■BAD GENIUS/バッド・ジーニアス


■オススメ度

 

リメイク元が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

 

鑑賞日:2025.7.23(T・JOY京都)


■映画情報

 

原題:Bad Genius(悪い天才たち)

情報:2024年、アメリカ、97分、PG12

ジャンル:大学進学適性試験(SAT)にて不正を働こうとする高校生たちを描いたスリラー映画

 

監督:J・C・リー

脚本:J・C・リー&ジュリアス・オナー

原作:ナタウット・プーンピリヤ&タニーダ・ハンタウィーワッタナー&ワスドーン・ピヤロンナ『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』

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キャスト:

カリーナ・リャン/Callina Liang(メイ・リン・カン/Lynn Kang:富裕層の要望に応えてカンニングをさせる天才高校生)

   (幼少期:オリヴィア・ナグート/Olivia Naguit

ベネディクト・ウォン/Benedict Wong(メン・カン/Meng Kang:リンの父、コインランドリー経営者)

Yuko Tokashiki(リンの母)

 

ジャバリ・バンクス/Jabari Banks(バンク・アデダモラ/Bank Adedamola:リンの秘密に気付く秀才)

ルンビー・ムゾファ/Rumbie Muzofa(トル・アデダモラ/Tolu Adedamola:バンクの母、「フフ・カフェ」の経営者)

 

テイラー・ヒクソン/Taylor Hickson(グレース・サイモン/Grace Simon:リンの案内役の劣等生、女優志望)

 

サミュエル・ブラウン/Samuel Braun(パット・ストーン/Pat Stone:グレースの恋人、富豪の息子)

デヴィッド・ジェームス・ルイス/David James Lewis(テッド・ストーン/Ted Stone:パットの父、富豪弁護士)

ナタリー・ボルト/Nat Boltt(エリザ・ストーン/Eliza Stone:パットの母)

 

サラ=ジェーン・レイモンド/Sarah-Jane Redmond(イレーネ・ウォルシュ/Irene Walsh:エクストン高校の校長)

デヴィッド・レノン/David Lennon(ラッソ先生/Mr. Lasso:エクストン高校の教師、リンたちの担任)

ニコライ・ヴィチュル/Nikolai Witschl(ハミルトン先生/Mr. Hamilton:高校の期末試験の監督官の先生)

 

演者不明(MJ:嫌味を言う生徒)

コナー・メドウス/Conor Meadows(シェイピン・ジョイス/Chapin Joyce:パットの友人、カンニングを疑われるクラスメイト)

 

リーゼ・アレクサンダー/Reese Alexander(プレストン・ブラウン/Preston Brown:SATの試験監視の責任者)

アダム・ボーシューヌ/Adam Beauchesne(クリント・マーシャル/Clint Marshall:試験監督官、プレストンの部下)

 

アクカル・ミーキス/Aqqalu Meekis(大学の警備員)

サラ・ケリー/Sarah Kelley(大学職員、SATの試験官、教室)

ティナ・グラント/Tina Grant(カウスマン先生/Ms. Kaufman:SATの試験官、女子トイレ)

 

シント・D・ミサティ/Synto D. Misati(ナサニエル/Nathanial:ドラッグの売人)

 

ロブ・カーペンター/Rob Carpenter(大学職員に職質されるホームレス)

 

キア・スチュワート/Kia Stuart(女子トイレで鉢合わせる女子高生)

 


■映画の舞台

 

2016年、

アメリカ:シアトル

エクストン高校

 

フィラデルフィア

センターシティ大学

 

ロケ地:

カナダ:ブリティッシュ・コロンビア州

バンクーバー

ブリティッシュ・コロンビア大学


■簡単なあらすじ

 

シアトルにある名門校エクストン高校に編入することになった中国系移民のリンは、成績は優秀だったが、名門校に入るだけの資金はなかった

だが、成績の優秀さとMITへの進学を約束に、ウォルシュ校長から学費免除の特退を受けることになった

富豪の娘グレースが案内係になり、徐々に仲良くなっていく二人だったが、リンの秀才ぶりに気付いたグレースは勉強を教えてほしいと言い出す

だが、グレースは教えても実らない劣等生で、そこでリンは解答を音楽のコードに見立てたカンニングを思いついた

 

最初はうまくいくものの、期末試験は学校側の対策が取られ、2種類のテストが用意されてしまった

何とか2種類のテストをこなすものの、クラスメイトのバンクの告発によって、カンニングがバレてしまった

リンはグレースたちと違うクラスにさせられて、3年生へと進学することになった

 

リンは学業に集中し、オンラインでのジュリアード音楽院への進学を目指していた

そんな折、音沙汰のなかったグレースから連絡が入った

それは、彼女たちがコロンビア大学に進学するために、SATのカンニングを手伝えというものだった

SATは監視体制が厳重で不可能だと思われたが、リンはある方策を思いつき、バンクを巻き込むことで試験に挑もうと考えたのである

 

テーマ:才能と目的

裏テーマ:強欲はすべてを奪う

 


■ひとこと感想

 

タイ映画のリメイク作品ですが、観たけどほとんど覚えていませんでしたね

カンニングを手助けする天才ということは覚えていましたが、その手段とか目的はスッポリと抜け落ちていました

マークシート式の試験だからできるカンニングで、音楽のコードを使うというのは面白いアイデアだと思います

それでも、あれだけ試験中に指を動かしていたらバレそうなものですが、ほとんどの生徒を巻き込まば看過されるかもしれません

 

映画の後半で登場するSATは「大学進学適性試験」というもので、日本だとセンター試験とか共通一次のような立ち位置で、その点数によって、どの大学に進学できるかが決まると言えます

そこでカンニングをするパートがメインですが、物語のテーマは富豪と移民の思考法の違いだったように思えました

 

グレースもパットも自分たちの欲望にグレースを巻き込むのですが、彼らが提供する金は親の金なのですね

なので、彼らは1円も損していないし、自分たちに与えられたものを存分に使っていると言えます

そうした強欲に巻き込まれるのがリンとパットで、彼らにも彼らなりの論理にて、ルール上等で向かっていく様子が描かれていました

良いか悪いかというのは論ずるまでもありまえんが、その才能をどのように活かすかという観点からすれば、ルールというものはあって無いようなものに感じられてしまいますね

 

ちなみに冒頭にて、トマス・モア(Thomas More)の言葉「If honor were profitable, everybody would be honorable.(高潔さで利を得るなら、皆、高潔になるだろう)」という言葉がありました

イギリスの聖職者として、のちにヘンリー8世の財務官になった人で、下院議長にもなっている人物でした

映画では「Honor」を「高潔」と訳していましたが、ポピュラーな意味としては「名誉」ということになります

この言葉が誰の心情を表すのかが物語の鍵となっているのも注目すべきところだと思います

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

SATの試験を二人で解いて、それを覚えて時差を利用するという作戦で、鉛筆のバーコードに偽装させるというのは思い切った方法だと思います

時差はわずか3時間で、5つのセクションの中で3つのセクションの答えをシェアするというカラクリになっています

ラストセクションはバンクの分もリンが担うことになり、そこでコードが再登場していましたね

 

映画におけるSATは「SAT Reasoning Tests」のことで、Reading Test、Wrighting and Language、Math(電卓使用可能、電卓使用不可能) の4つのセクション、二教科で行われるものでした

各教科200点~800点の合計1600点満点で、希望すればEssayを申し込むことができます(映画では重視されないのでスルーしていました)

パットたちが数字が入ったTシャツを着ていましたが、あれは彼らが獲った点数で、1520点とかほぼ満点やんという数字が並んでいましたね

 

映画は、そんなパットたちの尽きない強欲に振り回されるリンが描かれていて、約束は平気で反故にするし、言い訳をしながら丸め込もうとしていました

そもそも知能が違い過ぎるのでリンとバンクの言っていることがわからないのですが、そこでリンがパットの父に直談判をするのは面白かったですね

彼は唯一リンとまともに話せる知能があり、そこで強欲さを見せなかったことが勝利への道しるべとなっていました

音楽院に進むのはもったいない人材で、彼が引き留めようとするのもわかります

音楽でどこまで行くのかはわかりませんが、いずれは彼の下で働くのではないか、と思ってしまいますね

 

冒頭のトマス・モアの言葉は、リンの心情を表しているように思えますが、実際にはパットの父テッドの内心のように思えます

彼は法律の世界で嫌ほど「非高潔」な人を見てきて、そんな彼が「リンの見返りは何か?」と聞きました

その答えに対する彼の心情がまさにトマス・モアの言葉と重なる部分があり、さらにその源泉がリンの父の言葉「正しいと思うことをしなさい」に繋がっているのだと思います

 


■才能の使い方

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■欲望の制御方法

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104024/review/05361353/

 

公式HP:

https://gaga.ne.jp/badgenius/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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