■メカバース 少年とロボット
Contents
■オススメ度
ロボット映画が好きな人(★★★)
自主制作っぽい作品が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.5(イオンシネマ久御山)
■映画情報
原題:Heavens: The Boy and His Robot(天国:少年と彼のロボット)
情報:2023年、シンガポール、97分、G
ジャンル:亡き父と同じ道を歩む少年パイロットを描いたSF映画
監督&脚本:リッチ・ホー
キャスト:
ジョナサン・シー/Jonathan See(カイ/Kai:リトルドラゴンのパイロット)
(幼少期:イライジャ・ホー/Elijah Ho)
(幼児期:ジョセフ・ホー/Joseph Ho)
Su Ai Kwa(リトルドラゴン:カイの性格と身体的特徴をベースに作られたロボット)
ケニー・ウー/Kenny Woo(コーチ/曹長/Sergeant Major:カイたちの指導員の鬼軍曹)
タン・シェン・ジン/Tan Hsien Jin(ジン中尉/Lieutenant Jin:ヴァンガードコマンドの士官)
Charlotte Le Xuan Ng(ジン中尉の娘)
Nathan Quek(ジン中尉の息子)
リッチ・ホー/Rich Ho(キャプテン/Captain:カイをアカデミーに誘う里親の友人)
デズモンド・ヨー/Desmond Yeo(ロック/Rock:訓練生の仲間、筋肉大好き)
See Jason(ウェイ/Waye:訓練生の仲間、負けず嫌い)
Gavan Leong(レン/Ren:訓練生の仲間、マルチタスクに優れている)
Nelson Xiao Qiang Lee(イアン/Ean:訓練生の仲間、ムードメイカー)
サミュエル・リム/Lim Samuel(カイの父)
ロセアナ・ン/Loseana Ng(カイの母)
Iain McDonald McColl(カイの養父)
Sharon McColl(カイの養母)
Tiong Chuan Phang(メチャ/Mecha:ワークショップのメカニック)
Larry Luatutu(ラリー/Larry:メカベースのメカニック)
Boon Chok Tan(上級曹長/Senior Sergeant Major)
Kevin Seow(教官中尉/Instructor Lieutenant)
Delicia Cheong(メカベースセンターの職員)
Kai Yang Chong(葬送兵/メカベースの兵/ヘリのパイロット)
Katharine Chong(メカソーシャルワーカー/未亡人)
Joshua Chu(メカベースのエンジニア)
Ken Chua(メカベースのテスト受講生)
Johnny Dean(メカベースのアナウンス)
Chaw Chong Foo(指揮官)
Tim Forlong(町長)
Timothy Gan(葬儀の兵士)
Isaac Higham(若い農民)
Rachel Higham(科学フェアの観客)
Emmaus Foster(科学フェアの観客)
Esther Forlong(科学フェアの観客)
Sharon Forlong(科学フェアの観客)
Kim Duncan(科学フェアの観客)
Armand Claassens(科学フェアの観客)
Annie Brown(科学フェアの観客)
Doug Brown(科学フェアの観客)
Malachi Humphris(科学フェアの観客)
Sharon Kostanich(科学フェアの観客)
Chris Lousich(科学フェアの観客)
Joan Lousich(科学フェアの観客)
Lauren Payne(科学フェアの観客)
Bridget Sundgren(科学フェアの観客)
Jocelyn Read(科学フェアの観客)
Abigail Chong(女性のインストラクター)
Germaine Koh(女性のインストラクター)
Cheyenne Kong(女性のインストラクター)
Kelvin Kwek(女性のインストラクター)
Yeo Sze Min(女性のインストラクター)
Emma Tan(ジュニアインストラクター)
Raphael Lam(メカベースのエンジニア)
Ruth Lam(メカベースのテスト受講生)
Xin Xun Loke(メカベースのパイロット/メカベースのエンジニア/メカベースの兵士)
Josephine Loh(EO Fighterの女性パイロットの声)
Miye Nakamura(EO Fighterの女性パイロットの声)
Hana Alexis Tanaka(EO Fighterの女性パイロットの声)
Jad Jui Kiat Ng(メディカルセンターの外科医)
Daniel Quek(メディカルセンターの上級医師)
James Leong(メカメディカルジュニアドクター)
Jason Loke(女性兵士)
John Ng(メカベースの兵士)
Nathanael Ong(メカベースの兵士)
Philip Ong(メカベースの兵士)
Shu Han Lim(メカベースの兵士)
Tomoyuki Seki(空軍指令官の声)
Riaz Sulaimi(補給官の補佐/メカベースのエンジニア/メカベースの兵士)
Cheryl Tan(メカベースの兵士/メカベースのテスト受講生)
Denzel Tan(メカベースの兵士/ メカベースのエンジニア/航空管制官)
Christopher Yong(指揮官)
Kevyn Yong(航空管制官)
Tiffany Young(受付)
Alastair Peter McColl(農場の労働者)
Paul Protheroe(農場の労働者)
Stanley Tan(農場の労働者の声)
【日本語吹替】
小野賢章(カイ)
吉田奏佑(カイの少年期)
花江夏樹(リトルドラゴン)
森川智之(曹長)
津田健次郎(大尉)
伊藤健太郎(ジン中尉)
ファイルーズあい(システムドラゴン)
岩中睦樹(ウェイ)
土岐隼一(レン)
熊谷健太郎(イアン)
山本高広(カイの父)
長尾明希(カイの母)
玉井勇輝(メカベースのアナウンス)
沢木郁也(地球の司令官)
中村和正(スカイコープスの司令官)
ふくまつ進紗(火星の司令官)
内田秀(EO Figherのパイロット)
小島彩(メカベースのインストラクター)
司薫(地球軍のヘリのパイロット)
所河ひとみ(メカベースのアナウンサー)
橋本信明(農場手伝い)
■映画の舞台
近未来の地球
ロケ地:
シンガポールのどこか
■簡単なあらすじ
近未来の地球では、宇宙空間を瞬時に移動できるゲート「ヘヴンズ」が完成し、それによって多くの恩恵と危機をもたらしていた
地球にだけ存在する資源「水」を求めて惑星間で戦闘が起きていて、地球軍は火星軍との前面対決に陥っていた
その時代に生まれた少年カイは、父を戦争で亡くし、母も土星の戦いから帰ってこなかった
里親の元で育てられたカイは、いつしか父のようになりたいと感じ、日々鍛錬を積み重ねていた
また、猛勉強をして、土星に向かうロケットを自作するなどをしていたが、そんな折、メカベースのキャプテンと出会うことになった
キャプテンはカイの父を知る人物で、ロボット操作者のアカデミーへの入学を打診する
カイはアカデミー合格に向けて勉強を重ね、ようやく入ることができた
だが、幼少期から喘息を患っているカイは体力試験ではギリギリで、知能試験では最優秀の成績を残していた
それでも、パイロットには体力が必須で、カイはその猛特訓について行かざるを得なかったのである
テーマ:努力と友情
裏テーマ:憧憬と覚悟
■ひとこと感想
公開後もスクリーンで予告編を流しまくる映画で、11年の歳月を掛けて作られた作品でした
ほぼ全編フルCGのテイストで、さすがにひと昔前と言う感じはしましたが、作り込むはすごかったですね
スタッフがもう少し雇えれば自然の描写も作り込めたと思いますが、今回はロボットの動きに資金を全投入していたのだと思います
物語は若干消化不良で、テストパイロット時代の苦難が主で、いきなり実戦に投入されると言う流れになっていました
個性的なキャラがたくさん登場するのですが、基本的には主人公とコーチ、監督が演じていたキャプテンの3人の物語になっていました
コメディパートのノリが合わず、これがシンガポールのコメディ要素なのかなと考えていましたが、そのあたりはどうなんでしょうねえ
映画的には「序章」という感じに思えるので、資金調達ができれば続編を作れるのかもしれません
思った以上の公開規模になっていますが、やはり制作の裏話が先んずるとあまり良くないかなと感じました
苦労したことと映画の質には相関性はないので、それがエクスキューズになるような広告展開は逆効果のように思いました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作にはネタバレという感じのものはなく、父親のようになりたい少年が努力をして同じ舞台に立つというもので、彼にはパイロットに不向きな設定がある、という感じになっています
インテリジェンスの部分で貢献もしますが、エースパイロットになるというのが目標なので、そこに行くためのハードルは多めに設定されていたと思います
通常、この手の作品における主人公の属性は「天才だけど対人関係ダメ」「頭は良いけど体力はない」「スイッチが入ると別人格登場」みたいなカテゴライズがありますが、主人公に何を克服させるかによって、その設定というものが決まります
今回の場合は、パイロットになること=病気を克服できるにはならないので、主人公の変化というものは乏しいものになってしまいます
このタイプの主人公は「犠牲」という十字架を背負うとか、「病状悪化と引き換えに結果を得る」というものがあって、今回はどちらでもないのですね
それゆえにカタルシスにつながる部分が弱かったように思いました
今後の展開はこのチームが地球の代表として戦うことになると思うのですが、やはりスケール感が乏しいのが難点だと思います
戦争は地球VS諸惑星のような規模になっているので、そこまで広げなくても良かったように思います
火星軍との戦いにおいても、前半の全面戦争はまだ見応えがありますが、後半はやはりパワーダウンしていましたね
その辺りを加味して、絶望的な状況に追い込むだけの画力とストーリーテリングが必要であるように感じました
■映画に賭ける情熱
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■勝手にスクリプトドクター
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/99971/review/04849903/
公式HP: