■私がビーバーになる時
Contents
■オススメ度
ディズニー&ピクサーならとりあえず観る人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.3.18(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Hoppers(劇中で登場する意識転換装置の名前)
情報:2026年、アメリカ、104分、G
ジャンル:思い出の自然を守るために奮闘する孤独な活動家を描いたコメディ映画
監督:ダニエル・チョン
脚本:ジェシー・アンドリューズ
キャスト:
パイパー・カーダ/Piper Curda(メイベル・タナカ/Mabel:動物好きの19歳の日系アメリカ人の大学生)
(幼少期:リラ・リウ/Lila Liu)
【人間界】
ジョン・ハム/Jon Hamm(ジェリー・ジェネラッゾ/Mayor Jerry Generazzo:森を高速道路に変えたい市長)
キャシー・ナジミ/Kathy Najimy(サム/サマンサ・フェアフォックス/Dr. Sam:生物学の教授)
アパルナ・ナンチェーラ/Aparna Nancherla(ニーシャ/Nisha:サム博士の助手)
サム・リチャードソン/Sam Richardson(コナー/Conner:サム博士の下で研究を行う大学生)
カレン・ヒューイ/Karen Huie(メイベルの祖母)
ロリ・アラン/Lori Alan(スージー:メイベルの母)
ジョー・スパーノ/Joe Spano(ビーバートン在住の老人)
【動物界】
ボビー・モイニハン/Bobby Moynihan(キング・ジョージ/King George:哺乳類界を統治するビーバーの王様)
エドゥアルド・フランコ/Eduardo Franco(ローフ/Loaf:食べられそうになるビーバー)
デイヴ・フランコ/Dave Franco(タイタス/Insect King:虫の女王の息子)
(幼少期:エマン・エイビル=ラザック/Eman Abdul-Razzak)
メリル・ストリープ/Meryl Streep(虫の女王/Insect Queen:オオカバマダラの動物評議会のトップ)
トム・ロー/Tom Law(トム・リザード/Tom Lizard:トラブル続きの好奇心旺盛なトカゲ)
メリッサ・ヴィルアセノーラ/Melissa Villaseñor(エレン/Ellen:大柄で威圧感のあるクマ)
イザイア・ウィットロック/Isiah Whitlock Jr.(鳥の王/Bird King:気まぐれなガチョウの君主)
スティーヴ・パーセル/Steve Purcell(両生類の王/Amphibian King:ウシガエルの君主)
エゴ・ノワディム/Ego Nwodim(魚の女王/Fish Queen:声高なピンクのフエダイの君主)
ニコール・サクラ/Nichole Sakura(爬虫類の女王/Reptile Queens:ヘビの三姉妹の君主)
ヴァネッサ・ベイヤー/Vanessa Bayer(ダイアン/Diane:動物界最強の捕食者のサメ)
【Additional Voice(その他の出演者)】
Ashley Adler
Carlos Alazraqui
Bill Barretta
Reba Buhr
Daniel Chong
Josh Cooley
Grey DeLisle
Liza Del Mundo
Alex Désert
Clara Lin Ding
Danica Lin Ding
Terri Douglas
Eric Edelstein
Jake Green
Samantha Jane Gruwell
Damien C. Haas
Matthew Yang King
Eric Lopez
Demetri Martin(鳥の群れの声)
Melanie Minichino
Dominic Moran
Brent Mukai
Zack Myers
Gabrielle Nevaeh
Anoush NeVart
Laraine Newman
Ajani Perkins
Bob Peterson
Jeff Pidgeon
Sean Rohani
Rachel Slansky
Kyler Spears
Kyle Thompson
Marcus Toji
Debra Wilson
Secunda Wood
Jorden Wyrick
Bert Youn
Rick Zieff
【日本語版吹替】
芳根京子(メイベル)
小手伸也(キング・ジョージ)
宮田俊哉(ローフ)
渡部篤郎(ジェリー市長)
かなで(エレン)
宮野真守(トム)
森公美子(ダイアン)
大地真央(虫の女王)
大谷育江(虫の王子・タイタス)
緒方恵美(魚の女王)
江口拓也(鳥の王)
NICO(爬虫類の女王たち)
杉田智和(両生類の王)
■映画の舞台
アメリカ:オレゴン州
ビーバートン
■簡単なあらすじ
アメリカ・オレゴン州ビーバートンで生まれたメイベルは、小さい頃からずっと大人に反発してきた
時には水槽から動物たちを解放しようとし、大人たちを困らせた
母はメイベルを祖母に預けることに決め、メイベルは多くのことを祖母から学んだ
19歳になったメイベルは地元のビーバートン大学に進学するものの、学業はそっちのけで「高速道路建設の反対運動」にのめり込む
市長のジェリーと対立するものの、市長は法律的に問題がないとし、動物のいない地域に道路を建設しているという
メイベルと祖母の思い出の池はいつしか動物が棲まなくなっていて、それがジェリーの計画を後押ししていた
ある日のこと、その池に一匹のビーバーがやってきた
ビーバーは餌に食いつくこともなく、そのままどこかに行こうとし、さらに不振な車に連れ去られてしまった
メイベルが車を追うと、そこは大学の研究室で、サム博士たちが何かを目論んでいた
それは、動物を知るための研究として、偽の動物ロボットを作って意識を転送させるホッパーという技術の試験段階に入っていた
そこでメイベルは、自分をビーバーの体に転送させ、動物たちの中に入り込んで、再び池に動物たちを戻そうと考えるのである
テーマ:行動と話し合い
裏テーマ:活動の先にある混沌
■ひとこと感想
ディズニー&ピクサーの最新作で、自然を守ろうとする大学生が、教授の実験を利用して、自分の正義を実行しようとする物語になっていました
ビーバーの体になったことで動物界に溶け込んで行くのですが、そこには人間の知らないヒエラルキーがあって、食物連鎖の中にも秩序というものがあった、という内容になっています
ビーバーは哺乳類の代表という立ち位置で、彼らがダムを作ることで新たな生態系がそこに生まれる、という感じに紡がれています
ビーバーによって作られた生態系とともに生きてきたのがメイベルで、祖母との思い出の場所を守ろうと考えていました
メイベルは当初は抗議活動を行おうとするものの、法的な側面で正当化され、しかも市民の代表としてそれらを行っているので、メイベルには仲間となる人がいません
そんな中、サム博士の研究を利用することになっていて、それが元でトラブルを引き起こしていく、という内容になっていました
たった一人の活動家が自分の信念を基に行動していると言えば聞こえが良いのですが、目的のために手段を選ばず、利用できるものは利用するという性根が信頼というものをぶち壊してしまいます
映画はある種の寓話的な側面があるのであっさりと心変わりをしますが、実際には「遺恨」というものはそう簡単には払拭されません
それを思うと、やはりお花畑的な展開だなあと思わざるを得ないのかな、と感じました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画では、環状道路を作るために「法的に問題がないような状況を工作する市長」が描かれるのですが、メイベル側も自己主張を通すためには動物界を騙しても良いと考えていました
動物界のためになるという甘い言葉を使うのですが、それによって自分の持って行きたい方向に誘導するということを厭わないように描かれています
これを根回しというのは工作と取るのかは方法論によると思いますが、ある種の思想のために大衆の心理誘導を行うというのは悪質に見えてしまいます
可愛い絵柄で物語が展開されるのですが、実際に起きていることはかなりエグい内容でしたね
嘘をついて権力者に接近して、焚きつけて誘導するメイベルも然ることながら、人間の技術を流用して目には目を行う動物側も大概に思えます
そんな中で事態を悪化させることになったメイベルは、結果が伴ったゆえに断罪されないという不可思議な展開になって行きます
本作では、自分の思い出を守りたい、祖母との思い出の場所を保存したいというメイベルが描かれるのですが、彼女はその本音を最後まで誰にも伝えません
それをエゴだと感じているのかはわかりませんが、関わる動物たちに本音を隠したままだと信頼というものは築けないと思います
結局のところ、目的と手段が混同することになり、さらに動物側が人間側の論理をコピーするという事態になっていて、それを止めるシークエンスがラストで展開されていました
いわゆる「動物は実は賢い」というメッセージが組み込まれていて、自然全体が有している能力というものは人間をさらに矮小的なものに変えていくという寓話を生み出していたように感じました
■本音を語らずに願いは成就されるか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■環境活動で抜けているポイント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103999/review/06297800/
公式HP:
https://www.disney.co.jp/movie/beaver
