■ドライブ・イン・マンハッタン


■オススメ度

 

タクシー内の会話劇に興味のある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.2.20(アップリンク京都)


■映画情報

 

原題:Daddio(お父さん、元気か?)

情報:2023年、アメリカ、100分、G

ジャンル:偶然乗り合わせたタクシーで濃密な会話をする運転手と客を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:クリスティ・ホール

 

キャスト:

ダコタ・ジョンソン/Dakota Johnson(ガーリー/ Girlie:JFK国際空港からタクシーに乗る女性)

ショーン・ペン/Sean Penn(クラーク/Clark:ガーリーを乗せるタクシーの運転手)

 

Marcos A. Gonzalez(タクシー乗り場の係員)

Zola Lloyd(魚のお菓子で遊ぶ少女)

Shannon Gannon(怒鳴る運転手の声)

 


■映画の舞台

 

アメリカ:

ニューヨーク州マンハッタン

 

ロケ地:

アメリカ:

ニューヨーク州マンハッタン

 


■簡単なあらすじ

 

オクラホマから自宅に向かったガーリーは、JFK国際空港からタクシーに乗った

運転手は寡黙な年配だと思われたが、高速678号線に入ったあたりから、少しずつ会話が始まった

最初は現金客がいなくなってチップが無くなったという話から、アプリの普及で何でもできるようになったという愚痴が続いていく

ガーリーは運転手の話を傾聴していたが、退屈には思わなかった

 

その日の最後の客だということで、のんびりと走る中、彼女がタクシーに乗るのは初めてではないことに気づく

そんな話をしながら、運転手が注意深く女性客を見ていると、何やらスマホでメッセージを送り合っているように重rた

そして、乗せた家族づれのお客のことを話し出し、スマホから目を離さなかった少女のことなどを話し出した

 

それからも何気ない会話が続くものの、何かの事故渋滞に巻き込まれてしまう

二人は相手を驚かせる話をしていたが、突如、下世話な話へと向かってしまう

それは、運転手の結婚についての話で、さらにその話と絡ませるように、スマホのメッセージの相手のことを言い当てるのである

 

テーマ:渇望の先にある欲望

裏テーマ:一夜限りの親友

 


■ひとこと感想

 

ダコタ・ジョンソンとショーン・ペンのみが登場する室内会話劇で、これで100分をどう乗り切るんだろうと思っていました

タクシーの運転手とのその場限りの会話を楽しむ人だと面白いと思いますが、意外なほどに濃い話をしてしまいがちなところがありますね

話す必要のないことを話したりするのですが、沈黙が苦手な場合もあれば、言葉に出すことで整理するという意味合いもあると思います

 

映画では、人生経験豊富なクラークがガーリーに直面している問題を深掘りしていくという内容になっていて、相手を驚かせる話をすれば1ポイントみたいなゲームを始めてしまいます

ジャブのような他愛のない話から、クラークの結婚の話などが飛び出して、ハードルが低くなったのか、ガーリーの恋愛の話へと発展していきます

 

ラストでは驚きの告白があるのですが、それが彼の想定内だったのかどうかは何とも言えないところがありますね

でも、話したいことがあるんだということが伝わっていて、擬似的な父親代わりになっていた部分もあったように思います

退屈に感じる人もいるかもしれませんが、ダコタ・ジョンソンのたくさんの表情が見られるので、それだけで満足できる内容のように思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

JFK国際空港から高速を使ってマンハッタンまでという道のりで、ほぼリアルタイムに等しい道中になっていたと思います

空港から乗るタクシーの料金が一律というのは面白い設定ですが、ラストのチップの多さにびっくりしてしまいましたね

今のレートだと75000円くらいになるので、運賃よりも高いんじゃないかと思ってしまいます(調べてみたら、JFK国際空港からマンハッタンの一律金額は70ドルとのこと、チップは料金の10%〜30%が相場なので、かなりの高額であることがわかります)

 

映画は、オクラホマにてある出来事があって、そこから帰ってくるガーリーを描いていますが、彼女はタクシーに乗るなり身だしなみを整える仕草を取っていました

誘惑にも思えますが、脚本を見ると「それは鎧のようだ」と書かれていて、ある種の防御壁のような役割をしていたことがわかります

彼女はオクラホマにて流産を起こしていて、それによって血色が悪いということもあって、それを濃い口紅で誤魔化そうとしていたのかもしれません

 

驚かせあいの中で、クラークは自分をクソ人間であると暴露し、ガーリーの頭の良さを引き立てています

奥さんとの会話の中でも、何か起こった時に笑うのか怒るのかを選ばなければならないというのがありましたが、その選択は相手を讃えていたことがわかります

そんな機知に気づくガーリーだからこそ、クラークには話せると思ったのではないかと感じました

 


■欠乏が生み出す空虚と狂気

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■握手ではなく頬をさわる意味

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102928/review/04796841/

 

公式HP:

https://dim-movie.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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