■うぉっしゅ


■オススメ度

 

介護映画に興味がある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.5.8(MOVIX京都)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、115分、G

ジャンル:母の代わりに祖母の介護を任されるソープ嬢を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:岡崎育太郎

 

キャスト:

中尾有伽(磯貝加那:ソープ店で働く女性)

研ナオコ(磯貝紀江:認知症の加那の祖母)

   (若年期:藤井千咲子

 

中川ゆかり(すみれ:ソープ店の同僚)

西堀文(久美:ソープ店の同僚)

嶋佐和也(柿谷:ソープ店のボーイ)

 

高木直子(名取:加那の家の家政婦)

赤間麻里子(古田:紀江の家の隣人)

 

磯西真喜(磯貝早苗:加那の母)

 

諏訪珠理(ヨシタカ:加那にマジになる風俗客)

名倉右喬(平井:冒頭の風俗客)

順哉(風俗客)

 

サトウヒロキ(青木:ガールズバーのスカウト)

 

井筒しま(小雪:加那の同級生)

中山慎悟(文俊:古田の息子)

 

佐藤まり(小野:ヘルパー)

惣角美栄子(路上の老婆)

 

越山深喜(太田:通販番組の出演者)

広瀬蒼(細田:通販番組の出演者)

石原滉也(中田:通販番組の司会)

松原怜香(イカちゃん:テレビ番組の出演者?)

 

岡崎育之介(介護動画の青年)

細川佳央(介護動画の青年)

 


■映画の舞台

 

都内某所

 

東京都:青梅市

宮ノ平駅周辺

 

ロケ地:

東京都:杉並区

阿佐ヶ谷一番街商店街

https://maps.app.goo.gl/SES3TFQwXzp2PGaKA?g_st=ic

 

神奈川県:大和市

独楽寿司 大和本店

https://maps.app.goo.gl/WrQsKMLrmLZeeiZd9?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

THE GRUB 代々木上原

https://maps.app.goo.gl/GBoM4YSExD1m2caj6?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

都内某所でソープ嬢として働いている加那は、病気で入院することになった母の代わりに、祖母・紀江の介護をすることになった

紀江は認知症を患っていて、8年ぶりに会った孫のことなど覚えてはいない

母の残したメモを頼りに介護を行うことになった加那は、自分を孫だと認知しない紀江に苛立ちを感じるものの、どこか無気力なまま作業を続けていた

 

彼女には、ソープ仲間のすみれと久美がいて、金遣いの荒い毎日を送っていた

自分の部屋の家事もろくにせず、家政婦の名取を雇っては、週に3回ほど部屋の掃除をしてもらっていた

母には「不動産関係の仕事をしている」と嘘をついていて、その話は紀江の隣人・古田にも伝わっていた

 

任されて3日目のこと、加那はとうとうヘルパーを雇い、介護から離れることになった

だが、仲間と遊ぶ中で何かを思い立ち、加那は紀江の髪の毛を染めることにした

そして、車椅子を使って外出し、いろんなところを周ることになったのである

 

テーマ:見返りのない癒し

裏テーマ:介護と介護士と家族の関係

 


■ひとこと感想

 

研ナオコが認知症の老人役をするということで、カラフルなポスタービジュアルから、何が起こるのかと思っていました

ソープ嬢の「洗う」と、介護の「洗う」を掛け合わせて、そこで起こる化学反応のようなものを描いていたのだと思います

 

一週間限定の祖母孝行になりますが、会うたびに「はじめまして」と言われ続けることで、ちょっと心が苦しくなってしまいます

そこから、お金はあるのでヘルパーを雇うのですが、翌日に気が変わって追い出されるのは可哀想でしたね

仕事と割り切っていたとしても、この家族は何なんだと思ったように思えます

 

映画は、介護の社会的な問題を描いているわけではなく、認知症患者が家族を忘れる過程とか意味を描いていました

家政婦として加那と接している名取とのやりとりが映画のメインであり、そこに何かを見つける人もいるように思えます

とは言え、ある程度認知症について知っている人ならば、少しばかりおかしさを感じてしまうのかな、と思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画は、自分のことを忘れている祖母に憤りを感じている孫を描いていますが、その自分本位の考え方に問題があるように描いています

ずっと接していれば忘れないわけではなく、単に認知機能の低下によって、対象をちゃんと捉えられなかったり、想起することが困難になっているのですね

それを受け手側目線で解釈すると、加那のような反応になってしまうのだと思います

 

8年近くも会っていないので愛着があるわけではないと思いますが、認知されないことの寂しさというものが、自分の人生と重なっているように思えるのでしょう

加那の人生も望んで今の生活をしているというわけではないと思うので、認知されたい相手からされないという虚無感は、想像以上に辛いものなのだと感じました

それでも、切り替えは早いタイプの人間のようで、どこか衝動的に動いてしまう部分があったように思えます

 

映画では、「手続き記憶」というものが登場し、かつてジャズのサックス奏者だった紀江の過去というものが登場します

どうやらアメリカに渡っていたようで、友人たちとセッションしたり、いろんなところに出向いたりという思い出が残っていました

その思い出が1971年で止まっている理由は色々とありますが、おそらくは子どもを産むために日本に戻って来ざるを得なかったのかな、と感じました

 


■認知機能低下の受け止め方

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■家族の専門職の介護の違い

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101942/review/05074530/

 

公式HP:

https://wash-movie.jp/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA