■リボルバー
Contents
■オススメ度
韓国ノワールが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.1(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:리볼버(リボルバー)、英題:Revolver
情報:2024年、韓国、115分、G
ジャンル:罠に嵌められて服役した元刑事の復讐を描いたスリラー映画
監督:オ・スンウク
脚本:オ・スンウク&チュ・ビョル
キャスト:
チョン・ドヨン/전도연(ハ・ソヨン/하수영:復讐を誓う元刑事)
チ・チャンウク/지창욱(アンディ/앤디:約束を破棄するイースタン・プロミスの取締役)
チョン・ヘジン/전혜진(グレース/그레이스:イースタン・プロミスの代表、アンディの姉)
キム・ジンソ/김종수(イースタン・プロミスの本部長)
イム・ジヨン/임지연(チョンマダム/チョン・ユンソン/정윤선:スヨンを手助けする謎の女、摘発クラブの関係者)
ヤン・ヒョンミン/양현민(パク・キョンリョン/박경룡:ユンソンの元夫)
カン・チェヨン/강채영(パク・キョンリョンの恋人)
イ・ジョンジェ/이정재(イム・ソギョン/임석용:警察捜査課長、スヨンの元恋人)
キム・ジュンハン/김준한(シン・ドンホ/신동호:ソヨンに告白歴のある元同僚刑事)
ユ・ソンジュ/유성주(クォン/권서장:元警察署長)
チョン・ジェヨン/정재영(ミン・ギヒョン/민기현:ソヨンを助ける刑事班長)
キム・ムンチャン/김문찬(辞任する警察署長)
オ・ウィシク/오의식(ホン・インギ/홍인기:事件の検察官)
ユン・ギョンホ/윤경호(ヤン弁護士/양변호사:事件の弁護士)
チョン・マンシク/정만식(チョ・ジェフン/조재훈:不正事件の当事者、ゴルフ場経営者、イースタン・プロミスの資金洗浄役)
キム・ヘウン/김혜은(祈祷師、イースタンプロミスの元代表の養女)
シン・サムボン/신삼봉(主任祈祷師)
パク・イェソル/박예솔(イースタンプロミスのインフォメーションデスクスタッフ)
チェ・ジヒョン/최지현(イースタンプロミスのインフォメーションデスクスタッフ)
キム・ジュンべ/김준배(寺の僧侶)
オ・チュングン/오충근(寺の使用人)
チョン・ギュヨン/정규영(アンディが雇う暴漢)
マ・ウンギュ/마웅규(アンディが雇う暴漢)
キム・フェチャン/김회창(アンディが雇う暴漢)
クォン・ヒョンジュン/권현진(ファン・ジョンミ名義のマンションを管理する不動産会社の女社長)
ぺ・ヒョンギョン/배현경(携帯電話の修理工)
オ・ミンジョン/오민정(埠頭の焼き魚売りの女)
イ・ジンモ/이진모(ドリームキャッチャーのバーテンダー)
キム・ボンヒ/김봉희(クォンの家の老女)
ユ・スジョン/유수정(住宅ホテルの従業員)
チャン・ジョンミン/장정민(女性の護衛)
キム・へジュン/김해준(グレースの召使)
チョン・ギソプ/정기섭(男の刑務官)
キム・ミジ/김미지(女性看守)
チョ・セラ/조세라(女性看守)
キム・ミスク/김미숙(女性の囚人)
キム・テユン/김태윤(女性の囚人)
ジョンヨン/전영(女性の囚人)
ナム・テイ/남태이(女性の囚人)
コ・ギョンヒ/고경희(女性の囚人)
リュ・ギョンイン/류경인(ギヒョンの家の隣人)
ハン・サンホ/한상호(ヨンソンのバーのバーテンダー)
チョン・サンフン/정상훈(ゴルフ練習場の男)
チン・ヒョングァン/진현광(ゴルフ練習場の男)
キム・ナギュン/김낙균(ゴルフ練習場の男)
キム・ミングァン/김민광(ニュースアンカー)
キム・ナムジン/김남진(バイクの運転手)
チョン・グクジン/전국진(タクシー運転手)
パク・ジョンソン/박종성(バスの運転手)
パク・ミンジョン/박민정(女性の護衛)
ソ・ムンホ/서문호(刑事の声)
イ・ネリ/이내리(女性看守の声)
■映画の舞台
韓国:ソウル
京畿道近辺
ロケ地:
韓国:ソウル
■簡単なあらすじ
刑事として職場に尽くしてきたハ・スヨンは、クラブ摘発を揉み消した一連の汚職事件の犯人となる代わりに、多額の補償金とマンションを譲り約束をしていた
当初は執行猶予がつくはずだったが実刑となり、彼女は2年の服役を余儀なくされてしまった
2年後、出所した際には恋人のイム・ソギョンも出迎えずに来ず、検事のホン・インギのみが事件後について説明に訪れただけだった
その後、事件に関わっていたクラブの関係者チョン・ユンソンが彼女の元に訪れる
彼女は力になると言うものの、多弁で信頼の置けない人物だった
仕方なく彼女にマンションに連れて行ってもらうことになったが、そこはスヨン名義ではなく、全く見知らぬ「ファン・ジョンミ」という女性になっていた
不動産者に調べてもらうと金銭譲渡の形跡はなく、スヨンからソギョンに渡り、その後その謎の女の名義に変わっていた
スヨンは何が起こっているのかわからずに、さらに渡されるはずの金もないことがわかる
そして、恋人のソギョンも謎の拳銃自殺をしていることがわかった
そこでスヨンは一連の事件の解明と裏切りの報復をするために動き出したのである
テーマ:落とし前の付け方
裏テーマ:バカに復讐する方法
■ひとこと感想
韓国ノワールということで、嵌められて刑務所に服役していた元刑事が復讐を果たすという内容になっていました
てっきり、激しい銃撃戦とか、残虐なシーンがあるのかと思いましたが、かなりライトなつくりになっていたと思います
事件がどのようなものかを映画から読み取るのが難しいのですが、ざっくり言うと「嵌められて身ぐるみ剥がされた」みたいな感じになっていました
謎の女は摘発クラブのママか何かのようで、中国人のモデルみたいな話が出ていたように思います
おそらく彼女は不利益を被っているスヨンについていけばおこぼれがもらえると考えていたようですが、相手があまりにも巨大で危険というふうに語られています
でも、スケール感はほとんどなく、家族経営の小さな闇会社ぐらいのイメージしか湧きませんでしたね
リボルバーも一応重要な役割を果たしますが、そこまで大それたものでもなく、銃を手にしたことのない一般人でもないので、それを手にする葛藤とかもなかったりします
事件の黒幕というほどのものではありませんが、一応ヴィランがアンディで、それを守るために本部長がいるみたいで、やはり組織的な感じが全くしないのもどうかと思いました
また、物語の展開が異様に遅いので、そのあたりもかなり眠気を誘ってしまうように思えました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作にネタバレがあるのかは分かりませんが、最後の最後にアンディがグレースに対して「母さん」と言っていたことぐらいでしょうか
見たまんまなので、姉設定になっていたことが不思議でなりません
伝聞のような感じになっているので誇張されたものとなりますが、前の代表の養女ということで、途中で登場した訳知りの祈祷師と同じ立ち位置になります
随分と年が離れているように思えたので、そのあたりの設定がどうなっているのか気になってしまいます
死体が埋められている森あたりで最終決戦が行われるのですが、その規模もかなりしょぼくて、暴漢3名弱すぎだし、どっちつかずの刑事が出てきても絶望感はありません
その男も発砲されたらあっさり退場という感じで、この一連のシークエンスは、よく言えば泥臭く、悪く言えば陳腐という感じに思えました
ラスボスがアンディというのがアレで、最後は進まない車椅子で砂利道を押すというシュールな展開になっていて、ひょっとしてブレーキレバー入ったまま押してるのかなとか余計なことを考えてしまいました
最後は、埠頭の雨の中で焼き魚を食べているシーンで終わるのですが、あの女性はてっきりスヨンの母親とか言い出すのかなと思ってしまいました
ひたすら無言で美味しそうな魚を焼いていたのが印象的で、あの雨なら店じまいしたいだろうなあとか、余計なことを考えてしまいましたねえ
■全員バカばかりのノワール
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■勝手にスクリプトドクター
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103036/review/04828150/
公式HP: