■トゥギャザー
Contents
■オススメ度
物理的にキモい映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.2.11(TOHOシネマズくずはモール)
■映画情報
原題:Together(一緒に)
情報:2025年、アメリカ&オーストラリア、101分、PG12
ジャンル:ギクシャクしているカップルが謎の現象に巻き込まれる様子を描いたホラー映画
監督&脚本:マイケル・シャンクス
キャスト:
デイブ・フランコ/Dave Franco(ティム・ブラッシントン/Tim:ミュージシャン志望の35歳)
アリソン・ブリー/Alison Brie(ミリー・ウィルソン/Millie Wilson:小学校の英語教師、ティムの恋人)
デイモン・ヘンリマン/Damon Herriman(ジェミー・マッケイブ/Jamie:ミリーの新しい職場の先生)
Francesca Waters(キャロル/Carol:ミリーの新しい職場のベテラン女教師)
Mia Morrissey(キャス/Cath:ミリーの親友)
Jack Kenny(ルーク/Luke:ミリーの弟、ティムの音楽仲間)
Karl Richmond(ジョーディ/Jordy:ルークの音楽仲間)
Aljin Abella(メンドーザ/Doctor Mendoza:精神科医)
Sarah Lang(ケリー・ギリガン/Keri Gilligan:行方不明になるカップル)
Michael Shanks(サイモン/Simon:行方不明になるカップル)
Rob Brown(謎の集団の牧師)
Charlie Lees(謎の集団の若い新郎)
MJ Dorning(謎の集団の背の高いメガネの新郎)
Tom Considine(ミリーの父)
Melanie Beddie(ミリーの母)
Nancy Finn(ティムの母)
Mark Robinson(ティムの父)
Ellora Iris(アナ/Anna:ミリーの生徒)
Sunny S. Walia(捜索隊の農夫、アナの父)
Flynn Wandin(目撃する男子生徒)
■映画の舞台
アメリカ:ワシントン州
ロケ地:
オーストラリア:ビクトリア州
メルボルン
■簡単なあらすじ
35歳になるティムは、歌手で大成する夢を諦めきれないまま、恋人のミリーに支えられて生きてきた
2人は郊外に引っ越すことになり、仲間たちと送迎パーティーを行う
ミリーは「ずっと一緒に」とプロポーズの真似事をするものの、ティムは戸惑ってフリーズしてしまった
その後、2人は田舎町の戸建てに引っ越した
ミリーは近くの小学校に赴任し、親切そうな教師・マッケイブ先生と交流を持つ
これまでは都会の雑多な小学校だったが、今度のクラスは人数も少なく、子どもたちに向き合えると前向きに考えていた
ティムは静かな環境で曲作りを始め、ミリーの弟のバンドのサポートベーシストを兼任することになっていた
ある日のこと、マッケイブ先生から森への探検を勧められたミリーは、ティムとともにハイキングコースを歩くことになった
だが、コースと呼べるものはなく、ティムは奇妙な紋様の入った鐘を見つけた
それはどこかに向かうかのような道標になっていて、2人はそれを頼りに森の奥へと入っていく
そうこうしているうちに大雨に遭遇した2人は立ち尽くし、そしてティムは洞窟に続く窪みの中に落ちてしまった
そこには飲めそうな水のある泉があり、ティムはそれを飲んでしまう
そして、一夜をそこで過ごした2人は、何とか家に戻ることができた
だが、その日からティムの体は不調を来たし、夢遊病のように意識を失う時間が増えてきてしまうのである
テーマ:全てを委ねる意味
裏テーマ:融合における基盤
■ひとこと感想
予告編の段階で「ヤバい」ということはわかっていましたが、それでも「目を瞑る用意をしながら」鑑賞することになりました
とある理由で体が引き合うカップルを描いているのですが、この2人が実際に夫婦というのは何とも言えません
破綻しかけのカップルを演じる上で、公私混同にならないのか心配してしまいます
映画では、とある洞窟にある「謎の水」を飲んだことによって、体同士が引き合うという流れになっていて、当初はティムの方にだけ異変が起こっていました
ミリーの方は何ともなかったのですが、ある場所で「水」を飲んだことによって、彼女の体にも異変が生じてきます
冒頭で行方不明になったカップル、「水」を飲んだことで異変を生じた二匹の犬、そして屋根裏から見つけた「あるもの」など、直視できないものが多かったように思います
物語としては、別れを切り出すところまで破綻が迫っているカップルを描いていて、男性側の精神的不安定さというものが事態を悪化させていきました
35歳にもなって芽が出ないミュージシャンということで、会話の中ではデビュー自体はしたことがあるけど鳴かず飛ばずの立ち位置にありました
ミリーの弟のバンドのサポートメンバーをすることで生活ができるのかはわかりませんが、ミリーの収入に頼っているというのは彼自身のアイデンティティを深く抉っているものと思われます
そして、それらが悪化したのはティムの両親の「事件」となっていて、それがティムに結婚を戸惑わせる要因にもなっていました
前半はジャンプスケア的なホラーになっていますが、中盤からはグロテスクホラーとなり、最終的にはそういったシーンも見え方が違ってきますね
ラストに関しては解釈が分かれそうですが、個人的には「ミリーにとってはハッピーエンド、ティムにとってはビターエンド」だったのかな、と思いました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作のネタバレと言えば、2人が結局どうなるのかというもので、それを発生させてしまう超常現象の謎とは何か、ということになります
謎に関しては具体的なものはなく、プラトンの『饗宴』という対話篇で描かれていたもの(人間は元々四本の腕と足、二つの顔を持つ球体的な存在だった)をとあるカルト教団が何かしらの方法で成功させた、ということになります
それが「水」の正体なのですが、彼らが作り出したのか、その「水」を発見したことで「あの地に教会が建てられた」のかはわかりません
何かしらの実験や儀式などを通じて完成させたもののようですが、「彼」以外の成功者がいたのかはわからないし、今現在あの宗教がどうなっているのかはわかりません
ソウルメイトを見つけたら惹かれ合うというロマンスのようなものがあり、その究極のような形態があるのですが、そもそも「愛していることと関係を続けることには相関性はない」ということが描かれていたように思います
それは、人が精神的な安定を得るためには、補完しあうだけではダメで、何らかの部分で相手よりも秀でているという優越感が必要なのだと思います
それは精神的あるいは肉体的なものと、経済的かつ社会的なものになります
家計はミリーが担い、彼女に与えられるべき肉体的褒賞を拒むというのは、ミリー側からすれば耐え難きことのように思います
それが満たされればこの2人はうまく行くと思うのですが、あれこれ理由をつけてレスになっていることに無自覚なのがダメなのでしょう
ラストでは、ティムとミリーの完全体が登場するのですが、初見だとミリーっぽく見えますね
実際にはミリーがベースになって作られているものなのですが、マッケイブの完全体も背の高い男性の方がベースになっていました
おそらくは、融合が起こる段階で取捨選択されるのだと思いますが、そこで潜在的な何かの要素によって、ベースが決まるのでしょう
ティムとミリーの場合はミリーがベースとなっていて、その要因は2人の潜在的な精神的主従関係が現れたものではないか、と感じました
■プラトンの『饗宴』について
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■融合の先にある未来
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104389/review/06165734/
公式HP:
