■パリに咲くエトワール


■オススメ度

 

バレエ関連の映画に興味がある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.3.17(イオンシネマ京都桂川)


■映画情報

 

仏題:L’etoile De Paris En Fleur(花咲くパリの星)

情報:2026年、日本、119分、G

ジャンル:第一次世界大戦前夜にてパリで出会う二人の少女を描いた青春映画

 

監督:谷口悟朗

脚本:吉田玲子

原作:谷口悟朗&BNF&ARVO

 

キャスト:

當真あみ(継田フジコ:画家になりたい高校生、15歳)

(マメゾウ:フジコの愛犬)

嵐莉菜(園井千鶴:薙刀道場の跡取り)

 

早乙女太一(ルスラン:作曲家志望の青年)

門脇麦(オルガ:ルスランの母、元バレリーナ)

 

尾上松也(若林忠:フジコの叔父)

角田晃広(エンゾ:若林の飲み友だち)

 

津田健次郎(矢島正一:榮太郎の友人)

 

榊原良子(園井邦枝:千鶴の母)

大塚明夫(園井健吉:千鶴の父)

 

甲斐田裕子(継田トミ子:フジコの母)

藤真秀(継田金造:フジコの父)

興津和幸(継田栄太郎:フジコの兄、外交官)

小野賢章(継田光造:フジコの兄、次男)

 

名塚佳織(ジャンヌ:アパルトマンの住人、酔っ払い)

(プリベイユ:ジャンヌの愛猫)

唐沢潤(マディ:アパルトマンの住人、ジャムおばさん)

村瀬歩(トマ:アパルトマンの住人、少年)

内山夕実(マリア:トマの母)

岩崎ひろし(モラン:墓守のじいさん)

 

永瀬アンナ(マチルダ:バレリーナ)

黒沢ともよ(クロエ:バレリーナ)

矢野妃菜喜(ロザリー:バレリーナ)

生天目仁美(アンヌ:バレリーナ、講師)

 

稲田徹(小倉:薙刀の兄弟子)

濱野大輝(三四郎:薙刀の兄弟子)

佐藤せつじ(カウフマン:棒術使いのチンピラ)

小川剛生(ジョルジュ:カウフマンの仲間)

佐々木誠二(アルベール:カウフマンの仲間)

吉野裕行(ギャルソン:東洋人を見下すレストランの店員)

盆子原康(ホッパー:絵を買う客)

三宅健太(オノール:オペラ座の支配人)

中博史(飲み屋のオーナー、オルガの雇い主)

松田カミリ(アデライド:飲み屋の店員)

白砂沙帆(モルガース:飲み屋の店員)

藤井隼(ドン・ヴィート:借金取り)

 

岩本武(さむらいレストラン店員A)

中務貴幸(さむらいレストラン店員B)

西尾亮(男A)

石毛翔弥(男B)

伊原正明(男C)

濱岡敬祐(男D)

川井田夏海(踊り子)

清河美音(踊り子)

珠木のぞみ(踊り子)

原涼子(バレエのテスト生)

真木駿一(バレエの審査員)

綿貫竜之介(バレエの審査員)

原良丞(ジャグリング男)

杉山大(発表会の司会)

 


■映画の舞台

 

1907年、

神奈川:横浜

東京:神田

 

1912年~

フランス:パリ

 


■簡単なあらすじ

 

1907年、横浜で行われたパリのバレエ団の公演に心を奪われたフジコと千鶴は、その後それぞれの日常に埋没しながら時を過ごして行った

それから5年後、フジコは叔父の若林の世話になりながらパリで絵画の修行を始めることになった

若林はパリで画廊を開き、そこで日本の絵を売り始める

フジコもそれを手伝いながら、空いた時間を利用して、絵画の勉強を重ねて行った

 

フジコはあるアパルトマンで一人暮らしをすることになり、そこでは親切な住人・マディ、酔っ払いのジャンヌたちがいた

いじめられて悩んでいるトマを慰めることもあり、次第に交流を深めていく

そして、そこには作曲家を目指しているルスランも住んでいて、ある日彼はフジコの聞き覚えのある曲を演奏していた

それは、あのバレエで使われていた曲で、彼の母オルガは元バレリーナだったと聞かされた

 

ある日のこと、3人組のチンピラに襲われたフジコたちは、頰被りをした謎の和装の少女に助けられた

彼女は横浜で同じバレエを見た少女で、薙刀道場の跡取りとして、パリでの普及活動に訪れていた

だが、彼女はあの日からバレエに心を奪われていて、いつかは踊って見たいと思っていた

薙刀の道場の跡取りでもある千鶴にそれが許されるはずもなかったが、フジコはとある交換条件を持ち出して、千鶴とオルガを引き合わせることになったのである

 

テーマ:継続の先にある未来

裏テーマ:ポジティブマインド

 


■ひとこと感想

 

バレエに取り憑かれた二人の少女がパリで再会するという物語で、バレエを夢見る少女・千鶴にはモデルとなるダンサーがいるそうですね

その史実をなぞっている訳ではなく、あくまでも時代背景と東洋人とバレエの関係というものを描いていくことになります

主人公は画家を目指すフジコなのですが、本作ではストーリーテラー的な意味合いの配役になっていたように思いました

 

映画が、第一次世界大戦の始まる少し前ということで、徐々にナチスの影が迫っているヨーロッパが舞台となっています

そんな中で文化交流を担うことになる二人が描かれているのですが、設定にはかなり無理な部分が多かったように思いました

二人はパリにいるときに15歳という設定になっていて、叔父と一緒に来ている間はOKでも、その後、千鶴もパリに残ることになるのですね

この時点で未成年二人が保護者的な立場の人間がいない、という状況になっていて、いくら外交官が彼女らを見守っていても無茶な流れだなあと思ってしまいました

 

周囲には善人ばかりという状況で、悪そうに見えた人も軒並み実は良い人なのですが、それにしても未成年の状態で家族の反対を押し切ってパリに留まった千鶴に対し、約4ヶ月間も両親が訪ねないというのは違和感がありましたね

 

また、ダブル主人公なのですが、ほとんどのエピソードは千鶴絡みとなっていて、フジコは単に世話焼きをしているだけというバランスの悪さが目立っていました

パリに来てから千鶴を支え続けるのですが、なぜそこまでして彼女にバレエをさせたいのかというのがあまり見えてきません

最終的には彼女のバレエがフジコを目覚めさせるとしても、そこに向かうまでのシナリオはバランスの悪さが目立ってしまっていたように感じました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作の物語の骨子は、中盤にて目標が定まるという内容で、バレエの公演に出場するまでの一連の物語となっていました

そこに至るまでに紆余曲折があるのですが、当初の千鶴は自分の才能に気づいておらず、単にバレエを習ってみたいと思うだけでした

そこからオルガとの出会いを経て、オペラ座への道が開けるのですが、この時点では千鶴の目標は定まっていません

どちらかというとオルガの思惑の上で動いている状態で、彼女の潰えた夢への道を追従する、という流れになっています

 

経験を積むことによってバレエの才能が開花して行くのですが、それを知る大人たちは直接千鶴に伝えることはありません

オルガの思惑に気づくのもアンヌだし、アンヌの思惑に気づくのもマチルダといった感じで、千鶴は常に受動的に突破口を開いているように思えてきます

そして、大枠としてのバレエをするという状況もフジコが敷いたレールであり、彼女がパリに残ることになったのもオルガからの贈り物を受け取るためだったりします

 

そんな流されてばかりの千鶴に感化されるのがフジコなのですが、彼女の目的とその起因というものはイマイチ不明瞭に映るのですね

どうしてそこまで千鶴のために動くのか、というところがわからず、千鶴がフジコに何かをしたということもありません

幼少期の出会いで彼女の才能に惚れ込んだとしても、自身の夢を犠牲にしてまで尽くす理由はわからないままなのですね

そこがクリアでないと、彼女の行動を支える外交官と家族の心情も理解できないまま終わってしまいます

 

設定としては色々と疑問符が残るのですが、最大の謎は「あの二人の収入でバレエのレッスンを受けられるのか?」でしたね

カフェで働いた僅かな賃金では二人が食べて行くだけで精一杯でしょう

また、知り合いに薙刀を教えたところで、そこまでお金が得られるとは思えません

千鶴は結婚を控えていたので成人だと思いますが、フジコは当初は15歳と説明さえていました

この年齢差で年下に経済的支援を得てる状況というのはやはり健全には見えないよなあと思ってしまいました

 


■バレエと日本人

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


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■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104428/review/06294745/

 

公式HP:

https://sh-anime.shochiku.co.jp/parieto-movie/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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