■映画鑑賞まとめ■
6月、第4週(2025.6.16~2025.6.23)
■青春ゲシュタルト崩壊
■オススメ度
ストレスを抱える高校生を描いた映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.16(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2025年、日本、105分、G
ジャンル:青年期失顔症を発症する女子高生を描いた青春映画
監督:鯨岡弘識
脚本:三浦希紗
原作:丸井とまと『青春ゲシュタルト崩壊』
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キャスト:
渡邉美穂(間宮朝葉:青年期失顔症を発症した女子高生)
佐藤新(朝比奈聖:朝葉の異変に気づくクラスメイト)
(幼少期:島田泰我)
田辺桃子(金守杏里:朝葉の友人、バスケ部)
水橋研二(桑野仁:女子バスケ部の顧問)
新井美羽(中条月加:青年期失顔症を隠さない高校1年生)
河村ここあ(中条光:月加の妹)
濱田龍臣(間宮夕利:朝葉の兄)
戸田菜穂(間宮葉子:朝葉の母)
藤本洸大(山下祈:聖の幼馴染)
(幼少期:藤代翔真)
瀬戸朝香(雨村叶乃:保健室の先生、聖のいとこ)
■映画の舞台
平明高校
ロケ地:
神奈川県:足柄下群湯河原町
湯河原中学校
https://maps.app.goo.gl/AnVAnNgHmZUZS5im7?g_st=ic
東京都:町田市
町田市民屋内プール
https://maps.app.goo.gl/AGqL1EvpJnspa1AJ9?g_st=ic
神奈川県:座間市
座間市立立野台プール
https://maps.app.goo.gl/XzB3dDbfgpT1A8dm6?g_st=ic
ふうせん堂
https://maps.app.goo.gl/9n7Jy89QG51Kb4YK8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
平明高校に通う間宮朝葉は、バスケ部の中心的存在として、顧問の桑野から絶大な信頼を受けていた
チームの中心で、メンバーの誰からの頼み事も断らない性格だった
ある日のこと、メンバーから「練習がキツすぎるから顧問に行ってほしい」と言われてしまう
朝葉はストレスがピークに達し、そこで廊下の鏡を目にしたところ、自分の顔が映っていないことに気づいた
動揺した朝葉は、鏡にスマホを投げつけて割ってしまい、そのまま廊下に倒れ込んでしまった
それを見ていたクラスメイトの朝比奈は彼女を保護し、保健室へと連れていった
その後、体調が戻った朝葉だったが、鏡に顔が映らない状況は変わらなかった
それから朝葉は桑野のもとに行くものの、彼は全国に出た過去の栄光を持ち出し、「みんなと話し合う機会を持とう」と言われてしまう
後日、部員の前で話をさせられそうになった朝葉だったが、突如、火災警報器が作動し、避難せざるを得なくなった
朝葉はみんなの前で話さずに済んだが、顔を合わせづらくなり、やむを得ず休部することになったのである
テーマ:ストレスと青春
裏テーマ:顔の認識と精神状態
■ひとこと感想
青春期失顔症という架空の病気が題材になっていて、いわゆるストレス過多によって、認識機能が低下している状況になっていました
自分と他の人物との関わりの中で起こるもので、過度な期待、過度な利他的精神というものが悪さをしているように描かれていました
鏡を見ると自分の顔が崩壊するということでゲシュタルト崩壊を引用していますが、これはずっと見ていると認知機能がおかしくなって崩れてくるという現象のことを言います
映画では、自分の中で崩壊が起こっていて、それが視覚情報に異常をきたしているという描かれ方をしていました
朝葉の場合は、本当の自分と見られたい自分の乖離が起こっていて、それによって認知機能が歪んでいることになります
崩壊というよりはモザイクがかかっているという感じなので、もう少し崩壊度合いを具体的に見せても良かったように思いました
物語は、過度なストレスに晒されている高校生を描いていて、部活動がメインになっていました
顧問の熱量と部員の熱量が違うことで起こっているという感じになっていて、先生は生徒をどのように見ているかとか、青春期に起こりがちな精神状態に対する知識をどれだけ思っているかということが試されているように描かれていました
同世代が見るのも良いのですが、先生も観た方が良いのでしょうね
架空の病気だからという理由でファンタジックに思えるかもしれませんが、そこにしか考えが及ばない先生はヤバいと思ってしまいます
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】青春ゲシュタルト崩壊【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102094/review/05219919/
公式HP:
■ラ・コシーナ 厨房
■オススメ度
厨房で起こるドタバタコメディに興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.17(アップリンク京都)
■映画情報
原題:La Cocina(キッチン、厨房)
情報:2024年、アメリカ&メキシコ、139分、G
ジャンル:移民だらけの厨房で起きる自暴自棄の破壊行動を描いたコメディ映画
監督&脚本:アロンソ・ルイスパラシオス
原案:アーノルド・ウェスカー『The Kitchen』
キャスト:
ラウル・ブリオネス・カルモナ/Raúl Briones(ペドロ/Pedro:「ザ・グリル」の料理人、チキン担当のメキシコ人)
ルーニー・マーラ/Rooney Mara(ジュリア/Julia:ペドロの恋人、アメリカ人のウェイトレス)
アンナ・ディアス/Anna Díaz(エステラ/Estela:英語が話せないヒスパニック、新規入店のペドロの知り合いのシェフ、20歳、メキシコ人)
ローラ・ゴメス/Laura Gómez(ラウラ・アリエス/Laura:新人ウェイトレス、ドミニカ人)
オデッド・フェール/Oded Fehr(ラシッド/Rashid:アラブ系アメリカ人の実業家、「ザ・グリル」のオーナー)
エドゥアルド・オルモス/Eduardo Olmos(ルイス・ヴィラ/Luis Villa:面接担当責任者、メキシコ出身のアメリカ人)
ジェームズ・ウォーターストーン/James Waterston(マーク/Mark:経理担当のアメリカ人)
リー・セラーズ/Lee Sellars(25年勤務の料理長)
スンドス・モスバ/Soundos Mosbah(サミラ/Samira:女性シェフ、サラダ担当のモロッコ人)
モーテル・フォスター/Motell Gyn Foster(ノンゾ/Nonzo:デザート担当、ペドロの友人、「星影のステラ」を語るシェフ)
エステバン・カイセド/Esteban Caicedo(ネズミ/Ratón:チキン担当ののぞき魔)
ベルナンド・ベラスコ/Bernardo Velasco(サルバドール/Salvador:パスタ担当、白人女性信仰のワチナンゴ出身のメキシコ人)
スペンサー・グラニース/Spenser Granese(マックス/Max:ジュリアの元カレ、グリル担当のアメリカ人シェフ)
ジュリア・ハルティガン/Julia Haltigan(トリシャ/Trisha:チーフウェイトレス)
John Pyper-Ferguson(元金融マンを自称するホームレス)
Leo James Davis(エイブ/Abe:レストランに来る子ども)
■映画の舞台
アメリカ:ニューヨーク49番街
レストラン「ザ・グリル」
ロケ地:
アメリカ:ニューヨーク
■簡単なあらすじ
ニューヨークの49番街にあるレストラン「ザ・グリル」を目指しているエステラは、母の知り合いのペドロを頼って、この街までやってきた
店を探すもののなかなか見つからず、ようやく店に辿り着いたものの、面接の予約をせずに飛び込みで受けようと思っていた
だが、予約していたラウラを差し置いて、勘違いで面接を受けることになったエステラは、その最中に店のトラブルに巻き込まれてしまった
それは、昨夜の売上金の一部が無くなったというもので、経理担当のマークは店舗責任者のルイスを差し置いて、ボスのラシッドに連絡を入れてしまっていた
ラシッドは店を訪れ、ルイスとマークに「犯人を見つけ出して追い出せ」と命令を受ける
そこから二人は全従業員から聞き取り調査を行うことになったのだが、その日は金曜日で、それどころではない多忙な一日だった
ルイスは面接半ばでエステラとラウラを採用し、研修もないままに配属されてしまう
エステラはようやくペドロに会うものの、彼は彼女のことを覚えていない
故郷の話をして、ある貴重な草を母親から託されたことで、彼女が同郷の人物だと分かった
ペドロはウェイトレスのジュリアと交際していて、彼女はすでに彼の子どもを妊娠していた
だが、ジュリアは産むつもりはなく、ペドロはその費用を工面して渡す
その話がどこからか漏れていて、ルイスはペドロが盗んだのではないかと疑い始める
そんな中、開店時間が訪れ、厨房は戦場となってしまうのである
テーマ:与えられているもの
裏テーマ:奪われているもの
■ひとこと感想
ニューヨークのレストランの半日を描いている作品で、売上金の行方不明から、いろんな問題が噴出するという内容になっていました
客の対応をするウェイトレスには移民が少なくて、厨房は多国籍でごった返しているのですが、そこでも白人女性信仰を持っている有力人種などがいました
物語はペドロを訪ねてくるエステルが描かれ、そこでモノローグのようなものが語られていきます
店の外で休んでいた従業員?に声をかけていたようで、その先はダンジョンのようになっていました
エステルはアメリカの縮図のような場所に来ることになりますが、そこでそれらを見てもそこに居続けるのかは何とも言えません
とは言え、彼女がラストに見せる表情を考えると、その答えは一つしかないように思えてしまいます
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】ラ・コシーナ 厨房【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101100/review/05222776/
公式HP:
https://sundae-films.com/la-cocina/
■ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
■オススメ度
マイノリティの生き方に励まされたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.18(イオンシネマ四條畷)
■映画情報
原題:대도시의 사랑법(大都市の愛し方)、英題:Love in the Big City(大都市の愛)
情報:2024年、韓国、118分、G
ジャンル:恋愛至上主義者と同性愛者の同棲生活を描いたヒューマンドラマ
監督:イ・オニ
脚本:キム・ナドゥル
原作:パク・ヨンサン『대도시의 사랑법(大都会の愛し方)』所収「ジェヒ」
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キャスト:
キム・ゴウン/김고은(ク・ジェヒ/구재희:自由奔放に生きる女性、パリ帰りの大学生)
(高校時代:カン・ヨンソ/강연서)
ノ・サンヒョン/노상현(チャン・フンス/장흥수:秘密を抱えて孤独に生きる青年、ドイツ文学先王の大学生)
(高校時代:イ・ウィソプ/이의섭)
ジョンフィ/정휘(スホ/수호:フンスの恋人、合コンで知り合う)
イ・ユジン/이유진(ソヌ/선우:ジェヒの大学時代の元カレ、秘密主義者)
クァク・ドンヨン/곽동연(ジュンス/준수:ジェヒの大学時代の元カレ、マザコン)
チュ・ジョンヒョク/주종혁(タトゥーアーティスト、ジェヒの大学時代の元カレ)
オ・ドンミン/오동민(キム・ジソク/지석:ジェヒの恋人、弁護士)
イ・サンイ/이상이(ミンジュン/민준:ジェヒの職場の同僚)
チャン・ヘジン/장혜진(ミョンスク/명숙:フンスの母)
チェ・ユファ/최유화(ヨジン/여진:ソヌが姉と紹介する女性)
イ・ヨンイ/이용이(婦人科医)
ドユ/도유(ライターを欲しがるDJ)
Salim(オリヴィエ/Oliver:ドイツ語文学科の教授)
Benoit Di Pascal(オリヴィエの声)
チョン・スヨン/정수영(ジュンスをパピーと呼ぶ母)
パク・ソンイル/박성일(チャン/장팀장:チーム長)
パク・ジアン/박지안(ソヒョン/소현:失敗を押し付けられる同僚)
シン・ダムス/신담수(パワハラ部長)
■映画の舞台
韓国:ソウル
ロケ地:
韓国:ソウル
イテウォン/梨泰院
ソンブクドン/城北洞
■簡単なあらすじ
韓国のソウル大学に通うチャン・フンスは、人には打ち明けられない悩みを抱えていた
母・ミョンスクにも言えないその秘密は彼がゲイであるということだったが、フランス語教授のオリヴィエにゲイ疑惑が降りかかり、その相手がフンスではないかと噂され始めていた
彼の授業には、フランスから帰国したク・ジェヒもいて、彼女は奔放な性格をしていて、何でも思ったことを口に出してしまう
ゼミの飲み会で男とのキス現場を見られたフンスは「弱みを握られた」と言うものの、ジェヒは「自分らしさのどこが弱みなのか」と言い放った
その後、恋愛に関してブレーキのないジェヒは、いろんな男たちと夜を共にすることになった
グループチャットでもその話題になるものの、ジェヒは「それは別人だ」と言い放ち、試験会場で胸をはだけさせて全員を驚かせた
それからジェヒは「イカれ女」と呼ばれるようになったが、フンスは唯一の理解者で、彼女もフンスのことを親しく感じていく
ある日のこと、ジェヒの家に下着泥棒が入ったことをきっかけに、二人はルームシェアを始めていく
ゲイであることを薄々感じているミョンスクは教会に通い出し、彼が病気だと思い込むようになっていた
フンスは家を出たいと考えていて、このルームシェアは渡りに舟のような提案だったのである
テーマ:自分らしく生きること
裏テーマ:迷いを支えてくれる愛
■ひとこと感想
某携帯会社のおすすめ映画としてバンバン宣伝していましたが、ソウルを舞台とした「今の若者たちの生き方」と言うものが描かれていたように思います
韓国映画を見ていると「イカれ女」と言う言葉をたくさん見るのですが、同じ人が訳しているのかな、と思ってしまいますね
本作では、自由奔放な女ことジェヒが「イカれ女」と呼ばれていましたが、あの行動はなかなか強烈だったと思います
対するフンスの方はカミングアウトできない同性愛者で、韓国ではまだまだ不寛容なのかな、と思いました
映画『君の名前で僕を呼んで』が登場していたので、おそらくは2020年になる手前ぐらいでしょうか
この映画をフンスの母親が見て「事件」を起こしてしまう件はなかなか後世に残る失態のように思います
映画は、20歳~33歳くらいまでを描いていて、大学時代、服役と留学、社会人と言う流れで進んでいき、無意味な時系列シャッフルはありません
パンフレットには韓国映画では珍しく「シナリオ」が載っているので、復習をするのには最適だと思います
胸熱のシーンはラストになりますが、これは文字で書くのにはちょっとと言う感じなので、是非とも体感してほしいなあと思いました
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ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
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映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
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公式HP:
■おばあちゃんと僕の約束
■オススメ度
財産問題をめぐる親族内の軋轢ドラマに興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.19(京都シネマ)
■映画情報
原題:Lahn Mah(孫とおばあちゃん)、英題:How to Make Millions Before Grandma Dies(おばあちゃんが死ぬ前に何百万ドルも稼ぐ方法)
情報:2024年、タイ、126分、G
ジャンル:祖母の財産相続を巡って紛糾する家族を描いたヒューマンドラマ
監督:パット・ブーンニティパット
脚本:パット・ブーンニティパット&トサポン・ティップティンナコーン
キャスト:
プッティポン・アッサラッタナクン/Putthipong Assaratanakul(エム・タナペット/M:大学を中退した貧乏な青年)
(幼少期:Paachan Hiranprateep)
ウサー・セームカム/Usha Seamkhum(メンジュ・セジウ/Amah:エムの祖母)
サッミャ・クナコーン/Sanya Kunakorn(キアン/Kiang:メンジュの長男、株式仲介人)
ジャー・サランリット・トーマス/Jear Sarinrat Thomas(スイ/Sew:メンジュの長女、エムの母)
ポンサトーン・ジョンウィラート/Pongsatorn Jongwilas(スイ/Soei:メンジュの三男、無職)
トンタウン・タンティウェーチャクン/Tontawan Tantivejakul(ムイ/Mui:エムのいとこ、看護師)
Duangporn Oapirat(ピン/Pinn:キアンの妻)
ヒマワリ・タジリ/Himawari Tajiri(レインボー/Rainbow:キアンとピンの娘)
Wattana Subpakit(メンジュの兄)
Phichai Prommate(アゴン:ムイが世話したおじいちゃん)
Buppa Suttisanon(ニェック/Ngek:メンジュの友人)
■映画の舞台
タイ:
タラート・プルー
https://maps.app.goo.gl/HMXxUVjeLqfnd4dk8?g_st=ic
ロケ地:
タイ:バンコク
タイ:タラート・プルー
■簡単なあらすじ
タイのタラート・プルーに住む青年エムは、大学を中退して、ゲーム配信でひと稼ぎしようと考えていた
だが、現実はうまく行くはずもなく、母に小言を言われる日々が続いていた
その日は清明節で、家族が揃って墓参りに来ていたが、母の兄キアンの家族は姿を見せず、エムもめんどくさそうに付き合うだけ付き合っていた
結局、墓参りに来たのはエムと母シウ、キアンと弟のスイだけで、彼らの母メンジュはしきたりを軽んじる家族に呆れていた
そんな折、エムはお墓に花を撒くことを頼まれたが適当にやってしまう
メンじゅは見兼ねて花を均等に撒くものの、そこで転倒して大怪我を負ってしまう
怪我自体は大したことがなかったが、お腹が痛いと言い出して検査することになった
検査の結果、大腸に癌があることが見つかり、ステージ4で余命1年と言われていた
家族たちはメンジュの財産分与のポイント稼ぎをし始め、エムも母に言われてメンジュの世話をすることになった
エムのいとこのムイは、看護師資格を持っていて、祖父の世話をしていた
それが叶ってか、祖父の家を譲り受けることになったムイは、その家を売り払ってホテル住まいをするようになっていた
エムはムイに触発されるようにメンじゅに接近するものの、彼女は何か企んでいるのではないかと疑い始めるのである
テーマ:家族に遺すもの
裏テーマ:生涯をかけて遺すもの
■ひとこと感想
おばあちゃんの病気発覚を起点として、3人の子どもが色めき立つというもので、特に長男のキアンは露骨に動き出していました
次男のスイは借金まみれの男で何もできず、長女シウは多忙のために息子のエムが世話に来ることになります
おばあちゃんは警戒心が強いのですが、それ以上に自分の生活を崩したくないというものがありました
色んなところにこだわりがあるのですが、エムはそういったしきたりにはガン無視で、神様とか幽霊などを信じていないところがありました
タイの相続事情はあまり詳しくありませんが、いざ死期が近くなると露骨な態度を示すというのは見ていて不快な感じでしたね
そんな中で、エムは徐々に感じ方や行動が変わっていき、おじたちの行動がおばあちゃんのためにならないことに気づいていきます
それでも、病気の進行とともにそう言ったことは言ってられないのですが、エムにできることが徐々に無くなりつつ、自分には何もないということがわかって悲しみを覚えるようになりました
自分は元気だと思っているところにいきなり孫が住み出したら何かを察するというのが普通で、エムが早々にバラしていましたね
はっきりとしたことでおばあちゃんの心も軽くなっていて、ある程度の覚悟と道筋というものがわかっていたと思います
それにしても、孫を使って露骨なポイント稼ぎをする長男を見てるとロクな死に方をしないんだなあと思ってしまいました
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*【映画感想】おばあちゃんと僕の約束【後半:ネタバレあり:執筆中】
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公式HP:
■君がトクベツ
■オススメ度
アイドルとの恋愛騒動に興味のある人(★★★)
推しとの恋愛を妄想したことがある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.20(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2025年、日本、102分、G
ジャンル:イケメン嫌いの女子大生が国民的スターの特別存在になる様子を描いた恋愛映画
監督:松田礼人
脚本:おかざきさとこ
原作:幸田もも子『君がトクベツ』
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キャスト:
畑芽育(若梅さほ子:イケメン嫌いの隠キャ女子)
大橋和也(桐ヶ谷皇太:「LiKE LEGEND」のリーダー)
木村慧人(遊馬叶翔:「LiKE LEGEND」のメンバー、クールガイ)
山中柔太朗(来栖晴:「LiKE LEGEND」のメンバー、イタズラ天使)
大久保波留(榛名優生:「LiKE LEGEND」のメンバー、優等生の微笑み王子)
NAOYA(成瀬一生:「LiKE LEGEND」のメンバー、ピュアな末っ子)
矢吹奈子(七瀬えみか:注目の若手女優)
星乃夢奈(木崎玲衣:皇太の幼馴染)
真壁刀義(鬼瓦:警備員)
佐藤大樹(SHO:ロックバンド「Lost in Rock」のフロントマン)
しゅはまはるみ(若梅加代子:さほ子の母、食堂の店主)
日下莉帆(若梅ひまり:さよ子の妹)
清水伸(露口:マネージャー)
上原あまね(ゆう子:さほ子の親友)
■映画の舞台
都内某所
ロケ地:
東京都:渋谷区
XCOM GLOBAL
https://maps.app.goo.gl/4W6FMxvSWFYHpWLNA?g_st=ic
ホットヨガスタジオ CALDO渋谷店
https://maps.app.goo.gl/76QmYjm4SUkf3JBX9?g_st=ic
東京都:品川区
CREATOR ACADEMY
https://maps.app.goo.gl/9apDCbWLEwSEbrhm8?g_st=ic
東京都:板橋区
かしを食堂
https://maps.app.goo.gl/dvzENXnVzGYfcQSd6?g_st=ic
東京都:大田区
多摩川浅間神社
https://maps.app.goo.gl/7LgxiVYNikfbzB1k6?g_st=ic
東京都:町田市
町田いずみ浄苑
https://maps.app.goo.gl/V6aJzgyt2Q9ZVitVA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内の大学に通うさほ子は、親友のゆう子と共に新年のお参りをしていた
ゆう子は国民的アイドルの「LiKE LEGEND」の熱狂的なファンだったが、さほ子はイケメンに痛い目に遭った経験があり彼を含めた全てのイケメンを敵視していた
ある日のこと、さほ子の母・加代子が経営している食堂に「LiKE LEGEND」のリーダー・桐ヶ谷皇太がお客さんとしてやってきた
ハンバーグ定食を食べた皇太は、さほ子がゆう子のために欲しがったサインを嫌な顔せずに受けてくれた
だが、ファンではないと言われてショックを受けた皇太は、その場でいじけて泣いてしまった
その後、皇太は頻繁に食堂に来るようになり、行けない時には出前を頼むようになる
さほ子は行き慣れないテレビ局に出向くようになり、多くの芸能人を目の当たりにしてしまう
そして、皇太は「LiKE LEGEND」のメンバーを紹介し、彼らとの交流が始まってしまう
さほ子はイケメンに囲まれる日々を送りながらも、「戒めノート」に書いた自分との約束を頑なに守ろうと努力するのである
テーマ:トクベツな存在
裏テーマ:笑顔を支える笑顔
■ひとこと感想
アイドルと親密になってしまう一般人を描いている映画で、みんなを笑顔にしたいアイドルと、イケメンを敵視する女子大生が描かれていきます
皇太の素の部分を知ることでイケメン敵視というものが徐々に崩れていくことになりました
さほ子が恋に落ちる展開は非常にわかりやすいのですが、皇太の方に好意が生まれた経緯は意外とわかりませんでしたね
幼馴染との過去を考えると前半の玉砕は分かりますが、そのこだわりが抜けていく過程でも「ファンとして支えてくれるトクベツな存在」を超えてくるところは少し分かりにくいように思えました
アイドルに限らず、あの至近距離でイケメンに近寄られたら勘違いするのは仕方のないところで、さほ子の持つイケメンのイメージが変わっていくことで、のめり込んでいく、という感じになっていました
モブキャラで本人役がたくさん登場する映画で、どう言った感じで出演していたのかは気になってしまいます
パンフによると撮影現場に見学に来ていたとのことで、その流れでカメオ出演に至ったのかな、と思いました
映画は、少女漫画の妄想全開の作品で、それだけに限らず、アイドルの苦悩というのもキチンと描かれていました
あることないことを書かれたり言われるというのはあるあるネタですが、誰にでも隠したい過去というものはあると思います
そんな中で、自分にできることを貫くというのは並大抵の努力ではできないことだと思います
アイドルが好きな人ってのは表面だけを好きというのではなく、そこから漏れてくる「自分しか気づいていないもの」をとても大事にしているのだと感じました
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https://eiga.com/movie/103409/review/05231982/
公式HP:
■MR.ノボカイン
■オススメ度
痛みを感じない男の活躍に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.6.20(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Novocaine(局所麻酔剤)、英題:Mr. No Pain(痛みを感じない男)
情報:2025年、アメリカ、110分、R15+
ジャンル:無痛の男が拉致されった好きな女を助ける様子を描いたアクション映画
監督:ダン・バーク&ロバート・オルセン
脚本:ラース・ジェイコブソン
キャスト:
ジャック・クエイド/Jack Quaid(ネイト/ネイサン・カイン/Nate:痛みを感じない銀行員、サンディエゴ支店の副支店長)
アンバー・ミッドサンダー/Amber Midthunder(シェリー・マーグレイア/Sherry:ネイトの想い人の部下)
レイ・ニコルソン/Ray Nicholson(サイモン・グリーン/Simon:銀行強盗のリーダー)
コンラッド・ケンプ/Conrad Kemp(アンドレ・クラーク/Andre:サイモンの仲間)
エヴァン・ヘンスト/Evan Hengst(ベン・クラーク/Ben:サイモンの仲間、アンドレの弟)
ジェイコブ・バタロン/Jacob Batalon(ロスコー・ディクソン/Roscoe:ノボカインのオンラインゲームの友だち)
ベティ・ガブリエル/Betty Gabriel(バーバラ・ミンシー/Mincy:正義感あふれる警察官)
マット・ウォルシュ/Matt Walsh(コルトレイン/Coltraine:ミンシーの相棒)
クレイグ・ジャクソン/Craig Jackson(ナイジェル/Nigel:銀行の支店長)
ルー・ベティ・ジュニア/Lou Beatty Jr.(アール/Earl:ネイトの銀行の顧客、薬局店の店主)
Garth Collins(ゼノ/Zeno:タトゥアーティスト、ベンの友人)
■映画の舞台
アメリカ:カリフォルニア州
サンディエゴ
ロケ地:
南アフリカ
■簡単なあらすじ
サンディエゴの銀行で勤めているネイトは、先天性無痛無汗症を患っていて、日々の生活も最新の注意を払わざるを得なかった
銀行にはシェリーという行員がいて、ある日彼女から食事を誘われてしまう
ネイトは彼女に病気であることを告げ、その会話をきっかけに関係が進展することになった
翌日、クリスマスを迎えた銀行に、三人のサンタのコスプレをした男たちが押し入ってきた
男たちはマシンガンをぶっ放し、支店長のナイジェルに金庫を開けるように命じた
だが、彼は頑なに拒み、殺されてしまう
次にターゲットになったのは副支店長ネイトで、彼を助けるために動いたシェリーが人質になってしまった
ネイトは瀕死の警官から銃を奪い、パトカーを盗んで逃走する犯人の車を追いかけた
ネイトは情報収集のためにゲーム仲間のロスコーを頼り、彼は秘密裏に得た情報をネイトに提供した
犯人たちはシェリーを拉致していて、ネイトは警察が動くよりも素早く動き始める
事件担当のバーバラとコルトレインも彼の行方を追うものの、ネイトは常に警察の一歩先を行き、その先々で事件を起こしていくのである
テーマ:痛みを感じる場所
裏テーマ:希望が見せる無痛
■ひとこと感想
痛みを感じない男が好きな女を助けるという内容で、後半で重大なネタバレがありました
半分ぐらいのところで何となくわかりますが、最後のサプライズはあっと驚くものだったと思います
とは言え、映画の骨子はそこではなく、無痛の男が繰り広げる「痛い」アクションだったと思います
映画は、キャラは痛くないだろうけど、演者は痛いだろうなあというシーンが多く、スタントマンは大変だっただろうなあと思います
無痛ゆえにできるシーンはあるのですが、無痛=不死ではないので、緊張感が保てていたと思います
それでも、痛くないのに躊躇するというのは演出にブレがあるように感じました
物語は、非常にシンプルなもので、好きになった人を助けるというもので、そのために無茶をしていく様子が描かれていきます
とことん無謀ではありますが、限界点がわからないというところが怖さでもありますね
ある意味、人間の体は頑丈すぎるんだなあと思ってしまいました
回復力がどのようなものかわかりませんが、常人よりもあるのかな、と思ってしまいました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】Mr.ノボカイン【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103437/review/05231984/
公式HP:
