■最後のピクニック
Contents
■オススメ度
老後問題に関心のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.9.24(アップリンク京都)
■映画情報
原題:소풍(ピクニック)、英題:Picnic(ピクニック)
情報:2024年、韓国、114分、G
ジャンル:60年ぶりに故郷に帰った老女とその親友たちを描いたヒューマンドラマ
監督:キム・ヨンギュン
脚本:チョ・ヒョンミ
キャスト:
ナ・ムンヒ/나문희(コ・ウンシム/고은심:ソウルで独り住まいをする老女)
(若年期:チェ・ユリ/최유리)
キム・ヨンオク/김영옥(チン・グムスン/진금순:ウンシムの故郷の友人)
(若年期:シン・イェソ/신예서)
パク・グンヒョン/박근형(チョン・テホ/정태호:ウンシムの故郷の友人、醸造所の経営者、かつてウンシムに恋をしていた老人)
(若年期:キム・ギョンビン/김경빈)
リュ・スンス/류승수(ソン・ヘウン/송해웅:テホの息子、チキン店のフランチャイズの本社の社長)
イ・ハンナ/이항나(ユン・ミヒョン/윤미현:ヘウンの妻、グムスンの娘)
オム・ジュヨン/엄주연(ソン・テウン/송태은:ヘウンの娘、ウンシムとグムスンの孫)
チャヒ/차희(ウンシムの母、回想)
コン・サンア/공상아(チョン・ユンジュ/정윤주:テホの娘、醸造所の後継)
イム・ジギュ/임지규(ユン・ソンピル/윤성필:グムスンの息子、リゾート建設賛成派、釜山在住)
チェ・ソンジャ/최선자(ソ・チョンジャ/서청자:ウンシムたちの同級生、施設入所者)
ハン・テイル/한태일(ヨンベ/영배:ウンシムたちの同級生)
イ・ヨイ/이용이(コ・メンヒ/고맹희:ウンシムたちの同級生、ウンシムの従姉妹)
(若年期:シム・ジュヒ/심주희)
チョン・ヘジャ/정혜자(ユジャ/유자:ウンシムたちの同級生、ヨンベと一緒に飲んでいる老女)
ナ・ホスク/나호숙(チュンジャ/춘자:ウンシムたちの同級生、ヨンベと一緒に飲んでいる老女)
パク・ミスク/박미숙(路上の女性)
キム・ジンヒョク/김진혁(クッパ店の社長)
チョン・サンジン/전상진(若夫婦)
イ・ジュミ/이주미(若夫婦)
ユ・チェンモ/유채목(チョンジャの隣人の住人)
チェ・ウンヨン/최은영(老人ホームの介護スタッフ)
ファン・ヒョウン/황효은(マーケットのグムスンの客)
チャン・ファファ/장동화(支店長)
ナ・ウンミ/나은미(銀行員)
ソンナム/성남(グムスンの主治医)
チョン・ミギョン/정미경(テホの主治医)
キム・ヨンジュ/김영주(テホの醸造所の従業員)
ホ・ジョンオ/허정오(ウンシムの親戚のおばあちゃん、回想)
キム・ビョンチョル/김병철(ウンシムの親戚、回想)
チャン・ジェヨン/장재용(ウンシムの親戚、回想)
ソ・ウジン/서우진(音楽の伴奏教師、回想)
クァク・ジャヒョン/곽자형(ゴ・ハンソン/오:ヘウンのフランチャイズ加盟店、社長)
パク・ミスク/박미숙(ゴ社長の妻)
オ・ウヌ/오은우(ゴ社長の息子)
チョ・ヒョンウ/조형우(ゴ社長の息子の友人)
ペ・ジンマン/배진만(加盟店)
ソ・ミンギュン/서민균(加盟店)
ビョン・チャンヨル/변창열(加盟店)
クァク・ナヒョン/곽나현(加盟店)
ソン・ヨンミン/손영민(加盟店)
チェ・ヒョンジョン/최현정(女性加盟店)
イ・ヘスン/이해순(魚料理店のおばちゃん)
キム・ギョンミ/김경미(魚料理店のおばちゃん)
ムン・ジヨン/문지연(魚料理店のおばちゃん)
ペク・スンブ/백순부(市場の商人)
イ・ヨンスク/이영숙(市場の商人)
ファン・ギョンア/황경아(市場の商人)
シン・ヒョンギ/신형기(再開発関係者)
チョ・ジェ/조재붕(再開発関係者)
クォン・ヒョクジン/권혁진(区役所職員)
イ・ボソン/이보성(区役所職員)
ユ・ヒョンウン/유현웅(リゾート賛成派)
ユ・サンフル/유상흘(リゾート賛成派)
キム・エスク/김애숙(リゾート賛成派)
イ・ウビョン/이우병(リゾート賛成派)
キム・ナヨン/김나영(リゾート賛成派)
チャ・ヨンウ/차영우(リゾート賛成派)
チャン・シンナム/천신남(リゾート反対派)
イ・イクス/이익수(リゾート反対派)
キム・ナギョン/김나경(パコ・チキンのデモ隊)
キム・ジョンビンジ/김정변지(パコ・チキンのデモ隊)
キム・ヘソン/김혜성(パコ・チキンのデモ隊)
キム・ヒョジョン/김효정(パコ・チキンのデモ隊)
■映画の舞台
韓国:ソウル
韓国:南海地方
平山/ピョンサン
善財庵(ソンジェアム)
ロケ地:
韓国:慶尚南道南海群
平山里
