■夢は叶えるものではなく、今すぐ行うべき最優先事項のことかもしれません
Contents
■オススメ度
インドのアクション映画に興味がある人(★★★)
とにかくド派手な映画が好きな人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.2.13(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Bang Bang!
情報:2014年、インド、153分、G
ジャンル:インドにゆかりのある宝石を盗んだ男と地味な銀行員の破天荒なラブロマンス映画
監督:シッダールド・アーナンド
脚本:パトリック・オニール(オリジナル脚本)
原作:ジェームズ・マンゴールド監督作『ナイト・アンド・ディ(2010年)』
→Amazon Prime Video(字幕版)https://amzn.to/3I7Xz9U
キャスト:
リテイク・ローシャン/Hrithik Roshan(ラ-ジヴィール/ジャイ:イギリスから宝石を盗む男)
カトリーナ・カイフ/Katrina Kaif(ハルリーン・サーヒ:出会い系アプリでラージヴィールと出会う銀行受付嬢)
Kanwaljit Singh(パンカジ・ナンダ:ヴィレンの父)
Deepti Naval(シーカ・ナンダ:ジャイの母)
Jimmy Sheirgill(ヴィレン・ナンダ:オマール・ザファルを移送する軍人)
ダニー・デンゾンパ/Danny Denzongpa(オマール・ザファル:宝石を狙う男)
Javed Jaffrey(ハミド・グル:ザファルの忠実な部下)
Ankur Vikal(ショアイブ:グルの部下)
Partha Akerkar(ロバート・パンディ:グルの部下)
パワン・マルホートラ/Pawan Malhotra(ゾーラワール・デサイ:ラージヴィールを追うISS捜査官)
Arsha Aghdasi(グーン:ゾーラワールの部下)
Pradeep Kabra(ボーラ捜査官)
Vikram Gokhale(ナラヤナン:RAWのチーフ)
Frank M. Ahearn(ボク・チョイ:ザファルの手下?)
Amir Badri(バッドマン:ザファルの手下?)
Damian Mavis(ギャングスター:ザファルの手下?)
Bill O’Leary(水上ボートを運転するザファルの手下)
Steven Clarke(ザファルの手下)
Desmond O’Neill(ザファルの手下)
Anteo Quintavalle(ザファルの手下)
Ron Smoorenburg(ザファルの手下)
John Pasley(警官に扮するザファルの手下)
Jawed El Berni(鎖使いのザファルの手下)
Tina Grimm(リヴァ:カジノの客)
Aditya Prakash(ピザハットの受付)
Deepak Kumar Verma(注文を間違えまくるウエイター)
Sohom Pramanick(店をめちゃくちゃにされるレストランの店主?)
Pratik Dixit(カラン・サクセナ:ハルリーンの新しい上司)
Kamlesh Gill(ハルリーンの祖母)
■映画の舞台
インド:シムラー
https://maps.app.goo.gl/vWRrEzFKEvYuv6aS9?g_st=ic
チェコ:プラハ
https://maps.app.goo.gl/3iyKHcs3dxeEXSv6A?g_st=ic
イギリス:ロンドン
ロケ地:
アラブ首長国連邦:
アブダビ/Abu Dhabi
https://goo.gl/maps/GrZ3guWSVFWcgXQb8
コーニッシュ/Corniche
https://goo.gl/maps/xmVNDhFHUohJLsZNA
リワ・オアシス/Liwa Oasis
https://goo.gl/maps/iyxLPDBFdH7eCj8z6
ハイアット・キャピタルゲート・ホテル/
Hyatt Gate Hotel
https://goo.gl/maps/oK15sbBxuGmcNuCP8
カスル・アル・サラブ/qasr al Sarab
https://goo.gl/maps/Q3tb4LFBKCJfABo37
エミレーツ・パレス/Emirates Palace
https://goo.gl/maps/J4TocX24YGd2LNhy7
ヤス島/Yas Island
https://goo.gl/maps/CTWLVf3HQ9Ri3gKc8
タイ:プーケット
プーケット島
ギリシア:
サントリーニ島&ミノコス島
■簡単なあらすじ
MI6が逮捕した国際指名手配犯のオマール・ザファルは、インド軍の大佐ヴィレンによって本国に移送される計画になっていた
だが、ロンドンで引渡が行われようとしている最中に、ザファルの部下たちがビルを襲い、それによってヴィレンは死んでしまう
ザファルは盗まれた宝石「コヒヌール」の行方を追っていて、見つけたものには多額の報酬を約束すると宣言した
その矢先、ロンドンから「コヒヌール」が盗まれたとの情報が入る
ザファルは部下のハミド・グルらに犯人に接近させるものの、男は報酬の交渉を始め、バカにされたハミドたちは力づくでコヒヌールを奪おうと考えた
一方その頃、シムラー銀行の受付をしているハルリーンは、祖母のロマンスを聞かされてモヤモヤしてしまう
そこで、マッチング・アプリを利用して、タイプの男性に会うことを決めた
待ち合わせのレストランに向かったハルリーンは、時間に来ない男にヤキモキする
約束は反故にされたと感じたハルリーンが席を断とうとすると、そこにイケメン男子が現れる
彼こそがデートの相手だと思い込んだハルリーンだったが、その男は宝石泥棒として指名手配されている男だった
そうとも知らずに逃走の手助けをするハルリーンは、徐々に危険な方向へと巻き込まれていくのである
テーマ:今日をいつかにする魔法
裏テーマ:とめどない欲望とそれを止める理性
■ひとこと感想
『ナイト&ディ』のリメイクと知らずに、リテイク・ローシャンとカトリーナ・カイフの『人生は二度ない』コンビに惹かれて鑑賞
とにかく派手な映画で、火薬&カーチェイス&ガンアクションなど盛りだくさんの内容になっていました
キスしそうでしない「焦らし作戦」がえげつなくて、さらりと見せる肉体美も圧巻
それを見てしまったハルリーンは一気に虜になっていました
物語は盗まれたダイヤを巡る攻防で、マフィア&ISS&RAWのごった煮に追われる二人という構図になっていました
リメイク元は観ているはずですが、あまりにも遠い記憶で覚えていなかったですね
でも、バイクの正常位ガンアクション(失礼!)で、「ああ、あったわ、コレ!」って感じでアガリましたね
古い映画ですが、主演のブレイクで鑑賞の機会ができたことはラッキーだったと思います
もし、鑑賞可能なら、配信よりは映画館の方が良いと思います
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
とにかくカッコいいリテイク・ローシャンさんを堪能するアイドルムービーのような感じになっていて、ハルリーンが彼の肉体美に心を奪われるシーンはわかりやすくて良かったですね
カフェに入ってきた瞬間に「運命の人よ!」という感じになっていて、マッチングアプリで出会う美男美女というギャグのような展開になっていました
ダンスシーンはほぼハルリーンの妄想で、先走って恋してる感が出ていて、マイケル・ジャクソンに敬意を表したとされるダンスのキレも抜群
エンディングのMVも超カッコいい仕上がりになっていました
物語は「どこかで観た系」ですが、10年以上も前の作品のリメイクなのでやむを得ない感じでしょうか
ハルリーン目線で世界旅行をするのを楽しむ内容になっていて、映像美は本当に凄かったと思います
■コヒヌール(Koh-i-Noor)について
映画でジャイが盗む宝石は「コヒヌール(Koh-i-Noor)」と言い、重さ105.6カラット(21.12g)の世界最大のカットダイヤモンドのことです
現在はエリザベス女王の王妃の王冠にセットされています
その起源については諸説ありますが、最も古い記録は1740年頃とされています
当時、ペルシャによる北インド侵攻(ナデリア戦争の一部=ペルシャ帝国のユーラシア大陸全域の侵略戦争)によって、ナーディル・シャー(Nader Shah)が略奪した宝石の一部でした
その後、ダイヤモンドは様々な所有者を経て、1849年にイギリスの東インド会社がインドを併合した際に渡ったと言われています
そして、当時11歳だったヴィクトリア女王に贈られることになりました
1851年ロンドンの万国博覧会に出品されましたが、大きな話題とはなりませんでした
そのため、ヴィクトリア女王の夫アルバートは、その宝石をブリリアントカットさせることに決めました
イギリスに到着して以降、コヒヌールは女性だけが着用する歴史を重ね、ヴィクトリア女王の死後にはアレクサンドラ女王の王冠にセットされることになりました
その後、1911年にメアリー王妃へ渡り、1937年にエリザベス女王の王冠にセットされています
コヒヌールの保管場所はロンドン塔のジュエルハウスでにて一般公開されていますが、インド、イラン、パキスタン、アフガニスタンの各政府はコヒヌールの所有権を主張し、その返還要求をし続けています
イギリス政府は「ラホール条約(Text of the 1849 Last Treaty of Lahore)」によって合法的に所得したち主張し、それらの訴えを退けているとされています
映画でもハルリーンの祖母が「泥棒が盗んだこと」に対して、「英雄が現れた」と称賛していましたが、このような歴史があったのですね
一応、冒頭の盗難事件のニュース報道で、かなりスピーディーに説明されていました
■使用楽曲について
【Bang Bang】
タイトルトラックで、マイケル・ジャクソンへのトリビュートソングとして仕上げられています
劇中の歌唱はベンニ・ダヤールとニーティ・モーハンが担当しています
【Tu Meri(あなたは私のものに)】
ハルリーンとカフェで出会った際に、ラージヴィールが彼女のために踊る楽曲
ダンスコンテストに参加するという感じで挿入されていました
【UFF(ああ!)】
ラージヴィールに恋をしたハルリーンが出勤途中に歌う曲
そのまま職場のテーブルの上で踊って怒られてしまうシーンに使われています
【Meherbaan(神のご慈悲】
ハルリーンの空想ラブソングで、ボーカルはアッシュ・キングとシルバー・ラオによるもの
【Are You Ready to Blow(吹き飛ばす覚悟はできたか?)】
アクションシーンで使用されたThe S.P. Joyが手がけた楽曲
下のYouTubeはオリジナルのものです
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
※この項目はリメイク元『ナイト&デイ』のネタバレを含みますので、知りたくない方はスルーしてください
本作はハリウッド映画をボリウッドがリメイクした作品で、マサラ音楽やミュージカルシーンなどが盛り込まれたことによって、全く別の作品のように感じます
私も当初は『ナイト&ディ』のリメイクと知らずに観ていましたが、随所に既視感があって、リメイクを確信できたのは後半の抱き合ってバイクに乗って銃をぶっ放すシーンでした
そう言えば、べろべろに酔ったみたいなキャメロン・ディアスとひたすらナイスガイだったトム・クルーズがいたことをうっすらと覚えていました
原作のナイトは「Knight」の方で、映画で登場する老夫婦の姓でした
CIAから追われているエージェントという設定で、革命的なエネルギー物質(電池)を奪い合うというもので、世界各地を移動しながら、キャメロン・ディアス扮するジューンが妹の結婚式に向かいます
その道中で裕福な老夫婦と出会い、その老夫婦がトム・クルーズ扮するロイの両親で、彼は戦場で亡くなったとされていました
前半はロイのペースに巻き込まれていたジューンが、ラストでサプライズを仕掛けるというのは同じ内容を踏襲していましたね
原作にも「いつか(someday)」に言及するシーンがあって、トム・クルーズ版では「いつかは永遠に実現しないもの」という意味合いでしたが、本作では「残された日は今日しかないと思って生きよう」という感じになていて、「動き出したら、その日がいつかになる」と励ましていました
原作と異なるのはロイには兄弟設定がないことで、本作では「兄が殺されたこと」で「いつか」の意味が重くなっていましたね
着任した段階で覚悟を決めている彼らにとって、いつかというものは存在しないものでしたが、一般人のハルリーンは「いつか」が来ると信じて疑いません
でも、どんな仕事をしていても、どんな境遇であったとしても、「いつか」ほど不確実なものはありません
人生を生きる上で、「明日目覚めたら、続きができるかもしれない」と考え、今日できることを先延ばしにしない方が良いでしょう
明日やっても大丈夫なことは、もしかしたら「やらなくてもいいこと」なのかもしれません
なので、「今、すべきことを最優先で行なっていくこと」こそが、人生を豊かにできる最初の一歩だと考えています
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386014/review/d4b0520c-aee9-4fce-b271-555ae0e06877/
公式HP:
https://spaceboxjapan.jp/bangbang/