■アメリと雨の物語


■オススメ度

 

 3歳の女の子目線の映画に興味がある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026. 3.25(TOHOシネマズくずはモール)


■映画情報

 

原題:Little Amélie or the Character of Rain(小さなアメリ、あるいは雨の形而上学)

情報:2025年、フランス、77分、G

ジャンル:3歳を迎えた少女に起こる重大な出来事を描いた青春映画

 

監督:マイリス・ヴァラード&リアン=チョー・ハン

脚本:マイリス・ヴァラード&リアン=チョー・ハン&エディン・ノエル

原作:アメリー・ノートン『Métaphysique des tubes(チューブな形而上学)』

 

キャスト:

ロイーズ・シャルパンティエ/Loïse Charpentier(アメリ/Amélie:ベルギー人外交官の娘、3歳手前の少女)

 

ヴィクトリア・グロボア/Victoria Grosbois(ニシオさん/Nishio-san:家政婦)

ユミ・フジモリ/Yumi Fujimori(カシマさん/Kashima-san:大家さん)

 

Cathy Cerda(クロード/Claude:アメリの祖母)

Marc Arnaud(パトリック/Patrick:アメリの父、外交官)

Laetitia Coryn(ダニエル/Danièle:アメリの母)

Haylee Issembourg(ジュリエット/Juliette:アメリの姉)

Isaac Schoumsky(アンドレ/André:アメリの兄)

 

François Raison(医師/ラジオの声)

 

Emmylou Homs(モノローグ)

 

【日本語吹替】

永尾柚乃(アメリの幼少期)

花澤香菜(アメリのモノローグ)

早見沙織(ニシオさん)

森川智之(パトリック)

深見梨加(カシマさん)

日笠陽子(ダニエル)

青木遥(ジュリエット)

北林早苗(クロード)

菊池康弘(医者)

 


■映画の舞台

 

1969年8月13日~翌年の冬まで

兵庫県:神戸

 


■簡単なあらすじ

 

2歳半になったアメリは、外交官の父パトリックとその妻ダニエルの間に生まれた3人目の子どもだった

生まれてから全くの反応を示さず心配していた家族だったが、すぐに彼女の個性だと受け入れていた

アメリ自身は自分のことをわかっていて、自分のことを「神」だと思っていたが、それが何なのかはわからなかった

 

ある日のこと、大きな地震が起き、その日を境にアメリは動き出す

だが、暴れ放題で、ダニエルは「怪獣だ」と疲れを隠しきれなかった

それを見かねた大家のカシマさんは、家政婦としてニシオさんを連れてくることになった

彼女は3人の子どもで荒れ放題の家を片付け、そしてアメリの世話をすることになった

 

そんな折、ベルギーから祖母のクロードがやってきて、彼女からホワイトチョコレートをもらった

それを食べたアメリは覚醒したようになって、祖母にとても懐くようになった

だが、クロードは祖国のベルギーに帰ることになり、寂しさを募らせることになったのである

 

テーマ:少女の瞳に映るもの

裏テーマ:アイデンティティの目覚め

 


■ひとこと感想

 

事前情報をほとんど入れる時間もなく、フランスのアニメ映画ということだけを念頭に鑑賞してまいりました

内容も全然知らないまま見始めたのですが、なかなかハードな内容で驚きましたね

原作者の自伝的な作品のようで、3歳の頃にここまで思考が成熟しているのかはなんとも言えない部分がありました

 

幼少期の記憶はほとんど残っていない人なので、一番最初の記憶が何かすらわかっていません

それでも、断片的な何かを想起することもありますが、それよりも忘れる年代に入ってきたので、そのうち想起することもないのかもしれません

幼少期に大きな出来事があれば印象が強いのかもしれませんが、アメリほど強烈な記憶もなかったりします

 

映画では、2歳から3歳にかけて彼女の周りで起こった出来事を描いていて、日本で生まれ育ったゆえに「日本人としてのアイデンティティ」を持っていることになります

字幕版にて、どのように言語の使い分けがなされていたのかはわからないのですが、予告編と観るとニシオさんもガッツリとフランス語を話していましたね

なので、ひょっとしたらカシマさんまでフランス語を話していたのかもしれません

確かめようがないのですが、字幕版を観ることができた人はその辺りも理解できると思うので羨ましい限りですね

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

日本語吹替版だと全員が日本語を話しているように見えるのですが、字幕版だとどこまでがフランス語でどこからが日本語だったのでしょうか

予告編の印象だと言語の壁は取っ払っている感じで、吹替版を見ても「カシマさんとニシオさんが何を話しているかわからない(日本人同士の会話)」と言うことはなさそうに思います

このあたりは敢えて外したのか、もともと全員が日本語ペラペラだったのかはわかりません

アメリは2歳から5歳まで日本にいたので、両親や家族が使わない限りフランス語に接する機会はないように思います

それを思うと、帰国してから大丈夫だったのかな、と心配してしまいますね

 

彼らはベルギー人なので、公用語としてはオランダ語、フランス語、ドイツ語のいずれかになるのですが、これは地域によって区分されています

恐らくはフランス語圏だとは思いますが、外交官のパトリックは日本語を話せても、妻たちが話せるかはわからないのですね

また、カシマさんはベルギー人の彼らをアメリカ人と勘違いしているようですが、戦後20年経っているというセリフがあったので、第二次世界大戦下で家族を失ったことになります

ベルギーは1940年の段階でナチス・ドイツに降伏し占領下に入っているので、空爆で犠牲になったと言うのはとばっちりも良いところだと思います

 

白人全般を同様に捉えていた日本人もいたと思うのですが、戦後20年経ってもこのような理解のままの大人がいるのかは何とも言えない部分がありました

アメリはそんな日本人の大人からの偏見を受けつつも、自身は日本で生まれ育っているので日本人だと思っています

この辺りは両親の教育方針だと思うのですが、いずれ母国に帰ることを考えるならば、家庭内はフランス語じゃないとダメな気がしてしまいますね

家政婦のニシオさんが話せるのは理解できても、カシマさんがフランス語を話せる可能性は低いと思うので、なおのこと言葉の壁を取っ払ったのが良かったのかは何とも言えない部分があるように思いました

 

映画では、そのあたりにはフォーカスせずにアメリが3歳のときに「すべて」を失ったことに絶望する様子を描いています

世界が狭いのは年相応ですが、ここまで深く物事を考えているのかは個人差があるように思います

それでも大人が思う以上に子どもは色んなことを理解しているので、アメリのような多感で聡明な子どもがいても不思議はないでしょう

言葉を介さないと人は理解しあえない物だと思いますが、アメリの視点で物事を観ると彼女の考えていることは良くわかります

そう言った意味において、本作は面白い視点で世界を描写した作品と言えるのかもしれません

 


■子どもに見える世界のすべて

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■3歳の頃を思い出せる人

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104798/review/06326611/

 

公式HP:

https://littleamelie-movie.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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