■映画鑑賞まとめ■
4月、第1週(2025.4.1~2025.4.6)
■山田くんとLv999の恋をする
■オススメ度
ピュアすぎる恋愛映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.1(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
情報:2025年、日本、118分、G
ジャンル:ゲームで知り合った年下の男と恋愛関係になる大学生を描いた恋愛映画
監督:有川有果
脚本:川原杏奈
原作:ましろ『山田くんとLv999の恋をする(コミック・スマート)』
Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/3RB0Nrf
キャスト:
作間龍斗(山田秋斗:塩対応の高校生プロゲーマー)
(幼少期:渡邉斗翔)
山下美月(木之下茜:彼氏にフラれたばかりの大学生)
NOA(佐々木瑛太:ギルドマスターの瑠璃姫の中の人)
月島琉衣(佐々木瑠奈:瑛太の妹、ロリータ趣味の少女)
鈴木もぐら(鴨田たけぞう:ギルドのサブマスター、いちご農家)
甲田まひる(前田桃子:茜の親友、大学生)
茅島みずき(椿ゆかり:山田の同級生、学級委員長)
前田旺志郎(岡本武明:山田の同級生)
山下永玖(たくま:茜の元カレ)
川口葵(えり:たくまの今カノ)
池谷美音(山田の小学校時代のクラスメイト)
水川かたまり(学園祭の客)
村上健志(イベントのMC)
水瀬いのり(劇中ゲーム『Forest Of Savior』のAkaneの声)
内山昂輝(劇中ゲーム『Forest Of Savior』の山田秋斗の声)
加隅亜衣(劇中ゲーム『Forest Of Savior』の瑠璃姫の声)
土屋李央(劇中ゲーム『Forest Of Savior』のつばきの声)
■映画の舞台
都内某所
ロケ地:
東京都:渋谷区
富士門(焼肉店)
https://maps.app.goo.gl/uFt7ZbCWhRe3hxCBA?g_st=ic
チーズマニマニ2号店
https://maps.app.goo.gl/aGKW1TqGa8AgVo8E7?g_st=ic
千葉県:印旛郡
東京学館高等学校
https://maps.app.goo.gl/UDVcFW5RMzvfurrr9?g_st=ic
東京都:日野市
実践女子大学
https://maps.app.goo.gl/ieqBhgDhn2Nv7CSDA?g_st=ic
東京都:稲城市
HANA BIYORI(花畑)
https://maps.app.goo.gl/GDhhHz1QjX27osvm7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
彼氏のたくまにフラれたばかりの大学生の茜は、親友の桃子に慰められながらも、始めたばかりのオンラインゲームで憂さを晴らしていた
そこに「山田」と言うハンドルネームのキャラが登場し、茜は普通に話しかけた
山田は無愛想な感じで会話を進め、茜はついつい元カレの愚痴をこぼしてしまった
山田は初心者の茜を自分のギルドに招待し、茜はゲームのイベントに参加することになった
茜はそこで新しい出会いがあるかもと思いながらオシャレを決め込むが、そこには元カレとその新しい彼女がやってきてしまう
気まずい雰囲気になった茜は、そこに偶然居合わせた男に彼氏役を頼むことになった
その人物こそが「山田」の中の人の山田で、彼は有名なプロゲーマーだった
その後、山田のギルドメンバーに会うことになった茜だったが、ゲーム内で彼女を助けてくれた瑠璃姫は中の人が男で、山田のクラスメイトの佐々木だった
また、瑠璃姫のモデルとなったのが佐々木の妹の瑠奈で、彼女の家庭教師が山田だった
さらに謎のおじさん・たけぞうもいて、彼らはいつも4人でオフ会をやっていた
瑠奈は邪魔者が入ってきたと思い、茜を罠にかけて排除しようと目論むのである
テーマ:否定できない恋
裏テーマ:本音を言える環境
■ひとこと感想
ゲームによって日常に癒しを与える中で、そこの中の人と出会って、恋をすると言う内容になっていました
恋多き女と高校生の恋愛ですが、演者の見た目はどっちも大人でしたね
なので、そこは脳内変換をせざるを得ないのですが、青春ラブコメはいつもこんな感じになっていると思います
映画は、オンラインゲームで中の人と出会うと言う流れになっていて、その相手が超有名人で、高校での人気者となっていました
友人の妹も惚れ込んでいる感じですが、そこは憧れの人、と言う感じになっていました
周囲の人の察しが良すぎる映画ですが、それ以上に主演の演じるキャラが無頓着すぎるようにも思えてきます
コミュ障と陽キャと言う構図になっていて、内弁慶な人もいれば、外も中も変わらない人もいたりします
茜にとっては、ゲームの中は日常の嫌なことを忘れさせてくれる存在であり、そこに溶け込むための努力をしていきます
出来上がったコミュニティに入ることの難しさを知っている分、精神的に大人ではありますが、その処世術というものは年齢を重ねればできるものとは限らないのですね
人づきあいが苦手になるというエピソードもきちんとあって、それが融解していく様も面白かったと思います
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】山田くんとLv999の恋をする【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102834/review/04944024/
公式HP:
■ベイビーガール
■オススメ度
支配関係の逆転構造に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.1(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Babygirl(いい子)
情報:2024年、アメリカ、114分、PG12
ジャンル:CEOとインターンの知られざる関係を描いたラブロマンス&スリラー映画
監督&脚本:ハリナ・ライン
キャスト:
ニコール・キッドマン/Nicole Kidman(ロミー・マシス/Romy:ロボットプロセスオートメーション会社「テンサイル社」のCEO)
ハリス・ディキンソン/Harris Dickinson(サミュエル/Samuel:ロミーのインターン)
アントニオ・バンデラス/Antonio Banderas(ジェイコブ/Jacob:ロミーの夫、舞台監督)
エスター・マクレガー/Esther McGregor(イザベル/Isabel:ロビーとジェイコブの娘、15歳)
Vaughan Reilly(ノラ/Nora:ロビーとジェイコブの娘、13歳)
ソフィー・ワイルド/Sophie Wilde(エスメ・スミス/Esme:ロミーのアシスタント)
Victor Slezak(セバスチャン・ミセル/Mr. Missel:会社の取締役)
Leslie Silva(ヘイゼル/Hazel:、マーケティング部門のチーフ)
Gaite Jansen(スカーレット/Scarlet:ヘッダ役の女優)
Robert Farrior(スティーヴン/Stephen:ブラック役の俳優)
Gabrielle Policano(メアリー/Mary:イザベルの友人)
Tess McMillan(オフィーリア/Ophelia:近所に住む女の子)
■映画の舞台
アメリカ:ニューヨーク
ロケ地:
アメリカ:ニューヨーク
■簡単なあらすじ
配送工場のロボット部門のCEOのロミーは、劇場監督のジェイコブを夫に持ち、イザベルとノラという二人の娘に囲まれて過ごしていた
彼女の会社ではインターンを採用していて、社員がメンターとして指導することになっていた
ロミーはメンターから除外されていたはずだったが、マーケティング部門のヘイゼルの計らいによって、それに加わることになった
インターンの若者サミュエルはロミーをメンターに指名し、その関係はどこか歪なものになっていた
それは、ロミーと夫の性的不和が根底にあって、そこで満たされぬものをサミュエルにぶつけそうになってしまう
サミュエルはロミーの本質を見抜き、あるパーティで彼女のいるテーブルにミルクを注文して置かせた
動揺する社員をよそにロミーはそれを飲み干し、サミュエルは去り際に「いい子だ」と言い放った
それから面談を重ねるようになった二人は、徐々に性的で変態的な行為を始めてしまう
ロミーはその本質を否定するものの、徐々に抵抗できなくなり、行為を受け入れてしまう
その関係は秘密裏に続くものの、ある日、サミュエルが自宅に来てしまう
ロミーは「家族が全てなの」と言って来ないように言うものの、サミュエルとの間に切っても切れぬものが生まれてしまった
テーマ:オーガズムの正体
裏テーマ:背徳と服従
■ひとこと感想
ニコール・キッドマンが若いインターンとイケナイ関係になると言うエロドラマで、どこまで激しいのかなと思って鑑賞していました
PG12なので直接的な描写はほぼありませんが、察し良い人ならどんなプレイになっているのかはわかると思います
CEOとインターンと言う、ハーレクインロマンスのような設定ですが、サミュエルを彼女の元に送りつけたのは、取締役のミセルのようにも思えてしまいます
男性社会の中で生きるロミーは、常に強さを強調するのですが、実際には「命令されたい人」であり、サミュエルはそれを瞬時に見抜いていきます
それと同時に、性的に満たされていない年齢(映画内のロミーの年齢は40歳代)と言うこともあって、欲しがっている感じが見て取れていました
路上の暴れる犬騒動が二人の面識のきっかけになりますが、そこでサミュエルに服従する犬が自分と重なったのだと思います
この歪に見えるような関係の背景には、ある種の破壊願望があって、それは表面上成功している人に見られるもののように思えます
ある程度築いてきたけれど、どこか満たされないものがあって、でも一からやり直すことなどできない
修正をしたくても何をどうしたら良いのかわからない中で、現実と切り離した空間で、本当の自分探しが始まってしまうのでしょう
ロミーの夫もやや支配的な人間ではありますが、サミュエルのそれとは少し違うようですね
そこにある愛の種類が違うとも言えますが、欲望に従順になれるか、家庭内や社会における役割に縛られているかの違いのように思います
女性の性的絶頂は時には破壊的な衝動にも似ていると思うのですが、そのあたりは公私を完全に切り分けられる世界でこそ成り立つのかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102161/review/04944288/
公式HP:
https://happinet-phantom.com/babygirl/
■デーヴァラ
■オススメ度
インド映画なら観ちゃう人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.2(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Devara Part I
情報:2024年、インド、172分、PG12
ジャンル:海を巡る村同士の対立を描いたアクション映画
監督&脚本:コラターラ・シバ
キャスト:
NTR・Jr/N.T. Rama Rao Jr.(デーヴァラ/Devara:密輸を止める方針を貫く村の長)
Shruti Marathe(デーヴァラの妻、ヴァラの母)
NTR・Jr/N.T. Rama Rao Jr.(ヴァラ/Vara:デーヴァラの息子、成人期)
(幼少期:Nihai(Pratyush))
Manasi Verma(ウーマ/Uma:ヴァラの妹)
(幼少期:Loukya Muramshetty)
ザリーナ・ワッ/ハーブZarina Wahab(デーヴァラの母)
サイーフ・アリー・カーン/Saif Ali Khan(バイラヴァ/バイラ/Bhaira:デーヴァラを敵視する村の長)
Meka Srikanth(ラヤッパ/Rayappa:タンガの父、デーヴァラの友人)
ジャンビー・カプール/Janhvi Kapoor(タンガ/Thangam:ヴァラを想うラヤッパの娘)
(幼少期:Ahana(Barfi))
Princy George(パドマ/Padma:ラヤッパの盲目の妹)
プラカージュ・ライ/Prakash Raj(シンガッパ/Singappa:語り手、白い服を着ている老人)
Shine Tom Chacko(コーラ/Kora:バイラの友人)
Kalaiyarasan(クンジャラ/Kunjara:コーラの弟)
アジャイ/Ajay(シヴァム/Shivam:タスクフォースのリーダー、ダニーと偽って侵入捜査をする警官)
Murli Sharma(ムルガ/Muruga:政治家兼密輸業者)
Abhimanyu Singh(トゥラシ/Tulasi:警部)
■映画の舞台
1996年(過去譚の年代は不明:おそらくイギリス統治時代)
インド:ラトナギリ
ロケ地:
インド:
ハイデラバード/Hyderabad
https://maps.app.goo.gl/wmfyztMRvkJD5hEQ8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1996年、インド政府は来たるクリケットの世界大会に向けて、国境地帯の整備に乗り出していた
南の海では4つの村が覇権を握っていて、そこには海賊が頻発するという噂もあった
そこで政府は、タスクフォースに探りを入れさせて、現地の調査を行うことになった
タスクフォースのリーダー・シヴァムはダニーを名乗って「裏取引」を匂わせる態度を取った
そこで、兄弟の海賊を知るムルガという男にたどり着く
だが、彼は今ではそれは行われていないと言い、昔をよく知るシンガッパという老人を訪ねるように言った
辺境地に住むシンガッパにようやく会うことができたシヴァムだったが、彼はそこで驚愕の事実を知ることになる
それははるか昔の出来事で、それは「デーヴァラの伝説」と呼ばれていた
そして物語は、デーヴァラがいかにして伝説になったのかを語っていくのである
テーマ:覇権争いと治安
裏テーマ:語り継がれる伝説と教訓
■ひとこと感想
『RRR』のNTR Jr主演ということで話題になっていて、最近流行りのインドの神話系かなと思っていましたが、少しは範疇に入るけど、そこまで神話じみてはいないという物語になっていました
舞台は、南の海を望む海岸地域で、そこには沿岸警備隊を出し抜いて、貨物を盗む集団が潜んでいた、という設定になっていました
4つの村ということですが、地名などはなく、「西の村」「北の村」という感じで方角で呼ばれていました
映画は、その4つの村を結束させる力を持つデーヴァラと、その権力に楯突こうとする他の村のリーダーが描かれていきます
主要なのは西の村のデーヴァラ、北の村のバイラで、その他にはデーヴァラの友人ラカッパがいて、もう一つの軍団は明確ではなかったように思います
登場人物を識別するのが大変な映画で、みんなヒゲのおっさんにしか見えないのは辛いですね
あんまり名前を呼び合わないので、当初は誰が誰だかわからないまま鑑賞していました
物語の構造は至ってシンプルで、デーヴァラが力で捩じ伏せているという状況があって、他の村の有力者が「決闘」という形でヒエラルキーを駆け上がっていく様子が描かれています
前半はデーヴァラの物語ですが、後半はデーヴァラの息子ヴァラの物語になっていました
エンドクレジットでは役名が出ないのですが、根気よく観ていると「Kid」という文字が見えました
それでも、7人ほどいた子役の誰が誰なのかはわからない感じですね
軽くググってみましたが、識別できるのは数人しかいませんでした
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102596/review/04949848/
公式HP:
■FEMME フェム
■オススメ度
すれ違う気持ちを描いた映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.3(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Femme(女性)
情報:2023年、イギリス、98分、R18+
ジャンル:暴行された相手と関係を持つ被害者を描いたエロティックスリラー
監督&脚本:サム・H・フリーマン&ン・チュンピン
キャスト:
ネイサン・スチュワート=ジャレット/Nathan Stewart-Jarrett(ジュールズ/Jules:ドラァグクイーン「アフロディーテ・バンクス」)
ジョージ・マッケイ/George MacKay(プレストン/Preston:暴力的な全身タトゥーの男)
ジョン・マクリー/John McCrea(トビー/Toby:ジュールズのルームメイト、元カレ)
アシャ・リード/Asha Reid(アリシア/Alicia:トビーの恋人)
アーロン・ヘファーナン/Aaron Heffernan(オズ/Oz:プレストンの叔父)
■映画の舞台
イギリス:サウスロンドン
ロケ地:
イギリス:ロンドン
■簡単なあらすじ
サウスロンドンのクラブ「ファラシー」のドラァグクイーンとしてステージに立っているジュールズ(ネイサン・スチュワート=ジャレット)は、ある夜のパフォーマンス後にて、若者数人から暴行を受けてしまう
そのうちの一人は、店の前でジュールズを見ていたプレストン(ジョージ・マッケイ)という男で、彼は自分に目配せをしていると思っていた
そのことを仲間の前で言ったところ、プレストンは反発し、それが暴力行為に及んでしまった
なんとか店に戻ったジュールズは、ルームメイトのトビー(ジョン・マクリー)と、彼の恋人アリシア(アシャ・リード)に介抱されたが、その日を境にして、ジュールズはステージに立たなくなってしまった
ある日のこと、サウナクラブに出かけたジュールズは、そこで男に絡まれているプレストンを見かける
そのサウナはゲイ専用の場所で、アダルトビデオが大画面で流れている店だった
誰もがハッテンバとして利用していて、ジュールズも男にナンパされてしまう
だが、プレストンのことが気になって、彼の後を追うことになった
ジュールズの存在に気づいたプレストンは彼を誘い出し、そこから体の関係を結ぶことになる
どうやらプレストンはジュールズのことを覚えておらず、ジュールズは「隠れゲイ」であるプレストンに仕返しをしようと考え始める
だが、ジュールズの思惑とは裏腹に、プレストンの想いは日増しに強くなり、とうとう本当の自分を曝け出してしまうのである
テーマ:怒りによって曇る心
裏テーマ:真実の愛の行方
■ひとこと感想
ショートフィルムを長編化した作品で、巷で溢れているLGBTQ+ものなのかなあと思って鑑賞してまいりました
その観点は間違いではないのですが、思った以上に純粋な恋愛映画だったように思います
最悪の出会いをした二人が、一方は初対面だと思っているという設定になっていて、それがメイクで変装していたから、というものだったのですね
後半では、ジュールズの友人がサプライズを仕掛けるのですが、それが最悪の展開へと結びついてしまう、という流れになっていました
映画はR18+なので濡れ場はガッツリで、ハッテンバではゲイビデオが延々と流れたりするし、動画サイトでは「隠れゲイの隠し撮りハメ動画」が延々と流れます
なので、その方面がフィクションでも耐えられない人は無理でしょう
個人的にはそう言った趣向はありませんが、映像的に観るのは大丈夫だったのでなんとか乗り切れましたよ
物語は、本当に切ない物語となっていて、そうなってしまうのかとため息をついてしまいました
でも、そうなっていくことも必然のように思えるので、展開自体に無理があるというのはなかったですね
攻守交代の場面があるのですが、ちょっとばかり最近観た映画を思い出してしまいましたねえ(他作品のネタバレになるので控えておきます)
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】FEMME フェム【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103186/review/04949850/
公式HP:
https://klockworx.com/movies/femme/
■片思い世界
■オススメ度
「片思い」の色んな解釈に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.4(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2025年、日本、126分、G
ジャンル:通じることのない想いを抱えた人々を描いたファンタジードラマ
監督:土井裕泰
脚本:坂元裕二
キャスト:
広瀬すず(相楽美咲:会社の事務員)
(幼少期:太田結乃)
杉咲花(片石優花:美咲のルームメイト、大学生)
(幼少期:吉田帆乃華)
清原果耶(阿澄さくら:美咲のルームメイト、水族館勤務)
(幼少期:石塚七菜子)
横浜流星(高杉典真:スーパーの店員)
(幼少期:林新竜)
田口トモロヲ(加山次郎:高杉の恩師、音楽教師)
小野花梨(桜田奈那子:高杉の彼女)
松田龍平(津永悠木:ラジオの発信者)
西田尚美(木幡彩芽:花屋の店主)
■映画の舞台
東京:某所
ロケ地:
茨城県:東茨城郡
アクアワールド
https://maps.app.goo.gl/JNgJhaAb5LTw3Zim9?g_st=ic
千葉県:銚子市
犬吠崎灯台
https://maps.app.goo.gl/XRAwbMJFw6n3eb2x8?g_st=ic
埼玉県:南埼玉郡
進修館(合唱団練習場)
https://maps.app.goo.gl/t2fYANQgQ7TTmHX5A?g_st=ic
東京都:世田谷区
都立駒沢オリンピック公園
https://maps.app.goo.gl/NEwLhSoFe9MznpbcA?g_st=ic
東京都:新宿区
東京オペラシティガリレア
https://maps.app.goo.gl/8BLCuMaVXZpdYwdL9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内の奥まった邸宅に住んでいる美咲、優花、さくらの三人は、かつて同じ合唱団に所属していた仲間だった
訳あって同居生活をしている三人は、それぞれの生活を大切にしていた
美咲は会社員として働き、優花は大学で物理学を学び、さくらは水族館の職員として働いていた
美咲は、いつも同じバスに乗る青年のことが気になっていて、さくらは「早く告白したらいいのに」と焚き付ける
だが、男には恋人がいて、二人は彼らの後をつけて、ピアノコンサート会場に忍び込むことになった
一方その頃、優花は母親を道端で偶然見かけ、彼女の生活を覗き見ることになった
だが、母親はすでに再婚していて、新しい家族と一緒に過ごしていた
切なく思うものの、幸せに過ごしていることを知った優花はホッとして、日常へと戻っていった
ある日のこと、さくらは週刊誌にて、ある記事を見てしまう
それは三人に関係のある過去の事件のもので、彼女はそこに書かれている人物を探そうと考え始めるのである
テーマ:交わらない思い
裏テーマ:伝わる思い
■ひとこと感想
完全ネタバレはダメという作品で、ぶっちゃけると、気になるなら「予告編」以外は見ない方が良いという内容でしたね
このブログは完全ネタバレですが、後半の本記事以外は、決定的なところは避けて書きたいと思います
映画では、三人の姉妹でもな女性が一緒に過ごしているのですが、その理由というのが徐々に判明する流れになっていました
前半から匂わせの演出がたくさんあって、3分の1くらいで彼女たちの正体というものがわかります
これが物語のピークだと考える人もいますが、映画ではさらにその設定を使った物語展開というものがなされていました
ファンタジーっぽさがあると思うものの、一応リアルには考えようとしていましたね
それでも、物理が出てくるのに物理法則無視というところは色々とツッコミたくなってしまいます
時間が過ぎて、本来ならば知らないことまで知ってしまうという世界線があると思うのですが、それが幸なのか不幸なのかは何とも言えないところがありましたね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/99082/review/04952566/
公式HP:
■おいしくて泣くとき
■オススメ度
疎遠になった男女の回復物語に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.5(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2025年、日本、109分、G
ジャンル:30年間音信不通の女性を探す子ども食堂のオーナーを描いたヒューマンドラマ
監督:横尾初喜
脚本:いとう菜のは
原作:森沢明夫『おいしくて泣くとき(角川春樹事務所)』
Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/3E1mCNK
キャスト:
長尾謙杜(風間心也:幼い頃に母親を亡くした高校生)
(成人期:ディーンフジオカ)
(幼少期:立花利仁)
當真あみ(新井夕花:家に居場所のない高校生)
田村健太郎(新井幸太:夕花の弟、成人期)
(幼少期:矢崎滉)
池田良(新井照光:夕花の義父)
水沢林太郎(石村蓮二:心也の高校時代の同級生)
芋生悠(高梨萌香:心也を探していた二級建築士)
(幼少期:𠮷田帆乃華)
尾野真千子(高梨夕花:萌香の母)
篠原ゆき子(ゆり子:心也の妻)
安藤玉恵(電車で出会う女性)
美村里江(風間南:心也の母)
安田顕(風間耕平:心也の父、食堂経営)
藤井佳代子(ケイコ:かざま食堂の店員)
阿佐辰美(川口剛:クラスメイトのヤンキー)
■映画の舞台
愛知県:某所
ロケ地:
愛知県:豊橋市(カフェレストラン・ミナミ)
Cafe MOOD
https://maps.app.goo.gl/6HgZjbjvgdzrGx2B7?g_st=ic
カフェレインボー
https://maps.app.goo.gl/xfZ9zBXZKCYhaE937?g_st=ic
豊橋医療センター
https://maps.app.goo.gl/UxKfJKZc4YHNX2Br9?g_st=ic
愛知県:蒲郡市
西浦パームビーチ
https://maps.app.goo.gl/iXAUMGyHqkYZtarh8?g_st=ic
西浦園地(クローバー)
https://maps.app.goo.gl/AT4EDnf2jWt5iJVm6?g_st=ic
静岡県:浜松市
宮口駅(龍浦駅)
https://maps.app.goo.gl/Bt8wZQcksWyjaMtv8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
とある街でカフェレストランを営んでいる心也は、30年前に別れたきりのクラスメイト・夕花のことをずっと心残りに思っていた
心也はカフェレストランにて、父・耕平の代から「こども食堂」を営んでいて、近所の子どもたちを支えてきていた
ある日のこと、無免許運転の暴走車が店を破壊するという出来事が起きてしまう
テレビの取材もやってきてインタビューに答えることになったが、修理のための融資などは目処が立っていなかった
そんな折、心也の元に一人の女性が訪れた
彼女は修理をする代わりに「あるお願いを聞いてほしい」と言い、心也はその申し出を受けることになった
30年前、心也は足の怪我でサッカー部から離れることになり、そこで学級新聞の役を任されることになった
その時に一緒だったのが夕花で、彼女も中学でテニスを辞めていた
二人は学級新聞を作る傍ら、「ひま部」というクラブを作り、二人で行動をともにし始める
だが、そんな生活は長くは続かず、夏休みのある時に、夕花の秘密を知ってしまうのである
テーマ:生きてこそ
裏テーマ:約束の行方
■ひとこと感想
予告編で大体のことがわかる内容で、離れ離れになってしまった恋人同士が再会する話かなと思っていました
現代パートと30年前の高校1年生のときが回想で挿入され、さらに幼少期の回想が入るという構造になっていました
30年間の音信不通に何があったのか、というのがミステリーになりますが、映画ではそこまで秘密扱いをしていませんでしたね
突然、修理代を出すからお願いを聞いてほしいと切り出す女性はかなりの謎でありますが、その話を最後まで引っ張らなくても良かったように思います
シークレットゲスト扱いになっていた女優さんも、公開翌日には「30年後を演じた女優!」みたいに報道されまくっていたのはびっくりしてしまいました
映画は、少しばかり疑問の多い作品ではありますが、そこを掘り下げるのはあまり意味がないように思います
それよりも、子ども食堂を巡る批判というものをもっと深掘りしても良かったのかな、と思いました
高校時代に偏見から「偽善者扱い」されていたものが、現代パートでも形を変えて続いている
その心ない言葉というものがどれだけ困窮者を苦しめてきたのかを描いても良かったのでしょう
結局のところ、その問題はほとんど描かれず、どうして30年もの間音信普通になったのかをミステリーにしていました
弟がいるのに音信不通になっている方が驚きで、夕花と弟がどのように生き別れたのかはわかりません
そのあたりをクリアにしないと、物語の入り口と出口が機能していないように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】おいしくて泣くとき【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102930/review/04956201/
公式HP:
https://movies.shochiku.co.jp/oishikute-nakutoki/
