■映画鑑賞まとめ■

 

7月、第3週(2025.7.14~2025.7.20)

 


■DROP ドロップ

 

■オススメ度

 

ワンシチュエーションスリラーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.7.14(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:Drop(アプリの名称)

情報:2025年、アメリカ、95分、G

ジャンル:高級レストランで謎の人物から脅迫される未亡人を描いたスリラー映画

 

監督:クリストファー・ランドン

脚本:ジリアン・ジェイコブス&クリス・ローチ

 

キャスト:

メーガン・フェイヒー/Meghann Fahy(バイオレット・ゲイツ/Violet:DigiDROPで脅迫されるシングルマザーのセラピスト)

ブランドン・スクレイナー/Brandon Sklenar(ヘンリー・キャンベル/Henry:出会い系で知り合う報道カメラマン)

 

ヴァイオレット・ビーン/Violett Beane(ジェン・ゲイツ/Jen:バイオレットの妹)

ジェイコブ・ロビンソン/Jacob Robinson(トビー・ゲイツ/Toby:バイオレットの息子、5歳)

 

リード・ダイヤモンド/Reed Diamond(リチャード/Richard:「PALETE」で出会う老人)

 

トラヴィス・ネルソン/Travis Nelson(コナー/Connor:「PALETE」で何度もぶつかる客)

 

ガブリエル・ライアン/Gabrielle Ryan(カーラ/Cara:「PALETE」のバーテンダー)

サラ・マコーマック/Sarah McCormack(「PALETE」の受付案内係)

ジェフリー・セルフ/Jeffery Self(マット/Matt:「PALETE」の新人ウェイター)

エド・ウィークス/Ed Weeks(フィル/Phil:「PALETE」の専属ピアニスト)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:イリノイ州

シカゴ 

レストラン「PALETE」

 

ロケ地:

アイルランド:

ウィックロー

ブレイ

ダブリン

レストラン内部はセット撮影

外観は「The Conbention Center」

https://maps.app.goo.gl/WWCfcEgxwoJEMX8A6

 

■簡単なあらすじ

 

セラピストのバイオレットは暴力的な夫ブレイクと別れ、5歳の息子トビーとともに暮らしていた

ある日のこと、マッチングアプリで出会ったヘンリーという男性とデートをすることになった

妹のジェンにトビーの世話を頼んだバイオレットは、彼との約束のレストラン「PALETE」へと向かった

 

「少し遅れる」とメッセージを受けたバイオレットは、レストランに併設されているバーで時間を過ごすことになった

リチャードと名乗る老紳士に声を掛けられたバイオレットは人違いだと言い、彼のもとにはブランインドデートの相手がやってくる

専属ピアニストのフィルと軽口を叩いていると、ようやくヘンリーが店に入ってきた

 

ヘンリーと窓際の指定席に向かったバイオレットだったが、突然「DigiDROP」アプリのメッセージが入った

それは半径15mにいる人にメッセージを送れるアプリだったが、その内容は尋常なものではなかった

自宅のカメラを観るように言われたバイオレットは、遠隔監視アプリで家の中を確認する

すると、そこには覆面姿の謎の男がいて、トビーが人質に取られていることがわかった

 

相手は本題に入り、手始めにヘンリーのカメラからSDカードを抜けと言い出す

言われるがままにヘンリーの隙をついてカメラを手にしたバイオレットは、彼のカメラの中に政治のヤバいネタが記録されていたことを知るのである

 

テーマ:機転と抵抗

裏テーマ:因果と報復

 

■ひとこと感想

 

ブラムハウス制作ということで、ホラーなのかなと思っていましたが、ワンシチュエーション・スリラーとなっていました

日本ではあまり馴染みのないアプリで、出会い系の亜種で、その場にいる人にメッセージを送ることができるものでした

代表的なのは「Zingr」で、このアプリは近くにいる人を探せるというサービスで、近くにいる人にメッセージを送ることができます

そのアプリ経由で犯人から指示が入るという流れで、レストランの誰もが犯人のように思えてしまいます

 

インターネットミームを使ってメッセージを送ってくる相手で、このミームというのはインターネット上にで流行している画像や動画、言い回りのことで、それらの映像を利用して身バレしないように脅迫を行っていきます

当初はジャブのようなミームから、徐々にエスカレートして本題へと入っていきました

基本的に興味がなければ無視すれば良いのですが、なぜか相手が自分のことを知っているという不気味さがありました

これらの設定がすんなり入ると問題ないのですが、それを差し置いても「正体不明の何者かが脅迫をしてくる」ということは伝わると思います

 

映画では、後半はかなり荒唐無稽な感じで、前半のスリラー要素がひっくり返る感じになっていました

ほぼコメディのようなノリになっていて、笑うところなんだろうなあという展開が次々と訪れます

頭脳戦から一変する感じですが、これはわざとなのでしょう

最後にひと暴れするのはお約束のようなものなので、待ってました!という感じで構えておけばOKだと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】DROP ドロップ(2025年のアメリカ映画)【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103746/review/05329133/

 

公式HP:

https://www.universalpictures.jp/micro/drop


■マーヴィーラン 伝説の男

 

■オススメ度

 

インド映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編(公式ではなくMOVIE COLLECTIONからの引用)

鑑賞日:2025.7.15(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Maaveeran(伝説の勇者)、タミル語タイトル:மாவீரன்(主人公)

情報:2023年、インド、161分、PG12

ジャンル:住宅退去問題に巻き込まれる、「謎の声」が聞こえる漫画家を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:マドーン・アシュヴィン

 

キャスト:

シバカールティケーヤン/Sivakarthikeyan(サティヤ/Sathya:気弱な漫画家)

 

アディティ・シャンカル/Aditi Shankar(ニラー/Nila:新聞社の副編集長)

 

ミシュキン/Mysskin(ジャヤコディ/M. N. Jeyakodi:スラムの開発大臣)

スニール/Sunil(パラム/Paramu:ジャヤコディの秘書)

 

サリダー/Saritha(イーシュワリ/Easwari:サティヤの母)

Monisha Blessy(ラージ/Raji:サティヤの妹)

 

ヨーギ・バーブ/Yogi Babu(スニル・クマール/Kumar:タミル人の建設作業員)

 

Madhan Kumar Dhakshinamoorthy(ダンラジ/Dhanraj:立ち退きの請負業者)

Palani Murugan(パグティ/Paguthi:地元の議員)

Balaji Sakthivel(州首相)

 

Minor Yogi(タナラス/Thannarasu:サーシャの漫画をパクる編集者)

 

Semmalar Annam(セルヴィ/Selvi:近隣住民)

 

Dileepan(デーヴァレーシャン/Devanesan:近隣住民、容認派)

Vijayalakshmi Veeramani(ヴィジ:デーヴァレーシャンの妻)

Vainavashri(イラワラシ:デーヴァレーシャンの娘)

 

Suresh Chakravarthi(精神科医)

 

Sujatha Selvaraji(野党の政治家、地区長)

Md. Motalib Mondal(大臣の運転手)

 

ヴィジャイ・セードゥパティ/Vijay Sethupathi(サティヤに語りかける声)

 

■映画の舞台

 

インド:

タミル・ナードゥ州

 

ロケ地:

インド:タミル・ナードゥ州

チェンナイ/Chennai

https://maps.app.goo.gl/nKoUUuW14LXRGxVG9?g_st=ic

 

ポンディシェリー/Pondicherry

https://maps.app.goo.gl/74sAkmbsDB85xuAV6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

インドのタミル・ナードゥ州のスラム街に住んでいる漫画家のサティヤは、新聞の隅に掲載される作品「マーヴィーラン」を描いていた

だが、その署名は消されて、別人の名義で発行されていた

 

ある日、州からの通達があり、サティヤたちはスラム街からの立ち退きを要求されてしまう

サティヤの母イーシュワリは憤るものの、ホームレスになるか「人民宮殿」に引っ越すかを迫られ、やむなく従うことになった

 

彼らは「人民宮殿」の凄さに驚くものの、住み始めた途端に欠陥住宅であることがわかる

地元議員のパラディに詰め寄るものの改善の兆しはなく、安価に雇われた建設作業員クマールしか派遣されてこなかった

クマールは綻んだ場所を補修して回るものの、どこもかしこもボロい作りになっていてラチが開かなかった

サティヤは行政に目をつけられることを恐れ、「慣れるしかない」と母に諭すものの、その生活はますます酷くなるばかりだった

 

ある日のこと、バスの中で自分の漫画を読んでいる女性と出会う

彼女は投稿している新聞社の副編集長で、彼が不当に扱われていることを知る

編集長に掛け合って正式に連載を開始するものの、自分たちの生活の困窮を題材にしていったために、党員たちに目をつけられてしまうのである

 

テーマ:身の程の暮らし

裏テーマ:潜在意識と行動

 

■ひとこと感想

 

とある漫画家が困窮する生活から脱却する様子が描かれ、一見して良さそうな集合住宅への転居を余儀なくされていました

でも、初日からハリボテであることがわかり、行政と紛糾する様子が描かれていきます

力なき者たちが抗議をしてもまともには取り扱われることもなく、そんな中で「環境に適応しようとするサティヤ」が描かれていきます

 

漫画家としては運良く生活に結びついていきますが、それでも生活は変わりません

母親の苛立ちはピークに達し、息子に「死んでくれた方がマシだ」とまで言わせてしまいます

その言葉を聞いてしまったサティヤが自殺を図ろうとするものの立ち直ろうとするのですが、そこで事故が起きてしまいます

ぶっちゃけ、ここからが本編で、ここに到達するまでに3分の1ぐらい進んでいたりします

 

謎の声が聞こえるまではかったるい感じで、そこからは急展開を迎えていきます

漫画を通じて恋心を募らせるパートは面白いのですが、メディアが何もできないほどに官民癒着が酷いことになっていました

出版社にも圧力がかかるのですが、広告で生計を立てていると、中立な報道ができないというのはどこの世界でも同じだったりします

それにしても、もっとバリバリのアクションかと思いましたが、意外なほどにヒューマンドラマになっていたのは驚きました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】マーヴィーラン 伝説の勇者【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103860/review/05332272/

 

公式HP:

https://maaveeran-movie.com/


■逆火

 

■オススメ度

 

実話ベース映画の制作に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.7.16(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、108分、PG12

ジャンル:映画監督を目指す助監督が仕事と家庭で難題を抱える様子を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:内田英治

 

キャスト:

北村有起哉(野島浩介:映画監督を夢見る助監督)

円井わん(小原有紗/ARISA:自伝小説の作者、ヤングケアラー)

 

岩崎う大(大沢祥平:映画「ラスト・ラブレター」の監督)

 

大山真絵子(野島幸:浩介の妻)

中心愛(野島光:浩介の娘、高校生)

 

片岡礼子(橘郁美:プロデューサー)

金野美穂(丸岡恵美:アシスタントプロデューサー)

 

岡谷瞳(斉田夏織:撮影カメラマン)

辻凪子(セカンド助監督)

小松遼太(三船蓮:サード助監督)

青波澄(カメラマンのアシスタント)

 

島田桃依(有紗の母)

世志男(有紗の父の兄)

三島ゆたか(有紗の父)

 

柿原桃里(有紗役の女優)

 

松原怜香(福田由奈:有紗の同級生)

中島もも(漆原みゆき:有紗の同級生)

田中梨湖(有紗の同級生)

 

有希九美(有紗のアパートの大家さん)

 

福田温子(坂上:出版社のライツ担当)

 

久田松真耶(宮本文香:ゴーストライター)

 

岩男海史(荒瀬:ニュースサイトのライター)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

神奈川県:横浜市

ASH 本牧店(美容室)

https://maps.app.goo.gl/YogCeBgiRidmScqb9?g_st=ic

 

横濱倶楽部

https://maps.app.goo.gl/ZTGEXrpKgNvmuV716?g_st=ic

 

神奈川県:横須賀市

マゼラン湘南佐島(有紗の事務所)

https://maps.app.goo.gl/3MJ4NKZgRscLhAb9A?g_st=ic

 

志平丸(海岸)

https://maps.app.goo.gl/tRAd9qjbw5s8G3TY9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

ヤングケアラーとしての体験を書いた作文が評価され、その後は自伝本の執筆と実業家としての道を歩んでいた有紗は、自身の本が映画化されることになった

大沢監督の下、撮影の用意が進められていて、助監督の野島浩介は多忙ながらも、キャリアを積んで、次こそは映画を撮りたいと考えていた

彼には非正規として働く妻・幸との間に高校生の娘・光がいたが、娘が裏アカを使ってよからぬことを呟いているのを知って以来、ギクシャクした関係が続いていた

 

撮影1ヶ月となったある日のこと、浩介は細部を詰めるために取材に出向いた

有紗の書籍にはあまり父親の話が出ず、それを確かめるために、有紗の父の兄へと取材を敢行する

病気になって以来疎遠で何もわからないと言うものの、弟には墓がないという新しい事実を聞かされてしまう

有紗の母親に聞いても、「娘のために残したお金を自分に使われるのは嫌でしょ」といに介さなかっった

 

その後も、取材を続けていく浩介だが、高校時代に同級生にたどり着くことができ、書籍に書かれていないことも知ってしまう

それは、本で書かれていることは嘘で、有紗は父からDVを受けていて、「早く死んでほしい」と思い続けていたことだった

さらに保険金についても知った時期が違うとか、父親が死んだ日の行動などが違っていたのである

 

テーマ:事実の意味

裏テーマ:逆火の業

 

■ひとこと感想

 

成功したヤングケアラーの過去が実は嘘だったかもしれないと言う内容で、それを知った助監督が右往左往する様子が描かれていました

真実は本人のみ知ると言うところですが、肌感覚でこのまま虚偽を事実認定して世の中に拡大しても良いのかを悩んでいました

それでも、捏造された原作の映画化なので、映画サイドが虚構かどうかを検証する理由があるのかはわかりませんし、なぜクランクイン1ヶ月前にそれをやるのかはわかりません

 

映画を観ていて思ったのは、嘘だとしても「原作の映画化」なので映画制作サイドには何の落ち度もないだろうと言うところなのですね

有紗の父の転落死に対して、警察が動いたとか、裁判で疑われたと言う経緯が掘り起こされたのならまだしも、そういったところはなくて、本の内容に虚偽があったかもしれないレベルでは、企画を止めるのは無茶だと思います

 

浩介が思いとどまったのは、「方法はどうであれ、自分自身の手で逆境を跳ね返した」と言う部分があり、現在進行形で親の影響を受けまくっていると言う部分があったからだと思います

対比となる自分の家族問題にしても、娘は両親の影響をもろに受けています

それがラストに繋がるのですが、この娘の行為こそ「逆火」と呼ばれるに相応しい行動のように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】逆火【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103507/review/05334952/

 

公式HP:

https://movies.kadokawa.co.jp/gyakka/index.html


■顔を捨てた男

 

■オススメ度

 

A24の世界観が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.7.17(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:A Different Man(別の男)

情報:2023年、アメリカ、112分、PG12

ジャンル:ルッキズムの悩みが解消した男性の元にかつての自分を同じ顔をした男が現れるスリラー映画

 

監督&脚本:アーロン・シンバーグ

 

キャスト:

セバスチャン・スタン/Sebastian Stan(エドワード・レミュエル/Edward:顔に障害を持つ男、神経線維腫症、ガイ・モラッツと名乗る俳優志望の男、のちの不動産の営業マン)

 

レナーテ・レインスヴェ/Renate Reinsve(イングリッド・ヴォルド/Ingrid:エドワードの隣人、劇作家志望)

 

ジョン・キーティング/John Keating(ヴァーノ医師/Dr. Varno:エドワードの主治医)

マラカイ・ウィアー/Malachi Weir(フレックスナー博士/Dr. Flexner:手術を行う医師)

 

アダム・ピアソン/Adam Pearson(オズワルド/Oswald:エドワードに似た顔を持つ男)

 

Lucy Kaminsky(マリアナ/Mariana:変身後の彼女、不動産屋の同僚) 

Owen Kline(ニック/Nick:不動産屋の同僚)

Jarvis Tomdio(クレイ/Clay:不動産屋の同僚)

 

Karoline(ヴィヴィアン/Vivian:イングリッドの舞台スタッフ)

Liana Runcie(フィオナ/Fiona:イングリッドの舞台の女優)

 

マイケル・シャノン/Michael Shannon(本人役、舞台の映画化を打診する俳優)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク

 

ロケ地:

アメリカ:ニューヨーク

Holiday Cocktail Lounge

https://maps.app.goo.gl/hDvKw28ajshRVTx78

 

Riverside Park

https://maps.app.goo.gl/5yPVKsoVhDntk3Tw5

 

■簡単なあらすじ

 

ニューヨークで社員教材用のビデオに出演しているエドワードは、神経繊維腫症のために顔が変形し、日常生活に支障を来していた

ある日のこと、彼の隣にイングリッドと言う女性が引っ越してきた

彼女はエドワードの容姿を気にすることなく接してきて、エドワードは戸惑いを見せた

怪我をしたことで親密になった二人だったが、エドワードは彼女と対等に付き合うために、主治医が薦めるある治験に参加することになった

 

その後、顔の脂肪が剥がれ落ちてきたエドワードは、病気が治ってすっかりと別人になっていた

エドワードは名前をガイ・モラッツと変え、自宅を訪れた医師にエドワードは死んだと告げた

そして、住処も変え、いつしか不動産屋のトップセールスマンとなっていた

そんな折、エドワードはイングリッドを街中で見かける

 

彼女を追っていくと、小劇場にて舞台のオーディションを行なっていて、彼はそこに紛れ込んでしまう

イングリッドはエドワードのことはわからないままだったが、彼女の書いた作品は自分とイングリッドの関係を描いていた

彼女はエドワードの演技に感銘を受け、治験の時にもらったマスクをすることによって、エドワードへと戻っていくのである

 

テーマ:ルッキズムに潜む闇

裏テーマ:素肌の奥にある本性

 

■ひとこと感想

 

A24作品のためか、週明けの鑑賞時にはパンフレットは完売していて、コアな層に人気があるようでした

顔に障害のある男性が治癒し、別人となって好きな人の前に現れるものの、そんな彼の前に「かつての自分の完全上位互換」のような人物がやってきてしまいます

それによって、深まった関係も消えてしまい、徐々にいろんなものを失っていく、と言う内容になっていました

 

物語としては、何も持たざるものが得て、それを失うと言う構図になっていますが、実際には「もともと得ていたものを放棄して、それによって失っていく」と言えるのだと思います

エドワードは自分にあるものを否定したために、自分自身を受け入れて成功しているオズワルドに全てを奪われてしまいます

でも、オズワルドはエドワードから何かを奪おうとはしておらず、勝手にエドワードが自滅しているように思えます

 

ルッキズムに対するアンチテーゼのようなものですが、エドワードが自分を受け入れていてもオズワルドになれたのかはわかりません

それでも、妬みの感情をコントロールできれば、共生できたようにも思いますね

後半の顛末はほぼエドワードの一人相撲のようなものですが、容姿を貶されて生きてきた時代に植え付けられたものを消すのは難しかったのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】顔を捨てた男【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101102/review/05337975/

 

公式HP:

https://happinet-phantom.com/different-man/


■鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.7.18(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、155分、PG12

ジャンル:無限城にて上弦の鬼と戦う鬼殺隊の剣士を描いたアクション映画

 

総監督:近藤光

脚本:近藤光&ufotable

監督:外崎春雄

キャラクターデザイン:松島晃

アニメーション制作:ufotable

原作:吾峠呼世晴『鬼滅の刃(集英社)』

 

キャスト:声の出演

花江夏樹(竈門炭治郎:鬼殺隊の隊員、ヒノカミ呼吸、水の呼吸)

鬼頭明里(竈門禰豆子:鬼になった炭治郎の妹)

 

下野紘(我妻善逸:炭治郎と同期の鬼殺隊員、雷の呼吸)

松岡禎丞(嘴平伊之助:炭治郎と同期の鬼殺隊員、獣の呼吸)

 

上田麗奈(栗花落カナヲ:炭治郎と同期の鬼殺隊員、蟲柱の継子)

岡本信彦(不死川玄弥:炭治郎と同期の鬼殺隊員、鬼を喰らう能力者、実弥の弟)

 

櫻井孝宏(冨岡義勇:鬼殺隊の剣士、水柱)

小西克幸(宇髄天元:鬼殺隊の剣士、音柱)

河西健吾(時透無一郎:鬼殺隊の剣士、霞柱)

早見沙織(胡蝶しのぶ:鬼殺隊の剣士、蟲柱)

花澤香菜(甘露寺蜜璃:鬼殺隊の剣士、恋柱)

鈴村健一(伊黒小芭内:鬼殺隊の剣士、蛇柱)

関智一(不死川実弥:鬼殺隊の剣士、風柱)

杉田智和(悲鳴嶼行冥:鬼殺隊の剣士、岩柱)

 

森川智之(産屋敷耀哉:産屋敷家の第97代当主)

悠木碧(産屋敷輝利哉:耀哉の息子)

井澤詩織(産屋敷かなた:輝哉の娘)

高野麻里佳(産屋敷くいな:輝哉の娘)

 

三木眞一郎(竈門炭十郎:炭治郎の父)

 

千葉繁(築島慈悟郎:善逸の師匠)

 

小山力也(煉獄槇寿郎:杏寿郎の父)

茅野愛衣(胡蝶カナエ:しのぶの姉)

中村悠一(慶蔵:素流道場の主、狛治の師匠)

Lynn(恋雪:慶蔵の病弱な娘)

飛田辰男(狛治の父)

 

坂本真綾(珠世:人の心を持つ鬼、無残に取り込まれた医師)

山下大輝(愈志郎:珠世によって鬼化した鬼殺隊の治療係)

 

関俊彦(鬼舞辻無惨:鬼殺隊の宿敵、最初の鬼)

石田彰(猗窩座/狛治:上弦の参:全身刺青の鬼、煉獄の宿敵)

置鮎龍太郎(黒死牟:上弦の壱、三対六の眼を持つ異形の鬼)

宮野真守(童磨:上弦の弍、長髪の鬼)

細谷佳正(獪岳:新しい上弦の陸、善逸の兄弟子の元鬼殺隊、剣士)

 

■映画の舞台

 

大正時代、

日本

 

■簡単なあらすじ

 

テレビシリーズ「鬼滅の刃 柱稽古編」にて、お館様の元に現れた無残は囮作戦にて捕獲され、鬼殺隊の剣士たちの全面攻撃に晒された

だが、無残は無限城に彼らを落とし込み、上弦の鬼たちも加わった戦闘に向かうことになった

 

彼らは延々と展開する無限城の中ではぐれないようにペアで動くものの、しのぶだけは単独行動になってしまう

そして彼女は、姉の敵である上弦の弐・童磨と遭遇し、一対一の戦いに突入してしまった

 

さらに、善逸は元兄弟子の上弦の陸・獪岳と激突し、炭治郎は義勇とともに、上弦の参・猗窩座と対峙することになった

そして、伊之助とカナヲも敵を追い、甘露寺と伊黒も下級の鬼たちを交わしながら、無残の捜索にあたっていた

 

一方その頃、禰豆子は人間に戻るための治療を受け、輝利哉は愈史郎の血鬼術「紙眼」を使って、無限城の全貌を把握するために偵察を行っていた

 

テーマ:強くなる理由

裏テーマ:脱力と無我の境地

 

■ひとこと感想

 

前回の劇場版「無限列車編」は映画館で鑑賞し、「遊郭編」と「刀鍛冶編」は何とかテレビで追えましたが、「柱稽古編」だけは「いつの間にか終わっていて」焦ってしまいました

「無限列車編」が思いっきりテレビの続編だったことを思い出しましたが、公開前日まで放送されていた予習編も見逃してしまい、やむを得ずネタバレサイトをサクッと読むことになりました

それゆえに「冒頭の展開」から何とかついていけましたね

本当に「テレビの続き」なので、視聴しているのが前提の映画となっていました

 

映画では、しのぶVS童磨、善逸VS獪岳、炭治郎&義勇VS猗窩座の戦いが描かれていきます

相変わらずセリフで全部説明してくれるのですが、ワードが漢字に変換できず、技の名前がほぼ掴めませんでした

まあ、数字が上がれば強い技ぐらいに思っていたのでそこまで混乱はしません

 

さらに「回想が死ぬほど登場する」のが特徴で、この構成には慣れるしかありません

敵キャラの過去譚の方が充実しているのですが、これはテレビシリーズで味方はほとんど終わらせているのでメインの敵キャラに時間を割くのは仕方ないのでしょう

ともかく、回想で少しダレるけど、2時間半はあっと言う間に過ぎましたね

 

本作の場合は、行く映画館によりますが、事前にネットで予約していないと観たい時間に観るのはほぼ不可能で、周りに人がいない回を探すのは厳しいと思います

今日は偶々山鉾巡行の日(前祭)だったので、郊外の巡行の時間に合わせるというご当地裏技で快適な映画ライフを堪能できましたよ~

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102014/review/05341113/

 

公式HP:

https://eiga.com/movie/102014/review/05341113/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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