https://maps.app.goo.gl/fipY1B3LoXT7emBBA?g_st=ic
韓国:釜山
■簡単なあらすじ
ソウルに住むウンシムは、かつて南海の町・平山に住んでいたが、ある理由で出て行かざるを得なかった
今では週末に息子家族と食事をするのが楽しみだったが、ある時、約束の日でもないのに息子たちがやってきた
息子のヘウンは今世間を騒がせている食品偽装問題の加害者であり、そこから逃げてウンシムの元にきていた
さらに、そこにかつての旧友グムスンもやってきて、彼女は立派な韓服を着て訪れていた
ヘウンの妻ミヒョンはグムスンの娘であり、彼女が娘のことを心配してきていたのかと思われたが、実は別の要件があった
だが、それを話す間もないまま、ウンシムは息子から離れるために故郷へと帰ることになった
グムスンの家に居候することになったウンシムだったが、そこでかつての同級生テホと再会することになった
テホはウンシムのことが好きで追いかけ回していたが、今では地元でマッコリの醸造所を経営していた
ヘウンは会社が立ち行かなくなって金を借りに来ていたが、ウンシムに残されたのは住んでいる家だけだった
食品偽装問題は加盟店への詐欺行為とも取られていて、罰金と税金の両方を迫られていた
さらに加盟店の1人が自殺をしたことを機に、ヘウンはさらに追い込まれていくのである
テーマ:60年が変えたもの
裏テーマ:人生の終着点
■ひとこと感想
ソウル在住の老女が生まれ故郷に帰るという物語で、訳ありの過去が暴かれるというテイストになっていました
その事件自体はそこまで深刻なものではなく、現地の今の問題の方が深刻だったように思えます
生まれ故郷は海沿いの田舎町で、リゾート開発が進んでいて、現地にいる僅かな人が反対派としてデモを行なっていました
その中心にいるのが、中学時代にウンシムを好きだったテホだったのですが、かつてテホに想いを寄せていた従姉妹のメンヒと顔を合わせて喧嘩になってしまいます
ウンシムの父がこの土地を人々に安く売って発展したという歴史がありますが、父とその従業員たちは海難事故で亡くなっていました
それがウンシムのせいみたいな感じになっていたのですが、60年前の遺恨よりは、青春時代の恋愛のもつれが今を形作っているように思います
ウンシムとグムスンに深い関係があったのかは何とも言えませんが、ソウルメイトのような関係がずっと続いていたのはすごいですね
常にウンシムの味方でいるグムスンでも、娘婿が絡んでくると手も出せなかったりします
映画は、後半になってトーンが一気に険しくなっていって、まさかの展開に向かいます
ある程度想像ができるとは言え、それぞれの決断は現代社会の最大の問題点なのでしょう
そこから逃げずに描いていくことで、何かしらのメッセージが誰かに伝わるのかもしれません
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画のポスターが大空を望む2人のショットなのですが、映画を観たあとだと、このシーンの重要さというものがわかります
高齢になると、子どもを助けられるとしたらお金しかない
でも、生み出すことはできないから、築いたものから切り売りするしかない
それでも、活きたお金になるかどうかは受け取った人次第とも言えます
映画は、初恋の人に会ったテホが終止テンション高めで過ごしていくのですが、彼なりの終活だったのかな、と思います
高齢になると、どう死ぬかという問題はリアルになっていくのですが、若い間はあまりイメージを持てません
でも親がそういう状態になり、近しい人が同じようになってくると、自分もいずれはと思ってしまうのだと思います
自分らしく生きることも難しいと思いますが、自分らしく死ぬことも難しい
施設に入った友人チョンジャが語る「家で患って死ねるのは良い」と言うのは、同世代の同じ境遇の人の本音なのだと思います
ラストシーンは解釈に委ねられますが、あそこまで準備をしたならば答えは一つなのでしょう
至らない息子に残すグムスンと、不甲斐ない息子には残さないウンシムは対象的で、しかも秘密を分け合ったテホの娘には残そうとしている
親不孝が巡っていると言えますが、2人が発見された後のことは想像を絶する地獄なんだろうなあと思ってしまいました
■何を「誰に」遺すべきか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■ウンシムが呼ばれた理由
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104242/review/05607211/
公式HP:
