■PILOT 人生のリフライト
Contents
■オススメ度
韓国のコメディ映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.4.9(MOVIX京都)
■映画情報
原題:파일럿(パイロット)、英題:Pilot
情報:2024年、韓国、111分、G
ジャンル:セクハラ問題でクビになったエースパイロットが女性パイロットを目指すコメディ映画
監督:キム・ハンギョル
脚本:チョ・コジン
キャスト:
チョ・ジョンソク/조정석(ハン・ジョンウ/한정우:韓国航空のスターパイロット
チョ・ジョンソク/조정석(ハン・ジョンミ/한정미:ハン・エアの女性操縦士募集に応募する女装の男)
イ・ジュミョン/이주명(ヨン・スルギ/윤슬기:元韓国航空の女性副操縦士、ハン・エアの応募者)
ハン・ソナ/한선화(ハン・ジョンミ/한정미:ジョンウの妹、メイクアップのインフルエンサーを目指しているASMRの配信者)
シン・スンホ/신승호(ソ・ヒョンソク/서현석:ジョンウの元同業パイロット、士官学校の後輩)
オ・ミナエ/오민애(キム・アンジャ/김안자:ジョンウの母)
キム・ジヒョン/김지현(チョ・スヨン/정수영:ジョンウの妻)
パク・ダオン/박다온(ハン・シフ/한시후:ジョンウの息子)
ソ・ジェヒ/서재희(ノ・ムニョン/노문영:ハンエアの理事、LCCの責任者)
ヒョン・ボンシク/현봉식(ノ・ジョンウク/노정욱:韓国航空のセクハラ理事)
ソ・ヒョンチョル/서현철(ペク/백기장:韓国航空の先輩機長)
ユ・ジェソク/유재석(本人役:テレビ番組「You Quiz On The Block」の司会者)
ジョ・セホ/조세호(本人役:テレビ番組「You Quiz On The Block」の司会者)
【その他の出演者】
カン・ハヌル/강하늘(潜入警察)
ムン・サンフン/문상훈(YouTubeのインストラクター「不狂不及」)
イ・シオン/이시언(空軍士官学校の同級生、冒頭の写真撮影)
チャヒ/차희(ジヨン/지영:ジョンウのファン、記念写真を願う女性)
チェ・ピルサン/최필상(韓国航空の主任オペレーター)
ソ・ミョンチャン/서명찬(ハン・エアの幹部、面接官)
ウン・ジョンワン/은정완(ハン・エアの幹部、面接官)
ユ・インヘ/유인혜(サロンのワックス専門家)
ナム・ヒョヌ/남현우(パーサー)
イム・セイン/임세인(ノ・ムニョンのアシスタント)
イ・スミ/이수미(ヨンヒ/영희:女性操縦士の応募者)
チョ・ジュギョン/조주경(ミジャ/미자:女性操縦士の応募者)
オ・テウン/오태은(若い女性操縦士の応募者)
ユ・ジワン/유지왕(ピラティスのチラシ配りの男)
ユン・スヒョク/윤수혁(救急治療室の医師)
キム・サラン/김사랑(レポーター)
チョ・スング/조승구(レポーター)
キム・ムンヒ/김문희(レポーター)
キム・ジオ/김지오(レポーター)
ナ・ヒョヌ/나현우(ナイトクラブの常連客)
ハン・サミョン/한사명(タクシー運転手)
ソンフン/송훈(パネルの女優)
チョン・ユンギョン/천윤경(露店の中年女性)
ミニョン/민영(会社の顧問弁護士)
キム・スンビ/김승비(身体検査のカメラマン)
ハン・ジュア/한주아(フライトアテンダント)
ジン・ハンソ/진한서(フライトアテンダント)
パク・ジェリン/박제린(フライトアテンダント)
キム・デグン/김대근(ニュースアンカー)
キム・ヨンス/김영수(ニュースアンカー)
オム・ジミン/엄지민(ニュースアンカー)
イム・ウヒョン/임우현(ナイトクラブの客)
ヤン・ソンヒョク/양성혁(ナイトクラブの客)
キム・サンヒョプ/김상협(ナイトクラブの客)
イ・ヒサン/이희상(ナイトクラブの客)
パク・ミンギュ/박민규(ナイトクラブの客)
キム・イェジ/김예지(ナイトクラブの客)
イム・ウンジ/임은지(ナイトクラブの客)
カン・ソヨン/강소영(ナイトクラブの客)
ユ・ジナ/유지나(ナイトクラブの客)
チャン・ウンソン/장은성(ナイトクラブの客)
ボク・セフン/복세훈(シニアディレクターの随行員)
イ・ヒョンソク/이형석(シニアディレクターの随行員)
イ・シアン/이시안(ホットパックの男性看護師)
キム・ダジョン/김다정(看護師)
キム・ドンイン/김동인(イベント会場の男性客)
イ・ハン/이한(イベント会場の双子の少年)
イ・ギョル/이결(イベント会場の双子の少年)
イ・スミン/이수민(イベント会場の双子の少女)
イ・イェリム/이예림(イベント会場の双子の少女)
イ・ダヨン/이다영(ハワイ行きの韓国航空のフライトアテンダント)
パク・イェニ/박예니(ハワイ行きの韓国航空のフライトアテンダント)
ヨ・イル/여이슬(ハワイ行きの韓国航空のフライトアテンダント)
チェ・ウニョン/최은영(ハワイ行きの韓国航空のフライトアテンダント)
クォン・ヒョヌ/권현우(ハワイ行きの新婚夫婦の夫)
イ・ユンジ/이윤지(ハワイ行きの新婚夫婦の妻)
チョン・イド/정이도(ハワイ行きの新婚夫婦の赤ん坊)
イ・ミウォン/이미원(ハワイ行きの学生)
イ・チャンヒ/이찬희(ハワイ行きの家族写真の男性)
ペク・オクギュン/백옥균(ハワイ行きの壮年カップルの男性)
パク・ヘスク/박혜숙(ハワイ行きの壮年カップルの女性)
ソ・ジアン/서지안(ハワイ行きのセルフィーを撮る男性)
チェ・ヒョク/최혁(スヨンの恋人)
キム・ミンス/김민수(韓国航空の簿記係)
カン・ギョンウ/강경우(写真を撮る男性乗客)
キム・グァンヒョク/김관혁(音楽を聴いている男性客)
ソン・チュンモ/성충모(カップルの男)
パク・ミラ/박미라(カップルの女)
ペク・ソンウク/백성욱(旅行客)
イ・ヒギュ/이희규(旅行客)
キム・スヨン/김수연(バス広告の妊婦)
ソ・ジュヒ/서주희(バス広告の女性大学生)
チェ・スビン/최수빈(バス広告の女児)
ユ・ジヘ/유지혜(ハン・エアの客室乗務員の家族の写真)
ヤン・ミンソ/양민서(ハン・エアの客室乗務員の家族の写真)
【ハン・エアのパイロット志願者】
チョン・ホンヨン/정헌영
チョン・ジョンハン/정종한
キム・ドンウォン/김동원
チャン・ハンナ/장한나
チョ・ソンジェ/조성재
キム・ジフン/김지훈
ユン・ジョンウク/윤종욱
【韓国航空の社内ディナーに出席した客室乗務員】
イ・イェナ/이예나
チョ・スミン/조수민
チャン・ヨンソ/장연서
ハ・ウンチェ/하은채
シン・スイン/신수인
チョン・ジミ/정지미
シン・ジュヒョン/신주현
チャン・ヒョイン/장효인
【韓国航空の社内ディナーに参加するパイロット】
アン・テギョン/안태경
キム・ドンフィ/김동휘
ソン・ジョンファン/손정환
チェ・ギョデ/최규대
【ディナーに乱入する元士官学校生】
ハン・ジヒョク/한지혁
パク・ジェヨン/박재영
キム・ヨンジュン/김용준
アン・チャンヨン/안찬용
【ハン・エアのディナーに参加するパイロット】
ユン・サンユン/윤상윤
イ・ハンギョル/이한결
キム・ヘリ/김혜리
キム・ボギョン/김보경
【会見するハン・エアの客室乗務員】
クォン・ヒョヨン/권효영
イ・ダヒョン/이다현
チョン・ヘリ/정해리
イム・イェジュ/임예주
カン・ソンウク/강성욱
【ハン・エアの面接応募者】
イ・サンジン/이상진
チョン・ジュンジェ/전중재
ファン・ジウン/황지은
【ハン・エアーのHQクルー】
ユ・ビョンフン/유병훈
アン・ヨンジ/안연지
キム・ヨンジン/김영진
ピョン・カンユン/편강윤
イン・ジソン/인지선
キム・ソンジュン/김성준
【空軍士官学校の士官】
シン・ドンホ/신동호
シム・マンヨン/심만용
ホ・ソンウ/허성우
キム・ジュンファン/김준환
ペク・スンファン/백승환
【バレエ教室の生徒】
キム・シア/김시아
ソン・ウジュ/송우주
ソン・ウニュ/송은유
シン・ユリ/신유리
キム・スンユン/김승윤
イ・ナレ/이나래
ウ・ゴウン/우고운
ホン・ラヒ/홍라희
チョン・ドンア/정동아
チョン・ヘミン/정혜민
■映画の舞台
韓国:ソウル
フィジー:ナンディ
ロケ地:
韓国国内各地
■簡単なあらすじ
韓国航空のエースパイロットであるハン・ジョンウは、時の人として各種メディアを賑わしていた
だが、あるディナーの席にて、常務のセクハラ発言に乗って余計なことを言ってしまったために、業界から干されることになった
彼には妻のスヨンとの間に幼い息子のシフがいたが、無職になったと同時に離婚され、親権までも奪われてしまった
その後、多くの航空会社の面接を受けるものの、「ブラックリスト」に入っているために、どこも引き取り手がなかった
そんな折、士官学校の後輩から、同系列のLCC「ハン・エアー」にて「女性パイロットを募集している」という情報を聞かされる
