■ショウタイムセブン
Contents
■オススメ度
テロ実況映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.2.7(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2025年、日本、98分、G
ジャンル:爆破テロ事件から交渉役を指名された元人気ニュースキャスターを描いたスリラー映画
監督&脚本:渡辺一貴
原作:キム・ビョンウ監督『テロ、ライブ(2013年、韓国)』
Amazon Link(リメイク元)→ https://amzn.to/3EFtYpV
キャスト:
阿部寛(折本眞之輔:テロリストに指名される「SIHW TIME 7」の元人気キャスター)
吉田鋼太郎(東海林剛史:番組プロデューサー)
竜星涼(安積征哉:現在の「SHOW TIME 7」のメインキャスター)
生見愛瑠(結城千晴:現在の「SHOW TIME 7」の現サブキャスター)
井川遥(伊東さくら:事件を追う記者、折本のかつての仕事のパートナー)
前原瑞樹(矢吹一平:TV番組「SHOW TIME 7」のディレクター)
平原テツ(頓宮豊:ラジオ番組「トピック・トピック」のディレクター)
安藤玉恵(園田綾香:事件を追う警察)
平田満(城大作:犯人を知る男)
内山昂輝(兼子建祐:内閣官房危機管理室審議官の声)
佐野四郎(水橋孝蔵:総理大臣)
石丸謙二郎(四方田勇:大和電力の社長)
原ふき子(ラジオのリスナー声?)
錦戸亮(繁藤寛二:発電所事故の関係者)
■映画の舞台
東京都:
「SHOW TIME 7」放送スタジオ
ロケ地:
千葉県:千葉市
エム・ベイポイント幕張
https://maps.app.goo.gl/krjNEUMMMY8gArd66?g_st=ic
■簡単なあらすじ
人気報道番組「SHOW TIME 7」の元人気ニュースキャスターの折本は、ある事情から番組を降りて、今はラジオ番組のパーソナリティーをやっていた
後任には若手の安積が抜擢され、サブキャスターの結城と番組を進行していた
プロデューサーの東海林はこれまでと同じように視聴率優先主義で生きていたが、番組は折本の時ほどの鋭さはなかった
ある日のこと、折本のラジオ番組の企画にて、リスナーと話すというコーナーがあった
そこでは「犬派か猫派か」という無難なコーナーだったが、そこに登場したリスナーはとんでも無いことを口走ってしまう
悪質な番組潰しだと判断した折本は、「発電所を爆発させる」というリスナーの言葉を煽り、「やれるもんならすぐにやれ」と焚き付けた
その後も番組は変わりなく進行するものの、その途中で大きな音が鳴り響いた
局の外から湾岸地区を見ると、どこかで大きな火災が起こっているようだった
折本は瞬時にテロであると確信し、そのネタを東海林に持ち込むことになった
折本はこの機会に乗じて、ネタを道具に「SHOW TIME 7」への登板を交渉する
そして、番組を通じた、テロリストとの交渉合戦が始まってしまうのである
テーマ:エンタメの正体
裏テーマ:報道の真髄
■ひとこと感想
韓国映画のリメイク作品ですが、元ネタを知らない状態で鑑賞
テロリストとキャスターが駆け引きするという内容で、犯人の狙いは何なのかを追っていく作品となっていました
当初は怨恨の線で責任者に謝罪を求めていきますが、無理難題を突きつけているという感じになっています
そこから少し捻りを加えて、最終決戦がある、という感じになっていました
基本的に室内劇で登場人物が少なく、テロ映像なども遠方からのCGなのでお金はあまりかかっていない印象でしたね
テロリストの目的がそこまで大規模なものでは無いので、話が広がっているように見えて広がっていないのも小規模で収まっている要因に思えます
あの爆発規模で死者がゼロというのは『ラストマイル』を思い出しますが、24時間稼働中の発電所を爆発させて被害は物損だけというのはファンタジーに近いと思います
物語は、折本の過去にふれるものですが、彼自身の情報を犯人がどうやって知り得たのかは謎のまま終わっています
テレビ局内に爆弾を設置するなどの小細工に関しても、さすがに無理だろうという感覚が否めません
そのあたりを加味した上で、エンタメと割り切って鑑賞するのが良いのでは無いかと思いました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画内の爆発などを含めたすべてがエンタメのためのフェイクということなら問題ないと思うのですが、実際に起こると想定すると、まあ無理でしょうねという内容の事件になっていました
犯人が特定の人物を強請れるようなネタをどうやって手に入れたのかとか、単にネットの噂話を盲信しているのかなどあると思いますが、人質を取った上で「灰色のなので何か自白できるものがあるのでは?」という無茶なプランになっていました
犯人には協力者がいるのは見え見えで、あのタイミングで登場した一般人の芝居がかった演技はわかりやすい感じに仕上げています
おそらく意図的なものだと思いますが、観客を騙す意味合いがあるならば、もう少しリアルに見せた方が良かったように思います
あの爆発で血飛沫が飛び散って死ぬというのはあり得ないので、ああ「死んでるふりなんだな」というのが一目瞭然のように思えました
映画のメッセージとしては、官民癒着の犠牲者がテロを起こすというもので、真相を白日の元に晒すという目的がありました
犯人の目的はそこまでで、当事者が今の役職を降りても、ほとぼりが冷めればしれっとどこかに潜り込むのが上級のやり口のように思います
また、映画のラストでは唐突にロンドンのテロ事件のテロップが流れ、あっさりと音楽番組が普通に流れる演出がなされていて、こんな感じに消費されるコンテンツとして、テロがあるんだなあと思わされます
このあたりは本当にこうなりそうというリアルな感じがあって良かったと思いました
■元ネタについて
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■人の不幸はコンテンツ
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■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102668/review/04744904/
公式HP:
https://showtime7.asmik-ace.co.jp/