■けものがいる
Contents
■オススメ度
一風変わったラブロマンス映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.5.6(アップリンク京都)
■映画情報
原題:La bête(獣)、英題:The Beast(獣)
情報:2023年、フランス&カナダ、146分、G
ジャンル:生き直すために感情を捨てるミッションに挑む男女を描いた近未来SF&ラブロマンス
監督:ベルトラン・ボレロ
脚本:ベルトラン・ボレロ&バンジャマン・シャルビ&ギョーム・ブレオー
原作:ヘンリー・ジェームズ/Henry James『The Beast in the Jungle(密林の獣)』
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キャスト:
レア・セドゥ/Léa Seydoux(ガブリエル・モニエ/Gabrielle Monnier:感情を消去するセッションを受ける女性)
ジョージ・マッケイ/George MacKay(ルイ・レワンスキー/Louis Lewanski:ガブリエルと恋をする青年)
ガスラージー・マランダ/Guslagie Malanda(ケリー人形/Poupée Kelly:ヒト型AIロボット人形、2044年)
ダーシャ・ネクラソワ/Dasha Nekrasova(ダコタ・ミル/Dakota:モデル仲間、2014年)
マルタン・スカリ/Martin Scali(ジョルジュ/Georges:ガブリエルの夫、工場経営者、1910年)
エリナ・レーベンソン/Elina Löwensohn(予知能力者/La voyante、1910年)
マルタ・ホスキンス/Marta Hoskins(ジーナ/Gina:占い師、2014年)
ジュリア・フォール/Julia Faure(ソフィー/Sophie:浄化を終えた友人、2044年)
ケスター・ラブレイス/Kester Lovelace(トム/Tom:地震で出てくる近隣住民、2014年)
フェリシアン・ピノ/Felicien Pinot(オーギュスタン/Augustin:人形工場の案内係、1910年)
ローラン・ラコット/Laurent Lacotte(人形工場の設計士、1910年)
グザヴィエ・ドラン/Xavier Dolan(面接官の声、2044年)
【1910年:パリ】
Gianna Salguerio(サロンのピアニスト)
Marina Chiche(サロンのヴァイオリニスト)
Alice Barnole(サロンの女、ソバージュ)
Pauline Jacquard(ポーリーヌ:サロンの女)
Céline Carrère(アントンを紹介するサロンの女)
Lukas Ionesco(アントン/Anton:新鋭の画家)
Pierre-François Garel(ポール・ポワレ/Paul Poiret:ファッションデザイナー)
Hortense Gélinet(サロンの女、ホワイトドレス)
【1972&1968&1980年:場所不明】
Theo Hakola(クラブのバーテンダー、1972年&1986年&1980年)
Antoine Barraud(タバコを吸うクラブの男、1972年)
Veronica Szawarska(クラブの若者、1972年)
Lottie Andersen(クラブの若者、1972年)
Matthias El Koulali(クラブの若者、1972年)
Dejana Poposka(クラブの女、1980年)
Galice Cassagnes(クラブの女、1980年)
Isabelle Prim(クラブの女、1980年)
【2014年:ロサンゼルス】
Thomas Hayward(カラオケ番組の歌手)
Andrew Eldridge(カラオケ番組の歌手)
Marc Reed(カラオケ番組の歌手)
Barry Johnson(カラオケ番組の歌手)
Adam Carage(デンヴァー氏/Mr. Denver(voice):ガブリエルの住処の家主)
Jasmine Van Deventer(交通安全広告のキャスティング面接官)
Jean-Baptiste Heuet(交通安全広告のキャスティング面接官)
Bertrand Bonello(グリーンスクリーンのディレクターの声、2014年:交通安全編の撮影)
Tom Neal(交通安全広告のアシスタントディレクター)
Tiffany Hofstetter(交通安全広告の撮影スタッフ)
Dimitri Michelsen(交通安全広告の撮影スタッフ)
Rémi Canaple(交通安全広告の撮影スタッフ)
Douglas Rand(セキュリティサービスの声、デンヴァー邸)
【その他の声の出演】
Benjamin Crotty
【その他のキャラクター】
Pierre X Garier
Stéphane Soubiran
Gloria Sodore
Aurélien Pntier
Jasques Défaut
【演者不明】
1910年のカフェのウェイトレス
1910年のジョルジュ邸のメイド
2014年のビーチでいちゃつくカップル
2014年のラジオのDJ(声)
■映画の舞台
2044年、
フランス:パリ
1910年、
フランス:パリ
2014年、1962年&1980年
アメリカ:ロサンゼルス
ロケ地:
フランス:パリ
アメリカ:ロサンゼルス
■簡単なあらすじ
2044年、AIによって整備された近未来のパリでは、感情を制御する者ののみが仕事にありつける社会になっていた
ガブリエルはかつて面接を受けたことがあったが自己都合で中断していたが、再度応募せざるを得なくなっていた
仕事を受けるためには「浄化」と言う工程を受けなければならず、先にそれを終えた友人のソフィーは唯一の相談相手だった
ガブリエルは面接官から詳細を聞き、ようやく浄化装置に入ることになった
感情を取り除くためには過去のある地点に潜り込むことが必要で、ガブリエルは1910年、1960年から1980年のクラブ、2014年のロサンゼルスに入ることになった
1910年の世界では、ガブリエルは著名なピアニストとなっていて、あるサロンにてルイと言う青年と出会い恋に落ちていた
2014年の世界では、ガブリエルは売れないモデルで、彼女を執拗に追うストーカーがいた
2044年の世界では、ガブリエルと同じ浄化を目指す若者ルイがいて、二人は悩みを打ち明けながら、徐々に親密になっていく
そして、全ての浄化が導く先において、ガブリエルはある決断をすることになったのである
テーマ:感情を支配するもの
裏テーマ:捨てきれぬものの正体
■ひとこと感想
ポスタービジュアルではよくわからず、予告編だと「3つの時代で男女が恋をする」みたいなテイストになっていました
どうやら近未来で仕事に就くためには浄化作業をしなくてはならないようで、いくつかの世界に行って、感情の制御を学ばなければならない、みたいな感じになっていました
初見ではあまり意味がわからず、Wikiやパンフレットのあらすじで再確認すると言う感じになっていました
SFのようにも思えますが、実質的には社会実験に参加した男女と言う感じで、浄化と言うよくわからない作業で、100年以上前に行くのは意味不明に思えました
おそらくは、前世とかの記憶になるのだと思いますが、3つの時代で絡まり合った縁のある相手がルイと言う青年なんだと思います
そして、2044年の世界でも会うことになっていて、その恋愛がどうなるのか、と言う物語になっていましたね
映画のエンドロールは無しで、QRコードからリンクが貼られているのですが、そこで「ある映像」と言うものが流れます
でも、そこには「日本語字幕」がないので、何を言っているのかわからない人の方が多いと思います
何度か聞いてみて文字起こしをしてみたものをネタバレ感想の方に書いておくので、参考にしてくださいね(リスニング、間違ってたらすまん)
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
ポストクレジットには占い師のジーナが登場し、その映像は映画内で登場していたガブリエルへの警告のようなものとなっていました
ガブリエルに何が起こるかを知っている占い師が語る言葉で、そこでは以下のようなことを話していましたね
Gabriel!(ガブリエル!)
There’s a room, A small room with the number 241. 241.(部屋がある。241と書かれた小さな部屋よ。241よ)
Don’t come into this room.(この部屋に入らないで)
Don’t go inside.(中に入らないで)
Don’t make that Choice(そんな選択はしないで)
There will only be for and sadness at the of it all.(結局、後悔と悲しみだけが残る)
You need to trust.(信じて)
おそらくこんな感じの「警告」だったように思います(翻訳:筆者、かなりの意訳)
この241号室は浄化装置のある部屋で、2014年の段階で2044年の警告が行われていたことになります
映画内の言及では、2025年に何かが起こり、それによってAIが管理する社会になっていたようで、それから20年後ぐらいが現在パートと言うことになっていました
時系列はそこまで入り乱れないのですが、結局何を言いたかった映画なのかよくわかりませんでしたね
感情を浄化すると不幸になると言うのがわかりやすいものではありますが、2044年の世界にて、これまでに何度も愛し合ったルイが浄化を選んでしまいました
その絶望が叫びになっているのですが、冒頭のグリーンスクリーンの映像のことを考えると、浄化装置も含めて、AIがVRを通じて見せた世界なのかな、と感じました
■タイトルの意味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■緩衝地帯クラブの存在理由
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/99903/review/05068920/
公式HP: