■今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は


■オススメ度

 

大学生の青い恋愛に打ち砕かれたい人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.5.8(MOVIX京都)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、127分、G

ジャンル:運命的な出会いとすれ違いを描いた恋愛映画

 

監督&脚本:大九明子

原作:福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(小学館)』

 

キャスト:

萩原利久(小西徹:関西大学の2回生、七福温泉のアルバイト)

   (幼少期:渡邊弘基

河合優実(桜田花:徹の想い人、関西大学の学生)

   (幼少期:山村あさひ

 

伊東蒼(さっちゃん:徹のバイト仲間、同志社大学の学生、軽音サークル在籍)

   (幼少期:伴心菜

 

黒崎煌代(山根:徹の唯一の友人、大分出身)

山中菜々子(ミキ:山根の彼女、大分在住)

 

安斎肇(喫茶店「フォージュロンの店主)

 

浅香航大(さっちゃんの父)

 

古田新太(佐々木:夏歩の父、七福温泉の店主)

松本穂香(夏歩:佐々木の娘、妊婦)

 

ロナ(サクラ:喫茶店「CAPE COD」の看板犬)

 

大西ユースケ(大学の警備員)

山合圭吾(本人役:路上シンガー)

あい(軽音サークルのギター&ボーカル)

川本美由紀(徹の祖母)

 

東野翔太(軽音サークルの部員?)

坂本光翼(軽音サークルの部員?)

古見時夢(デモ学生?)

 

藤本美穂(大学生?)

久間涼葉(大学生?)

武智由愛(大学生?)

藤井仁菜(大学生?)

木村三千雄(花のバイト先の店長)

木村晴子(花のバイト先の店長の妻)

堀潤之(大学の教授)

友谷知己(大学の教授)

三村尚彦(大学の教授)

串崎真志(大学の教授)

 


■映画の舞台

 

大阪府:吹田市

関西大学

 

京都府:京都市

同志社大学 今出川キャンパス

 

ロケ地:

京都市:上京区

同志社大学 今出川キャンパス

https://maps.app.goo.gl/piuv1a1AWzy5FMwz5?g_st=ic

 

京都市:伏見区

宝湯

https://maps.app.goo.gl/vERK2XWqiizxPh67A?g_st=ic

 

京都市:下京区

京都水族館

https://maps.app.goo.gl/QUSnqW4ngknhmcBC8?g_st=ic

 

京都市:左京区

鴨川デルタ

https://maps.app.goo.gl/LjBb1B97FDeGwwUu8?g_st=ic

 

大阪市:鶴見区

七福温泉

https://maps.app.goo.gl/hCNzTnTyeBKc4dsx9?g_st=ic

 

大阪府:吹田市

関西大学:千里山キャンパス

https://maps.app.goo.gl/97FqgzstNFNEtroF6?g_st=ic

 

フォージュロン

https://maps.app.goo.gl/Qi5TWDaF83QyYuyBA?g_st=ic

 

CAPE COD

https://maps.app.goo.gl/65MX491fDeDmb2Gc8?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

関西大学に通う2年生の徹は、周囲と馴染めず、日傘で顔を隠してキャンパスライフを凌いでいた

彼には唯一と言える友達の山根がいて、彼は大分訛りを治すこともなく、奇抜なファッションに身を包んでいた

 

ある日のこと、授業を終えて足早に教室を去る団子頭の女学生・花を見つけた徹は、行く先々で彼女を見つけてしまう

二人は価値観が似ているところがあり、徐々に意気投合をしていき、一緒に過ごす時間が増えていた

そんな折、約束の時間に彼女が来なくなり、それから徹の前に現れることはなかった

 

そんな彼は、銭湯でアルバイトをしていて、違う大学に通っているさっちゃんという仲の良いバイト仲間がいた

彼女は軽音サークルに所属していて、いつもノリが良くて、明るい娘だった

彼女から「聴いて」と薦められた曲を聴くこともなく、花との日々を重ねて行った

さっちゃんの想いは徐々に歪になり、徹に好きな人がいるとわかって爆発してしまう

そして、その翌日から、さっちゃんはバイト先に顔を出さなくなってしまったのである

 

店長は「何か知っているか?」と聞くものの、徹は生返事を繰り返すばかりだった

そして、1ヶ月を過ぎた頃、驚くべき事実が突きつけられるのである

 

テーマ:盲目が紡ぐ残酷

裏テーマ:傷つけていることの自覚

 


■ひとこと感想

 

ジャルジャルの福徳秀介の恋愛小説の映画化ということで、もっとコミカル要素満載なのかと思っていました

大阪(北千里)と京都(出町柳)が舞台となっていて、縁があるだけに見覚えの多い景色を堪能することができました

大学時代に恥ずかしい恋愛をしたことがある人に刺さるタイプの映画で、なんかこう、はらわたを抉られるような感覚がありましたね

あの無敵に思えた向こう見ずは、今思えば無計画で無謀な思いに突き進んでいたことを思い出します

 

映画は、いわゆる三角関係のテイストで進み、その一辺を構成する要素の残酷さというものを描いていきます

本音というものは行動に現れていて、されたことがある人もいれば、無意識にしていたことを思い出すかもしれません

でも、実際には、自分がしてしまったことを客観的に振り返ることはできないので、いわゆる加害者的な想起をするということはないのだと思います

 

物語は、三角関係のねじれという感じではなく、それが発覚する前に終わりを告げていきます

ある種の自己完結的な告白というものが物語のメインとなっていて、そこからの答え合わせは胸苦しいというよりは「いたたまれない」という感情を引き起こします

恋愛の残酷な側面を見せつつ、かなりの大量のセリフが展開されるので見応えがありましたね

三者三様の長台詞はパンフレットに記載されているので、気になる方、思い出したい方は購入されるのをお勧めいたします

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作のネタバレは、花とさっちゃんの関係であり、冒頭の雨中のすれ違いをしっかりと記憶していれば、その関係性というものは早い段階でわかることになります

会話の節々で共通するものがあって、花もさっちゃんも感性的に似通った部分があったのでしょう

それでも徹がさっちゃんと恋に落ちなかったのは、価値観の一致は引き寄せの要因になっても、その一歩先には進ませないものだから、ということになるのだと思います

 

徹は日光を日傘で遮りますが、それは人の視線から自分を守ろうとしていました

彼が日傘を畳めるのは、山根といるときか、そう言った自意識過剰な部分を忘れられる瞬間だけでした

そんな時間をもたらしてくれたのが花という存在で、恋は盲目というものがわかりやすく表現されています

そして、約束の時間に来なかっただけで最悪の妄想に展開するのも彼自身の自虐的な感性が自分に向かうからのように思えます

 

映画は、最悪の別れ方をした徹が、最悪な場面で最低の告白をする様子が描かれますが、この気質はさっちゃんとそっくりだなあと思いました

その前段階もさっちゃんが乗り移ったような告白(爆音で聞こえていない)になっていて、さっちゃん自身が二人を繋ぎ止めているのかな、と感じました

楽曲が終わるタイミングも絶妙で、聴こえてしまったことは、さっちゃんから徹に向けての、最後の嫌がらせのようにも思えてしまいます

 


■青春の暴走

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■恋愛の残酷性

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102476/review/05077695/

 

公式HP:

https://kyosora-movie.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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