■遺書、公開。


■オススメ度

 

スクールカーストについて考えたい人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.1.31(イオンシネマ京都桂川)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、119分、PG12

ジャンル:序列1位の生徒の死によって暴かれるクラスの本性を描いたスリラー映画

 

監督:英勉

脚本:鈴木おさむ

原作:陽東太郎『遺書、公開。(スクウェア・エニックス)』

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/4hh9XEO

 

キャスト:

堀未央奈(姫山椿:序列1位、自殺する生徒)

   (幼少期:津久井有咲

 

【公開順】

松井奏(赤崎理人:2位、椿の彼氏)

大峰ユリホ(茅野鞠華:13位、少女漫画の恋に憧れ)

松本大輝(横山嵐:7位、成績目撃)

榊原有那(熊田碧:9位、劇主役推薦)

菊地姫奈(森本蘭:12位、演技指導)

兼光ほのか(谷地恵:15位、噂好き)

浅野竣哉(黒瀬蓮司:23位、モールで盗撮)

鈴川紗由(沢渡すずこ:22位、遺書を奪われる)

荒井啓志(沖正彰:6位、代理の委員、進行役)

日高麻鈴(相畑詩帆:17位、1年からの友人)

阿佐辰美(津島航:14位、体育祭リレー)

星乃夢奈(栗原瑞希:8位、親友疑う)

忍成修吾(甲斐原誠:10位、担任の先生)

金野美穂(峠谷陽茉莉:21位、委員長推薦)

楽駆(山根裕基:25位、自由人)

藤堂日向(三宅雄大:11位、行動力)

志田彩良(廿日市くるみ:20位、絵を描くのが好き)

髙石あかり(御門凛奈:3位、椿の親友)

上村海成(笹井夏月:4位、椿の言動に違和感)

大東立樹(名取恭四郎:18位、本音見えない)

川島鈴遥(大島由梨:5位、学級委員長)

宮世琉弥(千蔭清一:16位、金髪)

吉野北人(池永柊夜:19位、電車好き)

   (幼少期:松野晃士

青島心(絹掛愛未:24位、不登校)

 

相樂和希(サッカー部?)

松島くるみ(廊下の生徒?)

竹内隆輔(廊下の生徒?)

永山愛(凛奈のクラブ仲間?)

仲村彩(凛奈のクラブ仲間?)

 

近藤奈保希(椿の母)

芹澤雛梨(椿の姉)

 


■映画の舞台

 

私立灰嶺高校

 

ロケ地:

埼玉県立三郷工業技術高等学校

https://maps.app.goo.gl/QptfbssEMYLLQHBeA?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

私立灰嶺高校2年D組では、新学期を迎えてから「ある異変」が起こっていた

それはクラス替えの後に「序列」なるものが発表されていたことだった

序列には担任の甲斐原先生も含まれていたが、1位だったのは姫山椿だった

 

それから4ヶ月、序列はコミュニケーションのひとつになりつつあったが、事件が起こってしまう

それは、序列1位の姫山椿が自殺をしたというもので、葬式が終わって帰ってくると、全員の机に「遺書」が置かれていた

全員に向けたもので、甲斐原先生は「死人が置けるわけがない」と否定し、誰かの悪戯だと断定した

 

だが、学級委員の大島は「遺書を読めば自殺した理由がわかる」と考え、「全員で公開し合わないか?」と提案することになった

ほとんどの生徒が乗り気になる中、椿の彼氏だった赤﨑から遺書を公開していく

内容は生前の感謝や思い出を綴ったものだったが、どこか引っ掛かりのある文章だった

 

テーマ:見えない本心

裏テーマ:喪失によって変わる序列

 


■ひとこと感想

 

予告編の時から気になっていた作品で、漫画的なものを実写化するとどうなるんだろうと思っていました

高校生に見えるキャストが少ないのはデフォみたいなものですが、そこを突っ込んでも野暮なように思います

24人全員の分を公開していたら間が持たないと思っていましたが、意外なほどに構成や演出がうまくて、最後までダレずに観ることができましたね

 

序列1位が自殺したことで、その真相に迫るという内容でしたが、自殺の原因を特定していきながらも、誰がこのイベントを起こしたのか、というところに重きが置かれていました

それによって、姫山椿を死に追い詰めたものが判明するのですが、意外なところに着地点があったように思います

また、最後の最後に事件の真相がわかる仕組みになっているので、最後まで気を抜かずにセリフを追って言った方が良いと思います

 

映画は、24人の人物が登場し、全員が遺書を読み上げるのですが、途中から誰が誰だかわからなくなりがちです

でも、パンフレットでは公開された順番に遺書が全掲載されているし、「裏人物相関図」というものもありました

なので、映画を見終わった後に復讐するには最適であると思います

エンドロールも凝っていて、あのエンドロールで誰が誰かを思い出せるのも良いなあと思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

いわゆる女の嫉妬は怖いという作品で、見事な人間観察の結果、多くの生徒を誘導することができた人物が犯人となっています

ネタバレブログでもはっきりと書かない方が良いと思いますが、ある程度頭の回る人だったら、生徒役の人たちの過剰な反応、カット割などで、裏側の人間関係がわかると思います

例えば、誰かの発表の途中に挿入される「ある人物の笑顔」みたいなヒントがたくさんあるので、犯人がわかった上で見返すと、いろんなヒントを思い出せるのではないでしょうか

 

序列によって出来上がるカーストをうまく利用する人もいれば、単なるストレスになる人もいる

順位にこだわりを見せる人もいれば、自己評価と他者評価の乖離に苛立つこともある

それでも最後まで、真相を隠し通した犯人は狡猾でありながら、常に冷静な視点を持っていましたね

この視点が作者が世界を見ている視点に近いのかと思うと、24名をうまく配置できる理由もわかるような気がしました

 


■序列によって何が生まれたか

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■憧れと同じ道を歩む意味

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102667/review/04722036/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/ishokoukai-movie/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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