そこでジョンウは、女装して女性パイロットとして採用される道を模索し、美容インフルエンサーを目指している妹ジョンミの名前と力を借りて、面接に向かうことになった
ハン・エアーの理事ムニョンは「彼女」を気に入り、機長を目指しているヨン・スルギとともに採用されることになった
新人歓迎会でもセクハラ発言が飛び出し、スルギは不快な気持ちになるものの、ジョンウは助け舟を出して、場の空気を変えてしまう
それから二人は仲良くなり、一緒に買い物をしたり、食事に行く日々が増えて行った
その後、ハワイ行きの飛行機に乗ることになったジョンウは、機体の不調によって制御不能になった飛行機を緊急着陸させることに成功する
機長のヒョンソクは体調不良で戦線を離脱し、ジョンウが機長に選ばれることになった
そして、再び時の人として、脚光を浴びることになってしまったのである
テーマ:男性社会の評価軸
裏テーマ:嫉妬が産む闇
■ひとこと感想
韓国で大ヒットしたコメディで、セクハラ発言で行き場を失った男性パイロットが、女装してパイロットを続けるという無茶な設定に驚いてしまいました
さすがにバレるだろうと思いましたが、意外と完成度が高くて、別人のように見えましたね
流石に動くと男性だとわかりますが、そこらへんは「大きな嘘(=設定)」というところなので、大目に見たほうが良いと思います
本作は、セクハラ発言で解雇された男性パイロットが、疑似的に女性の立場になるというもので、本当の意味での女性の生きづらさというところまではわかりませんが、常に美醜と性的な興味だけで見られていることを感じることになりました
それが彼自身の生き方を変えるというところまでは至りませんが、ある程度の着地はしたように思えます
それでも、妻が離婚した理由は知らないままだし、息子の本質に彼が気づけたのかはわかりません
安易な着地点ではないと思いますが、それでも足りない部分は多いのですね
なので、少しばかり風呂敷を広げすぎたために、畳みきれなかったんだなあ、と思ってしまいました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作の本質的なところは、家族の内面と苦悩を知るというところで、妻のソヨンには新しい男性の恋人がいるし、息子はLGBTQ+のいずれかであることがわかります
周囲に持ち上げられて、自分自身を見失って、家族への関心が薄れてしまう事が問題で、それが改善されたとまではいかないように思います
彼の行動に感化される人は多いし、それによって影響を受けている人もたくさんいます
でも、その支持されている理由をあっさりと覆してしまうような発言をするところに、彼自身の最大のウィークポイントがあるように思えました
恋人になりそうな予感のあるスルギにしても、彼女がどのような要素で彼のことを好きになったのかははっきりと描かれません
韓国航空では憧れの人みたいな感じで、彼女自身は「友達のような恋人がほしい」と思っていました
ジョンミになったことで、それに近い関係になってしまうのですが、不意をつかれて抱きしめられたとき、彼女自身の本当の理想の相手というものが明確になっていたと思います
ジョンウはそのタイプではなかったということなのですが、彼女の資質は前時代的のように見えても、それをも許容するのが多様性というものの本質のように思えます
映画では、やるべきことをした人間が評価される甘い世界ではありますが、このような世界線の映画がヒットするのは、現実がもっと泥臭いものだからなのでしょう
創作がヒットする要因は大きく分けて二つですが、それは「届きそうな理想」と「受け入れたくない現実」に振り切ったものを提示した瞬間なのだと思います
この映画の場合は、「ああはなりたくない」と思う一方で、「あのようになって見たい」というものが同居しているのでしょう
その要素が両立する着地点は見事だと思うし、投げやりなハッピーではないところに価値があるように思えました
■人生をやり直す方法
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■人物評価の根源理由
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105530/review/06378728/
公式HP:
https://content-central.rakuten.net/content/distributions/movie-pilot/
