■Playground 校庭


■オススメ度

 

子どもたちの世界について知りたい人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.3.11(アップリンク京都)


■映画情報

 

原題:Un monde(世界)、英題:Playground(遊び場)

情報:2021年、ベルギー、72分、G

ジャンル:ある小学校の校庭を中心に起こる子どもたちだけの世界を描いたスリラー映画

 

監督&脚本:ローラ・ワンデル

 

キャスト:

マヤ・ヴァンダービーク/Maya Vanderbeque(ノラ/Nora:小学校に入学する少女、7歳、いじめの目撃者)

ガンター・デュレ/Günter Duret(アベル/Abel:ノラの兄、10歳、いじめの被害者)

 

Elsa Laforge(ヴィクトワール/Victoire:ノラと仲良くなる少女)

Lena Girard Voss(クレマンス/Clémence:ヴィクトワールの友だち)

 

Simon Caudry(アントワン/Antoine:アベルをいじめる首謀者)

Thao Maerten(デビッド/David:アントワンの仲間)

James Seguy(マリク/Malik:アントワンの仲間)

 

Naël Ammama(イスマエル/Ismaël:いじめの対象になるクラスメイト)

 

Émile Salamone(マッテオ/Matteo:クラスメイト)

 

カリム・ルクルー/Karim Leklou(アベルとノラの父)

 

ローラ・ファーリンデン/Laura Verlinden(アニエス先生/Mme Agnès:ノラの担任)

 

Laurent Capelluto(アントワンの父)

Anne-Pascale Clairembourg(ヴィクトワールの母)

 

Sandrine Blancke(フランク先生)

Monia Douieb(アベルの担任の先生)

Michel Israël(校長先生)

Kylian Decorne(体育教師)

Marie-Christine Georges(先生)

 

Sophia Leboutte(法廷監督官)

Muriel Bersy(昼間の監視人)

Jean-François Ravagnan(カメラマンの声)

 

Martin Meersman(教室にいる生徒)

 


■映画の舞台

 

ベルギーのどこか

 

ロケ地:

ベルギーのどこか

 


■簡単なあらすじ

 

新学期を迎えた7歳のノラは、新しいクラスになることに恐れを抱いていた

パパにしがみつき、3歳年上の兄アベルを頼るノラだったが、先生によって強引に引き裂かれてしまう

昼休みになって兄のところに行こうとするものの、先生からは「食事中は移動するな」と言われ、アベルからも「こっちに来るな」と言われてしまう

ノラは水泳が大の苦手だったが、その授業を機にヴィクトワールとクレマンスというクラスメイトの女の子と仲良くなることができた

 

ある日のこと、アベルを探しに校内をうろついていたノラは、男子生徒からいじめられているところを目撃する

アベルは「構うな」と言い、「誰にも言うな」と念を押した

 

だが、日を追うごとにいたたまれなくなったノラは、兄との約束を破ってパパに行ってしまう

パパは学校に乗り込んでいじめっ子たちに文句をつけるものの、それはやがて学校を巻き込む事態へと発展していった

 

テーマ:子どもたちのサバイバル

裏テーマ:大人が関与すべき限界点

 


■ひとこと感想

 

子どもの世界におけるいじめの発生と展開を「子ども目線」で追っていく作品で、ほぼドキュメンタリーに近い印象を持ちました

原題は「世界」で、英題は「遊び場」となっていて、邦題は「校庭」となっているのは不思議でしたね

一番内容に即しているのは原題なのですが、「校庭」に限定した邦題担当者は映画を観ていないのかと思ってしまいました

 

映画では、小学校に上がったところで兄がいじめられていたことに気づく妹を描いていて、何とかしてお兄ちゃんを助けたいと考えます

でも、男の子の世界でもあって、女の子が入っていく余地がなかったりします

そして、男の子の世界に入りすぎたことで、今度は女の子の世界からもはみ出してしまうことになります

ノラにとっての世界にはアベルが必要で、彼がいないと世界ではないとも言えるので、男の子の世界も女の子の世界もどちらも欲することはありませんでした

 

そんな子どもたちの世界に「わかった風の大人が入ってくる」と言う展開になり、それが起点として、さまざまな世界がおかしくなっていきます

心配性の父が子どもの世界に介入して親ヅラをしているのですが、昼間から働きもしない男と言うのは、子ども目線では大人と認知されていませんでした

それゆえに父の発言は軽く観られることになっていて、子どもたちの世界における大人の存在理由というのが見えてくる作品でもあったように思います

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画では、アベルがどうしていじめの対象になっているのかまでは描かれません

アベルもそれに耐えてはいるものの、行為だけを見ているといじめの範疇を超えていると思います

監視人がいるようですがほとんど役に立っておらず、SOSを出しても大人は誰も汲み取ってはくれません

 

本作は、徹底した子ども目線になっていて、カメラの位置もほぼ子どもの視界になっています

そこから見える世界では大人ははっきりと認識できず、声だけが聞こえる世界になっていました

冒頭の学校に入るのを嫌がるノラのシーンでも、彼女と目線を合わせるのは父だけで、先生はノラの手を引っ張って連れていく様子が遠目になってわかる、という感じに描かれていました

 

いじめのシーンでも、はっきりと見ようとして見えるもの(トイレのシーン)もあれば、見ないようにするけど見てしまうもの(ゴミ箱のシーン)などもあります

意識的に見ている世界と、ぼんやりと視界が捉えている世界の違いがあって、大人は「意識的視界と無意識的視界の違い」については疎かったりします

大人になると視点が変わるし、視線に意思が存在するので、無意識的視界は瞬時に意識的視界に切り替わり、それが不要となれば完全に視界から切り離されていきます

 

子どもの時にはそこまでオンオフができないもので、大人だと「心で捉えているけど見ない」というものも、子どもだと「視界の隅っこに入れて、やがて視界に捉えてしまう」という傾向があるのだと思います

そうした先に衝動があるのですが、この世界観を感じられずに大人の尺度で物事を断罪すると、映画のような展開になってしまうと言えるのかもしれません

視界は脳裏に出来事を刻み、その先が想像力によって補完されるのですが、経験値の低い子どもの場合は、考え得る最悪のことを思い巡らせてしまい、それが自分のせいだと断定してしまう傾向があるように思えました

 


■意識的視点と無意識的視点

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■子どもの世界で起こること

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103057/review/04866305/

 

公式HP:

https://playground-movie.com/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA