■ザッケン!


■オススメ度

 

雑草研究に興味のある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.4.4(MOVIX京都)


■映画情報

 

情報:2026年、日本、98分、G

ジャンル:夢中になれない女子高生の心の変化を描いた青春映画

 

監督&脚本:上村奈帆

原作:上村奈帆&プクプク『ザッケン!』

 

キャスト:

中島瑠菜(杉野ゆかり:やることがない素朴な高校1年生)

大島美優(ドクダミちゃん/徳田みみ:雑草を愛するクラスメイト)

 

八神遼介(三木カオル:野球部の球拾いくん)

阿佐辰美(茅ヶ崎真:野球部の先輩、厳しいキャプテン)

 

豊島心桜(グー子ちゃん/大森まどか:グーグーチャンネル運営者)

仲村悠菜(狂咲蘭:キラキラダンス部員、グー子ちゃんの親友)

 

山﨑光(松田優希:ザッケンに加わる不登校生徒)

 

中村守里(本間あい:ダンス部の顧問)

中島歩(福澤小吉先生:ことなかれ主義の担任)

 

土屋伸之(杉野優一:ゆかりの父)

板谷由夏(杉野梨花子:ゆかりの母)

 

岡本信人(道草四太郎先生:雑草研究部のレジェンド)

 


■映画の舞台

 

関東某所:草野高等学校

モデルは東京都立日比谷高校「雑草研究部」

https://maps.app.goo.gl/o2iFV3Twk9fThhmV7?g_st=ic

 

ロケ地:

栃木県:足利市

旧足利西高校

https://maps.app.goo.gl/2g9UDmLDHu4VJ3gp6?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

高校1年生になったばかり杉野ゆかりは、特にやりたいことが見つからないまま、所属するクラブを決めることになった

いくつかのクラブを見て回ってもこれといったものがなく、決めかねていた矢先、校庭で奇妙なことをしている同級生と遭遇してしまう

彼女は雑草をこよなく愛するドクダミちゃんで、小学校の頃に訪れた文化祭にて、雑草の魅力に取り憑かれていた

 

だが、かつてあった雑草研究部は顧問の定年によって廃部状態で、担任の福澤先生は「他の部を選ぶように」とドクダミちゃんに告げていた

それ以降、目も合わせてもらえない日々が続いていたのだが、ゆかりが彼女と一緒に過ごしていることを知った福澤先生は、ゆかりからも廃部になっていることを伝えてほしいと言い出す

押し切られていうハメになったものの、ドクダミちゃんの意思は変わらない

そこでゆかりは「部を復活させるための条件」を先生から聞き出すことになった

 

当面は文化祭までの活動が許され、それまでの間に部員を五人にすること、顧問を見つけること、職員会議で承認を得ることという目標ができた

2人は部員を増やす為に声がけを行っていくものの、なかなかうまくは行かなかった

そこでドクダミちゃんは、「雑草魂」と書かれた野球部の標語を見て突撃してしまう

そして、野球が好きだけどうまくならない「球拾いくん」と遭遇することになったのである

 

テーマ:らしさは他者との関わりで生まれる

裏テーマ:何ひとつ無駄のない世界

 


■ひとこと感想

 

ゼッケンってなんだ?という感じで見る人が多そうな内容で、高校の部活動として存在しているというのは驚きでしたね

大学のサークルとかにはありそうですが、公立高校に実際にあったというのはびっくりしました

やりたいことが見つからない主人公が、やりたいことが明確なクラスメイトに巻き込まれるというもので、そんな中でも自分にだけできることというものを無意識に始めて行くことになりました

 

全ての植物には名前があるし、きちんと分類もされていて、それを「雑草」というのは誰が言い出したのか気になってしまいます

調べてみると、植物学者の牧野富太郎博士が山本周五郎のインタビューにて「世の中には雑草という草はない」と語ったとされています

それまでは農業用語として使われていたとの事で、要は「収穫予定にない植物」のことを指していたのだと思います

 

映画でも、そのことは言及されていて、いわゆる「モブとされるものも中心となる場所がある」とも言い換えられます

ドクダミちゃんはタンポポを中心に見たら走っている人は背景だと言うし、桜でさえも背景になり得ると熱弁していました

この言葉がゆかりの琴線にふれることになり、この子といれば、自分にも価値や意味があるのではないか、と思い始めていました

 

彼女が「何もない」と思っているのは、幼少期の頃の親の押し付けが原因の一つとして紹介されていました

利便性、将来性によって、全ての行動を規定したとして、それらは本当に機能するのか、と言う問題はあります

突き詰めれば「命に関わること以外はすべて無意味」にも思えるのですが、命に関わる場面というものは様々なケースがあります

植物のことに詳しければ、そんな場面でもやり過ごすことができ、それは一般社会で役に立つものとされている以上に必要なことかもしれません

そう言った意味において、関わったことが無意味であるかどうかは、死ぬまでわからないというのが本当のところのように感じられますね

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作は、やりたいことが見つからずに高校生になった女の子を描いていて、真逆の性質を持ったクラスメイトに感化される様子が描かれて行きます

実施には幼少期の頃の親の選択によって回り道をしていたことがわかるのですが、それに気づいてたのが無関心のように見える父親の方でした

彼が雑草研究を通じて自身の長所にたどり着くと思ったのかはわかりませんが、母親の性質を理解した上で絶妙に言葉を選んでいたのは印象的だったと思います

 

やりたいことというのは人それぞれで、それでも人に求められるものというものは限られていると思います

よく趣味を仕事にするのは良くないと言いますが、それは求められるものと好きなものが合致しても、そこに義務感とか

利益関係が生じると純粋なものではなくなってしまうからなのですね

なので、自然と続けられるものは本来ならば余暇を利用した趣味の範囲で続けたほうが良いと思います

 

映画の場合でも、ゆかりの絵が義務になるとダメで、能動的に彼女が描きたいと思うものを描いていく事で保たれるものがあります

ドクダミちゃんのためにと描きたくないものまで描いていくと、楽しさというものは失われてしまうのでしょう

楽しさに対する初期衝動は色々とありますが、ドクダミちゃんのように貫くのも才能だなあと思ってしまいますね

 


■継続できる好きなこと

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■モブという存在を作り出す理由

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105155/review/06360798/

 

公式HP:

https://www.zakken2026.com/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA