■旅の日々
Contents
■オススメ度
ゆったりした日常のユーモアが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.11.11(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2025年、日本、89分、G
ジャンル:行き詰まった脚本家が旅に出る様子を描いたヒューマンコメディ
監督&脚本:三宅唱
原作:つげ義春『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』
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キャスト:
シム・ウンギョン(李:行き詰まって旅に出る脚本家)
河合優実(渚:劇中映画の女)
高田万作(夏男:劇中映画の青年)
柴田貴哉(海辺の若者)
中村祐太郎(海辺の若者)
ベラ明(海辺の若者、写真を撮る女)
斉藤陽一郎(大学の職員)
松浦慎一郎(映画監督)
佐野史郎(魚沼:大学教授)
安光隆太郎(質問する学生)
トロツキー・マックレンドン(質問する学生)
嶋貫妃夏(質問する学生)
堤真一(べん造:宿屋「べんぞうや」の主人」)
足立智充(警官)
梅舟惟永(警官)
【その他の出演者】
テイ龍進(べん造の元妻の夫)
沼田あきら(べん造の娘)
佐々木将志
朝倉亮子
佐藤舞子
佐久間としひこ(うどん屋?)
松浦伯空(教授の孫?)
北村美代子
小磯一斉
石川智徳
加藤キャラバン真延
岡田悠貴
演者不明(渚の彼氏)
演者不明(ラジオの声)
演者不明(ホテルの受付)
演者不明(旅館の従業員)
演者不明(べん造の元妻)
演者不明(住職)
■映画の舞台
日本:
おそらく都内
神津島(劇中映画)
山形県:庄内
ロケ地:
山形県:鶴岡市
じょい食堂
https://maps.app.goo.gl/jcCoiMX7mAed2AuYA?g_st=ic
湯殿寺総本寺
https://maps.app.goo.gl/4WqZsGuzLffcda5AA?g_st=ic
泡水寺大日坊
https://maps.app.goo.gl/4WqZsGuzLffcda5AA?g_st=ic
東京都:神津村市
神津島村資料館
https://maps.app.goo.gl/VEb4hcT9ghiVWg3Z7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
映画監督とともにつげ義春の『海辺の叙景』の制作に挑んだ脚本家の李は、そのフィルム上映にて、学生から質問を受けることになった
大雨の夏を舞台にした、とある島で出会う男女を描いた作品だったが、自身のイメージとはかけ離れた感想を聞かされてしまう
質疑応答にて「自分には才能がないな」と答えた李は、魚沼教授から「旅に出てはどうですか?」と提案された
だが、教授はそれを言い残したまま他界してしまい、李は監督とともに教授のお宅へお邪魔することになった
そこにはそっくりな顔をした教授の弟がいて、彼は李たちに兄の遺品であるカメラを渡した
李はそのカメラを持って東北に向かい、大自然をファインダーに収めていく
だが、宿を予約していなかったことで、人里離れた民宿に泊まることになった
そこには寡黙な主人・べん造がいて、何やら訳ありのような男だった
テーマ:日常に埋もれるユーモア
裏テーマ:言葉が規定する現実
■ひとこと感想
日本語の話せる韓国人脚本家が主人の本作は、日本に来てから言葉を覚える旅にそれに追い回されているという感覚を持っていました
そんな彼女がつげ義春の原作作品の脚本を手掛けることになり、そのフィルムが大学の講義で上映される、という冒頭から始まります
映画のタイトルは「海辺の叙景」というもので、若い男女がとある島で出会う、というシンプルな内容になっています
そこでは、彼氏らしき男と一緒に島にやってきた渚と、親戚の家にやってきた夏男がいました
島ではやることがなく、その辺りをぶらぶらしていたところ、あまり人が立ち入らないところで出会うという感じになっています
この映画に対して、魚沼教授は「セクシーだ」と言い、その反応は李にとっては意外すぎるものでした
その後、教授の薦めで旅行に出ることになり、教授の弟から貰ったカメラを携えて雪国へと向かいます
まさしく「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という感じのシチュエーションで、何もないところだけど、いろんなものがあるという展開を迎えています
このテイストが合うかどうかは人それぞれで、劇中映画もテンポが悪く感じられるので眠気が誘ってしまうかもしれません
映画では、「言葉に追い詰められた脚本家」が「言葉の少ない世界」に行くというシチュエーションになっていましたね
そこでは「宿屋の主人よりもお喋りな脚本家」という構図になっていて、彼女を追い詰めていたもので相手を追い詰めるという展開を迎えています
このあたりの立場の逆転とか、随所に挟まれるユーモアを堪能する作品で、何気ないところに笑いというものが散りばめられていたと思います
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
前半の劇中映画は「本当に撮影が大変だっただろうなあ」という嵐の海の映像があって、脚本家が書いた言葉が映像になることの難しさというものが描かれていました
彼女自身は作品のテーマと言われてピンと来ていないのですが、それがそのフィルムにも反映されていましたね
学生たちの反応はこの映画を観ている観客とは違うと思いますが、何が言いたいのかわからない作品であるというのは共通認識に近いのかもしれません
大波に攫われる夏男とそれを見る渚のセリフはほぼ聞き取れず、原作で明瞭なものが映像になるとぼやけていく様子が描かれていました
映画では、モノローグにて李の心情が吐露され、彼女は「言葉に追い詰められている」という感じで、「言葉から遠い世界」というものを求めていました
それが後半の雪国での物語となっていて、そこでは寡黙な村人たちがいて、彼女が一番言葉を使う人物として描かれています
そして、「ユーモアと人の悲しみがある方が良い」というべん造の言葉にふれるのですが、この映画の後半がその言葉を忠実に再現しているという面白さがありました
ある意味において、劇中内主人公の悩みに対する答えというものが、後半に詰まっていたように思えました
■人生とユーモアの関係性
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■冬の世界で夏を描く意味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103711/review/05810860/
公式HP:
https://bitters.co.jp/tabitohibi/
