■ストップモーション


■オススメ度

 

狂気の世界に入り込む映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.1.30(アップリンク京都)


■映画情報

 

原題:Stopmotion

情報:2023年、イギリス、93分、PG12

ジャンル:ストップモーションアニメーションに傾倒する女性を描いたホラー映画

 

監督:ロバート・モーガン

脚本:ロバート・モーガン&ロビン・キング

 

キャスト:

アシュリン・フランシオーシ/Aisling Franciosi(エラ・ブレイク/Ella Blake:ストップアニメーションの撮影係、スザンヌの娘)

ステラ・ゴネット/Stella Gonet(スザンヌ・ブレイク/Suzanne Blake:関節炎で手が動かせないストップモーションのアニメーター、エラの母)

 

トム・ヨーク/Tom York(トム/Tom:エラの恋人、建設会社の社員)

 

ケイリン・スプリンゴール/Caoilinn Springall(エラの前に現れる謎の少女)

 

セリカ・ウィルソン=リード/Therica Wilson-Read(ポリー/Polly:トムの姉、プロデューサー)

Jaz Hutchins(ブレット/Brett:ストップモーションアニメーションの監督)

Joshua J Parker(ウィル/Will:ブレットの助手)

 

Bridgitta Roy(ライ/Rai:医師)

Nicola Alexis(看護師)

 

Alex Freeborn(スタック/Stack:クラブの客)

James Harris(クラブのウェイター)

 

James Swanton(灰男/アッシュマン/Ash Man:モーション内で少女を追う謎の男)

 


■映画の舞台

 

イギリスのどこか

 

ロケ地:

イギリスのどこか

 


■簡単なあらすじ

 

ストップモーションのレジェンドのスザンヌの娘であるエラは、関節炎を

患っている母の代わりに、パペットの動作を担当していた

だが、微細な動きを表現できず、いつも母に叱られていた

エラには建設会社で働いている恋人のトムがいて、彼の姉のポーリーは母と同じストップモーションのアーティストだった

 

ある日のこと、母親が倒れ、意識不明の重体になってしまう

脳卒中と診断され、人工呼吸器をつける日々が始まり、エラは作りかけの母の映画を完成させようと考えていた

 

エラはトムの管理している廃墟同然の建物の一室を借りて撮影を再開させる

だが、上手くいくはずもなく、続きのプロットも出てこない

そんな折、その建物に住んでいると思われる少女が声をかけてきた

 

彼女は、エラが作っている作品を否定し、森の中で何者かに襲われる少女の物語を話し出した

エラは彼女の物語に興味を持ち、少女の指示に従って、ストップモーションを作り始めるのである

 

テーマ:才能の源泉

裏テーマ:創造の行き着く先

 


■ひとこと感想

 

ストップモーションを制作する物語で、天才的な才能を持つ母親の手の代わりをする娘が描かれていました

母親はスパルタ気質で、エラにダメ出しをしまくるのですが、微細な動きができないというよりも、母親のイメージを共有できていないように描かれていきます

母親の映画に口出しをしようとしてもアイデアは浮かばず、単なる指示待ち人間となってしまうのですが、そんな彼女にも転機が訪れることになりました

 

映画は、母親が昏睡状態になり、自分自身で作品を作る過程を描いていきます

母親の作る物語の続きを思い描けず、そこに降って湧いたような少女の話に耳を傾けるようになりました

彼女自身の正体は何なのかというところもテーマではありますが、そこまで捻ったものにはなっていませんでした

 

とは言え、グロ映像が容赦なく、動物の死骸なども登場するので、鑑賞後に肉料理が食べられなくなる可能性がありますね

ホラーと言うよりはスリラーっぽさがあるのですが、ともかくグロ耐性がないと後半は目を開けていられないと思います

映画内で登場するストップモーションの出来もすごいのですが、それ以上に心理描写が巧みに描かれていく作品だったと思います

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画は、母親の不在によって才能のない若者が苦慮すると言う物語で、助け舟のような少女が登場し、彼女の言いなりになっていくように描かれています

何かを成し得たいと思いながらも何もできないのですが、それは母親が偉大すぎるからのように描かれていました

自分でアイデアを出すこともできず、母親のアイデアをパクられてキレたりするのですが、彼女を落ち着かせるものの正体というのはかなり凝っていたように思います

 

映画のラストでは、ある箱の中に入っていくエラが描かれるのですが、わかりやすく自分の殻に閉じこもるという感じになっていましたね

森の中にある古屋自体がエラの心になっていて、そこに侵入してくる「灰男」は、おそらくは自分を攻撃する全てのもののメタファーになっています

母親が死んだ後に彼女の中に入ってくるイメージがあるので、具現化された母親像のようにも思えました

 

そんな彼女を守る少女は、言わばエラ自身のアイデンティティであり、彼女の言われるがままに行動していきます

肉が必要となれば、自分の体を切り裂くし、死体を解剖したりととんでもない展開を迎えていきます

このあたりのグロ映像が容赦ないので、後半はあまり凝視できなかったですね

耐性があってもしんどい映画だとは思いますが、退屈せずに最後まで鑑賞できるとは思います(脱落する人はいそうだけど)

 


■少女の正体

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■最後に箱に入る理由

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102801/review/04720268/

 

公式HP:

http://cinema.starcat.co.jp/stopmotion

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA