■フライト・リスク
Contents
■オススメ度
ワンシチュエーションスリラーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.10(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Flight Risk(苦肉の策:敵を欺くために自分や味方を苦しめてしまう謀り事)
情報:2024年、アメリカ、91分、G
ジャンル:法廷の証人を移送するチャーター機内で起こるトラブルを描いたスリラー映画
監督:メル・ギブソン
脚本:ジャレッド・ローゼンバーグ
キャスト:
ミシェル・ドッカリー/Michelle Dockery(マデリン・ハリス/Madolyn:証人移送を任されるアメリカ連邦保安官)
マーク・ウォールバーグ/Mark Wahlberg(ダリル・ブース/Daryl:小型飛行機のパイロット、アラスカ在住のテキサス人)
トファー・グレイス/Topher Grace(ウィンストン/Winston:会計士、元雇用主モレッティー家の密告者)
【以下、声の出演】
リア・レミニ/Leah Remini(キャロライン・ヴァン・サント/Van Sant:マデリンの上司)
パール・ベン=ヴィクター/Paul Ben-Victor(コールリッジ/Coleridge:作戦責任者、所長)
マーズ・アリ/Maaz Ali(ハッサン/Hassan :飛行機を誘導する管制官)
エリーズ・パットン/Eilise Patton(ジャニーン/Janine:連邦保安部の電話交換)
【その他】
モニブ・アブハト/Monib Abhat(到着地に登場するハッサン)
セニョール・パブロ/Senor Pablo(辺境地を飛ぶパイロット)
Savanah Joeckel(レスキュー隊)
Mark Schotz(レスキュー隊)
Milko Kadikov(ミルコ・デキラ/Milko D’Killa:到着地の保安警官)
Georgi S. Georgiev(ジェフ/Jeff:州警察)
Atanas Srebrev(ボブ/Bob:州警察)
■映画の舞台
アメリカ:アラスカ
イグルーモーテル→アンカレジ
ロケ地:
アメリカ:ネバダ州
ラスベガス
■簡単なあらすじ
連邦警察の保安官補のマデリン・ハリスは、マフィアの会計士で密告者のウィンストンを逮捕し、法廷に立たせる任務を負っていた
アラスカで身柄を確保したマデリンは、アラスカの辺境からアンカレジまでチャーター機で移動することになった
チャーター機を運転するのは地元のパイロットのダリル・ブースで、彼はとてもおしゃべりな男だった
後部座席にウィンストンを拘束し、助手席に座ったマデリンは、90分ほどのフライトに向かう
15分ほど過ぎた頃、ウィンストンはダリル・ブースと書かれた別人のIDを見つけてしまう
なんとかマデリンに伝えようとするものの、パイロットとマデリンはヘッドセットを使っているために、声を上げても届かない
そうこうしているうちに飛行機の計器の一部が故障し、現在位置を特定するものが無くなってしまう
ダリルは飛び慣れているというものの、彼の会話にはおかしな部分があった
そして、マデリンは男が本当にダリル・ブースかを確認しようと、いくつかの質問をするのである
テーマ:過去にある枷
裏テーマ:苦肉の策
■ひとこと感想
アラスカの辺境からアンカレジまでの90分をほぼリアルタイムに描く内容で、フライトに入るまでがサクッと説明されていました
基本的に会話劇なのですが、通信相手のフルネームが最初には出ないので、ちょっと混乱してしまいましたね
マデリンの上司は「キャロライン・ヴァン・サント」という名前で、このキャラあ「キャロライン」と呼ばれる時と「ヴァン・サント」と呼ばれる時があったのがややこしさの元凶だったと思います
映画は、ほぼ飛行機内で起こることで、そこでどうやってリスクを回避するのか、という流れになっていました
観客側はパイロットが怪しい奴と知っている状態で観ているので、意外なほど正体がバレるのは早めになっていました
むしろ、マデリンの設定を後半まで引っ張っている感じで、彼女の背景というものが今回の任務に少なからず影響を与えていることがわかるようになっていました
映画は、緩急をうまく使いこなしている感じで、ふと気を緩めるところでバードストライクが来るとか、ダリルが襲って来るタイミングも緩急演出に支配されていたと思います
物語としてはそこまで劇的なものはないのですが、最後まで明かされない謎というものがありましたね
エンドロールを観るとわかるのですが、その意味を回収しないまま終わるというのは微妙かなと思いました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
空の旅を助けてくれた管制官と思われるハッサンですが、エンドクレジットを観ると、声のハッサンとアンカレジのハッサンと思われる人物は別の人物となっています
アンカレジのハッサンは「マデリンの思い込み」となっていて、二人の通信を知る敵側の人物が接近しているようにも思えます
マデリンは救急車に忍び込む男を倒すことに成功しますが、その後、車内を覗き込む人の中に「ハッサンと思われる男」はいませんでした
もし、彼がフライト中の話し相手だとしたら、真っ先に彼女の無事を確かめに来ると思います
そう言ったところがないというのは、マデリンにハッサンだと思い込ませつつ、ウィンストンから引き離す役割を担っていたのでしょう
それゆえに、いつの間にか現場から消えていなくなっていましたが、そこは深く追わないという演出になっていましたね
映画は、ともかくノンストップという感じで、リアルタイムに起こった出来事のように描かれていました
ウィンストンはアンカレジまで来ましたが、その次はフロリダ経由でニューヨークに向かうようで、まだまだ先があるように思います
病院で治療をすることになるのですぐには法廷で証言できないので、マフィア絡みの証言はできないことになるでしょう
でも、マデリンが襲われたこと、所長が絡んでいたことなどは隣で聞いていたし、なりすましがパイロットになって自分を刺したことはわかっているので、その方面で役立つことになるのかな、と感じました
■ワンシチュエーションの醍醐味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■エンドクレジットで仄めかす意味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103086/review/04864067/
公式HP:
https://klockworx-v.com/flightrisk/