■宣誓
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■オススメ度
東日本大震災における自衛隊の活動に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.3.12(イオンシネマ高の原)
■映画情報
情報:2026年、日本、121分、G
ジャンル:東日本大震災における自衛隊の生活支援を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:柿崎ゆうじ
キャスト:
前川泰之(春日純平:自衛隊の三等陸尉)
竹島由夏(佐藤真奈美:春日の同僚、一等曹長)
黄川田雅哉(石井隆之:自衛隊員、一等曹長)
出合正幸(持田健作:自衛隊員、一等曹長)
水橋研二(災害ボランティア)
笹田優花(川久保愛:災害ボランティア)
伊藤つかさ(桃井保子:胡桃を保護する隣人)
永谷咲笑(胡桃:被災少女)
齋藤優聖(和樹:両親を失った少年)
立石晴香(妊娠が発覚する被災者)
和泉ちぬ(糖尿病持ちの被災者)
金子実樹(笠間恭子:被災者)
内田朝陽(木下:春日の同期、捜索隊)
福地展成(遺体を発見する隊員)
半井小絵(内田美沙子:夫が行方不明の被災者)
羽場裕一(服部:避難所の所長)
辰巳琢郎(自衛隊の医官)
宮本真希(阿部聡美:看護師)
徳重聡(塩田:報道カメラマン)
大地康雄(城田:被災所の老人)
【その他の出演者】
宇都隆史(陸軍中隊長)
村上ひなた(加山瑠衣:自衛隊員、女性支援)
三辻拓海(山辺十作:自衛隊員、料理担当)
中里信之介(野村:自衛隊員)
井路端優(中原明美:自衛隊員、女性支援)
吉田壮志(自衛隊員)
榎木薗郁也(自衛隊員)
島村明日果
Sun・T(被災者)
鈴原言美(幼稚園の先生?)
橋口憲一
風山真一(自衛隊員)
今間怜來(卒業生代表?)
久保真優(芹沢幸太:自衛隊員)
川上周之(青木肇:自衛隊員)
今村凪(上杉多恵:自衛隊員)
中山陸(後藤成明:自衛隊員)
小橋美月(被災者)
戸田涼茉(被災者)
中西美葉(春日の娘、写真)
太田かほり(レポーター)
鈴木まほ
■映画の舞台
東北地方のどこか
ロケ地:
神奈川県:横須賀市
自衛隊高等工科学校
https://maps.app.goo.gl/HEGZBu2SL95mvJ3h8?g_st=ic
ファーマシーガーデン浦賀
https://maps.app.goo.gl/Jmt5JgMWTycuV4c48?g_st=ic
山梨県:上野原市
羽置の里 びりゅう館
https://maps.app.goo.gl/BRnSepUDrzinq9Cp6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
2017年3月、青年・和樹は自衛隊高等工科学校の卒業式に出席していた
彼の卒業を聞きつけ、2011年に彼の地元の生活支援に従事していた春日と佐藤が訪れ門出を祝うことになった
その6年前の2011年3月11日、東北地方を襲った大規模な震災が起き、その翌月に山形の第6師団から生活支援部隊が派遣されることになった
小隊長の春日三等陸尉を筆頭に合計二十数名で構成された部隊は、東北のある町にある避難所に出向く
そこには責任者の服部と東京から来たボランティア2名によって、被災者の生活支援が行われていた
春日は自身の妻子の行方も不明のままだったが、隊にはそれを報告することなく、プライベートを理由に職務を降りることはできないと言う
一等曹長の佐藤、持田らは彼のその想いを知りつつも支援に回り、ボランティアとの衝突もありながら、少しずつ信頼を得ていくことになった
女性に対する配慮が欠けていたところもあり、女性自衛官たちは彼女たちの支援も同時に行なっていく
そして、別の部隊はいまだに見つからない遺体を探すために、大規模な捜索活動の準備に取り掛かっていた
そんな被災地の中で、両親を亡くした少年・和樹は、自衛隊の活動に興味を示していく
最初は引きこもり気味だった彼も、徐々に笑顔を取り戻し、隊員たちと交流を深めていく
そして、春日たちは2ヶ月の任務を果たし、退去命令に従うことになったのである
テーマ:風化させぬ想い
裏テーマ:本当の支援
■ひとこと感想
奇しくもスケジュールの関係で3.11に鑑賞することになり、15年前に何をしていたかを想起することになりました
私は関西在住なので、仕事の休み時間にテレビをつけたらえらいことになっていたと言う感覚でした
阪神・淡路大震災の時は当時の勤務先が半壊寸前だったので自分ごとに近かったのですが、画面越しに見る震災というのは、やはり感覚的なものが違った記憶がありました
映画では、あの時にたくさんの場所で行われていた生活支援のとある場所を切り取っているという内容で、メディアの情報はここまで詳細なことは報じてはいなかったと思います
当時を知る人はそれ以上にセンセーショナルなことが起きていて、そちらの情報の方が錯綜していた記憶があると思います
それでも、15年の月日を経て、あの時に何が起きていたのかというのは多くの題材となり、生々しい記憶が記されたものがたくさん生まれていきました
15年が経ち、その後も色んなところで震災が起きて、さらに諸外国では戦争も続発している状況となっています
新しい災害が過去の災害を埋めてしまうように、当事者以外の関心が薄れていくのも事実でしょう
それでも、すべてを風化させずに何度も掘り起こすべきかという議論もあるかと思います
そんな中で、風化させたくないという想いがあるのは当然で、誰かの記憶の中に残り続ける意味はあるのだと感じました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画は、実話をベースにしたフィクションですが、映画で描かれることに嘘というのはないと思います
あれだけの規模の震災で、被災者の数は尋常ではなく、派遣された自衛官も10万人を超えています
その中には、家族が被災者であるという自衛官もいると思うし、天涯孤独になってしまいかけた少年たちもいたと思います
そんな想いの集大成としての作品ではありますが、映画としての評価が別軸で考える必要があります
映画は、かなり自衛隊に思い入れがある目線になっていて、それは良いと思いますが、俯瞰して観る側からするとかなりバイアスが掛かっているように感じます
実際にあった出来事でも、このフィルターを通してしまうと、ある種の思想が出てしまう、ということなのでしょう
自衛隊が派遣されたのが1ヶ月後であるというところもボランティアとの温度差の原因になりますし、お互いに人間同士なので、極限の状態だと衝突は避けられないでしょう
そんな中で、人は行動と結果によって信頼を得ていくものなので、その時間が2ヶ月必要だった、ということになります
物語の骨子は、少年・和樹が自衛隊の行動に感化されて自衛官になるというものですが、このような若者がいたことも事実だと思います
それでも、若干作り物っぽく感じてしまうところに違和感があり、それは和樹自身のキャラ設定によるもののように感じられます
それぞれの配役、キャラ設定などが詳細に決められていると思いますが、リアリティラインを追求するというよりは、ドラマ的な要素を強めに推しているという印象は拭えません
どのような交流があったのかは分かりませんが、イメージとしての「淡々と職務をこなす」というものと、「平等性、職域の観点から踏み込めない領域」というものがあって、描かれているものとの乖離があるのだと思います
実際には、もっとハートフルな付き合いもあっただろうし、もっと距離を置いた現場もあったでしょう
それでも、この距離感を設定しているのは、現実における限界点というものを訴求したいという想いがあるのだと感じます
それは「日本人ならルールなどなくてもお互いを尊重し合える」という想いと、「職務縛る限界値」というものが交わらないからなのですね
でも、自衛隊は組織なので、職域から逸脱することはできません
それが双方のストレスになるのですが、それをどのような裁量で現場に委ねるのか、というのはとても難しい問題のように思えました
■復興支援に必要なこと
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■「宣誓」が必要な理由
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105257/review/06272649/
公式HP:
