■大きな玉ねぎの下で
Contents
■オススメ度
手紙が紡ぐ恋愛に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.2.8(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2025年、日本、115分、G
ジャンル:いがみ合う大学生男女のすれ違い恋愛を描いたラブロマンス映画
監督:草野翔吾
脚本:高橋泉
原案:爆風スランプ『大きな玉ねぎの下で』
キャスト:
神尾楓珠(堤丈流:「Double」の夜のバーで働く大学4年生)
桜田ひより(村越美優:「Double」の昼のカフェで働く看護学生)
【「もう1つの恋」関連(1988~1989年)】
伊東蒼(池島今日子:秩父に住む病気がちな高校生)
藤原大祐(虎太郎:三浦に住む高校生、今日子の代筆係)
窪塚愛流(府川大樹:虎太郎の親友、放送部)
瀧七海(谷崎明日香:今日子の親友、ヤンキー)
【現代パート】
山本美月(篠田沙希:カフェの店長)
中川大輔(喜一:丈流のクラスメイト)
伊藤あさひ(小柴:丈流の友人)
秋谷百音(真子:美優の友人、喜一の彼女)
休日課長(重田:「Double」の店長)
和田正人(望月:丈流を気にいるベンチャーの社長)
西田尚美(丈流の母)
原田泰造(丈流の父)
asmi(A-ri:武道館でライヴを行うアーティスト)
飯島直子(救急救命士)
江口洋介(Taijyu:ラジオ番組のナビゲーター)
サンプラザ中野くん(ラジオ局を訪れるゲスト)
坂上みき(ラジオのパーソナリティ)
成田愛純(美優の友人)
藤本ばんび(美優の友人)
永野宗典(店長と話すバーの客)
牧野莉佳(看護学生?)
宇乃うめの(美優を指導する看護師)
智順(看護師長)
七海映子(看護部長)
板垣雄亮(病院の事務長)
市川圭介(?)
松尾百華(ラジオ局のスタッフ)
橋野純平(飲み屋の客?)
廣末哲万(大樹の担任の先生)
小舘絵梨(?)
西田麻耶(郵便局で並んでいる主婦)
佐藤五郎(郵便局で並んでいる男)
松田弘子(入院患者)
関幸治(?)
大矢三四郎(郵便局員?)
桜居ジョーイ(?)
板井剛貴(望月の部下)
東ひかり(?)
松島くるみ(?)
■映画の舞台
神奈川県:鎌倉市
埼玉県:秩父市
神奈川県:横浜市
ロケ地:
茨城県:鹿島市
カシマサッカースタジアム
https://maps.app.goo.gl/eVVZqXgJtnNW13qP8?g_st=ic
千葉県:流山市
江戸川大学
https://maps.app.goo.gl/B8zn1sFVGY2zmzXy6?g_st=ic
東京都:中野区
中野 四季の森公園
https://maps.app.goo.gl/4HZiNjpt5AUqFjFn8?g_st=ic
東京都:町田市
Pecori町田店
https://maps.app.goo.gl/qb1rJ9Q2bcNn8j848?g_st=ic
チーズの海に溺れたい町田店
https://maps.app.goo.gl/DGvUMMW3BQbDYpeb6?g_st=ic
東京都:豊島区
ベルサイユの豚 池袋
https://maps.app.goo.gl/KA6u6T4Lo6uQ4ksP8?g_st=ic
埼玉県:秩父郡
チェファルCefalu
https://maps.app.goo.gl/t9D5a1TeMvbdovZ67?g_st=ic
■簡単なあらすじ
鎌倉の病院で看護実習をしている美優は、土日だけ昼間に営業しているカフェでアルバイトをしていた
店長の篠田から夜のバーの従業員と連携を取るように言われた美優は、交換ノートのようなものを始めることになった
はじめは業務連絡に使われたものだったが、次第に他のことも書くようになっていった
一方その頃、夜のバーでは、就活真っ只中の丈流がノートを担当していて、彼の母は病気がちで、進路が何も決まっていないことに苛立ちを見せていた
二人はノートの相手を知らなかったが、実はすでに知り合っていた
それは、丈流が友人たちと飲みに行った時のことで、そこで喜一が急性アルコール中毒で倒れてしまった
その応急処置をしたのが美優で、さらに彼女の実習先には丈流の母親が入院していた
お互いの印象は最悪で、口も聞かない仲だったが、徐々に相手のことが気になり始めていた
ある日のこと、誰がノートを書いているのか気になった丈流は、こっそりとカフェの様子を覗き見ることになった
そこにいたのは篠田で、丈流は彼女がそれを書いたものだと思い込んでしまう
丈流がその話を友人の喜一にすると、「年上の女性なら結婚しているんじゃないの」と言われて焦ってしまう
テーマ:想う気持ちは文字に表れる
裏テーマ:言葉を紡ぐ奥にあるもの
■ひとこと感想
爆風スランプの楽曲をモチーフにした作品で、文通のやり取りがどのように始まって展開していくのかが描かれていました
現代パートと過去パートが描かれるのですが、それがどのように交錯するのかはネタバレのような感じになっています
現代パートでは、仲の悪い男女が実は相手を思いやりながら交換ノートを書いていたのですが、勘違いからややこしいことになってしまいます
過去パートでは、手紙の代筆をする男女のすれ違いがあるのですが、それが現代パートにつながるという流れになっていました
これ以上はネタバレになってしまうので避けますが、率直な感想だと、かなり狭い世界になってしまったように思えました
広がるよりはリアルではありますし、大人になっても辻褄が合うのでおかしくは感じません
でも、それによって早い段階で構成がわかってしまうので、隠そうとしている流れになっていても意味がなくなっているように思えました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作の構成だと、キャラクターの名前を書くだけでネタバレになるのですが、この手の構成を現代で行うのはなかなかハードルが高いと思います
あっという間に感想が流れてしまうので、キャスティングをシークレットにするのは難しいのですね
なので、それらをわかった上でどう繋げていくのが良いかということを考えないとリアリティラインを超えてしまいます
映画は、過去に代筆文通をしていた二人が、やがてその嘘を告白し、夫婦になったことがわかります
その話に感化されたのかはわかりませんが、丈流が思い描いていた「誰か」は最初から美優だったようにも思います
でも、篠田だったことは想定外で、そこで当初のイメージは崩れてしまったのかもしれません
物語は、すれ違いをうまく表現していて、武道館を後にする丈流が描かれるのと同時に過去パートの明日香が登場するという流れになっていました
過去と現代を行き来する映画では、どこで切り替わったかというのがわかりやすいほどよく、さらにあまり時系列をいじらない方が見やすいのですね
本作では、それがうまく演出されていて、一番大変だったのはサンプラザ中野くんを探すことだったと思いました
以下、現代と過去を行き来した人物のネタバレキャスト欄になります
【ネタバレキャスト】
神尾楓珠(堤丈流:「Double」の夜のバーで働く大学4年生)
西田尚美(池島今日子/堤今日子:丈流の母、高校時代から病気がち)
(高校時代:伊東蒼)
原田泰造(堤虎太郎:丈流の父、明日香への手紙を代筆し名前を貸す)
(高校時代:藤原大祐)
江口洋介(府川大樹/Taijyu:ラジオ番組のナビゲーター、虎太郎の親友、放送部)
(高校時代:窪塚愛流)
飯島直子(谷崎明日香:救急救命士、今日子の親友、今日子の手紙に名前を貸して投函)
(高校時代:瀧七海)
■文字に込められた想い
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■想いを伝えるいくつかの方法
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■120分で人生を少しだけ良くするヒント
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■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102258/review/04752721/
公式HP: