■35年目のラブレター


■オススメ度

 

純愛を描く映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.3.8(イオンシネマ久御山)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、119分、G

ジャンル:読み書きできない夫から妻にラブレターを書く様子を描いた恋愛映画

 

監督&脚本:塚本連平

原作:小泉孝保『35年目のラブレター(講談社)』

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/3DlM54a

 

キャスト:(わかった分だけ)

笑福亭鶴瓶(西畑保:読み書きができない夫、寿司屋)

   (青年期:重岡大毅

   (幼少期:渋谷そらじ

原田知世(西畑皎子:保を支え続けた妻、タイピスト)

   (青年期:上白石萌音

 

徳永えり(石川浩実:皎子の娘、長女)

   (幼少期:倉田瑛茉

本多力(石川一秀:浩実の夫)

川田琥太郎(石川大地:浩実の息子)

河村美空(石川ゆかり:浩実の娘)

山田結愛(浩実の娘?)

近田心(浩実の娘、幼少期)

近田聖(浩実の娘、幼少期)

 

ぎぃ子(上原美紀:皎子の娘、次女)

   (幼少期:太田望織

辻本祐樹(上原信介:美紀の夫)

 

江口のりこ(佐和子:皎子の姉)

 

くわばたりえ(松本光江:保の永遠のお隣さん)

笹野高史(逸美:保を雇う寿司屋の店主)

 

安田顕(谷山恵:夜間学校の先生)

 

瀬戸琴楓(田中未来:夜間学校の生徒)

白鳥晴都(山本翔太:夜間学校の生徒)

諏訪雅(翔太の父)

 

武田祐一(夜間学校の生徒、配達員)

Pipe(夜間学校の生徒)

Alireza(夜間学校の生徒)

ふじわらみほ(夜間学校の生徒)

大西多摩恵(山下トメ:夜間学校の生徒)

高見周市(夜間学校の生徒)

三村伸子(夜間学校の生徒)

 

荒谷清水(魚屋さん?)

大久保運(工場の社長)

川並淳一(蕎麦屋の店員)

平岡亮(蕎麦屋の店員)

中田春介(皎子の主治医)

尾関伸次(印刷屋の社長?)

 

佐藤夕美子(市役所の職員)

酒井善史(?)

笠兼三(?)

森レイ子(幼少期の先生)

益山貴司(サンタさん?)

笑福亭鉄瓶(吉松:寿司屋の客)

筧十蔵(青木康弘:寿司屋の客)

 

松永玲子(旅館の女将)

川俣しのぶ(料亭の女将)

 

古川慎(蕎麦屋の店員?)

友松栄(?)

村井崇記(エレベーターのリーマン?)

笠井悠聖(料理店の店員?)

金子雅(寿司屋の客?)

ワニ完才(?)

 

森田夏央(夜間学校の生徒の娘)

松本奏和(?)

番家玖太(?)

和田将吾(いじめっ子役)

三浦蒼生(いじめっ子役)

木下瑛太(いじめっ子役)

花谷聡亮(いじめっ子役)

山田忠輝(いじめっ子役)

 


■映画の舞台

 

和歌山県:東牟婁郡熊野川町(幼少期)

 

S39年~

奈良県:奈良市小春町(成人期~現在)

 

ロケ地:

奈良県:奈良市

荒池園地(思い出のベンチ)

https://maps.app.goo.gl/cmuePmQkk3Xa4gP38?g_st=ic

 

東京都:日野市(夜間学校:校内)

大坂上中学校

https://maps.app.goo.gl/KBAc43AViUTejL3d7?g_st=ic

 

平山台健康・市民支援センター(夜間学校・外観)

https://maps.app.goo.gl/wcNcRLDRbKodLjUB6?g_st=ic

 

千葉県:佐倉市

佐倉市役所

https://maps.app.goo.gl/BV65WUWnQiX8LT3u7?g_st=ic

 

中志津商店街

https://maps.app.goo.gl/4MFzvi8qn5Pn46CJ6?g_st=ic

 

東京都:練馬区

長命寺

https://maps.app.goo.gl/hgEs1vz13QhHnQwD9?g_st=ic

 

酒蔵 あっけし

https://maps.app.goo.gl/kjz4EVEG8Ax1Tp4n9?g_st=ic

 

喫茶アン

https://maps.app.goo.gl/qLzEXt7h8rBby46r9?g_st=ic

 

養寿院

https://maps.app.goo.gl/13q9E9wFfjEVY8QL8?g_st=ic

 

埼玉県:川越市

川越 山屋

https://maps.app.goo.gl/PoyHhgMQppcStVDf9?g_st=ic

 

神奈川県:南足柄市

丸太の森

https://maps.app.goo.gl/dA2qxFby8LdWJAZi8?g_st=ic

 

葛飾区 山本亭

https://maps.app.goo.gl/FZpLAZ88rubU3nVH7?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

居酒屋 魚貞

https://maps.app.goo.gl/F7SR98BKAcWPh5KC6?g_st=ic

 

千葉県:我孫子市

我孫子中学校

https://maps.app.goo.gl/jnwifEHiHDvLZhwU6?g_st=ic

 

奈良県:奈良市

寧茶亭

https://maps.app.goo.gl/s21JBSy6Pm5FUJFF8?g_st=ic

 

東京都:台東区

鳥越 中華楼飯店

https://maps.app.goo.gl/KXBV6zBnKoW7rYUS9?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

1999年、寿司屋で働いている保は定年間近となり、仕事を続けるかを悩んでいた

保は幼少期から働き始めていて、地理的な理由もあって、ろくに義務教育を終えることができなかった

保は読み書きができないまま大人になり、今働いている寿司屋の大将に拾われていた

 

数十年前のこと、寿司屋で働き出した保は、大将から「顔を立てるためにお見合いをしてくれ」と頼まれた

仕方なく参加することになった保は、そこで皎子と出会う

彼女は九州から関西にやってきていて、戦争で姉以外の家族を失ったという

それ以来、姉が母代わりになって育ててくれた

 

保は皎子とデートを重ねるものの、姉のことを考えて彼女は縁談を辞退しようと考えてきた

だが、皎子の姉は、保に妹を任せたいと言い、二人は結婚することになった

だが、読み書きができないことを隠していた保は、半年後、隠しきれずに告白をすることになった

皎子は「私があんたの手になったる」と言い、それから30年を過ぎても、二人はずっと連れ添ってきた

 

ある日のこと、保は夜間学校の存在を知ることになり、そこに通うと決めた

そして、1年後のクリスマスに妻にラブレターを書くと宣言する

そこから、訳ありの生徒たちに囲まれながら、保は必死に読み書きができるように通い詰めることになるのである

 

テーマ:言葉に託す愛情

裏テーマ:幸福の捉え方

 


■ひとこと感想

 

予告編で大体の流れがわかる作品で、予定調和で物事が進んでいくタイプの人間ドラマになっていました

定年を迎えた保が夜間学校に行って読み書きを習うというもので、そこで多くのものを学んでいくという流れになっています

彼がどんな手紙を書くのかというサプライズがありながらも、タイトルがダブルミーニングになっていましたね

ほっこりとするドラマでありながら、ところどころでクスクスと笑いが漏れる内容になっていました

 

映画は、幼少期(モノクロ)、過去編、現代編という構成になっていますが、そこまで混乱する要素はありません

現代編で何かを思い出すという流れから過去編になり、読み書きできない理由を語る時に幼少期に移行していました

夜間学校では多くのことを学び、多くのことを与えてきたという歴史があって、さらっと描かれる同級生たちとの関わりというものも心に染みるものがありました

 

本当に裏切らないストーリングテリングになっていて、でも過剰に盛り上げるということもなかったですね

淡々と描かれるのですが、じんわりとした感動があるという感じで、それぞれのキャラが愛おしくも思えてしまいます

映画のパンフレットには、二人の手紙というものが掲載されているので、鑑賞後に読むとうるっときてしまいますね

結構細かいのでルーペが入りそうですが、それもまた一興なのかな、と感じました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

関西圏が舞台なので、ちょいちょい関西の笑いがありますが、それが独特の間を演出していたと思います

映画内では結構な年月が経っていて、ノストラダムスの大予言は懐かしかったですね

義務教育を受けることができない時代もありましたが、今でも様々な理由でドロップアウトしてしまう人はいます

でも、そういった人たちが世代を超えて集まるという魅力もあって、ある種の社会問題に切り込んでいる部分もありました

何歳になってもやればできるということを示した一例でもあり、最後に「読めた」と嗚咽混じりに泣くシーンは感動的だったと思います

 

皎子も古びたタイプライターを出してきて手紙を書くのですが、それが最後の手紙になってしまうところが切なくもありました

彼女はあの機械を使って書いたのは、彼女自身にも病気の影響が見られたからなのかもしれません

字が書けないということの苦しさは、その人自身にしかわからないものではありますが、皎子自身も誰かの代わりにタイプを打ってきた歴史があったので、何となく理解できた部分もあったのだと思います

 

映画は、保が書くラブレターよりも、皎子が書くラブレターの方がずしんと来る内容で、手書きであることよりも、その背景に何が見えるのかが重要なのかな、と感じました

映画はベターな展開を迎えますが、思い立った時にやりたいことをやる、というのは意外と大切なこと何だなあと思い知らされます

嫌なことも好きなことも、後回しなんかはせずに、思い立った時にやるのが良いのではないでしょうか

 


■識字率の変遷

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■勉学に必要なこと

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101326/review/04853436/

 

公式HP:

https://35th-loveletter.com/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA