■顔を捨てた男
Contents
■オススメ度
A24の世界観が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.7.17(アップリンク京都)
■映画情報
原題:A Different Man(別の男)
情報:2023年、アメリカ、112分、PG12
ジャンル:ルッキズムの悩みが解消した男性の元にかつての自分を同じ顔をした男が現れるスリラー映画
監督&脚本:アーロン・シンバーグ
キャスト:
セバスチャン・スタン/Sebastian Stan(エドワード・レミュエル/Edward:顔に障害を持つ男、神経線維腫症、ガイ・モラッツと名乗る俳優志望の男、のちの不動産の営業マン)
レナーテ・レインスヴェ/Renate Reinsve(イングリッド・ヴォルド/Ingrid:エドワードの隣人、劇作家志望)
ジョン・キーティング/John Keating(ヴァーノ医師/Dr. Varno:エドワードの主治医)
マラカイ・ウィアー/Malachi Weir(フレックスナー博士/Dr. Flexner:手術を行う医師)
アダム・ピアソン/Adam Pearson(オズワルド/Oswald:エドワードに似た顔を持つ男)
Lucy Kaminsky(マリアナ/Mariana:変身後の彼女、不動産屋の同僚)
Owen Kline(ニック/Nick:不動産屋の同僚)
Jarvis Tomdio(クレイ/Clay:不動産屋の同僚)
Karoline(ヴィヴィアン/Vivian:イングリッドの舞台スタッフ)
Liana Runcie(フィオナ/Fiona:イングリッドの舞台の女優)
マイケル・シャノン/Michael Shannon(本人役、舞台の映画化を打診する俳優)
【ほぼ登場順】
Miles G. Jackson(ショーン/Sean:社員教育用ビデオの俳優、エドワードの共演者)
Patrick Wang(社員教育用ビデオの監督)
Michelle Santiago(撮影クルー)
Jessica Wu(スクリプト・スーパーバイザー)
Neal Davidson(コーリー/Corey:地下鉄の若い男)
Jed Rapfogel(地下鉄のサングラスの男)
Marc Geller(地下鉄のボロボロの男)
James Foster Jr.(過干渉な男)
JJ McGlone(地下鉄のキャスティングディレクター)
Sergio Delavicci(引っ越し業者)
Carmine Tzavis(引っ越し業者)
Lawrence Arancio(家主)
Billy Griffith(オリー/Ollie:アパートの住人)
John Klacsmann(オステルミエ/Ostermeier:アパートの住人)
Cosmo Bjorkenheim(口笛の専門家、動画)
C. Mason Wells(カール/Carl:イングリッドの元カレ)
Jordana Kagan(社員教育用ビデオの制作スタッフ)
Vanessa McDonnell(社員教育用ビデオのナレーション)
Rory McGuire(社員教育用ビデオの出演者)
Alison Midstokke(社員教育用ビデオの出演者)
John Hewson(社員教育用ビデオの出演者)
Chrissie Riedhofer(社員教育用ビデオの出演者)
Mikaela Moody(社員教育用ビデオの出演者)
Emma Easton(社員教育用ビデオの出演者)
Corey R. Taylor(ルーサー/Luther:社員教育用ビデオの俳優、モリス役、イングリッドの舞台のオーディション俳優)
Danielle Burgos(サリー/Sally:社員教育ビデオの女優)
Sammy Mena(サミー・シルバーヒルズ/Sammy Silverheels:社員教育用ビデオの俳優)
Jon Dieringer(ジョニー・ハンサム/Johnny Handsome: 社員教育用ビデオの俳優)
David Joseph Regelmann(ジュエル医師/Dr. Jewell:研修医)
Nina White(トゥルッツ医師/Dr. Trutz:サポートする女医)
Dena Winter(オステルミエの娘)
Peter D. Straus(エイブラハム・リンカーンのパフォーマー)
Okamoki(C・プラクスキー:オステルミエの猫、のちにイングリッドが引き取る猫)
Cameron Steinfeld(レストランの外からニヤニヤ笑う男)
Marley Ficalora(警告する路上のマッチョマン)
Cornelius Horgan(バーテンダー)
Dane Alexander Peplinski(バーの客)
Doug Barron(ガイ・ゴーント/Guy Gaunt:エドワードを見たことがあるバーの客、消防士)
Stephee Bonifacio(ヘーザー/Heather:バーでエドワードと関係を持つ女)
Allan Anthony Smith(バーに乱入する酔っ払い)
Trenton Hudson(バーに乱入する酔っ払い)
Sean Berman(ゴスファッションの男)
Annelise Ogaard(ゴスファッションの女)
Juney Smith(ネスター/Nestor :アパートの修理工)
Ethan Lusk(地下鉄でじっと見ってくる少年)
Bruce Kitzmeyer(サブロスキー氏/Mr. Sablosky:イングリッドの隣人、盲目の男性)
Martin Ewens(マリー:イングリッドの舞台のメイク係)
Ira Gamerman(劇場の客)
Caroline Golum(カラオケを歌う女)
Eleanore Pienta(セイディ/Sadie:オズワルドの友人)
Hanna Edizel(カラオケバーで笑う女性客)
Charlie Korsmo(ロン・ベルチャー/Ron Belcher:舞台を評価する客、俳優)
Amen-Ra Valentine(オズワルドの空手の先生)
Christopher Spurrier(エドワードの理学療法士)
Katie Takahashi(レストランのウェイトレス)
Anthony Cipriani(囚人)
■映画の舞台
アメリカ:ニューヨーク
ロケ地:
アメリカ:ニューヨーク
Holiday Cocktail Lounge
https://maps.app.goo.gl/hDvKw28ajshRVTx78
Riverside Park
https://maps.app.goo.gl/5yPVKsoVhDntk3Tw5
■簡単なあらすじ
ニューヨークで社員教材用のビデオに出演しているエドワードは、神経繊維腫症のために顔が変形し、日常生活に支障を来していた
ある日のこと、彼の隣にイングリッドと言う女性が引っ越してきた
彼女はエドワードの容姿を気にすることなく接してきて、エドワードは戸惑いを見せた
怪我をしたことで親密になった二人だったが、エドワードは彼女と対等に付き合うために、主治医が薦めるある治験に参加することになった
その後、顔の脂肪が剥がれ落ちてきたエドワードは、病気が治ってすっかりと別人になっていた
エドワードは名前をガイ・モラッツと変え、自宅を訪れた医師にエドワードは死んだと告げた
そして、住処も変え、いつしか不動産屋のトップセールスマンとなっていた
そんな折、エドワードはイングリッドを街中で見かける
彼女を追っていくと、小劇場にて舞台のオーディションを行なっていて、彼はそこに紛れ込んでしまう
イングリッドはエドワードのことはわからないままだったが、彼女の書いた作品は自分とイングリッドの関係を描いていた
彼女はエドワードの演技に感銘を受け、治験の時にもらったマスクをすることによって、エドワードへと戻っていくのである
テーマ:ルッキズムに潜む闇
裏テーマ:素肌の奥にある本性
■ひとこと感想
A24作品のためか、週明けの鑑賞時にはパンフレットは完売していて、コアな層に人気があるようでした
顔に障害のある男性が治癒し、別人となって好きな人の前に現れるものの、そんな彼の前に「かつての自分の完全上位互換」のような人物がやってきてしまいます
それによって、深まった関係も消えてしまい、徐々にいろんなものを失っていく、と言う内容になっていました
物語としては、何も持たざるものが得て、それを失うと言う構図になっていますが、実際には「もともと得ていたものを放棄して、それによって失っていく」と言えるのだと思います
エドワードは自分にあるものを否定したために、自分自身を受け入れて成功しているオズワルドに全てを奪われてしまいます
でも、オズワルドはエドワードから何かを奪おうとはしておらず、勝手にエドワードが自滅しているように思えます
ルッキズムに対するアンチテーゼのようなものですが、エドワードが自分を受け入れていてもオズワルドになれたのかはわかりません
それでも、妬みの感情をコントロールできれば、共生できたようにも思いますね
後半の顛末はほぼエドワードの一人相撲のようなものですが、容姿を貶されて生きてきた時代に植え付けられたものを消すのは難しかったのではないでしょうか
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作におけるネタバレのラインが難しいのですが、オズワルドが登場するところまでは既定路線なので、登場がかなり遅いように思います
彼が登場するまでは前振りのようなもので、顔が元に戻るシークエンスはもう少し早くても良かったですね
社員教育用のビデオというものが本当にあるのかはわかりませんが、どこかの企業が作ってそうに思います
そこに出演する人を対象者が演じるのかどうかはわかりませんが、障害者役は障害者が演じるべきみたいな論調があるので、そう言ったコンプライアンスで動いているのかな、と思いました
映画では、エドワードの完全上位互換としてのオズワルドが登場し、もともとそう言った趣向があったイングリッドを奪われてしまいます
でも、彼女が容姿マニアであるというよりは、中身の問題のように思います
常に気弱で自己主張が弱いエドワードは、容姿が元に戻って自信を取り戻せたとしても、性根は変わっていないことがわかります
それゆえに起きた問題が連鎖反応を起こしますが、彼の転落は彼自身のマインドの弱さにあると言えます
物語としては予定調和な部分があって、イングリッドとエドワードは精神的な部分で根本的に違うように思えました
オズワルドと共鳴している部分は、容姿ではなく思考や思想であり、そこに魅力を感じるかどうかだと言えます
二人の違いがどこで生まれたのかはわかりませんが、他者との比較をしてしまうエドワードの性格が災いしたように思えました
■ルッキズムに浮かぶ闇
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関係を繋ぐ要素
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101102/review/05337975/
公式HP:
https://happinet-phantom.com/different-man/