■アスファルト・シティ
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■オススメ度
NYの救急現場を体感したい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.30(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Asphalt City(都会)
情報:2023年、アメリカ、125分、R15+
ジャンル:新人救急救命士の心理的変化を描く社会派ホラー映画)
監督:ジャン=ステファーヌ=ソベール
脚本:ライアン・キング&ベン・マック・ブラウン
原作:シャノン・バーグ/Shannon Burke『Black Flies(2008年)』
キャスト:
タイ・シェリダン/Tye Sheridan(オリー・クロス/Ollie Cross:NYの新米救急救命士)
ショーン・ペン/Sean Penn(ラット/ジーン・ラトコブスキー/Gene Rutkovsky:ベテランの救急救命士、オリーの相棒)
マイケル・カルメン・ピット/Michael Pitt(ラフォンティーヌ/Lafontaine:クロスののちの相棒、メタル好きのイカれ男)
マイク・タイソン/Mike Tyson(バロウズ/Chief Burroughs:NYPDのチーフ、オリーたちの上司)
Daniel Foote(ラッセル/Lt. Russell:EMSの副官)
Gbenga Akinnagbe(ヴェルディス/Verdis:先輩救急救命士)
キャサリン・ウォーターストン/Katherine Waterston(ナンシー/Nancy:ラットの元妻)
Onie Maceo Watlington(シルヴィー/Sylvie:ラットとナンシーの娘)
Raquel Nave(クララ/Clara:クラブの女、オリーの行きずりの相手)
Mojmir Eric Shelton Dedic(クララの赤ん坊)
Kali Reis(ニア・ブラウン/Nia Brown:救出される妊婦)
Shelly Burrell(タワーズ医師/Dr. Towers:救急救命医、ニアを診る医師)
【以下、ほぼ登場順】
Lenel Caze(NY市警の警官)
Frank Bal(NY市警の警官)
Decater James(NY市警の警官)
Keisha Lauderdale(銃撃被害者の母)
Jaiquan Fayson Jr.(足を撃たれる10代の若者)
Te’an Archer(胸を撃たれる若い男)
Sayuri(子どもを咬む犬)
Joseph Adrian Lopez(犬に咬まれた子ども)
Alma Felina(犬に咬まれた子どもの母)
Autoro ‘Toro’ Hernandez(犬の飼い主)
Luisita Salgado(悪態をつく精神病の女性患者)
Imran Uddin(「Live Poultry」のマネージャー)
Kareemeh Odeh(「Live Poultry」の従業員)
Hafiz Taj Udin(フィラーシュ:「Live Poultry」の喘息患者、アラビア人)
Samuel Moya(心肺停止の患者、AEDで蘇生)
Vincent Chan(コインランドリーのオーナー)
Glorimar Crespo(コインランドリーの酔っ払い女)
Jamie Cooper(コインランドリーの客)
Veronica Simon(老人ホームの看護師)
Jose A. Velasquez(老人ホームの呼吸困難の患者)
Alisa Mironova(怪我をするロシア人の妻)
Azret Boriev(ロシア人のDV夫)
Bob Roseman(突入するNY市警の警官)
Ramon Aleman(突入するNY市警の警官)
Cathi Swett(浴槽で亡くなった女性)
Michelle Sullivan(薬物過剰摂取の患者、ヤクの売人)
Bluend Mulbah(10代の暴漢)
Chad Samson(10代の暴漢)
D’Andre Lee(10代の暴漢)
Hank Williams Jr.(ラフォンティーヌが絡むバスケットコートの10代の男)
Donna Glaesener(シェルターの看護師)
George W. Contreras(シェルターの救命士)
Robert Oppel(シェルターの救命士)
Charisse Matthews(シェルターのスタッフ)
Lillian Medina(ERの看護師)
Nicholas Wuehrmann(ERの医師)
Eric Cardamone(FDNY BITSのオフィサー、事情聴取)
Anthony Ricciardi(MCAT(医学部入学試験)の試験監督官)
Jagruti Deshmukh(発作を起こす子どもの母)
Ryder Khatiwala(発作を起こす子ども)
Jagan Badvel(神に委ねる子どもの父)
Tanzeel Kayani(インド人の結婚式のゲスト)
Indrajit Roy Chouwdhury(結婚式のバンドメンバー)
Debjett Bhattacharya(結婚式のバンドメンバー)
Naren Budhakar(結婚式のバンドメンバー)
Rohan Misra(結婚式のバンドメンバー)
Indro Roy-Chowdhury(結婚式のバンドメンバー)
Lynn Marocola(火災現場のFDNYの救急隊)
Roger Brenner(火災現場のFDNYの救命士)
Mark Garrison(火災現場のFDNYの救命士)
Collin Dwarzski(火災現場のFDNYの救命士)
Thomas Yu(火災現場のFDNYの救命士)
Almajeritza Ramos(ロサリオの母)
Jeritza Abigail Martinez(ロサリオ/Rosario:火災現場から助けられる子ども)
■映画の舞台
アメリカ:
ニューヨーク
ロケ地:
アメリカ:ニューヨーク
■簡単なあらすじ
ニューヨーク・ハーレム地区に配属された新人救急救命士のオリーは、いきなり銃撃事件の現場に出向くことになりパニックになってしまう
ベテランのラットの指示に従って処置を行うものの、ラフォンティーヌからは悪態をつかれる始末だった
現場のトリアージを行なって重症者を搬送するものの、まるでついて行けずに自己嫌悪に陥ってしまった
その後、ラットとバディを組むことになったオリーは、犬に噛まれた子どもの現場に出向くものの、犬をその場から引き離すように命じられ、仲間からは「患者よりも犬が優先か?」となじられてしまう
犬の飼い主は犬を撃ち殺してしまい、再びオリーは、起きていることについて行けないままだった
その後、言葉が通じない移民の搬送をしたり、心肺停止患者、DV男や迷惑患者などの相手をしているうちに精神的に病んでしまう
クラブに出向いて、そこにいた女性クララとゆきずりの関係になるものの、その後もクララの家に頻繁に足を運ぶようになっていた
一方のラットは、5年間連れ添った元妻ナンシーの元にオリーを連れて行き、近々子どもにも会えなくなるとぼやいていた
ナンシーに新しい男ができたようで、北部の田舎に移住すると言う
都会の喧騒から離れることは子どもにとってもいいと考えるラットだったが、生きがいの半分を失って意気消沈していた
そんなある日のこと、妊婦の搬送現場に出向くことになった二人だったが、そこである事件に巻き込まれてしまうのである
テーマ:救命士のやりがい
裏テーマ:心を蝕む現場
■ひとこと感想
救急病院で働いているので、とても興味を持って鑑賞しました
いわゆる「自分のところに来るまで」と言う感じで、国は違えども、様々な苦労をして運んでいることがわかります
アメリカと日本では救命士ができることに違いがあって、そこも興味深かったですね
映画では、かなり過酷な現場を連続して観ることになるので、血がダメな人にはキツいかもしれません
徐々に心を病んでいく新人と、すでに心が壊れつつあるベテランがバディを組むのですが、さらに輪をかけたような狂った救命士なども登場します
あそこまで荒んだ現場だとこうなってしまうのも理解できてしまいます
あの街で救急に携わるなら、少しぐらい壊れていないと難しいようにも思えてしまいます
物語としては、オリーが救命士としての覚悟を持つまでと言う感じで紡がれていて、そのために必要なことがたくさん起こると言う感じになっています
ここまでのことが起こらないと覚悟を持てないと言うことではないと思いますが、これぐらいのことを乗り越えないとやって行けないのも事実なのでしょう
それにしても、ニューヨークって怖いなあと思う一方で、移民を受け入れていくとこんな感じになっていくのかな、と思う部分もあったりしますね
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作におけるネタバレは後半に描かれるショッキングな出来事になりますが、起こるべくして起こったようにも思うし、命の選択に対する驕りが起こした罰のようにも思えます
それでも、10年後に彼女がどう思っているかはわからないもので、それでも母親の意思を尊重し、できる限りのことをするのが大事なんだと思わされます
それを決めるのは神様で良いと思うし、彼自身も「死ぬ時は死ぬ」と言っていたので、その信念に背くことは、いずれ心を壊してしまうのかな、と感じました
映画では、救急隊の邪魔をするものもいれば、必要がないのに呼ぶものもいました
呼んだ後に悪態をつくものもいるし、救命士に必要のないこともやらされたりします
優しすぎると大変と言うよりは、経験値が選別していくのでしょう
個人的にも当初はCPA(心肺停止)と言う言葉すら知らずにこの世界に入ったけど、今では慌てている救急隊員を落ち着かせるように対話をしたりできるほどになりました
死の場面は特別に思えますが、繰り返されると慣れてしまうのはやむを得ないことで、心のバイアスがそうさせて行くのでしょう
それを知らない人が見た時にどう思うかと言うのはその人の感覚なので、どう思われようが気にしないと言うスタンスで生きていかないと耐えられないように感じました
■ニューヨークの救急事情
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■タイトルの意味
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■120分で人生を少しだけ良くするヒント
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■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/99374/review/05270930/
公式HP:
 
                                    






