■デビルズ・ゲーム
Contents
■オススメ度
猟奇的ボディチェンジ映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.13(MOVIX京都)
■映画情報
原題:악마들(悪魔)、英題:Devils(悪魔たち
情報:2022年、韓国、106分、R15+
ジャンル:サイコパス殺人鬼と体が入れ替わった刑事を描いたクライムスリラー
監督&脚本:キム・ジェフン
キャスト:
チャン・ドンユン/장동윤(チャ・ジニョク/진혁:サイコパスの連続殺人鬼)
オ・デファン/오대환(チェ・ジェファン/재환:ソウル警察庁広域捜査隊の強力2班の刑事)
チェ・グィファ/최귀화(チーム長、ジェファンの上司)
チャン・ジェホ/장재호(キム・ミンソン/민성:ジェファンの後輩)
チ・ナムヒョク/지남혁(ジョンウ/정우: ジェファンの同僚)
リー・サンウォン/이상원(ソンジン/성진:ジェファンの同僚)
キム・テギョム/김태겸(スンヒョン/승현:殺人鬼に殺されるジェファンの同僚、ジェファンの義弟)
ファンボラ/황보라(ミソン/미선:スンヒョンの妻、ジェファンの妹)
シン・スンファン/신승환(チェ・ヒョナ/최현아:ジェファンの娘)
ワン・ジヘ/왕지혜(ジンスク/진숙:ジェファンの妻)
キム・ウォンヘ/김원해(ギナム/기남:法医学者)
ソン・ジョンハク/손종학(イ・ジュチョル:ジニョクの仲間、ホームレスの老人)
ユン・ビョンヒ/윤병희(イ・ヨハン/요한:ジニョクの仲間、情報提供者)
シン・スンファン/신승환(パク・ソンマン/석만:ジニョクの仲間)
ソン・ジョンファン/손정환(刑事)
イ・スンジュン/이승준(刑事)
キム・ジンマン/김진만(刑事)
ムン・ビョンジュ/문병주(刑事)
キム・ソウォン/김서원(刑事)
チャンスル/장술(刑事)
チェ・サンジェ/최상재(制服警官)
キム・ハンソル/김한솔(制服警官)
チョン・ドングン/정동근(制服警官)
チェ・ドンハク/최돈학(制服警官)
カン・チュンソン/강춘성(制服警官)
イム・スンフ/임승후(制服警官)
ペク・ジョンホン/백종헌(警察警部補)
ハン・ソユン/한서윤(脳神経外科医)
ソ・ソンジョン/서성종(救命士)
イ・ソハン/이서한(救命士)
オ・ヨンス/오윤수(看護師)
ダ・ソナ/다소나(看護師)
ペク・ジョンホン/백종헌(医療部隊の隊長)
チュ・ソクヨン/추석영(刑務官)
キム・ガンミン/김강민(刑務官)
クォン・ミンギョン/권민경(ミンソンの母)
ソク・ボヘ/석보배(ミンソンの恋人)
ソン・ウリム/송우림(火葬場職員)
チョン・セイン/정세인(火葬場職員)
ビョン・ヘヨン/변혜영(レポーター)
チェ・ユンビン/최윤빈(被害者家族)
イ・ナヒョン/이나현(被害者家族)
ソン・ウ/선우(被害者の女性)
チョン・へウォン/전혜원(ニュースアンカー)
キム・ヨンピル/김용필(ニュースアンカー)
ユ・アルム/유아름(ニュースアンカー)
キム・ジア/김지아(ニュースアンカー)
■映画の舞台
韓国:ソウル
京畿道南楊州市
ロケ地:
韓国のどこか
■簡単なあらすじ
ソウルの広域捜査隊のジェファンは、すでに8人もの被害者を出している連続殺人事件を追っていた
ある筋から提供された情報を元に家探しをすることになったジェファンは、後輩のスンヒョンとともに現場に向かったが、スンヒョンは命令を無視して先に建物に入ってしまった
犯人グループに勘づかれたスンヒョンは刺されて殺されてしまった
犯人グループに逃げられたジェファンたちだったが、犯人の一人を捕捉することに成功する
ミンソンとともに現場に向かったジェファンは、森の中に犯人を追っていく
だが、ジェファンも犯人らしき人物の姿は見えず、捜索も打ち切られてしまった
それから1年後、ソウル警察の玄関先に暴走車が突入する事件が勃発する
その中には、行方不明だったジェファンと犯人とされるジニョクが乗っていた
ジニョクは目覚めると、自分の姿がおかしいことに気づく
それは、ジニョクの中にジェファンがいて、ジェファンの中にジニョクがいるという、人格が入れ替わっていたのである
テーマ:目的のための所業
裏テーマ:悪魔を倒すのは悪魔
■ひとこと感想
体が入れ替わる系のファンタジー映画ですが、後半では「リアルに寄せた設定」というものが登場していました
連続殺人鬼を追う刑事と、その犯人の中身が入れ替わるというもので、それによって警察内部の情報が犯人に知れ渡り、犯人は自分が刑事だと証明するために、犯人探しをすることになりました
後輩のミンソンにだけ入れ替わりを告げて、そうして犯人を検挙させるのですが、その先にはヤバい展開が待っていたことがわかります
ボディチェンジ系の映画は、頭をぶつけたとか色んな要因がありますが、本作の場合はかなりぶっ飛んだ内容になっていました
詳しくはネタバレ感想で書きますが、知り合いの医師に聞いたところ、「実在するそれっぽい薬の名前をもじっている」とのこと
自律神経に左右する系の薬なども含まれているそうですね
とは言え、本作の魅力はそこではなくて、一人で二役を演じる演者の力量に尽きると思います
弱々しさとサイコパス、誠実な刑事と裏のある悪魔
英題が「Devils」になっているところも見逃せないかなあと思いました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は、いわゆる「薬物系洗脳」を主体として、記憶と人格を操作するという内容になっていました
これを仕掛けたのが刑事側というところがぶっ飛んでいて、自分たちが逃げるために警察に潜入するようにも見えるところが面白くもあります
使用された薬剤は「スコポラミン、メスカリン、アモバルビタール」と表記されていましたが、医師もしくは薬剤師なら「元ネタの薬剤がわかる」のだそうです
映画は、体を盗まれた刑事ジェファンが「自分が刑事であることを信用させるために」という目的で動いていきます
それに巻き込まれるのが後輩のバディ・ミンソンで、チーム長までは半信半疑で知っているという状況になっています
この本当かどうかわからないというのが最後まで続くのですが、どうやら「どっちかは息がある」ようで、もしかしたら助かったのかも知れません
英題は「Devils」で、「複数の悪魔」という意味になりますが、それが連続殺人鬼「たち」という意味ではなかったのですね
ジェファンも目的のために魂を悪魔に売り渡していて、彼の所業は擁護できるようなものではないと思います
事件が解決しても、犯人を全滅させてようやく闇に葬れるという感じで、最後は「疑わしきは罰する」になっていましたね
チーム長を完全に信用させられなかったのが誤算のように思えますが、妻と娘を守るためにあのような行動を取ったんだろうなあと思いました
■入れ替わり系の面白さ
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■あの所業は再現可能なのか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103051/review/04874115/
公式HP: