■THE MONKEY/ザ・モンキー
Contents
■オススメ度
悪趣味なホラーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.9.22(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:The Monkey
情報:2025年、アメリカ、98分、R15+
ジャンル:理不尽な死をもたらすサルのオモチャとの関わりを描いた不条理系ホラー映画
監督&脚本:オズグッド・パーキンス
原作:スティーヴン・キング『The Monkey(邦題:猿とシンバル、1980年)』
キャスト:
テオ・ジェームズ/Theo James(ハル/Hal:双子の弟)
(幼少期:クリスチャン・コンヴェリー/Christian Convery)
テオ・ジェームズ/Theo James(ビル/Bill:双子の兄)
(幼少期:クリスチャン・コンヴェリー/Christian Convery)
タチアナ・マスラニー/Tatiana Maslany(ロイス/Lois:双子の母)
アダム・スコット/Adam Scott(ピーティー・シェルボーン/Captain Petey Shelborn:双子の父、パイロット)
Danica Dreyer(アニー・ウィルクス/Annie:双子のベビーシッター)
コリン・オブライエン/Colin O’Brien(ピーティー/Petey:ハルの息子)
Laura Mennell(ピーティーの母、ハルの元妻)
イライジャ・ウッド/Elijah Wood(テッド・ハマーマン/Ted:ハルの元妻の恋人、ピーティーの新しい養父)
ローハン・キャンベル/Rohan Campbell(リッキー/Ricky:不用品セールでサルのオモチャを見つける青年)
Janet Kidder(リッキーの母)
Paul Puzzella(リッキーの父)
ジェレミー・コックス/Jeremy Cox(ボーシャン/Beauchamps:リッキーの兄、軍人)
サラ・レヴィ/Sarah Levy(アイダ・ジマー/Aunt Ida:双子を引き取る伯母)
オスグッド・パーキンス/Osgood Perkins(チップ/Uncle Chip:双子を引き取る伯父)
Tess Degenstein(バーバラ/Barbara:不動産業者)
Beatrix Perkins(フローレンス/Florence:いじめっ子)
Kingston Chan(ペッパー/Lt. Pepper:いじめっ子)
Zia Newton(ドウェイン/Dwayne:ハルの同僚)
Nicco Del Rio(新人の神父)
Shafin Karim(骨董品店の店主)
Lumen Beltran(女警官)
Corin Clark(プールに飛び込む女)
Jason Burkart(芝刈り事故の隣人)
Scott Nicholson(バート・バーガーソン/Burt Burgerson:犠牲になる男)
Katie Stuart(ナンシー・リゾーリ/Nancy Rizzoli:コブラで死ぬ女)
Michael Anthony Samosa(鉄板焼きレストランのシェフ)
Trey Helten(ビジネスマン)
Eve Exner(モンキーのマスクを被ったポールダンサー)
Danny Virtue(馬に乗った男)
Joyce Robbins(近所の女性)
Jacqueline Robbins(近所の女性)
Tina Pi(スーパーの客)
Doralynn Mui(ガソスタの母)
Dianne Greenwood(違反切符を切られた警官)
Charles Chi Soo Kim(教会の弔問者)
■映画の舞台
1999年、
アメリカ某所
2024年、
アメリカ:メイン州
キャスコ/Casco
https://maps.app.goo.gl/YbupqnS9rkYyeDQM7?g_st=ic
ロケ地:
カナダ:ブリティッシュ・コロンビア州
バンクーバー/Vancouver
■簡単なあらすじ
1999年、パイロットのシェルボーンは、とある骨董品店に購入したサルのオモチャの返品に訪れた
店主は返品はお断りとつき返すものの、突然サルのオモチャは動き出し、それが原因かわからないものの、連鎖的なアクシンデントによって、店内にあったオモチャの矢が店主に刺さって死んでしまった
シェルボーンには妻ロイスがいて、彼女は2人の双子ビルとハルを育てていた
ベビーシッターのアニーがロイスの時間を作り出していた
ある日のこと、父のお土産の中からサルのオモチャを見つけた双子は、そのネジを巻いてしまう
そして、それが原因かわからないものの、出先の鉄板焼き店にてアニーが死んでしまった
その後、ハルはビルの執拗ないじめに対して怒りを増幅させ、ビルを殺そうとサルのオモチャのネジを巻いた
だが、ビルは死なず、母親が動脈瘤を起こして死んでしまった
2人はそのオモチャを井戸に投げ捨て、彼らは伯父のチックと伯母のアイダに育てられることになった
それから25年後、成人してそれぞれの道を歩んだ双子だったが、ハルは以前として幼少期のいじめのトラウマを抱えていた
彼は家族を持つまいと思っていたものの、妻との間に息子ピーティーを授かってしまう
ハルは息子の身を案じて距離を置こうとするものの、却って関係を悪化させてしまうのである
テーマ:理不尽な死のタイミング
裏テーマ:サルが見ているもの
■ひとこと感想
サルのオモチャがリズムを刻むと誰かが死ぬと言うホラーで、その対象者は無差別となっていました
そのカラクリを探ると言うよりは、次々に人が死んでいくのを眺める悪趣味系のホラーなので、論理的なものを求めても意味がないと思います
双子の母が言うように、「人はいつか死ぬ」し、その死に方を選べないと言うテーマがありました
ハルの目線で紡がれ、彼の大人パートのナレーションで幼少期を回顧するスタイルですが、大人も子どもも一人二役になっているのはすごいですね
幼少期の演じ方の方が一人二役とは思えないレベルに達していました
原作はハルとピーティーが物置からサルのオモチャを見つけて、そこからハルが幼少期のトラウマを思い出すと言う構成ですが、映画では時系列に沿って描いていましたね
映画では、理不尽な死をもたらすサルのオモチャとして描かれ、その因果は分かりません
でも、双子の母だけは病死となっていて、そのタイミングが偶然サルの動きと重なっていたように思います
他の死も「偶然」ではあると思いますが、何かしらの人の悪意とか殺意というものがあって、サルのオモチャは「その時」を知らせているだけのようにも思えました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画は、単なる不条理系ホラーとして描かれていますが、実際の人の死というものは、何層にも重なった人々の思惑の末に起こっていると言えます
サルのオモチャを動かせば人が死ぬのではなく、動かすと動かした人に「人の死を見せる」という感じなのですね
なので、動かした人は死ぬことがなく、人の死の不条理さとかを目の当たりにしてしまう、という立場に追い込まれてしまいます
ハルとビルの2人には確執があって、それはどちらも「思い込み」だったことがわかります
ビルは「ハルがネジを巻いたから母が死んだ」と思い込んでいて、その観念というものが彼の行動を変えていきます
小学校でのいじめもビルの行動が発端であり、それらは巡って、現在のビルを生み出しています
また、サルのせいだと極端に恐れることで過剰な防御網を敷いています
結果として、幼少期の思い込みが成人期の死をもたらしていて、それらの因果を知り尽くして、その時を知らせるのがサルの役割のように思えました
とは言え、映画はそこまで哲学的なところにふれることもなく、単に悪趣味な悲劇を繰り返し見せるだけになっていましたね
これを面白いと思う人がいる一方で、中身が全くないと怒る人もいるのは不思議とは思いません
それでも、物語のベースとなっているスティーヴン・キングの著名な小説ならば深いところにこだわりがあるもので、それをうまく料理できていないだけのようにも思いました
■逃れられぬ運命
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■サルは何をもたらしたか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103499/review/05598744/
公式HP:
https://movies.kadokawa.co.jp/themonkey/
