■長崎 閃光の影で
Contents
■オススメ度
戦争映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.8.7(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2025年、日本、109分、G
ジャンル:看護学生の視点で綴られる原爆投下から1ヶ月を描いた戦争映画
監督:松本准平
脚本:松本准平&保木本佳子
原作:日本赤十字社『閃光の影で 原爆被害者救護赤十字看護婦の手記』
![]()
キャスト:
菊池日菜子(田中スミ:帰郷した大阪の看護学生)
小野花梨(大野アツ子:看護学生、スミの幼馴染)
川床明日香(岩永ミサヲ:看護学生、スミの幼馴染、キリシタン)
水崎綾女(川西トキ子:看護婦長)
坂ノ上茜(幸子:管理室長)
呉城久美(五島キヨ:大村海軍病院の看護師)
田畑志真(洋子:被曝する看護学生)
松尾百華(ヤエ:徳島出身の看護師)
渡辺大(秋山学:救護所で働く軍医)
田中偉登(岸本勝:スミの幼馴染、三菱勤務)
嘉数実華/KAKAZU(ハナ:両目を怪我する妊婦)
暖(空広:ハナの赤ん坊)
加藤雅也(田中幸次:スミの父)
有森也実(田中チヨ:スミの母)
萩原聖人(岩永信行:ミサヲの父)
高橋政美(アツ子の父?)
中尾文子(アツ子の母)
河村梓月(大野カズ子:アツ子の幼い妹)
利重剛(小川雄一郎:日赤長崎支部の事務局長)
池田秀一(焼き場の少年の祖父らしき人物)
南果歩(南原令子:孤児院「聖母の騎士園」の院長)
山下フジヱ(本人役:長崎の戦争被害者、現代パート、スミのモデルになった人物)
美輪明宏(語り)
加藤頼(日本兵)
松浦慎一郎(田川和夫:?)
吉岡花絵(平岡ウメ子:?)
ほのら(看護婦)
勝元鈴香(看護婦)
西村花温(看護学生)
結心(?)
伊達匠哉(?)
藤井沙帆(バスの母親?)
凛乃介(バスの子ども?)
小林昌樹(?)
金哲義(?)
金咲愛(?)
北本誠(?)
増田俊樹(被爆者?)
上山学(?)
出口高司(?)
平松克美(?)
加藤亮佑(被爆者)
曽我潤心(?)
中西邦子(教会に向かう人)
具志堅まり(教会に向かう人)
住田将太(母親探す少年)
尾崎ゆい(?)
村山卓也(?)
田中克久(?)
石原理衣(?)
楠壮志(?)
越中優人(?)
黒嶋啓太(怒鳴る軍人?)
田中来樹(?)
山﨑永莉(?)
湯田冬夢(孤児院の子ども)
戸﨑陽(孤児院の子ども)
山下怜桜(孤児院の子ども)
中澤康心(孤児院の子ども)
ベンジャミン・マクラケン/Benjamin McCracken(米兵)
ブラッドリー・エルドリッジ/Bradry Eldridge(米兵)
カール・ヘッドバーグ/Carl Hedberg(神父?)
