■もっとも愚かなのは、時代の変化に鈍感で、やり方を変えない思考のことだと思います
Contents
■オススメ度
実際に起きた金融事件に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.2.2(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Dumb Money(愚かな投資)
情報:2023年、アメリカ、105分、G
ジャンル:2021年に起きた株式取引のトラブルを描いた実録系金融映画
監督:グレイグ・ギレスビー
脚本:ローレン・シェイカー・ブラム&レベッカ・アンジェロ
原作:ベン・メズリック/Ben Merzrich『The Antisocial Network(2021年)』
Amazon Link → https://amzn.to/42oBbT8
キャスト:
ポール・ダノ/Paul Dano(キース・ギル/Keith Gill、HN:ローリング・キティ/Roaring Kitty:全財産を株に突っ込む会社員、マスミューチュアル社の金融アナリスト)
ピート・デビッドソン/Pete Davidson(ケビン・ギル:キースの兄)
シャーリーン・ウッドリー/Shailene Woodley(キャロライン・ギル:キースの妻)
Kate Burton(エレイン・ギル:キースの母)
Clancy Brown(スティーヴ・ギル:キースの父)
Mason Eden&Leyla Eden(キースの娘、赤ん坊)
セス・ローゲン/Seth Rogen(ゲイブ・プロトキン/Gabe Plotkin:メルビン・キャピタル・マネジメント創業者、ゲームストップに空売りを仕掛けるファンド責任者)
Olivia Thirlby(ヤーラ・プロトキン:ゲイブの妻)
Teddy Day(ゲイブの息子)
Sofia Dailey(ゲイブの娘)
ビンセント・ドノフリオ/Vincent D’Onofrio(スティーヴ・コーエン/Steve Cohen:「ポイント72」ヘッドファンドマネージャー、CEO)
ニック・オファーマン/Nick Offerman(ケネス・グリフィン/Kenneth C. Griffin:シタデルLLCのオーナー)
アメリカ・フェレーラ/America Ferrera(ジェニー/ジェニファー:キースのチャンネルの視聴者、看護師、動画を見て保有)
Noel Tyler Torres(アクシル・キャンベル:ジェニーの息子)
Nicolas Calero(ボー・キャンベル:ジェニーの息子)
Larry Owens(クリス:ジェニファーの同僚看護師)
アンソニー・ラモス/Anthony Ramos(マルコス・ガルシア:ゲームストップの従業員、オプションにて保有)
Gerardo Rodriguez(マルコスの父)
Rosalie Berrido(マルコスの母)
Dane DeHaan(ブラッド:マルコスの上司、ショップの店長)
Myha’la(リリ:投資をする大学生)
タリア・ライダー/Talia Ryder(ハーモニー・ウィリアムズ:リリの恋人、リリの影響を受けて株を買う学生)
Andrea Cárdenas(リリとハーモニーのルームメイト)
セバスチャン・スタン/Sebastian Stan(ブラッド・テネフ/Vlad Tenev:株取引プラットフォーム「ロビンフッド」のCEO)
シャイリーン・ウッドリー/Shailene Rushi Kota(バイジュー・バハット/Baiju Bhatt:「ロビンフッド」のCEO)
Chasity Orr&Charlize Orr(バイジューの赤ん坊)
Deniz Akdeniz(ブリグジー:キースの同僚、財務部)
【公聴会のメンバー(アーカイブ)】
Alexandria Ocasio-Cortez(オカシオ・コルテス:公聴会のメンバー)
Van Taylor(ヴァン・タイラー:公聴会のメンバー、米国下院議員、本人役)
Juan Vargas(ユアン・ヴァルガス:公聴会のメンバー、米国下院議員、本人役)
Maxine Waters(マキシム・ウォルター:公聴会の議長、本人役)
【その他】
Zora Casebere(株式上昇を解説するジャーナリスト)
Avery Cole(ルビー:バーのウェイトレス)
Denis Ooi(デューク:ガソスタでジェニーが声をかける男)
Christina Brucato(ジェニーに強い酒を勧める客室乗務員)
David Faber(デヴィッド・ファーバー:CNBCの経済ジャーナリスト、本人役)
Khaya Fraites(WSB閉鎖に抗議する若者)
Lucille Bhisitku(WSB閉鎖に抗議する若者)
Anwar Wolf(「ロビンフッド」の取材をするカメラマン)
Brian David Tracy(ドナルドソン:ゲイブとオンライン番組を担当する司会者)
Ann Marie Yoo(病院関係者)
Marco Formosa(病院の管理者)
Tim Hayes(ノーマン・アシュケナス/Norman Ashkenas:経済ジャーナリスト)
Kristin Carey(ゲイブの弁護士)
A.J. Tannen(ゲイブの弁護士)
Ryan Hansinger(ゲイブのPR動画のメイク係)
Sal Rendino(ケネスの弁護士)
Stephen Reich(ケネスの弁護士)
Ryan Matthew White(スティーブの整体師)
Jordan Ryan Griffin(ゲームショップの客)
Anna Fikhman(テキサス大学の教師)
Winslow Bright(ささやく女)
Alex Goncalves(TV解説の経済学の教授)
Dean Simone(議員)
Daria Bauer(地下鉄の乗客)
Damien Jimenez(アシュトン:?)
Edward Olaie(買い物客)
Brianna Saavedra(プールパーティーの参加者)
Michelle Santiago(WSB閉鎖の抗議者)
Andy Talen(ゴルフ場のキャディ)
Neil Towne(運転手)
【テキサス大学の生徒たち】
Faith Taylor
Mia Fowler
Mohammad Saleem
Zac Branciforte
Benjamin Simpson
Brian Lucas
Christian Maverick White
【キースのライブ視聴者】
Bryan Burton(キースの視聴者)
Dillon Geyselaers(キースのファン)
Kirk Moody(ひげを生やした男)
Dustin Wayne(長髪の男)
Merrick Hanna(寸劇の男)
Artoun Nazareth(帽子を被った男)
Alexander Jo(パーカーを着た男)
Marcus Briddell(ゲームをやめる男)
【ニュースなどの音声】
Kaliswa Brewster
Chase Fein
Dann Fink
Christopher Gray
Jess Kaliban
Trevor McGhie
Turna Mete
Richie Moriarty
Joanna Parson
Armando Riesco
Rebecca Soler
■映画の舞台
2020年7月〜2021年2月18日
アメリカ:
マサチューセッツ州ボストン&ブロックトン
フロリダ州マイアミ&パームビーチ
コネチカット州グリニッジ
ペンシルバニア州ピッツバーグ
テキサス州テキサス大学オースティン校
ロケ地:
アメリカ:ニュージャージー州
ジャージー・シティ/Jersey City
https://maps.app.goo.gl/QUjoVfAPA5vAfDn7A?g_st=ic
ベル・スタジアム/Bell Stadium
https://maps.app.goo.gl/4yvMGdjy5UaKksYj6?g_st=ic
グレンデール・セメタリー・アソシエーション/Glendale Cemetery
https://maps.app.goo.gl/1tuDYbgpc3M8pxAj7?g_st=ic
Leonard R. Parks Middle School
https://maps.app.goo.gl/823N1Z2sz8EA7im56?g_st=ic
アメリカ:カリフォルニア州
ロサンゼルス/Los Anngels
■簡単なあらすじ
コロナ禍の2020年のアメリカ
マサチューセッツ州ブロックトンに住む保険会社の金融アナリストのキース・ギルは、Youtuber「ローリング・キティ」として金融情報を発信していた
彼はゲームストップしゃの株が不当に安く評価されていることに気づき、全財産をその株に突っ込んでいた
その配信を見ていた多くの人がそれに賛同し、ゲームストップ社の株価が上昇し始める
その不当評価の原因は大手ヘッジファンドのメルビル・キャピタルによる空売りで、株価が上昇していることを懸念に思ったファンドマネージャーのゲイブ・プロトキンは、ポイント72のCEOスティーヴ・コーエンに相談を持ちかけ、シタデル創業者のケネス・グリフィンから追加融資を受けることになった
その後、不当な空売りが表面化し、さらに配信に感化された若者が「ダム・マネー(愚かな投資)」を拡大させる
だが、彼らが情報交換に使用していたWSBが突如閉鎖されてい、投資に使用しているプラットフォーム「ロビンフッド」でもゲームストップ社の「株式購入」ができなくなってしまう
それによって株価は乱高下し、この事態を重くみた下院議員は公聴会を開き、関係者からオンラインで事情聴取を行うことになったのである
テーマ:正当な取引
裏テーマ:金融の闇
■ひとこと感想
事件についての詳細は知らず、コロナ禍のアメリカというめっちゃ最近の話題を取り上げていたスピード感に驚いてしまいます
ある程度株の知識がないとチンプンカンプンだと思いますが、さわったことのある人なら大丈夫かと思います
ことの発端は、コロナ禍で業績が下がっている企業の中から、不当に評価の低い企業を見つけた個人投資家が、その評価に対して理論的に説明したことが発端で、その情報がレディットというプラットフォームで意見交換が行われていました
その意見に賛同した個人投資家が参戦し株価が上がり、それに焦ったヘッジファンドが資金を投入して、という流れになっていました
空売りを仕掛けて、株価が紙屑同然にして利益を得るという手法で、多額の資金の投入と信用取引によって可能な裏技に対して、個人投資家が一挙に買いに入って損害が膨らみまくったという流れになっています
そして、裏取引で株を買えなくして狼狽売りを誘い、その事態が非合法なものとしてデモが勃発するという事態になっていました
これによってメルビン・キャピタルが被った損失は6930億円とも言われています
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
この当時にアメリカの株式に興味を持っていたら参戦していたかもしれない案件で、今でこそ落ち着いていますが、火柱の立ち加減は相当なものがあったと思います
ほぼほぼ底値の株を買い続け、約100倍以上にまで上昇したのですが、その後の急落を考えると「通常の取引ではない」ということは明白な感じになっています
映画は、株式素人でも分かるような感じになっていますが、それは参戦した人がほぼ素人ばかりだったからというものなのでしょう
素人投資家が参入を決めたのは、配信者の理屈に賛同したからで、このような動きを見せるのはコロナ禍ならではかなと思います
キースもコロナ禍で在宅勤務になっていたから始めていたと思うので、この状況を利用して「売り(ショート)」で入ったヘッジファンドが負かされるというのは爽快でしたね
毎日のように10億ドル評価損益が減っていく状況なら、非合法でもなんでもやりそうな気はしますが、これを行うと株式投資自体が不透明になるので、他のヘッジファンドとしてもたまったものじゃなかったと思います
この手のマネーゲームは結構頻繁に行われますが、個人VS大手で大手が負けるというのはすごい時代になったものだなあと思いました
■ゲームストップ株事件の経緯
映画で描かれる「Game Stop社の仕手戦」は、ショートスクイーズとも呼ばれる「信用取引のショート」に対する個人投資家の買いによって生じた株価乱高下事件のことを言います
2021年1月、アメリカの株式市場にて、「ロビンフッド(株式取引のプラットフォーム)」利用者がオンライン掲示板「Reddit」のサブチャンネルにて「GameStop社の株価の情報共有」を行って実行し、株価が高騰する事態になりました
1ヶ月間で190倍にまで上昇し、当時空売りを仕掛けていた大手ヘッジファンドのメルビン・キャピタル・マネジメントは多額の買い戻しを迫られて大損害を被ることになりました
この事件は、ウォール街にて個人投資家が大手ヘッジファンドを打ち負かした事件として語られ、「金融界のフランス革命」とまで呼ばれています
ロビンフッドは1月28日にGameStop社の新規購入を停止し、それが個人投資家の反発を招きます
民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員は「個人投資家の売買だけが止められたのは許されない」とし、事態を重く見たホワイトハウスは公聴会を開催することになりました
個人投資家に呼びかけを行ったキース・ギルは相場操縦の疑い(証券詐欺)にて訴えられる事態に発展しています
キースは「株式市場はGameStopの事業を過小評価しており、自分の分析に自信があった」と説明し、SNSを使って煽動したことに関しては否定をしています
一方のゲイブ・プロトキンは「前代未聞の出来事は教訓になった」とし、「人為的に株価を下げるために空売りをしたわけではない」と答えています
取引を停止させたロビンフッドは、「ヘッジファンドを助けるためではなく、取引を続けるための資金が足りなくなったから」だと弁明し、利用者に謝罪をしたものの、取引制限を行ったことに対する風当たりは強く残ったままになっています
この事件によって、メルビン・キャピタル・マネジメントの損害は66億ドル(約6930億円)とされ、運用資金の53%にあたるものでした
2021年10月18日、米国証券取引委員会は、検証報告書を公表し、「健全さは維持された」と結論づけることになります
株価を押し上げた原因は、空売りの買い戻しではなく、同社に対する肯定的な心理市場だったとの見解を示し、行政処分や不正行為に関しては議論できなかったと述べています
その後、2022年5月18日に、メルビン・キャピタル・マネジメントは閉鎖され、全投資家に資金を返還すると表明しています
■SNSが作り出した新しいルール
本作では、個人投資家の分析がSNSによって拡散され、それに同調した人々が購入したことによって、株価が上昇することになりました
このような流れで情報が伝播して、それによって個人投資家が買うという流れはあると思います
大体は騙されることの方が多いのですが、今回は「著しい株価の低迷が空売りだった」という背景がありました
10ドルで売って、1ドルで買い物せば、9ドル儲けというのが売り(ショート)の条件で、10ドルで売っていて5ドルぐらいのところで誰かが「安くね?」と思って買い始めたら、それが20ドルになってしまった、という感じになっています
実際には27倍にまで膨れ上がったので、10ドルで売ったら270ドルになってしまって、260ドルの赤字になった、みたいなイメージになります
信用取引は預けている資金の量によって担保されますが、損失が膨らむと自動決済されてしまうことがあります
今回の場合だと、追加で何十億ドルという資金が追加投入(証拠金)されていて、この時点で「ほぼ負け確定」みたいなものだと思います
実際には、個人投資家だけではなく、多くのヘッジファンドが参入する事態になっていて、それが今回の暴騰を生むことになっています
ロビンフッドの取引停止にて、そのプラットフォームを利用していた人の狼狽売りが起こったのですが、「買いはダメで売りはOK」というのは擁護できないものでしょう
せめて「売買両方停止」にしないと言い訳にもならないと言えます
映画では、株式の解説をしていた動画に賛同者が集ったのですが、ある種のカリスマ的な部分があったと思います
それは口先だけではなく、実際に購入していた株式を公開し、その利益を見せていたことで、彼が売らないのなら売らないというマインドになっていたファンもいます
キース自身がGameStopのことを好んでいたというものがあり、彼はその株式を売却していないのですが、表舞台から去った今はどうしているかはわかりません
今回は様々な角度から「ある株式の評価」を分析していて、それによって「割安株」を見つけたことになります
通常は「自分だけが買って儲ければ良い」のですが、今回は「不当に株価が下落している」という状況があり、「株価を抑え込んで倒産を見込む」みたいな図式が見え透いていました
それがキースに正当性を与えることになって、格差社会を刺激した、という構図になっています
現在では、SNSが一般化してきて、様々な情報が入り乱れるのですが、その中でインフルエンサー化して、その情報が一気に拡散される場合があります
SNSが変えたものは、情報にアクセスできる多くの人が個別に匿名で発信できるという状況を生んでいることでしょう
それによって真贋不明の情報が入り乱れるのですが、それによって不都合な抑止力が生まれていると言えることも確かだと思います
こう言った抑止力は、このような金融情報だけでなく、様々な不正行為に関しての告発、検証などで目を覚ます傾向があります
そして、デジタルタトゥーは際限なく作成され、消えることなく世の中のどこかに漂着している、という状況になっています
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
本作は、個人投資家が気になる銘柄を見つけて分析し、それが割安であると確信したところから映画は始まります
基本的に、ヘッジファンドが仕掛けた仕手戦などを一般投資家が知る由はなく、このような分析をしてもわからないように仕込んでいることが大半だと思います
でも、キースは半分プロの領域で、保険会社の金融アナリストだったというバックボーンがありました
時はコロナ禍で、在宅勤務を余儀なくされたキースは、持ち前の能力を発揮し、コロナ禍の影響を受けている金融市場のことを調べることになりました
そして見つけたGameStopは、コロナ禍で対面のゲーム販売ができずに苦戦している会社で、その会社では「マスク」を先行投資して販売していました
これらの実地的な動きを知ることで、会社の経営方針やスタンスなどがわかるようになります
なので、株式投資をするならば、自分の身近にある会社を調べるところから始めると、会社の概要や貸借対照表などのイメージが掴めてくるし、その株式を保有している会社などから、企業の横の繋がりが見えてくると思います
個人的にはイオンの株を購入していますが、これは株主優待を目的としているので、資産の目減りに関してはあまり気にしないようにしています
かつて、10年ほど前にも同じように優待目的でイオンを買い、そのちょっと前にFXで勝ったために他の株式を追加で買うことになりました
その会社はタカラバイオという会社で、当時は何かの研究で「癌の治療法を見つけた」みたいな眉唾な話題で高騰していた時期がありました
どういった経緯でそれを見つけたのかまでは忘れましたが、数倍にまで膨れ上がった記憶がありますね
その後、その研究が一旦頓挫して一気に下落したのですが、下落前に逃げられたのは運があったからだと思います
この時の経験を踏まえて、あまり知らない株に噂話だけで飛びつくのはいかんなあと思って株式投資から遠ざかっていました
ちなみに、このタカラバイオ時代の前のFXですが、当時は民主党政権の末期で、円高に向かってまっしぐらの時代でした
でも、当時の野田政権(首相)の何かの発言で「選挙になる」ことがわかって、そこで円買い(ロング)にて資金を注ぎ込んだ記憶があります(なんで円安になると思い込んだのかも覚えていませんが)
結果はご存知の通りで、その時にできた原資はどこぞやという感じですが、その一部がタカラバイオとイオンに行くことになりました
運任せの運用でラッキーだっただけなのですが、本当はこんな株式やFXの買い方はナンセンスなのですね
でも、実際にやってみないとそれに付随する勉強というものもできません
なので、人生を賭けての投資はダメですが、自由資金の範囲だとOKだと思うので、思い切って始めてみても良いと思います
ちなみにFXの資金は競馬で稼いだのですが、もうこんな奇跡的なラッキーなことは起こらないものだと肝に銘じているのですが、間違って大金手にしたらどうなるのか、自分でもわからないのが怖いところですねえ
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/100278/review/03440095/
公式HP: