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	<title>ルクセンブルク - Dr.Hawkの映画三昧</title>
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	<description>劇場公開の映画の情報＆感想＆考察のブログです</description>
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	<title>ルクセンブルク - Dr.Hawkの映画三昧</title>
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	<item>
		<title>【映画感想】蛇の道（2024年の日本映画）【後半：ネタバレあり】</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Hiroshi_Takata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Jul 2024 13:05:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★★★]]></category>
		<category><![CDATA[G]]></category>
		<category><![CDATA[スリラー]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>■男女逆転、舞台変更によって、違う意味の湿度というものが生まれたのかもしれません ■オススメ度 &#160; 柴咲コウの怪演を堪能したい人（★★★） &#160; ■公式予告編 鑑賞日：2024.6.20（MOVIX京都 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<h3><strong>■男女逆転、舞台変更によって、違う意味の湿度というものが生まれたのかもしれません</strong></h3>

<hr />
<h3><strong>■オススメ度</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>柴咲コウの怪演を堪能したい人（★★★）</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong>■公式予告編</strong></h3>
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</div>
<p><strong>鑑賞日</strong>：2024.6.20（MOVIX京都）</p>
<hr />
<h3><strong>■映画情報</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>仏題</strong>：Le chemin du serpent（蛇の道）、英題：Serpent‘s Path（蛇の道）</p>
<p><strong>情報</strong>：2024年、日本＆フランス＆ベルギー＆ルクセンブルク、113分、G</p>
<p><strong>ジャンル</strong>：ある事件を追う精神科医と患者を描いたスリラー映画</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>監督＆脚本</strong>：黒沢清</p>
<p><strong>原案</strong>：黒沢清『蛇の道（修羅の極道 蛇の道）』</p>
<p>Amazon Link（リメイク元：DVD）→ <a href="https://amzn.to/3RAx9mo">https://amzn.to/3RAx9mo</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>キャスト：（わかった分だけ）</strong></p>
<p><strong>柴咲コウ</strong>（新島小夜子：アルベールの手助けをする心療内科医）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>ダミアン・ボナール/Damian Bonnard</strong>（アルベール・バシュレ：8歳の娘を失う男）</p>
<p><strong>ヴィマラ・ポンス/Vimala Pons</strong>（ローラ・バシュレ：アルベールの妻）</p>
<p><strong>Hhbne Caputo？</strong>（マリー：アルベールの娘）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>マチュー・アマルリック/Mathieu Amalric</strong>（ティボー・ラヴァル：財団の会計係）</p>
<p><strong>グレゴワール・コラン/Grégoire Colin</strong>（ピエール・ゲラン：財団の幹部）</p>
<p><strong>スリマヌ・ダジ/Slimane Dazi</strong>（クリスチャン・サミー：財団の警護主任）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>青木崇高</strong>（新島宗一郎：小夜子の夫）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>西島秀俊</strong>（吉村三郎：小夜子の患者）</p>
<p>演者不明（吉村を悲しむ老女）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Michaël Vander-Meiren</strong>（ミシェル：ゲランの友人）</p>
<p><strong>Tarek Haddaji</strong>（ジェイク：ローラの協力者）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Farid-Eric Bernard</strong>（路駐を取り締まる警官）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Ted Etonne</strong>（倉庫の管理者）</p>
<p><strong>Oscar Zouzout</strong>（倉庫の護衛）</p>
<p><strong>Simon Fuentes</strong>（倉庫の護衛）</p>
<p><strong>Robin Le Prétre</strong>（倉庫の護衛）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Paloma Raytana？</strong>（小夜子の娘）</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong>■映画の舞台</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>フランス：パリ</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ロケ地：</p>
<p>フランス：パリ</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong>■簡単なあらすじ</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>フランスにて、精神科医として働いている小夜子は、患者のアルベールの「ある事件の解決」のサポートをしていた</p>
<p>アルベールは、8歳の娘マリーを亡くしていて、その亡骸は残忍そのものだった</p>
<p>彼は犯人を突き止めて復讐したいと考えていて、小夜子はその気持ちに添うことになった</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>小夜子とアルベールは、関与が疑わしい人物を特定し、玄関先でスタンガンにて気絶させて誘拐してしまう</p>
<p>アルベールはその男に娘マリーのビデオを見せ続け、満足な食事も与えず、排泄すらもさせなかった</p>
<p>そして、とうとう彼の口からある男の名前が出てくる</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>二人は、連鎖的に出てくる人物を捕まえては拷問を繰り返すのだが、小夜子はアルベールがいない隙を見計らって、相手に「あること」を囁いていくのである</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>テーマ</strong>：復讐の道程</p>
<p><strong>裏テーマ</strong>：罪を直視する意味</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong>■ひとこと感想</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>オリジナル版は拝見していないニワカではありますが、柴咲コウが怖いとのふれ込みが気になって鑑賞することになりました</p>
<p>ある幼女殺人事件を追う一般人というテイストで、組織的な関与を匂わせる中で、最後まで私的活動に終始していました</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>彼らの行動は犯罪なので警察を頼ることはできず、心理的なテクニックを利用して、相手の情報を聞き出すという流れになっていました</p>
<p>飢えと尊厳の喪失によって人格がおかしくなっていくのですが、その変化があまり見えないような感じになっていましたね</p>
<p>このあたりはフランス人と日本人の感情表現の違いがあるように思えます</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>一応は、ホラー＆スリラーだと思いますが、あまり背筋が凍るような場面もなく、ラストの肝心に思える映像は倫理的に避けていましたね</p>
<p>そこを表現するのは難しいのだと思いますが、映像を見ている相手のリアクションだけでは少々物足りない部分があったように思います</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><span style="color: #ff0000;"><strong>↓ここからネタバレ↓</strong></span></h3>
<h4><span style="color: #ff0000;"><strong>ネタバレしたくない人は読むのをやめてね</strong></span></h4>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #3366ff;">■</span>ネタバレ感想</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">映画のタイトルは『蛇の道』というもので、小夜子に睨まれたら敵は動けなくなるという意味合いがあるのだと思います</span></strong></p>
<p>人格攻撃を繰り返して、心理的な抑圧を与えた後に「安心」を与えようとするのですが、そこには小夜子の狡猾な仕掛けが施されていました</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>映画の中盤で、小夜子もその組織犯罪の被害者遺族であることがわかるのですが、アルベール自身もこの財団の行動に組み込まれていたのですね</p>
<p>そして、財団の創始者なき後も、アルベールの妻ローラとジェイクという男で継続させていたのですが、彼らがなぜそれを続けるのかはよくわかりませんでした</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">ラストは小夜子と夫・宗一郎とのスカイプ通話なのですが、宗一郎の表情だけで小夜子がどんな顔をしているのか想像できるところが1番のホラー要素だったように思えます</span></strong></p>
<p>面白いかどうかは何とも言えないのですが、個人的にはあまりハマらない作品でした</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #ff9900;">■</span>リメイク元について</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">本作のリメイク元は、同じ黒沢清監督によるもので、脚本は高橋洋が担当していました</span></strong></p>
<p>娘を殺された宮下（香川照之）が謎の男・新島（哀川翔）の協力で復讐をするという内容で、ある組織の幹部を次々に拉致し、拷問まがいのやり方で真相を追っていく、という内容でした</p>
<p>捕まる幹部は3人で、それぞれが自分の保身のために罪をなすり付け合うという構図になっています</p>
<p>本作は舞台はパリになっていますが、本筋はほぼ同じという感じになっています</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">この作品はVシネマの『復讐』という作品の3作目『修羅の極道 蛇の道』ですね</span></strong></p>
<p>捕まった幹部・大槻は映画のラヴァルに相当し、拘束され、トイレもダメ、ホースで水を浴びせられ、床にぶちまけられたご飯を食べさせられることになります</p>
<p>大槻は、ヤクザの組長・檜山の名前を挙げることになり、宮下はかつて檜山の下で働いていた人物であることがわかります</p>
<p>また、新島は塾の先生という設定で、この時に登場する生徒と意味深な会話をします</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">映画では、精神科医の小夜子が患者の吉村と話しますが、ここでの会話が全体とリンクしているのも同じ構造であると言えます</span></strong></p>
<p>大槻と檜山に対して、新島は「誰か適当な人物の名前を挙げろ」というのですが、この流れも踏襲していましたね</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>アマゾンではDVDの中古販売を見つけることができましたが、現在はPrime Videoなどでの配信は無いようですね</p>
<p>本作の公開とともにラインナップに入るかどうかわかりませんが、なんとか配信してほしいですね</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">舞台が日本ということもあって、かなり湿度の高い作品になっていますので、その違いを堪能するには、いくつかのレビューを読むよりは鑑賞した方が良いと思います</span></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #339966;">■</span>小夜子の仕掛けとその効能</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">本作において、小夜子は心理学的なアプローチにて、対象者を痛めつけるように描かれていました</span></strong></p>
<p>暴力的な部分は少なく、拘束による人間性の崩壊というものを意図として、それを躊躇なく実行していきます</p>
<p>その裏側にて、アルベールに知られないように次の展開を用意し、彼自身がその組織の一員であることを暴露させるに至ります</p>
<p>さらに、捕まえた者たちに囁き、心理誘導を行いながら、全てを掃除するという展開になっていました</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">人を操る心理学はたくさんありますが、本作の場合はテクニックを使っているというよりは、極限状態に追い込んでから仮初の出口を見せるというものでしたね</span></strong></p>
<p>尊厳をとことんまで踏み躙って、そこから逃れたいという欲求を強く植え付け、その為の行動は非常に簡単なものだったりする</p>
<p>それならば自分にもできるというもので、当初の「犯行自供」からすればハードルが低いものになっています</p>
<p>財団のパワーバランスはわかりませんが、トップに逆らうと殺されるレベルだと思うし、そもそも児童誘拐と臓器販売というタブー中のタブーに手を染めているので、その口外というのは相当高いハードルになっていたと考えられます</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">それに対して、「誰でも良いから名前を言え」みたいな「直接的に組織を売る」というものではないところが絶妙なのですね</span></strong></p>
<p>一人ずつ誰かを吐かせることで、いずれは黒幕の名前を言わざるを得ない時が来る</p>
<p>それが想像以上に早く、3人目のサミーあたりでたどり着くことになっていました</p>
<p>それでも、物語はここで終わらないというところが面白いところでした</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>小夜子は、次々と関係者を吐かせることで、犯行が行われている現場へと辿り着きます</p>
<p>そこでは、黒幕の後継者たる人物が登場し、それがアルベールの妻だったことがわかります</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">この段階でアルベールの精神は崩壊していて、さらに自分自身が知らずに関与していたことが晒されるのですね</span></strong></p>
<p>これによって、小夜子の復讐は終わるかのように思えましたが、実は最終関門が待っていた、というラストになっていました</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #ff0000;">■</span>120分で人生を少しだけ良くするヒント</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>本作は、監督自らのセルフリメイクということで、パリを舞台にして、主人公の性別を変えて作られています</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">どこまで成功しているかは何とも言えないのですが、個人的には柴咲コウが蛇っぽいなあぐらいの感想しか残りませんでした</span></strong></p>
<p>心理学的な要素がある作品で、心理学者を出してくると大体ハズレになるパターンが多いのですが、それは専門性のある心理学がそこまで登場しないことと、登場させても普通の人には理解できない作用の話になってしまうからだと思います</p>
<p>それゆえに、誰もが理解できそうな「心理学雑学レベル」でお茶を濁すようになり、その職業である必要があるのかがわからなくなってしまいます</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">また、性別が変わっていることが若干ネックになっている部分があって、それは同じことをしても、相手が男性か女性かで感じ方が違ってくるからなのですね</span></strong></p>
<p>男性が男性をムチで殴る、男性が女性をムチで殴る、女性が女性をムチで殴る、女性が男性をムチで殴る</p>
<p>こう書くと印象が変わることがわかると思うのですが、男女を問わずに、同性同士の場合には、その懲罰なるものがキツくなるイメージになります</p>
<p>それは、同性だと一番キツいところがイメージしやすくなり、それが必要だとすればピンポイントに攻めていけるからだと思います</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>映画は、この改変をどのような意図で行なったかはわかりにくい部分がありましたね</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">児童殺人が絡んでいる中で、その被害者が犯人を見つけるという道程を描いているのですが、そもそも自分の子どもが殺されたことによる受け止め方や感覚というものも男女によって違うように思います</span></strong></p>
<p>それゆえ、オリジナルのままの行動を取らせてしまうと、少しだけ違和感を感じてしまうのですね</p>
<p>この映画には、自分の子どもが被害に遭った女性が二人登場し、感情的になることなく淡々と謎を解く女がいるかと思えば、その犯罪を継承している女も登場します</p>
<p>このあたりがもの凄いネックになっている感じがして、犯罪の内容とその反応に違和感が残ったままだった、と言わざるを得ないのかな、と感じました</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong>■関連リンク</strong></h3>
<p><strong>映画レビューリンク（投稿したレビュー：ネタバレあり）</strong></p>
<p><a href="https://eiga.com/movie/101316/review/03944437/">https://eiga.com/movie/101316/review/03944437/</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>公式HP：</strong></p>
<p><a href="https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=hebinomichi">https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=hebinomichi</a></p><p>The post <a href="https://drhawkmovie.com/serpents_path/">【映画感想】蛇の道（2024年の日本映画）【後半：ネタバレあり】</a> first appeared on <a href="https://drhawkmovie.com">Dr.Hawkの映画三昧</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>【映画感想】ヒンターラント【後半：ネタバレあり】</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Hiroshi_Takata]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 Sep 2023 12:33:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★★★]]></category>
		<category><![CDATA[オーストリア]]></category>
		<category><![CDATA[ミステリー]]></category>
		<category><![CDATA[ルクセンブルク]]></category>
		<category><![CDATA[戦争]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://drhawkmovie.com/?p=5009</guid>

					<description><![CDATA[<p>■変わり果てた祖国の中にいて、彼らの住処はヒンターランドと呼ばれるに至っている ■オススメ度 &#160; 不可解な殺人事件を扱ったミステリーが好きな人（★★★） &#160; ■公式予告編 鑑賞日：2023.9.14（ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div>
<h3><strong><span lang="ja">■変わり果てた祖国の中にいて、彼らの住処は</span><span lang="ja">ヒンターランドと呼ばれるに至っている</span></strong></h3>

<hr />
<h3><strong>■オススメ度</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>不可解な殺人事件を扱ったミステリーが好きな人（★★★）</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■公式予告編</strong></h3>
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</p></div>
<p>	<script type="application/ld+json">{"@context":"http:\/\/schema.org\/","@id":"https:\/\/drhawkmovie.com\/hinterland\/#arve-youtube-iask81xwroc-2","type":"VideoObject","embedURL":"https:\/\/www.youtube-nocookie.com\/embed\/iAsK81XwROc?feature=oembed&iv_load_policy=3&modestbranding=1&rel=0&autohide=1&playsinline=0&autoplay=0"}</script></p>
</div>
<p><span lang="ja"><strong>鑑賞日</strong>：</span><span lang="ja">2023.9.14（T・JOY京都）</span></p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■映画情報</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>原題</strong>：Hinterland（辺境の地）</p>
<p><span lang="ja"><strong>情報</strong>：</span><span lang="ja">2021年、オーストリア＆ルクセンブルク、99分、PG12</span></p>
<p lang="ja"><strong>ジャンル</strong>：第一次世界大戦の帰還兵を巡る殺人事件を追うミステリー＆スリラー映画</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span lang="ja"><strong>監督</strong>：</span><span lang="ja">ステファン・ルツィビツキー</span></p>
<p><span lang="ja"><strong>脚本</strong>：</span><span lang="ja">ロバート・ブッフシュベンダー＆ハンノ・ピーター＆ステファン・ルツィビツキー</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p lang="ja"><strong>キャスト：</strong></p>
<p><strong>ムラタン・ムスル/Murathan Muslu</strong>（ぺーター・ペルグ：帰還兵の中尉、元警察官）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>リブ・リサ・フリース/Liv Lisa Fries</strong>（テレサ・ケルナー博士：事件を調べる解剖医）</p>
<p><strong>マルク・リンパッハ/Marc Limpach</strong>（ポリゼイラット・ヴィクトリア・レナー：ぺーターの旧友、警視）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>マックス・フォン・デル・グローベン/Max von der Groeben</strong>（ポール・セヴェリン：兄の行方を探している地元の警察官）</p>
<p><strong>Matthias Schweighöfer</strong>（ヨーゼフ・セヴェリン：行方不明のポールの兄）</p>
<p><strong>Maximillien Jadin</strong>（ホフマン：警官）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>アーロン・フリエス/Aaron Friesz</strong>（コバックス：若い帰還兵）</p>
<p><strong>スタイプ・エルツゥエグ/Stipe Erceg</strong>（バウアー：帰還兵）</p>
<p><strong>Timo Wagner</strong>（クラアーノ：帰還兵、中尉）</p>
<p><strong>Lukas Walcher</strong>（ヘレシュマティ：帰還兵）</p>
<p>演者不明（オイゲン・リヒター：帰還兵、騎馬隊長）</p>
<p><strong>Tystan Putter</strong>（ヤスタ：船上で死ぬ帰還兵）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>マルガレーテ・ティーゼル/Margarethe Tiesel</strong>（スボティック：ぺーターの邸宅の世話人）</p>
<p><strong>Miriam Fontaine</strong>（アンナ・ペルグ：ぺーターの妻）</p>
<p><strong>Marlene Pribil</strong>（マレーネ・ペルグ：ぺーターの娘）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Germain Wagner</strong>（シュタルケンベルク伯：君主活動の中心人物）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Markus Schleinzer</strong>（財布を盗む男）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Fabian Schiffkorn</strong>（バーホフ：警官）</p>
<p><strong>Andreas Radlherr</strong>（ウィエンタル：警官）</p>
<p><strong>Stanislaus Dick</strong>（聖シュテファン大聖堂の警官）</p>
<p><strong>Leopold Selinger</strong>（聖シュテファン大聖堂の警官）</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>
<p lang="en-US"><strong>Milton Martins</strong>（船長）</p>
<p><strong>Kangjing Qiu</strong>（アヘン売り）</p>
<p><strong>Manfred Dungl</strong> （退役軍人）</p>
<p><strong>Sabine Herget</strong>（平和主義者）</p>
<p><strong>Josef Borbely</strong>（闇市場のディーラー）</p>
<p><strong>Ronald Seboth</strong>（ポン引き）</p>
<p><strong>Nadiv Molcho</strong>（シオニスト）</p>
<p><strong>Dagmar Schwarz</strong>（シュテファン大聖堂の女性）</p>
<p><strong>Alois Frank</strong>（醸造所の従業員）</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong>■映画の舞台</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>1920年、</p>
<p>オーストリア：ウィーン</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ロケ地：</p>
<p>全編ブルーバックによるスタジオ撮影</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■簡単なあらすじ</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>1920年、第一次世界大戦を終えて帰国したぺーター・ペルク中尉たちは、命からがらウィーンへと戻った</p>
<p>祖国は敗戦し、今やオーストリア共和国と名前を変え、人々は貧困に喘ぎ、退役軍人もホームレスになる始末だった</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ある日、警視のレンナーに呼び出されたペーターは、そこで一緒に帰還したクラアーノの遺体と再開する</p>
<p>何かで背中を打ち殴られた後があり、首には何かで締めたような跡も見つかっている</p>
<p>解剖医のケルナー博士とともに捜査を開始することになったペーターは、犯人が示す「19」と言う数字に興味を示していた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんな折、今度はリヒターの死体が見つかり、親指一本だけを残して、全ての指が切断され、これも19を表していた</p>
<p>ぺーターは、大戦中の収容所での出来事を思い出し、そこで起きた壮絶な悲劇について想いを馳せる</p>
<p>そして、19と言う数字が示すものに少しずつ近づいていくのであった</p>
<p>&nbsp;</p>
<p lang="ja"><strong>テーマ</strong>：敗戦国の末路</p>
<p lang="ja"><strong>裏テーマ</strong>：数字が示す怨念</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■ひとこと感想</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>多忙のため、ブログの下地を作る間もなく、事前情報ゼロで参戦</p>
<p>背景がおかしいなあと思っていたら、案の定ブルーバックによるCG合成になっていました</p>
<p>歪んだウィーンの街並みが不気味で、戦争直後ということはわかってもWW1かWW2なのかを理解するまでに少しばかり時間がかかりましたね</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>映画は、戦争に負けたウィーンが舞台で、そこで起こる退役軍人連続殺人事件を追う、という展開を迎えます</p>
<p>ペーターが元刑事で、戦争に行かなかった旧友は出世しているという奇妙な関係で、その関係性の深さというものが徐々に判明していきます</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>物語的には、ミステリー要素が小説的で気になりましたが、警告を発するよりも、さっさと殺して行かない犯人像はよく分かりませんでしたね</p>
<p>おおっ！という展開になって、お前が犯人か！という展開のはずなのですが、犯人とわかった瞬間でも「誰？」という感じになっていて、何か見逃していたのかなあと思ってしまいましたね</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><span style="color: #ff0000;"><strong>↓ここからネタバレ↓</strong></span></h3>
<h4 lang="ja"><span style="color: #ff0000;"><strong>ネタバレしたくない人は読むのをやめてね</strong></span></h4>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong><span style="color: #3366ff;">■</span>ネタバレ感想</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">映画はネタバレがない方が楽しめますが、答え合わせの瞬間に全てが理解できるかと言われると微妙な感じになっていましたね</span></strong></p>
<p>戦時中の収容所で生き延びるために行ったことが、戦争後も彼らを縛り付けるという感じになっていましたが、当時の背景がほとんど説明されないので、察するのは大変な映画になっています</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">オーストリア＝ハンガリー帝国から戦争に突入したあたりの流れを知っていないと、途中で出てくるお偉いさんの嫌味がわからないという感じになっていますね</span></strong></p>
<p>帝国側の人間に恨みを持つ人間が多く、共和国制に変わったものの未来が見えない国だったという印象があります</p>
<p>そんな中で殺人事件が起こり、当局を嘲笑する流れになっているのですが、犯人の選定に関して言えば、ミステリーとしては邪道であると思います</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最初はモブのように思えた警官が、後半からはぺーターのバディのような存在になっていましたが、レンナーからバトンタッチをする理由はあまり感じません</p>
<p>むしろ、最初からセヴェリン弟を警視にしておいても良かったのかなと感じました</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">画面も非常に暗く、帰還兵が6人ほどいたように思えましたが、確認できたのは5人くらいでしたね</span></strong></p>
<p>誰が殺されていったのかもわからない感じになっていて、ともかく「19」だけを強調していましたね</p>
<p>その意味はざっくりと分かりますが、説明が下手な感じに思えました</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #ff9900;">■</span>歴史背景について</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">映画の時代背景は、第一次世界大戦後のオーストリア・ウィーンになっています</span></strong></p>
<p>1800年代後半にはオーストリア・ハンガリー二重帝国時代があって、1914年のサラエヴォ事件を機に、セルビアとの戦争が勃発することになりました</p>
<p>第一次世界大戦は、ドイツ帝国＆オーストリア＝ハンガリー帝国＆オスマン帝国＆ブルガリア帝国の「中央同盟国」と、イギリス＆フランス＆ロシアを筆頭にした「連合国」との戦いになっています</p>
<p>ちょうど第二次産業革命が起こったことで、技術革新と塹壕戦の膠着状態によって、多数の死者が出た戦いでもありました</p>
<p>戦争が長引いたこともあり、ドイツ帝国、オーストリア＝ハンガリー帝国、オスマン帝国、ロシア帝国の4つの国は革命によって崩壊に至っています</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>1918年9月29日、中央同盟国の中で停戦協定が起き始め、最初に締結したのはブルガリアでした</p>
<p>その後、10月30日にオスマン帝国がムドロス休戦協定を締結して降伏しています</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">オーストリア＝ハンガリー帝国が白旗を上げたのは10月29日、ヴィットリオ・ヴェネトの戦いを最後に崩壊状態になっていました</span></strong></p>
<p>10月に入ってから、ブダペスト、プラハ、ザクレブで独立宣言が出され、11月3日に休戦協定に同意することになりました</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>このオーストリア革命によって、臨時国民議会が発足し、暫定政府が定められます</p>
<p>新政府は社会民主党が担い、ドイツ＝オーストリア共和国となりました</p>
<p>映画では、この時期にピーターたちが帰ってくることになっています</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その後、ドイツとの合併がなくなって、オーストリア共和国になり、オーストリア連邦国という名前になって、第二次世界大戦に突入し、またドイツによって併合されるという歴史へと向かっています</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">オーストリアは長らくハプスブルグ家の帝政になっていましたが、それが崩壊したのが第一次世界大戦ということになります</span></strong></p>
<p>これによって、帝国主義から二大政党制へとなり、第一共和国時代を迎えることになっています</p>
<p>&nbsp;</p>
<div>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #339966;">■</span>タイトルの意味</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">映画のタイトルは「ヒンターラント」で英語の綴りは「Hinterland」となります</span></strong></p>
<p>なんで「Dなのにト」なのかは分かりませんが、言葉の意味としては「後背地」という意味になります</p>
<p>「後背地」というのは地理用語で、「港湾の背後にある陸地」という意味があり、「港から積み出す物資を供給したり、港に陸揚げされた物資を供給する範囲」という意味になります</p>
<p>いわゆる、港の背後にある街というイメージになりますね</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">「Hinter」には「道徳的または社会的な尊敬を失った人」という意味があり、これはそのままピーターたちの立場を表していますね</span></strong></p>
<p>国のために戦争をしたけれど、敗戦によって社会的な地位は最下層になっていますので、這い上がれないほど底辺という意味合いにもなっています</p>
<p>この言葉は地理用語ですが、初期の入植者は沿岸部から追いやられて、後背地に追いやられていたという歴史があります</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">転じて「目に見える場所の向こう側」という意味にもなるので、「無視されている場所」という意味にもなっています</span></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、比喩的な表現として、「曖昧なもの」「不明確なもの」「よく理解されていないもの」とか、「未知なるもの」という意味もあります</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">歴史的な流れを踏まえると、共和国に追いやられている状況を指しますし、ぺーターからすれば「戦争から帰ってきたけど理解できない状況」という見方にもなります</span></strong></p>
<p>また、帰還兵が連続で殺されている状況も「理解できないもの」なので、そういった意味としても通じるように思えます</p>
<p>&nbsp;</p>
<div>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #ff0000;">■</span>120分で人生を少しだけ良くするヒント</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">映画は、全編ブルーバック撮影ということが話題になっていて、鑑賞した人も背景の違和感をずっと感じていたと思います</span></strong></p>
<p>明らかにCGだよねという感じになっていて、それがリアルを狙っていないところが不思議な街並みになっています</p>
<p>歪んでいるというよりは何かが欠けているという感じになっていて、その不協和さがぺーターたちの心理状況を表しているようにも思えてきます</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>ブルーバック撮影ということは、いわゆる何もないところで演じているわけで、少しの小道具以外は全部CGということになります</p>
<p>この手法によって不可思議でリアルという世界観の演出に繋がっていて、全体的に青みがかっているのも特徴的だったと思います</p>
<p>映画は背景の美術を作るのにコストがかかるので、今回のように全編CGという作品も今後登場すると思います</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">実写なのかどうか問題は浮上しますが、今でもほとんどの作品でCG補正が行われているので、潔く全部やっちまいましたというのは逆に好感が持てます</span></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>物語は一応ミステリーもので、帰還兵連続殺人事件の顛末が描かれ、それは収容所時代の裏切りの連鎖ということになっていました</p>
<p>そして、犯人が事件を追っている刑事の兄貴ということになっていましたが、この人物の顔認識がほとんどできていなかったので、個人的には「え？ 誰？」って感じになっていましたね</p>
<p>会話の流れから「ああ、死んだことになっている兄貴か！」と分かりましたが、「死んでた発言」のミスリードがひどすぎるようにも思えてきます</p>
<p>とは言え、トリック暴きを楽しむ映画ではなく、委員会のメンバーを全員殺すという衝動的な殺人なので、いずれは犯人にたどり着いたでしょう</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">ぺーターも自分が狙われていることは薄々気づいていたようで、それよりもセヴェリン（弟の方）にどうやって隠そうかという感じになっていました</span></strong></p>
<p>犯人が挙がってしまえば隠せるものではないのですが、弟が知る必要のない兄の話でもあったので、ぺーターとしては逮捕するよりも、殺してしまってなかったことにしたかったのかもしれません</p>
<p>彼らにとっては戦地も祖国もヒンターランドになってしまっていたので、あの世界で生きる意味はなかったのかもしれません</p>
<p>ぺーターは最終的妻子のもとに戻りますが、彼女たちに話せない過去を抱えたまま生きて行かざると得ないと思うと、家庭内でもヒンターランドになってしまうのでしょうか</p>
<p>それを考えると、切なくてやりきれないなあと思います</p>
<p>&nbsp;</p>
<div>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■関連リンク</strong></h3>
<p lang="ja"><strong>映画レビューリンク（投稿したレビュー：ネタバレあり）</strong></p>
<p><a href="https://search.yahoo.co.jp/movie?p=%E3%83%92%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89+%E6%98%A0%E7%94%BB&amp;aq=0&amp;oq=%E3%83%92%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89&amp;ai=549eb52f-7a0d-438a-9841-2120645b5323&amp;at=s&amp;ts=5488&amp;sfp=1&amp;ei=UTF-8&amp;fr=sfp_as&amp;ml=q%3A%E3%83%92%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89+%E6%98%A0%E7%94%BB%3Bprop%3Amovie_revdetails%3BmovieReviewId%3A4726b45c-c2bc-49df-a959-f7f8bd07a65c%3BmovieCinemaId%3A390162%3Bcvpk%3A778_1%2C104_1%3B&amp;nasb=1">Yahoo!検索の映画レビューはこちらをクリック</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p lang="ja"><strong>公式HP：</strong></p>
<p>https://klockworx-v.com/hinterland/</p>
</div><p>The post <a href="https://drhawkmovie.com/hinterland/">【映画感想】ヒンターラント【後半：ネタバレあり】</a> first appeared on <a href="https://drhawkmovie.com">Dr.Hawkの映画三昧</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>【映画感想】エリザベート 1978【後半：ネタバレあり】</title>
		<link>https://drhawkmovie.com/cousage_2022/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=cousage_2022</link>
					<comments>https://drhawkmovie.com/cousage_2022/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[Hiroshi_Takata]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 05 Sep 2023 19:27:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[★★★]]></category>
		<category><![CDATA[オーストリア]]></category>
		<category><![CDATA[ドイツ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>■歴史と人物を知ることで、作品の意図していた部分の理解に追いつくのだと思います ■オススメ度 &#160; 中世の貴族に興味のある人（★★★） シシー（エリザベート）の生涯に興味のある人（★★★） &#160; ■公式予 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<h3><strong><span lang="ja">■歴史と人物を知ることで、作品の意図していた部分の理解に追いつくのだと思います</span></strong></h3>

<hr />
<h3><strong>■オススメ度</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>中世の貴族に興味のある人（★★★）</p>
<p>シシー（エリザベート）の生涯に興味のある人（★★★）</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■公式予告編</strong></h3>
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<p lang="ja"><strong>鑑賞日</strong>：2023.8.31（アップリンク京都）</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■映画情報</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>原題</strong>：Corsage（コルセット）</p>
<p lang="ja"><strong>情報</strong>：2022年、オーストリア＆ルクセンブルク＆ドイツ＆フランス、114分、PG12</p>
<p lang="ja"><strong>ジャンル</strong>：破天荒な皇后エリザベートの40歳になった瞬間を描いた伝記を基にしたヒューマンドラマ</p>
<p>&nbsp;</p>
<p lang="ja"><strong>監督＆脚本</strong>：マリー・クロツイアー</p>
<p>&nbsp;</p>
<p lang="ja"><strong>キャスト：</strong></p>
<p><strong>ヴィッキー・クリープス/Vicky Krieps</strong>（エリザベート/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Empress_Elisabeth_of_Austria">Empress Elisabeth of Austria</a>：オーストリア＝ハンガリー帝国の皇妃）</p>
<p><strong>フロリアン・タイヒトマイスター/Florian Teichtmeister</strong>（フランツ・ヨーゼフ/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Franz_Joseph_I_of_Austria">Emperor Franz Joseph I of Austria</a>：オーストリア＝ハンガリー帝国の皇帝）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>カタリーナ・ローレンツ/Katharina Lorenz</strong>（マリー・フェシュテティッチ/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Marie_Festetics">Countess Marie Festetics</a>：エリザベートの女官）</p>
<p><strong>ジャンヌ・ウェルナー/Jeanne Werner</strong>（イーダ・フェレンツィ/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Ida_Ferenczy">Ida Ferenczy</a>：エリザベートの女官）</p>
<p><strong>アルマ・ハスーン/Alma Hasun</strong>（ファニー/フランツィスカ・フェイファリク/<a href="https://de.wikipedia.org/wiki/Franziska_Feifalik">Fanny Feifalik</a>：エリザベートの髪の毛の世話をする女官）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>マヌエル・ルバイ/Manuel Rubey</strong>（ルートヴィヒ2世/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Ludwig_II_of_Bavaria">King Ludwig II of Bavaria</a>：バイエルン王、エリザベートのいとこ）</p>
<p><strong>フィネガン・オールドフィールド/Finnegan Oldfield</strong>（ルイ・ル・プランス/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Louis_Le_Prince">Louis Le Prince</a>：発明家）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>アーロン・フリース/Aaron Friesz</strong>（ルドルフ/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Rudolf,_Crown_Prince_of_Austria">Rudolf</a>：エリザベートの息子、長男）</p>
<p><strong>ローザ・ハサージュ/Rosa Hajjaj</strong>（マリー・ヴァレリー/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Archduchess_Marie_Valerie_of_Austria">Valerie</a>：エリザベートの娘、三女）</p>
<p><strong>リリー・マリー・チェルトナー/Lilly Marie Tschörtner</strong>（マリー/両シチリア王妃/ <a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Maria_Sophie_of_Bavaria">Queen Maria Sophie of Two Sicilies</a>：エリザベートの姉）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>コリン・モーガン/Colin Morgan</strong>（ベイ・ミドルトン/ <a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/George_%22Bay%22_Middleton">George &#8220;Bay&#8221; Middleton</a>：馬術の先生、エリザベートの愛人）</p>
<p><strong>アリス・プロセッサー/Alice Prosser</strong> （アンナ・ナホウスキー/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Anna_Nahowski">Anna Nahowski</a>：フランツの愛人）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Kajetan Dick</strong>（カエタン・フェルダー/<a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Cajetan_von_Felder">Cajetan Felder</a>：ウイーン市長）</p>
<p><strong>Tamás Lengyel</strong>（ジュラ・アンドラーシ/<a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Gyula_Andr%C3%A1ssy">Gyula Andrássy</a>：ハンガリーの首相）</p>
<p><strong>David Oberkogler</strong>（トゥルムブルク伯ラトゥール/<a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Theodor_Franz,_Count_Baillet_von_Latour">Count Latour of Thurmburg</a>：オーストリアの帝国陸軍大臣）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Regina Fritsch</strong>（フュルステンベルク伯爵夫人/Countess of Fürstenberg：ドイツの貴族）</p>
<p><strong>Raphael Nicholas</strong>（スペンサー伯爵/Earl of Spencer：第5代スペンサー伯爵、イギリスの貴族）</p>
<p><strong>May Garzon</strong>（スペンサー夫人）</p>
<p><strong>Eva Spreitzhofer</strong>（マリー・メリタ/<a href="https://en.m.wikipedia.org/wiki/Princess_Marie_Melita_of_Hohenlohe-Langenburg">Princess Marie of Hohenlohe</a>：ホーエンローエ公妃、ホーエンローエ＝ランゲンブルク王女）</p>
<p><strong>Ivana Urban</strong>（アンドラーシ夫人）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Norman Hacker</strong>（ライデスドルフ：主任医師）</p>
<p><strong>Klaus Huhle</strong>（フォン・ヴィダーホーファー医師/<a href="https://de.wikipedia.org/wiki/Hermann_von_Widerhofer">Dr. von Widerhofer</a>：オーストリア皇室の小児科医）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Marlene Hauser</strong>（フィニ：使えない侍女）</p>
<p><strong>Johanna Mahaffy</strong>（ロッティ：侍女）</p>
<p><strong>Resi Reiner</strong>（リシ：侍女）</p>
<p><strong>Astrid Perz</strong>（ミニー：乳母）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>Sonia Laszlo</strong>（フェンシングの先生）</p>
<p><strong>Alexander Pschill</strong>（ゲオルグ・ラーブ/<a href="https://en.wikipedia.org/wiki/George_Raab">Georg Raab</a>：宮廷画家）</p>
<p><strong>Stefan Puntigam</strong>（オットー：執事）</p>
<p><strong>Johannes Rhomberg</strong>（カール・フォン・ハーゼナウアー男爵/Carl Baron of Hasenauer：オーストリアの建築家）</p>
<p><strong>Oliver Rosskopf</strong>（バレー・オイゲン：フランツの従者）</p>
<p><strong>Raphael von Bargen</strong>（ホーエンローエ＝シリングスフュルスト：巡査）</p>
<p><strong>Didier Benini</strong>（マーケットの店主）</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong>■映画の舞台</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>1877年、</p>
<p>オーストリア：ウィーン</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>イギリス：ノーサンプトンシャー</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ドイツ：バイエルン</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ロケ地：</p>
<p>オーストリア：</p>
<p>Vienna/ウィーン</p>
<p><a href="https://maps.app.goo.gl/LaTqtyLNJmH8TtTx9?g_st=ic">https://maps.app.goo.gl/LaTqtyLNJmH8TtTx9?g_st=ic</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>オーストリア：ウィーン</p>
<p>Hiertzing/ヒーツィンク</p>
<p><a href="https://maps.app.goo.gl/k2gji6hdZvRvUUTo8?g_st=ic">https://maps.app.goo.gl/k2gji6hdZvRvUUTo8?g_st=ic</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ルクセンブルク：</p>
<p>Schifflange/シフランジュ</p>
<p><a href="https://maps.app.goo.gl/pJn3GCfvQszp8pmh9?g_st=ic">https://maps.app.goo.gl/pJn3GCfvQszp8pmh9?g_st=ic</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ベルギー：ヴィルトン</p>
<p>Château de Laclaireau &#8211; Rue de la 7ème</p>
<p><a href="https://maps.app.goo.gl/xeBJ96dN4DeNMdxSA?g_st=ic">https://maps.app.goo.gl/xeBJ96dN4DeNMdxSA?g_st=ic</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Ethe/エトー</p>
<p><a href="https://maps.app.goo.gl/SytuSpC2favUfHRS9?g_st=ic">https://maps.app.goo.gl/SytuSpC2favUfHRS9?g_st=ic</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■簡単なあらすじ</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>オーストリア＝ハンガリー帝国の皇后であるエリザベートは、40歳を迎えて情緒不安定になっていた</p>
<p>メイクのノリも悪く、コルセットもキツくなり、体型を維持することも難しい</p>
<p>夫のフランツ・ヨーゼフ皇帝は自分に振り向くこともなく、若い女と関係を持っていると噂されていた</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>エリザベートはウイーンにいるのが苦痛で、しばしば出かけては馬術教師のベイと過ごしたり、実家に戻っていとこのルートヴィッヒ2世と過ごしている</p>
<p>フランツは特段気にかけていなかったが、それによって関係は悪化の一途をたどり、とうとう夜の時間も無くなってしまう</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>娘のマリー・ヴァレリーからも軽蔑されているエリザベートは、彼女に風邪を引かせたことをきっかけに、さらに夫婦仲が悪くなってしまった</p>
<p>そこでエリザベートは旅行に行くことを決め、息子のルドルフと共にイングランドのノースハンプシャーへ向かうことになったのである</p>
<p>&nbsp;</p>
<p lang="ja"><strong>テーマ</strong>：束縛からの解放</p>
<p lang="ja"><strong>裏テーマ</strong>：自由とわがまま</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■ひとこと感想</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p>エリザベートの事はそこまで詳しくなく、むしろ「知らない人が観たらどんな感じになるのか」を試す意味で、事前予習をせずに鑑賞することになりました</p>
<p>ヴィッキー・クリープス扮するエリザベートが中指立てているポスターが秀逸で、40歳になった彼女の鬱憤というものが散りばめられていました</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>史実を知っている方が楽しめると思いますが、そこまで詳しくなくてもギリついていけるレベルでしょうか</p>
<p>我がまなな王女の行き場のない葛藤は、まるでコルセットに締め付けられているように描かれていて、観ているこちら側も苦しく感じてしまいます</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人間関係に関しての説明はほとんどないので、エリザベート自身よりは、当時のオーストリア＝ハンガリー、そしてパプスブルグ家などの貴族の背景と関係性の方が鑑賞には重要な内容でしたね</p>
<p>パンフレットにはきちんと女官（侍女）まで人物相関図がありますので、これで予習すればネタバレなく理解できるのではないでしょうか</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><span style="color: #ff0000;"><strong>↓ここからネタバレ↓</strong></span></h3>
<h4 lang="ja"><span style="color: #ff0000;"><strong>ネタバレしたくない人は読むのをやめてね</strong></span></h4>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong><span style="color: #3366ff;">■</span>ネタバレ感想</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">映画は、歴史を知っていることを前提に話が進み、背景の説明は「1877年、12月、ウィーン」ぐらいしか描かれません</span></strong></p>
<p>場所はオーストリアのウィーンとイングランドのノースハンプシャーしか出てこないので、今の住処と実家を行き来しているぐらいのノリで問題ないと思います</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">人間関係はちょっと複雑ですが、実際の家族関係よりもかなり端折って選別しているので、イメージ以上には多くありません</span></strong></p>
<p>エリザベートの姉、エリザベートの息子と娘ぐらいが家族で、長女は回想的な意味合いで登場するくらいです</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>交友関係もそこまで広くないのですが、食事やパーティーシーンではたくさんの人が登場します</p>
<p>その辺りも「偉いさん＝夫の友人」「嫌味っぽい貴婦人＝貴族」ぐらいなもので、彼女のプライベートに登場するのは3人の女官と3人の侍女になっています</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">wikiなどには詳しく載っていますが、それを理解するためにさらにヨーロッパ史を紐解いていかねばなりません</span></strong></p>
<p>そんなことよりも、男性社会の中の生きづらさを体感できれば、それでOKの映画になっていると思いました</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #ff9900;">■</span>エリザベートあれこれ</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">エリザーベート（Empress Elisabeth of Austria）は、1837年にオーストリアのバイエルン州で生まれた女性で、愛称は「シシー」と呼ばれています</span></strong></p>
<p>1854年に皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と結婚し、オーストリア皇妃およびハンガリー女王となりました</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">ちなみに彼女は、1898年（映画の20年後）に暗殺されて死んでいます</span></strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>彼女が結婚したのが16歳の時で、出自はバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家でした</p>
<p>結婚した後は、ハプスブルグ家の宮廷生活を送ることになり、ヨーゼフの母ソフィー大皇妃を対立することになります</p>
<p>ソフィーはエリザベートが子どもを産んだのちに勝手に取り上げ、その内の一人に自分と同じ名前のソフィーを名付けます</p>
<p>このソフィーが幼児期に亡くなっていて、それが遺恨の決定的な原因ともされています</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">その後、長男のルドルフが生まれ、ハプスブルグ家の中での地位も向上しましたが、同時にエリザベート自身の健康問題が浮上します</span></strong></p>
<p>彼女は療養を兼ねてハンガリーに出向くことが多くなり、そこでハンガリーとの二重君主制に貢献することになっていました</p>
<p>映画では、この二重君主制に否定的な声がエリザベートに集中しているように描かれていましたね</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ちなみに、映画の10年後にルドルフは愛人のメアリー・ヴェッセラとともに狩猟小屋で自殺をしています</p>
<p>これは「マイヤーリング事件（<a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Mayerling_incident">Mayerling Incident</a>）」と呼ばれています</p>
<p>本編の後の出来事なので割愛しますが、気になる方はググって見てください</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">エリザベートの身長は173cmあったとされていて、当時としては異様に背が高かったとされています</span></strong></p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">それでも体重50キロを維持するために、乗馬や運動、断食などを行なっていました</span></strong></p>
<p>また、スタイルを維持するためにコルセットを使用し、これを強く締めるという行動に出ています</p>
<p>ウエストを40センチにすることにこだわりを持っていました</p>
<p>当時のコルセットはフロントをホックで止めるものが主流でしたが、エリザベートは革のしっかりしたものを使用し、紐で縛り上げるスタイルを取っていました</p>
<p>この作業には1時間近くかかることもあったとされています</p>
<p>彼女のウエストに関しては、「ほぼ非人間的なほど細い」と評されたり、ヴィクトリア女王はその細さに恐怖を感じたという逸話があるくらいです</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>映画では、後半に長い髪を切るというシークエンスがあり、女官のファニーがショックを受けるというシーンがありました</p>
<p>彼女の髪はとても長くて重く、手入れに3時間ぐらいかかっていたとされています</p>
<p><strong><span style="color: #ff9900;">美容師のファニー（フランツィスカ・フェイファリック）はウィーンのブルク劇場の舞台美容師でしたが、エリザベートの髪を整えるために同行するようになりました</span></strong></p>
<p>ファニーは指輪の着用を禁じられ、白い手袋の着用を義務付けられていたとされています</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #339966;">■</span>エリザベートの予後について</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">映画では、1878年に40歳になったエリザベートが、長い髪を切り、侍女に自分の身代わりをさせ、夫には愛人のアンナと会う許可を与えていました</span></strong></p>
<p>そして、豪華客船から海に身投げをするというシーンがあり、彼女が自由になったという演出がなされていました</p>
<p>公人としては影武者を用意していたのですが、それで一般人になるのかと思ったらダイブ（おそらく自殺）というのは驚いてしまいます</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">彼女が途中で入れ替わったかどうかはわかりませんが、史実としては、映画の20年後に暗殺されるという出来事があり、彼女の生涯は意外な決着になっていました</span></strong></p>
<p>60歳になったエリザベートは暗殺未遂の可能性がある警告を無視して、お忍びでスイスのジュネーブを訪れることになりました</p>
<p>1898年9月10日の午後1時35分、エリザベートと侍女のイルマ・スタライ（映画では登場しません）ともに、ジュネーブ行きの蒸気船に乗るために、レマン湖畔のホテルを出発しました</p>
<p>彼女は行列を嫌っていたため、彼女の護衛はほとんどいなかったとされています</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そこに25歳のイタリア人アナキストの<a href="https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%8B">ルイージ・ルケーニ</a>（<a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Luigi_Lucheni">Luigi Lucheni</a>）が現れ、エリザベートの日傘の下に潜りこむという行為を行います</p>
<p>その際に、長さ4cmの針やすりにて彼女を刺したのですね</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">当初はオルレアン公を殺害する計画を立てていたルケーニですが、ジュネーブの新聞がエリザベートがこの地にいると暴露し、それが彼の目に留まったとされています</span></strong></p>
<p>刺された後、蒸気船に乗り込んだエリザベートは、そこで怪我に気づかれ、同行した看護師の手当を受けることになります</p>
<p>船はジュネーブへと戻り、ホテルに戻ることになりますが、その時点で死亡していたとされています</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #339966;">死因は胸部に凶器が85mm貫通し、肋骨を折った後、肺と心臓を貫通していたことでした</span></strong></p>
<p>エリザベートはきついコルセットを装着していたため、その圧力で心臓は動き続け、殺害現場から船に乗ることができたとされています</p>
<p>凶器が取り除かれたために出血が起きたとされていて、それがそのままだったら彼女はもう少し長く生きていたかもしれないとされています</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3><strong><span style="color: #ff0000;">■</span>120分で人生を少しだけ良くするヒント</strong></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">映画がこの史実を改変した理由は明白で、男性社会における女性の不自由さというものを描いていたからだと言えます</span></strong></p>
<p>タイトルでもあるコルセットは、当時の女性に求められていた生きづらさの象徴でもあり、それを男尊女卑に特化させています</p>
<p>実際には、貴族意識であるとか、ハプスブルグ家の慣習、義母との関係性なども悩みの種だったと思いますが、映画では見事にスルーされていました</p>
<p>改変がもたらすインパクトを優先していたと考えられるので、テーマありきだと不要のエピソードになってしまいます</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">映画では、影武者を立てたエリザベートが豪華客船から飛び降りるのですが、この豪華客船が当時のものとは思えない異質さがありました</span></strong></p>
<p>一応は、19世紀に入ってから蒸気機関が発展し、1807年頃にクラーモント、カティサークなどの船が登場しています</p>
<p>クラーモントは1806年にアメリカで作られ、カティサークは19世紀にイギリスで作られたものでした</p>
<p>映画の時期にあたる1877年頃にカティサークはロンドンからシドニーに向けて出発できるほどの性能になっていたので、このような船に乗っていたとしても不思議ではないと思います</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>とは言え、これら一連のシーンは「虚実混合」のイメージが強く、あえて虚構に寄せているように見えました</p>
<p>なので、イメージショットとしての意味合いが強いのかなと感じました</p>
<p>ちなみに彼女がこの時に向かったのはイタリアのアンコーナなのですが、当時のアンコーナはイタリア王国の領土でしたね</p>
<p>色々ググって見ましたが、彼女がその地を訪れる意味というのは分かりませんでしたが、目的が土地ではなくダイブだったので、目的地に深い意味はないのかもしれません</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">映画は、史実を改変している内容で、原題の意味を知らないとポカーンとなってしまう映画でもあります</span></strong></p>
<p>コサージュ（Corsage）と言えば、ドレスなどにつける花飾りの意味として現代では浸透していますが、フランス語では「ガードル＝胴着」を意味する言葉になります</p>
<p>エリザベートの歴史を知らなくても、映画の中で強調されまくるので誤認はしないと思いますが、今では英語のコサージュの方が浸透しているので、そのイメージが強いのは仕方ないことだと思います</p>
<p><strong><span style="color: #ff0000;">コサージュは求愛の贈り物としての歴史があり、ドレスにピンで止める時代もありました</span></strong></p>
<p>その後、手首につけるのが主流となり、今のスタイルにつながっています</p>
<p>女性の体に巻き付けるという意味合いは同じなので、活動家の人たちがネタにしそうではありますが、ファッションの意味合いの方が強いので難癖に思えてきますね</p>
<p>主義主張のために解釈を加えるのが活動という人もいるので、そう言った目線の人には本作の改変と同様に連動させてしまうのかもしれません</p>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<h3 lang="ja"><strong>■関連リンク</strong></h3>
<p lang="ja"><strong>映画レビューリンク（投稿したレビュー：ネタバレあり）</strong></p>
<p><a href="https://search.yahoo.co.jp/movie?p=%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%881878&amp;aq=-1&amp;ai=615f9596-eb40-4815-890c-e02003bb7c7e&amp;ts=5044&amp;sfp=1&amp;ei=UTF-8&amp;fr=sfp_as&amp;ml=q%3A%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%881878%3Bprop%3Amovie_revdetails%3BmovieReviewId%3Ab3901024-a1ed-407b-8a4b-09caaf693e71%3BmovieCinemaId%3A389380%3Bcvpk%3A777_2%2C104_1%3B&amp;nasb=1">Yahoo!検索の映画レビューはこちらをクリック</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p lang="ja"><strong>公式HP：</strong></p>
<p><a href="https://transformer.co.jp/m/corsage/">https://transformer.co.jp/m/corsage/</a></p><p>The post <a href="https://drhawkmovie.com/cousage_2022/">【映画感想】エリザベート 1978【後半：ネタバレあり】</a> first appeared on <a href="https://drhawkmovie.com">Dr.Hawkの映画三昧</a>.</p>]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drhawkmovie.com/cousage_2022/feed/</wfw:commentRss>
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