■映画の舞台
1945年8月9日、
長崎県:
ロケ地:
長崎県:
山王神社(被爆クスノキ)
https://maps.app.goo.gl/ZGGZ7JL6Q7jdQTAX8?g_st=ic
滋賀県:米原市
世継浜(海水汲み)
https://maps.app.goo.gl/en7EY5pWTp1bcsFd9?g_st=ic
滋賀県:彦根市
彦根城(じゃんけん)
https://maps.app.goo.gl/84XqRqRV7vVRJtvU9?g_st=ic
滋賀県:近江八幡市
旧ヴォーリズ記念病院(修道院)
https://maps.app.goo.gl/3WeCAnBcq1Zxh59g7?g_st=ic
滋賀県:大津市
カトリック大津教会
https://maps.app.goo.gl/meQLyKe1WnXysE1r7?g_st=ic
滋賀県:東近江市
旧中江勝治郎邸
https://maps.app.goo.gl/zpT2ep5QQpqfmYSU8?g_st=ic
湖東町歴史民族博物館(日赤長崎支部)
https://maps.app.goo.gl/1ET89LpYtu1Vd8nP9?g_st=ic
滋賀県:長浜市
旧余呉小学校(国民学校の救護所)
https://maps.app.goo.gl/wz4yGHQ17CrYXoUf7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1945年8月、大阪空襲を受けて、看護学生のスミ、アツ子、ミサヲは地元の長崎に帰省していた
アツ子は日赤長崎支部に向かい、ミサヲは父と共に過ごすことになった
スミは地元の三菱で働いている勝と公認の仲になっていて、二人に茶化されていた
9日のこと、アツ子は日赤にて見学をし、ミサヲは父と共に教会に出向き、スミは勝と再会を果たした後、父の忘れ物を届けるために列車に乗っていた
そして、11時を過ぎた頃、雲間から3機の敵機が襲来し、パラシュートのようなものを降下させたのちに眩い閃光が長崎じゅうを包み込んだ
アツ子のいる病院は爆風で大破し、ミサヲは倒壊した瓦礫の下で目を覚ます
スミは長崎から離れていたために被害はなかったが、地元のことが心配で急いで戻ることになった
アツ子は事務局長の指示のもと、看護婦長とともに診療体制を築く
スミは帰宅途上で軍の車両に乗せてもらい、日赤を目指した
ミサヲは瓦礫の中から父を救出し、救護所を目指していく
3人は無事に再会するものの、長崎はかつての姿を失って、瓦礫の山と化していたのである
テーマ:記憶の伝承
裏テーマ:遠き地で決められた運命
■ひとこと感想
長崎に原爆が落とされてから80年が経ち、その記憶を残していくために作られた作品であると思います
看護学生という視点から、あの時に起きたことを回想するかたちになっていて、原作となる手記には様々な想いが込められているのでしょう
一瞬にして青春が消えた街、何が何かわからないまま、できることだけをして生き延びてきた様子が描かれていました
3人それぞれが違う場所にいて、そのために被害の状況が違うのですが、それが後半の展開にも繋がっていました
多くの声を寄せ集めたものを「3人」に集約させていたのでしょうか
このあたりは原作を読み込んでいれば見えてくるものがあるのだと思います
戦後80年を目指して映画を作成したのだと思いますが、 この節目に伝えたかったのは何だったんでしょう
これまでに多くの戦争映画が作られてきて、ほとんどが語りつくされているようにも思えます
本作の場合は、青春を奪われた看護学生が「戦争に対してどのように向き合ったか」を描いていて、キリシタンであるミサヲは「赦そう」と考えていました
教会に向かう人たちの群れ、後半に登場する孤児院などを考えると、長崎ならではの戦争の捉え方があったのかな、と感じました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画を観ていて思ったのは、キリスト教が根付いている土地になぜ原爆を落としたのか、というところでしたね
世界の戦争の多くは宗教が発端となっていますが、民族浄化や宗教弾圧とは違った意味合いが太平洋戦争にはあったように思います
そう言ったものより優先されるものがあったのでしょうが、それは永遠に語られないものなのでしょう
個人的には、神様が人を救うとは思っていませんが、試練を与えているというのは違うように感じています
映画は随所にキリスト教が登場する世界で、これが他の地域との違いに思えますが、さらに九州の端という地理的な要因も大きいのでしょう
映画の中で「勝手に始めた戦争」という言葉があり、これは当時の日本国内の戦争に対する温度差を示しているように思えます
都心ほど近く、地方ほど遠くの国の戦争に感じていたかもしれません
原爆というものの正体がわからない時代において、どうやって治療をすればよいのかわからなかった時代でしたね
何かの流行り病だと思われていたり、何をしてもどんどん亡くなっていくのを見ていると、自分の無力さと言うものが突きつけられるだけだったと思います
そんな中で赤ん坊が生まれたとしても、それだけで希望が持てるのかは何とも言えない部分がありました
玉音放送が流れ、占領軍が来ても終わらないのが戦争であり、そこで生きていくためにどうするのかを突きつけられたとき、人の道を決めるのは「起こったことに対する捉え方」なのだと思います
憎しみに囚われずに赦して生きていくという考え方はキリスト教の考え方ではありますが、その教えを知っている人ほど赦せないと思うのですね
それは、この戦争が神様が与えた試練などではなく、同じ宗教の教えを受けた同胞からの刃に思えるからでしょう
それを考えると、やはり宗教というものは人を救わないし、神様は極限の精神を正常に保つために作られたもののように思えてしまいます
■キリスト教的な戦争の捉え方
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■手記を映画にする意味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103241/review/05413481/
公式HP:
http://nagasaki-senkou-movie.jp/
