■ブルータリスト
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■オススメ度
ユダヤ関係の映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.2.26(イオンシネマ久御山)
■映画情報
原題:The Brutalist(荒々しい建築、またはその工法を用いる建築家)
情報:2024年、アメリカ&イギリス&ハンガリー、215分、R15+
ジャンル:ユダヤ人建築家がアメリカでプロジェクトに関わる様子を描いた自伝風映画
監督:ブラディ・コーベット
脚本:ブラディ・コーベット&モナ・ファストヴォールド
キャスト:
エイドリアン・ブロディ/Adrien Brody(ラースロー・トート/László Tóth:ホロコーストの生存者、ハンガリー系ユダヤ人の建築家)
フェリシティ・ジョーンズ/Felicity Jones(エルジェーベト・トート/Erzsébet Tóth:ラースローの妻、元ジャーナリスト)
ラフィー・キャシディ/Raffey Cassidy(ジョーフィア/Zsófia:ラースローの娘)
(成人期:Ariane Labed)
ガイ・ピアーズ/Guy Pearce(ハリソン・ヴァン・ビューレン/Harrison Lee Van Buren Sr.:ラースローの顧客の実業家、プロテスタント)
ジョー・アルウィン/Joe Alwyn(ハリー・リー/Harry Lee:ハリソンの息子)
ステイシー・マーティン/Stacy Martin(マギー・リー/Maggie Lee:ハリーの双子の妹)
イザック・ド・バンゴレ/Isaach De Bankolé(ゴードン/Gordon:ラースローの友人、シングルファーザー)
Zephan Hanson Amissah(ウィリアム/ William:ゴードンの息子)
(幼少期:Charlie Esoko)
アレッサンドロ・ニボラ/Alessandro Nivola(アティラ/Attila:ラースローのいとこ、家具屋のオーナー、ミラーに改名)
Emma Laird(オードリー/Audrey:アティラの妻、カトリック教徒)
Michael Epp(ジム・シンプソン/Jim Simpson:無駄を省く建築家)
Jonathan Hyde(レスリー・ウッドロウ/Leslie Woodrow:ハリソンが雇う建築家、元船舶技師)
Peter Polycarpou(マイケル・ホフマン/Michael Hoffman:ユダヤ人の弁護士、ハリソンの友人)
Maria Sand(ミッチェル・ホフマン/Michelle Hoffman:マイケルの妻、カトリックに改宗したユダヤ人)
Salvatore Sansone(オラツィオ/Orazio:ラースローの友人、イタリアの無政府主義者)
Benett Vilmányi(ビニヤミン/Binyamin:ジョーフィアののちの夫)
Levente Orbán(ハンガリー難民)
Peter Deutsch(仲の良いメキシコの先住民)
Abigél Szõke(シェルターの修道女)
Daniel Washington(HIASの代表)
András Borgula(HIASの代表)
Zsolt Páll(ジョーフィアを尋問する国境警備員)
Anna Mészöly(NYの売春婦)
Mariann Hermányi(マギー/Maggie:ビューレン家の家政婦)
Nick Wittman(教会の炊き出しのボランティア)
Robert Jackson(飢えた市民)
Peter Linka(飢えた市民)
Jeremy Wheeler(パーティーのゲスト)
Stephen Saracco(建設監督)
Jaymes Butler(バーのマネージャー)
David Puskas(パーティーの雇われ男)
Laurent Winkler(パーティーのゲスト)
Hermina Fátyol(マダム)
Dóra Sztarenki(ラースローと一緒にイタリアのパーティーで踊る女)
Natalie Shinnick(設計会社の受付係)
■映画の舞台
【Overture(序曲)】
1944年、
ドイツ:ブーヘンヴァルト強制収容所
アメリカ:ニューヨーク
アメリカ:フィラデルフィア
【Part 1: The Enigma of Arrival(第1部:到着の謎】
1947年~1952年
アメリカ:フィラデルフィア
【Part 2: The Hard Core of Beauty(第2部:美の核芯)】
1953年~1958年
アメリカ:ニューヨーク
イタリア:トスカーナ地方カラーラ山
【Epilogue: The First Architecture Biennale(エピローグ:第1回 建築ビエンナーレ】
1980年、
イタリア:ヴェネツィア
ビエンナーレ建築展
ロケ地:
ハンガリー:ブタペスト
イタリア:トスカーナ州カラーラ
■簡単なあらすじ
ユダヤ人建築家のラースロー・トートは、強制収容所から逃れ、いとこのアティラを訪ねてニューヨークへとやってきた
アティラの家具店で働きながら、顧客からの要望に応えて改築などを行なっていたが、行き違いから家具店を追い出されてしまった
ラースローには生き別れの妻エルジェーベトと姪のジョーフィアがいて、彼女たちも迫害を逃れてアメリカに来る日を待っていた
ある日のこと、追い出されるきっかけとなった改装のクライアントがラースローの元を訪れた
彼は追い出したことを弁明し、支払うべき金額を払い出す
そして、邸宅に招いて、ある計画を打ち明けることになった
それは、ハリソンの母のためのコミュニティセンターを作るというもので、図書館や礼拝堂などが含まれた総合施設だった
そして、ハリソンの友人である弁護士マイケルの尽力によって、ラースローは妻とジョーフィアに再会することができた
だが、エルジェーベトは体を悪くしていて、車椅子がなければ動けない体になっていて、ジョーフィアも言葉を発することができなくなっていたのである
テーマ:民族の誇り
裏テーマ:経過と結果の相関性
■ひとこと感想
200分越えの作品ということで、どんな感じなのかなと思っていましたが、わかりやすくど真ん中でインターバルが入っていました
15分ほど画面がカウントダウンするのですが、そこに映っていたのはラースローとエルジェーベトを中心とした家族写真になっていました
長さはそこまで感じませんが、ある程度の基礎教養がないとわかりにくい部分が多かったように思います
ユダヤ人のラースロー、カトリックに改宗したアティラ、プロテスタントのハリソンという宗教の違いもあり、最終的に彼が完成されたものは回顧展にて判明するという流れになっていました
前半はプロジェクトに着手するまでの出来事で、工事は後半となっていますが、物語全体は「ヴェネツィアにおけるジョーフィアの回顧」ということになります
映画は、母親のためにコミュニティーセンターを作りたいハリソンの手助けをする中で、建築家同士の小競り合い、事故による中断などが盛り込まれ、さらに決定的な事件というものが起きます
この事件によって、ラースローの中にある思考が芽生え、それが建物の骨子となっていました
ちなみに、この映画に登場する人はまったくのフィクションで、数人の建築家がラースローの土台になっているとのこと
さすがに名前を聞いてピンと来るとか、建築技法から想像できるというほどは詳しくないのですが、違う意味での「ブルータリスト」の面が後半で登場していたように思えました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は、ちょうど半分ぐらいでインターバルに入るし、序曲とエピローグが対比になっているのでわかりやすい構成になっていたと思います
この映画のしんどいところは、ずっと同じ姿勢に200分耐えるというところで、劇中のラースローに耐えている人々と通じるところがあるのかもしれません
映画は、ラストにてジョーフィアのスピーチがあり、そこでラースローの言葉を代弁する流れになっていました
それが映画の骨子となるメッセージで、無駄に思われている天井部分に私財を投入するというこだわりの理由もわかるようになっていました
事故に関しても、今から事故りまっせという感じの演出になっていて、てっきり崖下に列車ごと沈んでしまうのではと心配になってしまいました
起承転結は映画全体で考えるとわかりやすく、不穏になる第2章が「転」の部分になると思います
事故が起きて中止になってからの展開は早く、いきなりジョーフィアに夫ができていて、エルサレムに帰るなどと言い出します
いつの間にか妊娠しているし、しゃべられるようになっていたりするので、端折りすぎてやしませんか?と問い詰めたくなります
建築に入ってからはサックサクと進んでいくのですが、母のための施設がいつしかユダヤのため施設に変わっていたのは狡猾でしたね
光が差し込むと見える十字など、随所に挑戦的なシーンがあったように思います
アメリカ人の資産家に金を出させて、ユダヤ人が設計をして、黒人をはじめとした労働者が建物をつくる
さらに言えば、カトリックやプロテスタントを揶揄している部分もあって、そう言ったところが賞レース向きだったのかな、と思いました
■ブルータリストとは何か
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■彼が建てたもの
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102150/review/04819264/
公式HP:
https://www.universalpictures.jp/micro/the-brutalist
