■映画鑑賞まとめ■

 

1月、第2週(2023.1.9〜2023.1.15

 


ファミリア

 

■オススメ度

 

人種交流系のヒューマンドラマが好きな人(★★★)

移民問題について考えたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.1.10(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、121分、PG12 

ジャンル:ブラジル移民と関わることになった陶芸家を描いたヒューマンドラマ

 

監督:成島出

脚本:いながききよたか

 

キャスト:

役所広司(神谷誠治:山里で暮らす陶芸家)

吉沢亮(神谷学:誠治の息子、アルジェリア出向のプラントエンジニア、「二葉プラントシステムの社員)

アリまらい果/Malyka Ali(ナディア:学の妻、アルジェリア人)

 

サガエルカス/Lucas Sagae(マルコス:隣町に住む在日ブラジル人)

ワケドファジレ/Fadile Waked(エリカ:マルコスの恋人)

シマダアラン(ルイ:マルコスの親友)

スミダグスタボ/Gustavo Sumida(マエノル:マルコスの友人)

 

MIYAVI(榎本海斗:在日ブラジル人を目の敵にする半グレのリーダー)

松重豊(青木:地元のヤクザ)

 

佐藤浩市(駒田隆:誠治の友人、刑事)

 

中原丈雄(金本哲也:誠治の亡き妻・晶子の兄)

室井滋(金本節子:哲也の妻)

 

■映画の舞台

 

愛知県の人里離れた場所&保丘団地(架空)

 

ロケ地:

愛知県:豊田市

県営保見団地23棟

https://maps.app.goo.gl/WvoRqwSpiMoc52K1A?g_st=ic

 

千葉県:茂原市

円蔵寺

https://maps.app.goo.gl/MZ22i1tTndLnXwJX8?g_st=ic

 

愛知県:瀬戸市

 

東京都:立川市

BABEL THE ROCK TOWER(ライヴ会場、内観)

https://maps.app.goo.gl/pRshDw1pW6VaZaga9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

愛知県の山奥で陶芸業を営んでいる誠治は、妻に先立たれ、息子・学はアルジェリアでプラント事業に勤しんでいた

ある日、妻ナディアを連れて帰国した学は、父に「ここで陶芸をやりたい」と言い出す

誠治は「陶芸では食べれない」と言い、「嫁さんのことを考えてやれ」と突き放した

 

一方その頃、ヤクザの金に手を出したとのことで在日ブラジル人たちが半グレと抗争状態に陥る

辛くも逃げ出せたマルコスは、誠治の工房に姿を現した

誠治の車で逃げようとしたマルコスは運転を誤って事故ってしまう

 

誠治たちはマルコスの手当てをしてあげたものの、彼は翌朝には姿をくらましてしまう

そんな折、マルコスの幼馴染のエリカが工房を訪れ、「手当てのお礼にパーティに招待したい」と言う

そこで誠治たちはエリカたちの家族と一緒にダンスを踊りながら、楽しいひと時を過ごしていく

 

だが、ブラジル人を目の敵にする半グレのリーダー榎本は、次なる仕掛けを施そうと考えていた

 

テーマ:家族とは何か

裏テーマ:ジャパニーズドリーム

 

■ひとこと感想

 

移民との交流を描き、擬似家族的なものになるのかなと思っていましたが、思った以上にスケールを大きくてびっくりしましたね

アルジェリアに赴任していると言う設定から嫌な予感はしていましたが、察しの通りの展開を迎えていきます

 

映画は「家族とは何か」を描いていて、後半の学のメッセージ動画が全てを物語っています

予告編の作り方が最悪なので、良いとこどりで興醒めしてしまいますが、やや詰め込みすぎたかなあと思ってしまいました

 

家族を失ったことのある人々の恨みの連鎖といえば聞こえは良いかもしれませんが、実際には単なる腹いせと八つ当たりなので、半グレ連中の言い分も通りようがありません

でも、理不尽に晒された人を止めることはできず、誠治なりに考えた結果、あのような顛末を迎えることになってしまいました

 

個人的には屋上のシーンが引っかかってしまって、ぶっちゃけ裸になる必要性を感じないのですね

なので、あのシーンによって、描きたいことと矛盾しているような違和感を感じてしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ファミリア【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/384374/review/4423d343-c310-46d6-9165-ffaee67c9626/

 

公式HP:

https://familiar-movie.jp/mbvn


恋のいばら

 

■オススメ度

 

複雑な恋愛劇が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.1.10(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、98分、G

ジャンル:今カノと元カノが共闘して、彼氏の秘密を探る恋愛コメディ映画

 

監督:城定秀夫

脚本:澤井香織&城定秀夫

原作:パン・ホーチョン作『ビヨンド・アワ・ケン(2004年、原題:公主復仇記/Beyond Our Ken)

 

キャスト:

松本穂香(富田桃:図書館勤務、健太朗の元カノ、24歳)

玉城ティナ(真島莉子:健太朗の今カノ、ダンサー)

 

渡邊圭祐(湯川健太朗:桃の元カレ、莉子の今カレ、写真家)

白石和子(トキ:光ものを集める健太朗の祖母)

 

■映画の舞台

 

日本のどこかの地方都市

 

ロケ地:

埼玉県:吉川市

吉川市立図書館(桃の職場)

https://maps.app.goo.gl/sTsRmBXf1xsQ6267A?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

SPACE BANKSIA(莉子の練習場所)

https://maps.app.goo.gl/kT1ZfStp2braBwqJA?g_st=ic

 

東京都:港区

party on TOKYO box disco(莉子のバイト先)

https://maps.app.goo.gl/xJWjF65aNg9vWJ1e9?g_st=ic

 

東京都:板橋区

ホビーストア「フジヤ」

https://maps.app.goo.gl/DtcE8G8ChMdJTwLD8?g_st=ic

 

東京都:杉並区

東京荻窪天然温泉 なごみの湯

https://maps.app.goo.gl/TkBKBom5vGpcfVaY7?g_st=ic

 

千葉県:船橋市

ふなばしアンデルセン公園

https://maps.app.goo.gl/htqfh2uPNFAZE2ob9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

図書館勤務の桃は、カメラマンの恋人・健太朗にフラれたばっかりで、目がうつろなまま、棚に直すはずの「眠り姫」の絵本に見入っていた

知らぬ間に声に出して読み上げていたが、それにも気づかぬ程に心は上の空だった

 

一方その頃、元カレ・健太朗はダンサーの莉子と関係を持っていて、桃とはタイプが違う洗練された女性だった

莉子はダンサーとしては芽が出ていなかったが、バーの仕事とダンスレッスンを繰り返す毎日は充実していた

 

ある日、バスで帰ろうとした莉子の隣に、いきなり桃が座り、彼女をじっと見てきた

莉子は「なんか用?」と切り出すものの、桃の要件は意味不明で、深く聞けば「元カレの健太朗との間で撮った猥褻写真を削除したい」というものだった

そして、「あなたにもあるんじゃないですか?」と言い、乗り気ではない莉子に連絡先だけを渡して去って言った

 

莉子は健太朗が寝起きの写真を撮っていたことを思い出し、他にも何かあるのではないかと疑い始める

そして、彼が大事にしている写真集の中から、ある写真が出てきてしまう

莉子は桃に連絡を取り、二人は「健太朗のパソコンの中に保管されている写真を削除するために」共闘することになったのである

 

テーマ:与えられるものと手に入れるもの

裏テーマ:充実した人生と愛の正体

 

■ひとこと感想

 

絵本の「眠り姫」がモチーフになっていますが、実は中国映画のリメイクだったのですね

映画のエンドロールの中にそれらしき文言があって、どの部分がリメイクされて、どの部分がオリジナルなのかに興味を持ちました

IMDBのストーリーラインによれば、「元カレのPCから恥ずかしい写真を奪う」というプロットと、「二人の女性が共闘する」というところは同じようですね

機会があれば、原作を鑑賞してみたいと思います

 

映画は、地味な女子と派手な女子が「同じ男性の元カノと今カノ」という設定になっていて、この時点で「何かあるな」という感じは漂っています

それでも、結構斜め上の展開に行くところとか、ミッションへの障壁が細かく設定されていたので面白かったですね

 

ネタバレなしの方が楽しめますし、全く関係ないと思いきや、という伏線の繋ぎ方が上手いと思いました

一点、その設定いる?というものがありましが、それが無くてもクオリティの高さから観て損はない映画だと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】恋のいばら【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://koinoibara.com/


終末の探偵

 

■オススメ度

 

ハードボイルド系のドラマが好きな人(★★★)

昭和の雰囲気が好きな人(★★★)

イケおじが活躍する映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.1.11(シネリーブル梅田)

 

■映画情報

 

情報:2022年、日本、80分、G

ジャンル:ヤクザと中国マフィアの諍いに巻き込まれた私立探偵を描いたハードボイルド風コメディ映画

 

