■映画鑑賞まとめ■
3月、第5週(2025.3.24~2025.3.31)
■ドマーニ! 愛のことづて
■オススメ度
戦後イタリアの女性人権状況について興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.18(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:C’è ancora domani(まだ明日はある)、英題:There’s Still Tomorrow(まだ明日はある)
情報:2023年、イタリア、118分、G
ジャンル:戦後イタリアの女性の生きづらさを描いたヒューマンドラマ
監督:パオラ・コルテッレージ
脚本:パオラ・コルテッレージ&フリオ・アンドレオッティ&ジュリア・カレンダ
キャスト:
パオラ・コルテッレージ/Paola Cortellesi(デリア/Delia:献身的なイヴァーノの妻)
ヴァレリオ・マスタンドレア/Valerio Mastandrea(イヴァーノ・サントゥッチ/Ivano Santucci:暴力的なデリアの夫)
ロマーナ・マッジョーラ・ヴェルガーノ/Romana Maggiora Vergano(マルチェッラ/Marcella:デリアの娘)
(10歳時:Valeria Lucia Di Resta)
(5歳時:Vittoria Castrovillari)
Mattia Baldo(セルジオ/Sergio:デリアの息子、兄)
(5歳時:Leonardo Geshko)
Gianmarco Filippini(フランチーノ/Franchino:デリアの息子、弟)
(1歳時:Arturo Baldini)
ジョルジュ・コランジェリ/Giorgio Colangeli(オットリーノ/Ottorino:デリアの義父)
Raffaele Vannoli(アルヴァーロ/Alvaro:オットリーノの世話人)
エマヌエラ・ファネリ/Emanuela Fanelli(マリーザ/Marisa:楽観主義者の八百屋)
Gabriele Paoloca(ペッぺ/Peppe:マリーザの夫)
ヴィニーチオ・マルキオーニ/Vinicio Marchioni(ニーノ/Nino:デリアに恋する自動車整備士)
Yonv Joseph(ウィリアム/William:デリアに肩入れするアフリカ系アメリカ人兵士)
フランチェスコ・チェントラーメ/Francesco Centorame(ジュリオ・モレッティ/Giulio:マルチェッラの婚約者)
Alessia Barela(オリエッタ/Orietta:ジュリオの母)
Chiara Bono(ルイーザ/Luisa:ジュリオの妹)
Federico Tocci(マリオ/Mario:ジュリオの父)
Paola Tiziana Cruciani(フランカ/Franca:服飾雑貨店の店長)
Nicola Civinini(ドン・フェリーチェ/Don Felice:神父)
■映画の舞台
1946年、
イタリア:ローマ
ロケ地:
イタリア:ラザロ
Via GiovanniBattista Bodoni 98
https://maps.app.goo.gl/AVhe44AJW4mzNqmw9?g_st=ic
イタリア:ローマ
Chiesa di Santa Caterina dei Funari
https://maps.app.goo.gl/g72kTr96rZ2p1kBYA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1946年、第二次世界大戦で敗れたイタリア・ローマでは駐留軍が治安を維持し、人々は普通の生活を送っていた
サントゥッチ家では、夫イヴァーノの支配的な構造は続き、妻のデリアはまるで召使のようにこき使われていた
結婚を控えていた長女マルチェッラは心を痛めつつも「母のような人生は嫌だ」と吐き捨てていた
デリアには30年前に恋人関係にあったニーノがいたが、彼の想いはいまだに変わらなかった
だが、そんな逢瀬が許されるはずもないまま、ニーノは北イタリアへと赴任することになった
また、駐留軍のウィリアムは、自分の家族写真をデリアが拾ってくれたことを恩に感じていて、何かと助けを施そうとする
世間体を重んじるデリアは、言葉の通じないウィリアムを疎ましく思っていて、それでも彼はデリアが何か問題を抱えているとkんじていた
そんな折、マルチェッラと恋人ジュリオは正式に婚約することになり、両家はイヴァーノの家で会うことになった
家族を恥じるマルチェッラと、良家でもあるジュリオは不釣り合いだったが、双方の父は結婚に関しては本人の意思を尊重していた
テーマ:女性の人権意識
裏テーマ:女性を強くするもの
■ひとこと感想
単館系でひっそりと上映されていると思いきや、まさかのシネコンでやっていたので朝イチから鑑賞に行ってきました
どんな映画かをほとんど調べずに行きましたが、すんなりと内容が入ってくるので難しい映画ではなかったですね
時折、ミュージカルのような演出がありましたが、女性の選挙参加を目前に控えた封建社会の映画と言えば、すんなりと入っていけると思います
映画は、主役も務めている監督がひたすら耐えるだけの妻を演じていて、家父長制の悪しき慣習がずっと続いている閉塞的な一家を描いていました
時代が変わりつつある中でも変わりたくないイヴァーノがいて、ある意味それがないとアイデンティティが保てないようにも見えてしまいます
そんな中で、デリアは家族を捨ててニーノのところに行くのか?という展開になりますが、そこは現実的な落とし所になっていたように思いました
女性の参政権が得られた最初の選挙で、デリアは姉から投票権を渡されるのですが、それをどうするのかという命題が突きつけられます
生活がそれで変わるのかはわかりませんが、女性に対する人権の意識などが変わってくると思うので、それはとても重要なことのように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】ドマーニ! 愛の言づて【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101514/review/04915728/
公式HP:
https://www.sumomo-inc.com/domani
■その花は夜に咲く
■オススメ度
ベトナムののLGBTQ+映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.25(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Skin of Youth(若き肌)
情報:2025年、ベトナム&シンガポール&日本、121分、R15+
ジャンル:望まぬ性のために手術を望む若者カップルを描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:アッシュ・メイフェア
キャスト:
チャン・クアン/Trần Quân(サン:ナイトクラブのシンガー)
ボー・ディエン・ザー・フイ/Võ Điền Gia Huy(クエン・ゴック・ナム:サンの恋人、ボクサー)
NSUT Phi Điều (ナムの祖母、露天商)
ファン・ティ・キム・ガン/Phạm Thị Kim Ngân(ミミ:売春婦)
井上肇(ミスター・ヴーン:街のフィクサー)
Yoshida Kayo( マダム・ユアン/Madame Yuan:ミスター・ヴーンの知り合い、マカオの裏社会の女)
NSND Nguyễn Hải (検察官)
Hoàng Trần Minh Đức (ナムの弁護士)
Đặng Phúc(裁判官)
Nguyễn Trần Tự Do(ダン・トー・ニャン/峠の強盗兄弟の兄)
Lê Hoài Tú(峠の強盗兄弟の弟)
Bình Roś(ナムのボクシングのコーチ)
■映画の舞台
1998年、
ベトナム:サイゴン
ロケ地:
ベトナム:サイゴン
■簡単なあらすじ
1998年のベトナム・サイゴンには、望まれぬ性で生まれたサンと、彼女の恋人ナムが仲睦まじく過ごしていた
サンはお金を貯めて性転換手術を受けることを夢見ていたが、ナムの収入だけでは夢のまた夢の話だった
ナムはボクサーとして精進しているが、それでもファイトマネーは増えてこなかった
ある日のこと、サンはナイトクラブに出入りする富裕層の男を目にした
彼は街のフィクサーと呼ばれているヴーン氏で、サンは愛人になることを受け入れて、手術代を稼ごうと考えていた
ナムはその期間ならと渋々従うものの、やがて二人の距離は遠ざかってしまう
サンは最後の夜としてヴーンと過ごすことになったが、その夜彼女は暴行を受けてしまい、それが原因で自傷行為に走ってしまう
見かねたナムは地下格闘技の門を叩き、ヴーンを通じて、そこに出してもらうことになった
ようやくお金が貯まり、タイに向かったサンだったが、自傷行為の跡が見つかったことで、精神科医からの紹介状がないとダメだと言われてしまうのである
テーマ:愛のためにできること
裏テーマ:鬱屈の暴走の果て
■ひとこと感想
ベトナムの映画というだけでも珍しいのですが、さらにトランスジェンダー&同性愛と、いろんな要素が盛り込まれていました
手術をして、女性になりたいサンの焦りは、やがて様々な影響を及ぼしていきました
少しでも早くと思うばかりに金持ちに服従する道を選びますが、恋人のナムが快く思うはずもありません
そんなすれ違いを描いていく作品になっていて、1998年頃のベトナムの空気感が何となく味わえる映画になっていました
この時代のLGBTQ+がどのように扱われていたのかはわかりませんが、悪魔狩りみたいなことにはなっていないように思えました
それでも、ある程度の偏見はありますが、それ以上にナムの素行の悪さの方が軋轢を生んでいたように思います
映画は、サンとナムの距離感が変わってしまい、そこで売春婦のミミと関係を持つところから動き出していきます
予想通りの結果ではありますが、この隙間にうまく入り込んでいく中で、ミミはサンへの同情というものを募らせていきました
三人仲良く海へ遊びにいくシーンからの急展開は強烈ですが、映画はさらに深淵を突くという展開になっていきましたね
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】その花は夜に咲く【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103138/review/04918930/
公式HP:
https://www.bitters.co.jp/yorunisaku/
■教皇選挙
■オススメ度
コンクラーベに興味がある人(★★★)
「多様性」について考えたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.26(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Conclave(教皇選挙)
情報:2024年、アメリカ&イギリス、120分、G
ジャンル:教皇選挙におけるカトリック教会のパワーバランスを描いたミステリー映画
監督:エドワード・ベルガー
脚本:ピーター・ストローハン
原作:ロバート・ハリス『Conclave(2016年)』
キャスト:
レイフ・ファインズ/Ralph Fiennes(トマス・ローレンス/Lawrence:ローマ教皇庁主席枢機卿、猊下)
ルシアン・ムサマティ/Lucian Msamati(ジョシュ・アディエミ/Adeyemi:アフリカ系の枢機卿、ナイジェリア教区)
スタンリー・トゥッチ/Stanley Tucci(アルド・ベリーニ/Bellini:リベラル派の最先鋒の枢機卿、バチカン教区のアメリカ人)
ジョン・リズゴー/John Lithgow(ジョセフ・トレンブレ/Tremblay:穏健保守派の枢機卿、カナダ・モントリオール教区)
セルジオ・カステリット/Sergio Valerio Da Castellitto(ゴッドフレード/テデスコ/Tedesco:保守派の伝統主義派、ベネツィア教区のイタリア人)
カルロス・ディコス/Carlos Diehz(ヴィンセント/ベニテズ/Benitez:秘密裏に任命されたメキシコ人枢機卿、カフール教区)
イザベラ・ロッセリーニ/Isabella Rossellini(シスター・アグネス/Sister Agnes:「マルタの家」の運営責任者、トランブレを告発)
Balkissa Souley Maiga(シスター・シャヌーミ/Sister Shanumi:性的被害を告発する修道女)
Bruno Novelli(亡くなった前教皇)
Jacek Koman(ヤヌシュ/ウォズアニック/Wozniak:トランブレの秘密を知る大司教、前教皇の第一発見者)
Thomas Loibl(マンドルフ/Mandorff:教皇典礼長、大司教)
Brían F. O’Byrne(レイ/オマリー/O’Malley:神父、枢機卿のリスト作成、ローレンスの助手)
Roberto Citran(ルクス・ロンバルディ/Lombardi:検閲官の役目を果たす枢機卿、投票結果読み上げ)
■映画の舞台
バチカン市国
システィーナ礼拝堂
https://maps.app.goo.gl/7WsZZ1RDhKJEsp2A9?g_st=ic
ロケ地:
イタリア:カンパーニャ
Royal Palace
https://maps.app.goo.gl/KNENbX2nyGRD9Gai6?g_st=ic
イラリア:ラザロ
Villa Medici
https://maps.app.goo.gl/irLE1zhJ9FJbipRg6?g_st=ic
サント・スピリト・イン・サッシア教会/Sant Spirito in Sassia
https://maps.app.goo.gl/r9ehyrWLFMLAVwJg9?g_st=ic
ローマ文明博物館/Museo della Civiltà Romana
https://maps.app.goo.gl/sJQYANvFrrDPE2te9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
教皇が心臓発作で急死してしまった教会では、主席枢機卿のトマス・ローレンスが「コンクラーベ(教皇選挙)」を取り仕切ることになった
世界各地から108人の枢機卿がローマを訪れ、彼らは近くにあるマルタの家に寝泊まりし、礼拝堂にて投票を行うことになった
有力視されているのはリベラル派のベリーニ、穏健派のトレンブレ、保守派のテデスコたちで、次いで黒人初の教皇を狙うアディエミ、選挙を取り切る管理人のローレンスだった
初回の投票でも過半数を決定投票を取る候補はおらず、2回目、3回目と決まるまで投票は続いていく
そんな折、トレンブレが教皇が亡くなった日に会っていて、しかも「解任」を突きつけられていた、という疑惑が上がった
ローレンスはトレンブレに質すと、彼は真っ向から否定し、話の内容はプライベートなことだからと拒否の姿勢を貫いた
また、アディエミの元にナイジェリアからシスターが来たことによって一悶着が起こってしまう
ローレンスはシスター・アグネスを通じて事の真相を探ることになり、それぞれの抱える秘密に対する本人の見解を聞いて回ることになったのである
テーマ:教会と信仰
裏テーマ:多様性の真の意味
■ひとこと感想
アカデミー賞効果なのかは分かりませんが、かなりの席数が埋まっていて、実のところ合計2回観ましたが、どちらもほぼ満席状態になっていました
日本人受けするとは思えない内容だし、おそらく枢機卿の区別とか、パワーバランスなどを映画だけで追っていくのは難しいと思います
特に「役名(エンドクレジット)と劇中の呼び名が違うキャラが複数いる」ので、誰が誰かわからなくなってしまいます
映画では、ローレンスはトマス、猊下などと呼ばれ、彼の右腕的存在のレイは役名ではオマリー大司教ということになっています
また、第一発見者は劇中でヤヌシュと呼ばれているのですが、役名はウィズニアック大司教だったりします
ベリーニもアルド呼びだったりするので、このあたりを把握してから観ないと意味不明になってしまうように思いました
物語は、次の教皇を決めるだけなのですが、揃いも揃って「クズとワルしか出てこない状態」のように思えてしまいます
最有力になった途端にハシゴを外されるという展開になっているので、次の犠牲者が誰なのか分かりやすかったですね
とは言え、裏で自分が優位になるように動いたトレンブレと女性関係で問題を起こしたアディエミ以外は「自分のことしか考えてないけど悪人ではない」ように思えます
映画の本懐はラストになると思いますが、ネタバレはない方が良いでしょう
でも、かなり間違って解釈している人が多そうに思えますね
なので、最後のローレンスとある人物の会話というのはきちんと聞いておかないとダメなんじゃないかな、と思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101546/review/04898585/
公式HP:
■ネムルバカ
■オススメ度
夢に向かって邁進する若者が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.26(T・JOY京都)
■映画情報
情報:2025年、日本、106分、G
ジャンル:インディーズバンドのボーカルとルームメイトが織りなす日常を切り取った青春映画
監督:阪元裕吾
脚本:皐月彩&阪元裕吾
原作:石黒正数『ネムルバカ(徳間書店)
Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/43Yzwq8
キャスト:
久保史緒里(入巣柚実:女子寮に住む大学生、古本屋のアルバイト)
(幼少期:山本紗々菜)
平祐奈(鯨井ルカ:柚実の先輩、インディーズバンド「ピートモス」のギター&ヴォーカル)
綱啓永(田口:柚実の同級生)
樋口幸平(伊藤:田口の友人)
兎(仲崎:古本MAXの店員、柚実の同僚)
儀間陽柄(ジャガー・モリィ:ピートモスのギター)
高尾悠希(筑間定則/DAN:ピートモスのドラム)
長谷川大(岩徹:ピートモスのベース)
志田こはく(アキラ:柚実の後輩ルームメイト)
伊能昌幸(荒比屋土倍:OTレコーズ、タレント部門の社員)
吉沢悠(粳間:音楽プロデューサー)
山下徳久(オヤジ:古本MAXの常連、「ミレニアムファイル」)
水澤紳吾(ライブで弾けるサラリーマン)
立花日菜(ナビ子:カーナビのキャラクター)
かいばしら(志垣:飲食店の歌う店長)
松村キサラ(居酒屋の店長)
朝日ななみ(OTレコーズの受付)
稗田寧々(ファミレス「ハチノスレストラン」の店員)
■映画の舞台
東京某所
冴羽女子寮
八王子RIPS
ロケ地:
東京都:千代田区
DAYNITE
https://maps.app.goo.gl/MgGP38jck16vj7Js5?g_st=ic
東京都:渋谷区
意気な寿司処阿部 青山店
https://maps.app.goo.gl/9mCqksueJJH941j47?g_st=ic
東京都:港区
Mon chen ton ton
https://maps.app.goo.gl/u42BgQ4n7AB1VaKb8?g_st=ic
東京都:新宿区
大衆割烹すみれ
https://maps.app.goo.gl/SbGL9WFFJoDEnGCNA?g_st=ic
千葉県:我孫子市
山田荘
https://maps.app.goo.gl/dQUHqrNvSQRZq91s8?g_st=ic
千葉県:いすみ市
大原海水浴場
https://maps.app.goo.gl/Pn1qiiNHcDkQAaQH6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
大学生の入巣柚実は古本屋でバイトをしながらうだつの上がらない日々を過ごしていた
彼女はインディーズバンド「ピートモス」のボーカル&ギターの鯨井ルカとルームシェアをしていて、ルカは大学の先輩だった
柚実は「ピートモス」の楽曲「ネムルバカ」を神曲だと思っていて、彼女のライブに行ったりもしていた
柚実たちは極貧の生活をしていたが、呼べば来る同級生の田口がいた
その日も田口は呼ばれ、食料と酒を買って来させられていた
酔い潰れた田口と柚実をよそに、ルカは田口の車を借りて海岸へと走り出した
ガス欠で途方に暮れていたルカだったが、柚実は彼女の行動を予測して迎えにやってきた
何とかして二人は寮に帰ったものの、ベランダで「ルカのことが好きだ!」という田口を見つけてしまう
柚実は田口が自分のことを好きなんだと思っていたが、実はルカに会うために口実だったと知らされる
ショックを受ける柚実だったが、その後、さらに彼女に追い討ちをかけるような出来事が起こってしまうのである
テーマ:やりたいこと
裏テーマ:コスパの良い人生
■ひとこと感想
『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督作で、女性のバディものっぽいポスターだったので、日常ぐだぐだ系なのかなあと思って鑑賞してまいりました
漫画原作は未読で、タイトルから内容が想像つかなかったのですが、青春音楽映画だったのはびっくりしてしまいました
しかも歌うのが平祐奈だったので、さらに驚きました
タイトルは劇中バンドのバズった曲で、その由来というものが映画の核心になっていましたね
インディーズからメジャーを目指すバンドのお話で、濃いキャラがたくさんいたので飽きが来ない内容となっていました
いわゆる、距離を置きたい人が多数いるという感じで、遠目に見ている分には良いけどというキャラが多かったように思います
映画は、やりたいことがある若者、やりたいことがわからない若者がルームシェアをしていて、自分の上限を決めて冷めているキャラが登場します
また、自己評価と他者評価の違いに晒される場面もあり、そんな中でもささやかな抵抗を生み出していきました
ぐだぐだな前半と怒涛の後半というギアチェンジが凄い作品なので、いろんな感情が湧き起こるのではないか、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102465/review/04924607/
公式HP:
■白雪姫
■オススメ度
ディズニー映画なら見てしまう人(★★)
例の騒動の意味を知りたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.27(T・JOY京都)
■映画情報
原題:Disney‘s Snow White(白雪姫)
情報:2025年、アメリカ、109分、G
ジャンル:王国を乗っ取られた白雪姫が森の小人や盗賊たちと一緒に戦う様子を描いたファンタジー映画
監督:マーク・ウェブ
脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン
原作:グリム兄弟『Snow White and the Seven Dwarfs』
キャスト:
レイチェル・ゼグラー/Rachel Zegler(白雪姫/Snow White:雪の日に生まれたお姫様
(幼少期:Emilia Faucher)
(幼児期:Olivia Verrall)
ガル・ガドット/Gal Gadot(邪悪な女王/Evil Queen:国を乗っ取った嫉妬深い邪悪な女王)
アンドリュー・バナップ/Andrew Burnap(ジョナサン/Jonathan:森の盗賊のかしら)
Andrew Barth Feldman(ドーピー/Dopey:白雪姫の七人の小人、おとぼけ&ナレーション)
Tituss Burgess(バッシュフル/Bashful:白雪姫の七人の小人、てれすけ)
Martin Klebba(グランプリー/Grumpy:白雪姫の七人の小人、おこりんぼ)
Jason Kravits(スニージー/Sneezy:白雪姫の七人の小人、くしゃみ)
George Salazar(ハッピー/Happy:白雪姫の七人の小人、ごきげん)
Jeremy Swift(ドク/Doc:白雪姫の七人の小人、先生)
Andy Grotelueschen(スリープ/Sleepy:白雪姫の七人の小人、ねぼすけ)
アンス・カビア/Ansu Kabia(名もなき狩人/Huntsman:女王の命令で白雪姫を殺しにいく男)
パトリック・ペイジ/Patrick Page(魔法の鏡/Magic Mirror)
George Appleby(クイッグ/Quigg:ジョナサンの仲間、弓使い)
Colin Michael Carmichael(ファーノ/Farno:ジョナサンの仲間)
Samuel Baxter(サイス/Scythe:ジョナサンの仲間)
Jimmy Johnston(フィンチ/Finch:ジョナサンの仲間)
Dujonna Gift(メープル/Maple:ジョナサンの仲間)
Idriss Kargbo(ブリングレー/Bingley:ジョナサンの仲間)
Jaih Betote(ノーウィッチ/Norwich:ジョナサンの仲間)
Hadley Fraser(善き王/Good King:白雪姫の父)
Lorena Andrea(善き女王/Good Queen:白雪姫の母)
■映画の舞台
平和な王国
ロケ地:
カナダ:ブリティッシュコロンビア州
バンクーバー
アメリカ:カリフォルニア州
ロサンゼルス
■簡単なあらすじ
善良な国王と王妃は、雪の降る日に念願の娘を授かった
二人は子供に「白雪姫」と名づけ、彼女は健やかに育って行った
だが、数年後に王妃は病に倒れてしまう
そんな折、国外からやってきた女は国王に見初められ、後妻となって王妃の座に着くことになった
後妻は南の国が攻めてくると嘘を言って国王を国から遠ざけ、その間に女王として君臨するようになる
後妻は白雪姫を召使のように扱い、国民から富を吸い上げて、我が物として扱う
さらに、農民や職人たちを個人的な護衛に仕立て上げ、国は徐々に困窮していくことになった
ある日のこと、見かねた白雪姫は王女に国の窮状を訴えることになった
だが、王女はその行動を良しとせず、森にてリンゴを収穫させると拐かして外に出し、名もなき狩人に始末するように命令を下した
だが、狩人は白雪姫を殺すことができず、森の奥へと逃した
やがて白雪姫は一軒の小屋を見つけた
そこで眠りについていると、そこの家主である7人の小人が仕事から戻ってきた
小人たちは一晩だけ泊まることを許すものの、白雪姫が生きていることを知った王女の捜索隊はすぐそこまで迫ってきていたのである
テーマ:分かち合いの精神
裏テーマ:美しさとは何か
■ひとこと感想
アメリカ本土でネガキャンのような炎上騒動があり、IMDBのスコアが驚異の1点台になっていて戦慄してしまいました
さすがにそこまで酷くはないだろうと思っていましたが、傑作かと聞かれれば「微妙」と言わざるを得ないように思います
童話やアニメーションとして比較されるのは仕方ないと思うし、改変部分に激怒する人もいると思います
また、主演の炎上発言騒動などを見るに様々な影響があったとは思いますが、そもそも観たくなる映画なのか?と言われれば、これまた「微妙」と判断されるのもやむなしだと感じました
個人的には1点つけるほど酷いとは思いませんでしたが、女の子の憧れや夢を壊す映画だなあと言うのは思いましたね
王子様は出てこないし、立ち上がったけど何もしてないし、敵はほぼ自滅のような感じなので、盛り上がるところがありません
また、白雪姫の所作がかなりガサツで、育ちの悪さが目につくように思えました
極めつけとしては、このキャラがあのセリフを言って説得力があるのか、と言うところで、分かち合いを目指す理想論を唱えるとしても、実際にはお姫様時代も国民に生活を支えられてきたはずなのですね
なので、そういった階層的な構造がありながらも、ある程度の搾取は行ってきたわけであり、その対価として国王が何を国民に与えてきたのかと言うものを理解していないのはナンセンスのように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】白雪姫(2025年の実写版)【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102515/review/04924605/
公式HP:
https://www.disney.co.jp/movie/snowwhite-movie
■BETTER MAN/ベターマン
■オススメ度
ロビー・ウィリアムズの半生に興味のある人(★★★)
音楽映画が好きな人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.29(MOVIX京都 Dolby Cinema)
■映画情報
原題:Better Man(より素晴らしい男性)
情報:2024年、アメリカ、137分、PG12
ジャンル:ロビー・ウイリアムズの初期の激動期を描いた音楽映画
監督:マイケル・グレイシー
脚本:サイモン・グリーソン&オリヴァー・コール&マイケル・グレイシー
キャスト:
ロビー・ウィリアムズ/Robbie Williams(本人役:幼少期にコンプレックスを抱えるポップスター)
ジョノ・デイビス/Jonno Davies(ロビー・ウィリアムズ/Robbie Williams
(幼少期:Carter J. Murphy)
(幼少期:Asmara Feik)
Adam Tucker(ロビーの歌の代役)
Ben Hall(ロビーの代役)
Ross Sands(ロビーのダンスの代役)
Jack Sherran(若きロビーの歌の代役)
Oliver Gebhardt(若きロビーのダンスの代役)
Noam Phillips(若きロビーのダンスの代役)
スティーブ・ペンバートン/Steve Pemberton(ピーター・コンウェイ/Peter Conway:ロビーの父、キャバレーの歌い手)
Kate Mulvany(ジャネット/Janet Williams:ロビーの母)
アリソン・ステッドマン/Alison Steadman(ベティ/Betty:ロビーの祖母)
Frazer Hadfield(ネイト/Nate:ロビーの幼馴染)
(幼少期:Leatham Blisand)
(幼少期:Jasper Hall)
Damon Herriman(ナイジェル・マーティン・スミス/Nigel Martin Smith:「Take That」のマネージャー、オーディションの審査員)
Raechelle Banno(ニコール・アップルトン/Nicole Appleton:「All Saints」のメンバー、のちの恋人)
(歌唱の代役:Kayleigh McKnight)
Tom Budge(ガイ・チェンバース/Guy Chambers:ソングライター、ソロ活動時代の音楽活動のパートナー)
Jake Simmance(ゲイリー・バーロウ/Gary Barlow:「Take That」のメンバー、作曲家)
(幼少期:Rafferty Gleeson)
Liam Head(ハワード・ドナルド/Howard Donald:「Take That」のメンバー)
Chase Vollenweider(ジェイソン・オレンジ/Jason Orange:「Take That」のメンバー)
Jesse Hyde(マーク・オーエン/Mark Owen:「Take That」のメンバー)
Anthony Hayes(クリス・ブリッグス/Chris Briggs:ソロ活動後の音楽プロデューサー)
John Waters(マイケル・パーキンソン/Michael Parkinson:トークショー「Parkinson」のホスト)
Leo Harvey-Elledge(リアム・ギャラガー/Liam Gallagher:「Oasis」のメンバー)
Chris Gun(ノエル・ギャラガー/Noel Gallagher:「Oasis」のメンバー)
Karina Banno(ナタリー・アップルトン/Natalie Appleton:「All Saints」のメンバー、ニコールの姉)
Sandra Githinji(シャズネイ・ルイス/Shaznay Lewis:「All Saints」のメンバー)
Elyssia Koulouris(メラニー・ブラット/Melanie Blatt:「All Saints」のメンバー)
Nick Nicolas(トム・ジョーンズ/Tom Jones:ソロライブで一緒に歌う歌手)
Michelle Brasier(ヴィヴ・ニコルソン/Viv Nicholson:BBCのインタビュー時に流れるアーカイブ映像の女性)
John O’May(テリー・スウィントン/Terry Swinton:父と共演するアーティスト)
Kaela Daffara(ダヴィーナ・マッコール/Davina McCall:テレビ番組のパーソナリティ)
■映画の舞台
1980年代
ストーク・オン・トレント
https://maps.app.goo.gl/MxRod2WzkPcg93KV6?g_st=ic
ロイヤルアルバートホテル
https://maps.app.goo.gl/73G51eEYvLp1jMai7?g_st=ic
ロケ地:
セルビア:
ベルグラード/Belgrade
https://maps.app.goo.gl/Xaw772CwitNiFSBe9?g_st=ic
オーストラリア:ヴィクトリア州
Fawkner Bowling Club
https://maps.app.goo.gl/eFupkuoEHvh1v8Lo9?g_st=ic
オーストラリア:ヴィクトリア州
メルボルン
■簡単なあらすじ
1982年、イギリス北部の田舎町ストーク・オン・トレントには、9歳になるロバート・ウィリアムズが過ごしていた
父はキャバレーを中心に活動する歌手で、D・マーティン、S・デイヴィス・Jr、F・シナトラを敬愛していた
ロバートは父と一緒に歌うことが好きで、母ジャネットと祖母ベティは、その騒がしさに辟易としていた
15歳になったロバートは、幼馴染のネイトとともにアイドル・ポップグループのオーディションを受けることになった
ロバートは合格し、ゲイリー、ジェイソン、マーク、ハワードとともに「Take That」として活動を開始する
マネージャーのナイジェルはロバートにロビーと名乗れと言い、パフォーマンスを牛耳って、大手レコード会社と契約を結ぶまでに至った
だが、メンバーの中で足を引っ張る存在だったロビーは、ドラッグに手を染めるようになり、さらに自分自身に責められる幻覚を見るようになってしまう
徐々に症状が酷くなり、見かねたメンバーはロビーをメンバーから外すことに決めた
その後、ロビーはうだつの上がらない生活を続けていたが、プライベートでは「All Saints」のニコールと付き合うようになる
歌詞を書き留めていき、作曲家のガイ・チェンバーズと楽曲制作に励むようになった
そんな彼に興味を示したブリッグスはプロデューサーとなり、彼のソロ活動は本格的に動き始めるのであった
テーマ:発育不足と重積
裏テーマ:隣にいてほしい人
■ひとこと感想
「Take That」に関しては一時期聞いていたことがあって、懐かしいなあと思って観ていましたが、その中のメンバーがソロ活動に至ったことまでは知りませんでした
なので、ほぼ何も知らない状態で鑑賞するに至りましたが、そこまで知識がなくても問題ない作品になっていましたね
パンフレットがないのは残念ですが、公式脚本もウェブ上で閲覧可能なので、何かを調べたりと言うのはそこまで大変ではありません
映画は、アイドルグループの中にいてもついていけず、それゆえにクビを宣告させられる様子が描かれていきます
「Take That」の悪童とまで言われる始末で、映画ではステージ上で失神して踊らないなど、どこまでが本当なのかという感じに描かれていました
一部歌唱、モーションキャプチャーをロビー本人が行なっているのですが、なんでわざわざ「チンパンジーなの?」と言うのが頭から離れませんでしたね
おそらくは、劇中で語られる「発育不足」と言うものがあって、ロビー自身は同世代よりも成長が遅れていたと言う自認があったのだと思います
特に「才能がない」と言うことにかなりの脅迫概念を持っていて、ドラッグを始めた頃から、自分を引きずり下ろすであろう自分と言うものが見え始めていきます
そう言ったものをどうやって打ち破っていくのか、と言う物語なので、最後は「チンパンジーから人間になるのかな」と思って観ていましたよ
そんなことがあったのかは内緒ですが、それをやると色んな方面から怒られるのかな、と思ってしまいました
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*【映画感想】BETTER MAN / ベター・マン【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102902/review/04927309/
公式HP:
■エミリア・ペレス
■オススメ度
マフィアの性転換映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.29(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Emilia Pérez
情報:2024年、フランス、132分、
ジャンル:性転換したメキシコのマフィアを巡る騒動に巻き込まれる弁護士を描いたスリラー&ミュージカル
監督:ジャック・オーディアール
脚本:ジャック・オーディアール&レア・ミシウス&ニコラ・リベッキ&トマ・ビデガン
原作:ボリス・ラゾン『Emilia Pérez』
キャスト:
ゾーイ・サルダナ/Zoe Saldaña(リタ・モラ・カストロ/Rita:メキシコ麻薬カルテルのボス・マニタスから頼み事をされる弁護士)
カルラ・ソフィア・ガスコン/Karla Sofía Gascón(エミリア・ペレス/Emilia=マニタス・デル・モンテ/Manitas:性転換手術を希望するカルテルのボス)
セレーナ・ゴメス/Selena Gomez(ジェシカ・デル・モンテ/ジェシー/Jessi:マニタスの妻)
Gaël Murguia-Fur(エンジェル/Angel:マニタスとジェシーの娘)
(幼少期:Théo Guarin)
Tirso Pietriga(ディエゴ/Diego:マニタスとジェシーの息子)
(幼少期:Lucas Varoclier)
エドガー・ラミレス/Edgar Ramírez(グスタボ・ブルン/Gustavo Brun:ジェシーの愛人)
アドリアーナ・パス/Adriana Paz(エピファニア・フローレス/Epifania:夫を亡くした女)
マーク・イバニール/Mark Ivanir(ワッセルマン/Wasserman:エミリアの執刀医)
■映画の舞台
メキシコ:バルクルス
スイス:ローゲンス
イギリス:ロンドン
メキシコ:メキシコシティ
ロケ地:
フランス:パリ
■簡単なあらすじ
弁護士として活躍するリタは、メキシコの妻殺害事件の弁護を担当していたが、予定調和の出来レースに辟易していた
同僚のベルリンガーは能力不足なのにしゃしゃり出るタイプで、リタはそんな環境にもうんざりしていた
裁判自体はシナリオ通りに勝利するものの、リタは祝勝会を抜け出して、トイレで休憩をしていた
だが、そんな彼女の元に一本の電話が入った
名乗らぬ男からの電話で、この裁判の立役者がリタであると見抜いていた
男は依頼があると言い、その内容を聞くことは承諾することだと続けた
その後、指定の場所に向かうと、リタはいきなり袋を被せられて拉致されてしまう
車に押し込まれたリタは、そのまま見知らぬ場所へと連れて行かれた
そこには、麻薬カルテルのマニタスがいて、リタは彼の依頼内容を聞くことに決めた
それは、女性になりたいという理解不能なもので、依頼する先が間違っているのではないかと思う
だが、マニタスはリタこそが適任であると考え、美容外科医の選定から、家族を逃す場所などを手配させた
それから4年後、リタはロンドンの高級レストランにて、とある会合に呼ばれていた
一つ隣の席にはリタを意識する女性がいて、彼女は同じメキシコの女だった
話が弾む中、リタはある違和感を覚える
その予感は的中し、彼女は口封じのためにマニタスが自分を追ってきたのだと思い始めていた
テーマ:本当の人生
裏テーマ:全てを欲しがる罪
■ひとこと感想
アカデミー賞にノミネートされ、話題となった本作は、予告編からもわかるように、マフィアのボスが性転換をするというぶっ飛んだ内容になっていました
しかも、この内容でミュージカル演出をするという作品になっていて、どう捉えたら良いのか悩むものとなっていました
個人的には、普通にスリラー映画として作った方が良いと思った派ですが、楽曲のクオリティは高いので、それをどう生かすのかは難しいと思います
代表曲となる「Mi Comino」はエミリアでもリタでもないキャラクターの歌う曲というのも意外でしたね
映画は、過去の人生を完全に消した人間が、過去の自分をはじめとした悪行の落とし前をつけるというもので、この展開にはちょっとびっくりしてしまいました
それをカルテル時代にはできなかったのかと思ってしまいがちですが、そもそもカルテルのトップにどうやってなったのかがわからないので、エミリアの苦悩の半分も理解できませんでした
好きでそういう人間になったわけではないようですが、かと言って、誰かにその地位に押し上げられた理由というのも描かれません
エミリアの苦悩にリアルを持たせることが重要だと思うのですが、そこだけは意味不明なまま終わってしまったように思えました
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*【映画感想】エミリア・ペレス【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101586/review/04930594/
公式HP:
https://gaga.ne.jp/emiliaperez/
■ミッキー17
■オススメ度
人体複製系SFが好きな人(★★★)
地球外生命体系がOKの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.31(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Mickey 17
情報:2025年、アメリカ、137分、G
ジャンル:使い捨て要員となった男の悲哀を描いたSF映画
監督&脚本:ポン・ジュノ
原作:エドワード・アシュトン『Micky 7』
キャスト:
ロバート・パティンソン/Robert Pattinson(ミッキー・バーンズ/Mickey Barnes:人生失敗だらけの男、使い捨てワーカー)
(少年時代:Milo James)
スティーヴン・ユアン/Steven Yeun(ティモ/Timo:ミッキーの友人)
ナオミ・アッキー/Naomi Ackie(ナーシャ・バリッジ/Nasha:船の警備員)
マーク・ラファロ/Mark Ruffalo(ケネス・マーシャル/Kenneth Marshall:悪しき目的を持つ政治家、船の司令官)
トニ・コレット/Toni Collette(イルファ/Ylfa:ケネスの妻)
ダニエル・ヘンシャル/Daniel Henshall(プレストン/Preston:ケネスの秘書)
キャメロン・ブリットン/Cameron Britton(アーカディ/Arkady:科学チームのリーダー)
パッシー・フェラン/Patsy Ferran(ドロシー/Dorothy:科学者、翻訳機開発、リプリメント製造)
Michael Monroe(マチュー/Matthew:サボってばかりの科学班のクルー )
スティーヴ・パーク/Steve Park(ジーク/Zeke:セキュリティ班のリーダー)
アンガス・イムリー/Angus Imrie(シュリンプ・アイズ/チャーリー/Charlie:セキュリティ班のエージェント)
アナマリア・ヴァルトロメイ/Anamaria Vartolomei(カイ・キャッツ/Kai Katz:警備担当のエリートエージェント)
Ellen Robertson(ジェニファー・チルトン/Jennifer Chilton:カイの友人のエージェント)
ホリディ・グレインジャー/Holliday Grainger(ジェンマ/Red Hair:案内役の赤い髪の女性)
ティム・キー/Tim Key(鳥の着ぐるみ男)
Ian Hanmore(ダリウス・ブランク/Darius Blank:高利貸し)
■映画の舞台
2054年、
惑星ニフルハイム
ロケ地:
ワーナーブラザーズのスタジオ撮影
■簡単なあらすじ
2054年の地球では、禁忌とされるクローン技術が開発され物議を醸していた
だが、その技術を有効活用すべきと主張する政治家ケネス・マーシャルは、地球外にてその実験を行うと表明する
宇宙船は惑星エフルハイムを目指し航行し、そこで使い捨て作業員(エクスペンダブル)として、その技術を使うことになった
一方その頃、ミッキー・バーンズとその友人ティモは、高利貸しのダリウス・フランクからの借金取りに追われていた
二人は期日までに返さないと切り刻まれる運命にあり、そこで彼らはコロニーに向かって、マーシャルの船に乗って逃げようと考えた
二人は無事にクルーとして潜り込むものの、ミッキーはエクスペンダブルズを志願してしまう
ミッキーの仕事は、危険な場所での業務や人体実験などで、惑星エフルハイムにて人間が居住可能かを調べる役割を担っていた
時には宇宙放射線の影響を調べたり、惑星に到着してからは、未知のウイルスのワクチン作成のための実験台になっていた
死んではリプリメントとして複製されて生き返ることになり、空虚な時間が続くかと思っていた
だが、宇宙船の警備担当エージェントのナーシャと運命的な出会いを果たし、体を重ねる関係になっていくのである
テーマ:搾取と存在証明
裏テーマ:支配構造の永続性
■ひとこと感想
予告編の軽いノリからは「使い捨てワーカーの反逆」という感じに思えましたが、まさかのナウシカ状態になっていて驚きました
あー言うのダメだったので、エイリアンものとわかってた方が身構えられたと思います
どう見ても王蟲なのですが、オマージュなのかパクリなのかはどっちでも良いように思いました
映画は、借金から逃げるために地球を離れることになった主人公とその友人を描き、そこでエクスペンダブルズという職種に就くことになる様子を描いていきます
これは「実験用のモルモット」のようなもので、複製技術を応用して、連続的な記憶をも植え込むことができるシステムとなっていました
それによって、人体への影響をリアルタイムに観察することができるというSF的な内容になっていました
予告編でもわかりますが、17人目のミッキーと18人目のミッキーが同時に存在することになって物語が展開するのですが、そこに至るまでに結構かかっていたと思います
おそらく中盤ぐらいで同時存在になり、そこでタイトルクレジットが登場していて、そこまでの前座では世界観の説明に費やしていました
このあたりをサクッと進めるか、回想的な構成にするかでもう少し効果的に物語が進められたように思いました(回想的構成ではありますが、場所が悪いように思います)
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/98957/review/04941305/
公式HP:
https://wwws.warnerbros.co.jp/mickey17/index.html
