■プロジェクト・ヘイル・メアリー
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■オススメ度
地球救う系のSF映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.3.20(イオンシネマ久御山)
■映画情報
原題:Project Hail Mary(神頼みのプロジェクト)
情報:2026年、アメリカ、156分、G
ジャンル:謎の天体現象を止めるために宇宙に放り出された科学者を描いたSF映画
監督:フィル・ロード&クリストファー・ミラー
脚本:ドリュー・ゴダード
原作:アンディ・ウィアー『Project Hail Nary』
キャスト:
ライアン・ゴズリング/Ryan Gosling(ライランド・グレース/Ryland Grace:中学校の科学教師)
ジェームズ・オルティーズ/James Ortiz(ロッキー/Rocky:グレースと交流を持つ宇宙人の声&パペット)
サンドラ・ヒュラー/Sandra Hüller(エヴァ・ストラット/Eva Stratt:「ヘイル・メアリー計画」の責任者)
ライオネル・ボイス/Lionel Boyce(カール/Carl:エヴァのアシスタント)
Milana Vayntrub(オレシア・イリュヒナ/Olesya Ilyukhina:「ヘイル・メアリー号」の乗組員)
Ken Leung(ヤオ/Yao:「ヘイル・メアリー号」の船長)
Priya Kansara(メアリー/Mary::「ヘイル・メアリー号」のガイダンス音声)
【その他の出演者(ほぼ登場順)】
Mia Soteriou(ブラウン博士/Dr. Browne:科学者)
Annelle Olaleye(オリヴィア/Olivia:グレースの生徒)
Maya Eva Hosein(レイカ/Rekha:グレースの生徒)
Bastian Antonio Fuentes(パーカー/Parker:グレースの生徒)
Isla McRae(グレースの生徒)
Richie Cheung(中国軍の将軍)
Alice Brittain(Amazonショップのレジ係)
James Wright(CIAのエージェント)
Michael Akinsulire(空軍兵士)
Travis Jay(曲乗りをする空軍パイロット/Tilt-a-Whirl)
Geoffrey Lumb(空母の将校)
Paul Lambert(サイザー博士/Dr. Scyther:空母の科学者)
Orion Lee(リー博士/Dr. Li:空母の科学者)
Robert James Smith(科学者)
Aaron Neil(ナレンドラ/Narender:インド人科学者、空母内ラボ)
Michelle Greenidge(チママンダ/Chimamanda:ナイジェリアの科学者、空母内ラボ)
Bernhard Schütz(ヴォイト/Voigt:予備の搭乗員)
Amira Ghazalla(ロッケン博士/Dr. Lokken:科学者)
Malachi Kirby(デュボア/DuBois:搭乗予定だった科学者)
Liz Kingsman(シャピロ/Shapiro:デュボアの恋人)
Piotr Baumann(ピョートル/Piotr:NASAの医師)
Eunice Huthart(却下されたロッキーの声)
Damien de Froberville(却下されたロッキーの声)
Ray Porter(却下されたロッキーの声)
Meryl Streep(却下されたロッキーの声)
■映画の舞台
地球から113光年離れた宇宙空間
■簡単なあらすじ
中学校で科学を教えている教員のライランド・グレースは、かつて論壇にて有識者を公開処刑したことがあり、それが原因で学会を追放されていた
いまでは地元の中学生たちの教鞭を執り、何気無い日常を過ごしていた
ある日のこと、そんな彼の元に彼の論文に興味を示した政府関係者エヴァ・ストラットが現れた
彼女は金星と太陽との間に宇宙線を感知し、それによって、地球の気候にも影響をもたらすと警告する
そして、グレースの論文を引き合いに出して、彼の理論なら、その現象を止められるのではないか、と考えていた
グレースは彼女に協力することを決め、太平洋上の空母に降り立つことになった
それから数ヶ月後、彼は見知らぬ場所で目を覚ました
見慣れぬ空間の中で、髪も髭も伸び放題で、ここがどこかも、自分が誰なのかもわからない
一次的な記憶喪失に陥っていたが、その空間に書かれている難解な用語、数式などは理解できていた
生命維持装置のようなもの、ナビゲーションの音声が鳴り響く中、グレースはあるエリアにて、この場所がどこであるかを知ることになったのである
テーマ:勇敢の先にある選択
裏テーマ:結果よりも必要なもの
■ひとこと感想
予告編で随分とネタバレしていると言われている作品で、原作未読ながらも「宇宙人と一緒に危機を乗り切る系なんだなあ」と思って鑑賞することになりました
どうやら原作は「記憶喪失」で始まる物語で、少しずつ記憶を取り戻していく中で、同時進行として、ミッションに向かう物語となっていました
映画の前半も「思い出す起点」という感じで、自信が中学校の教師だけれど、過去の論文が再評価されて、地球規模のプロジェクトに参加したことを思い出す、という感じに描かれていました
ロッキーが登場するのは映画の中盤あたりで、予告編であれだけガッツリと登場していたら、ネタバレ案件とは思わないでしょう
自分自身が何者で、ここにいる目的は何かというのを思い出す中でロッキーと出会うのと、ミッションを理解した上で出会うのとでは意味が違います
グレースの言葉として、時折後ろ向きの発言があるのも、最後に明かされる起点があるから、と言えるでしょう
映画では、宇宙に謎の赤外線波長を見つけて、それが地球の環境に影響を及ぼすとなっていますが、それが起こるのが30年後とかになっていました
なので、SFパニック映画でありがちな展開はなく、あくまでも時間は有限だけど猶予はあるという中で研究が行われて行くことになっています
グレースの提唱する理論はサラッと登場しただけなのでほとんど理解ができませんでしたが、彼の論文のタイトルは「水基盤仮説の分析と進化モデル期待論の再検討(An Analysis Of Water Based Assumptions and Recalibrations of Expectations for Evolutionary Models)」というものでしたね
これだけ見てもなんのことかさっぱりわからないのですが、彼の研究は赤外線波長の中には有機物がいて、そこには捕食者と呼ばれる細菌などがいて、それが自身の進化と成長のために新しい星を探している、みたいな感じになっていたように思います
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作のネタバレはロッキーの登場とその後の活躍における「選択」の部分になると思います
タウ・マチ星系内にてペトロヴァラインの正体を突き止め、さらにその星が無事な理由を探していく中で細菌などを採取することになりました
それを培養することでペトロヴァラインを止めることができるという内容で、成功したかと思えば、変異によってロッキーに危機が迫るという展開を迎えます
ここでグレースは地球に帰るか、ロッキーを助けるかの二択を迫られるのですが、彼が自分の過去を思い出していくうちに「地球には居場所がない」と思うようになっていったように思えました
家族も犬もいないから適任と言われるのですが、空母上のカラオケパーティーでも彼は誰かと仲良くなったり、恋人を作ろうなどとは思わなかったりします
地球上の唯一の友人はカールということになりますが、彼自身も地球を救うために命を投げ出してほしいと懇願する側の人間だったことがわかります
どうやってヘイルメアリー号に乗ったのかが判明するシークエンスでは、自分の意思ではなく、強制的に送り込まれたことを思い出していました
この事実を思い出すことは、地球を助けることへの戸惑いを生みそうにも思いますが、グレースは任務は完遂して、あとは「神頼み」として4基の小型船でタウメーバを地球に戻すことになりました
タイトルの「Hail Mary」はカトリックにおける「聖母マリアへの祈り」のことを意味し、一般的にはアメフトの試合終了間際のロングパスなどの意味で使われています
グレースを宇宙に送り出すことも神頼みなら、彼がタウメーバを送り返すことも神頼みであると言え、ロッキーの危機によって「人類は救われるかを神様に委ねた」という流れになっていました
映画では無事に届いた様子が描かれますが、原作だと「太陽系を観測して変化が起きたのを確認する」というニュアンスになっていたので、より映画的な結末になっていたと言えます
地球が救われたのは神様の配慮でもあると思いますが、同時にグレースを失うことになります
彼の能力は今後の地球にとっても大切なものでしたが、ストラットをはじめとした人々の意思によって、それを絶やす結果をもたらしています
地球にとっての危機はこれで終わりではなく、これからも多くのことが起こるでしょう
でも、地球はその場凌ぎのために非人道的な選択を行ってしまった
この因果はいずれ代償として払うことになるのは言うまでもないのだと感じました
■天命に抗うことの意味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■犠牲の正体
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104209/review/06304824/
公式HP:
