません
劇中では、ホストのアサヒと仲良くなり、それが原因で彼が妻と別れてしまう様子が描かれていきます
強烈な好きは、瞬間的に嫌いになってしまう感情でもあり、それを維持することはとても難しいように思えます
そんな彼らを冷静に観ているのが作家のユキであり、彼女の立ち位置としてはアドバイザーでもないところが面白かったですね
彼女も彼女なりの行動を取っていて、いわゆる人間観察をしていたのだと思います
そして、自分自身の言葉が人格と行動にどのような影響を与えるのかを観てきたのでしょう
彼女の著書について、BARのマスターのオシンは「どうして苦しみたがるものを読むのか」みたいなことをボソッと言っていたのは印象的でしたね
この他にも「私は誰かのために生き続けなければならないの?」と言うライのセリフなどのように、ハッとさせられる言葉も多かったように思いました
■死にたみとは何か
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■人生を何に支配してもらうべきか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103958/review/05755138/
公式HP:
 
                                    


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