監督:井川広太郎

脚本:中野太&木田紀生

 

キャスト:

北村有起哉(連城新次郎:喫茶店「KENT」を事務所代わりにしている探偵)

 

松角洋平(阿見恭一:連城に仕事を依頼する顔見知りのヤクザ)

川瀬陽太(笠原組長:恭一の親分)

 

武イリヤ(ガルシア・ミチコ:連城に依頼をする見覚えのある女性、フィリピンパブ勤務)

髙石あかり(石岡凛:「KENT」の店員)

 

古山憲太郎(チェン・ショウコウ:「バレット」のリーダー)

 

麿赤兒(安井茂雄:団地の自治会長)

青木柚(佐藤翔:安井の元でボランティアをする高校生)

 

■映画の舞台

 

東京都:新宿、歌舞伎町

 

ロケ地:

東京都:町田市

KENT(ケント)

https://maps.app.goo.gl/xnmYUBJDvxFZXVUb6?g_st=ic

 

リックス カフェ アメリカン Rick’s Cafe American

https://maps.app.goo.gl/WTZvvWRKMtUErtrk9?g_st=ic

 

中華酒家 十年 町田2号店

https://maps.app.goo.gl/AWDdJsWj96Nz8m53A?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

新宿・歌舞伎町で闇ポーカーに入れ込んでいる私立探偵の連城は、負けが混むと暴れ出してヤクザの世話になるアウトローだった

暴れ倒して笠原組の恭一の世話になった連城は、彼からある依頼を請け負うハメになる

それは、笠原組が面倒見ている店のボヤ騒ぎの犯人を捕まえろと言うものだった

 

笠原組は中国マフィア「バレット」に良いようにやられていて、シマ争いでも後塵を拝している

暴対法の範疇にいない中国マフィアはやりたい放題で、廃れた街の空き店舗などを借りては勢力を拡大していたのである

 

連城はバレットのボス・チェンのところに行くものの、ボヤ騒ぎは否定され、逆に「俺の前に姿を見せれば殺す」と脅されてしまう

連城は手掛かりもないまま事務所に戻ったところ、そこには新しい依頼者が訪ねてきていた

その女性に見覚えがあったものの思い出せず、金を用意できないと知って彼女の依頼を跳ね除ける

その依頼は失踪した友人の行方を探して欲しいと言うものだったが、連城はその先にある大きな闇を見逃していたのである

 

テーマ:街に選ばれた人々

裏テーマ:街に選ばれるために必要なこと

 

■ひとこと感想

 

脇で魅力を発揮する俳優さんが主演を務めることが多くなって、この映画でもバイプレイヤーと呼ばれる北村有起哉さんがカッコいいイケおじを演じていました

所作がものすごく格好良くて、この時勢なのに「シーンのほとんどでタバコを吸っている」と言う昭和感がマッチしていましたね

 

映画はひと昔前のハードボイルド系に移民問題を少しだけ絡めていると言うものですが、ちょっと盛りすぎな部分はありましたね

いわゆる在日二世問題もチラッと出てくるけど深追いしないし、クルド人難民の扱いも結構雑だったと思います

このあたりは、これらの問題に詳しくないと持てない感想ですが、本当のところは、この映画のおかしさに気づかないとヤバいと思います

 

物語は失踪した女の子を探すと言う探偵色と、ヤクザの思惑や中国マフィアの暗躍を描いていきます

でも、タイマンシーンなどのアクションは凄いのですが、ノイズになる部分も多かったと言うのが正直な感想でしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】終末の探偵【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://syumatsu-tantei.com/


とべない風船

 

■オススメ度

 

人生の再出発を描いた映画が好きな人(★★★)

瀬戸内海の自然を堪能したい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.1.11(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、104分、G

ジャンル:妻子を失った漁師と教職を諦めた女性が出会うヒューマンドラマ

 

監督&脚本:宮川博至

 

キャスト:

東出昌大(村田憲二:豪雨災害で妻子を失った男性、孤立する漁師)

なかむらさち(村田幸:豪雨災害で亡くなった憲二の妻)

堀部圭亮(中村宇壱:憲二の義父)

 

三浦透子(小島凛子:疎遠の父に会うために島を訪れた女性、元教師)

小林薫(小島繁三:凛子の父、元教師)

原日出子(小島さわ:凛子の母)

 

浅田美代子(平野マキ:居酒屋「ひらの」の女将さん)

 

笠原秀幸(高野潤:憲二の漁師仲間、凛子にアプローチ)

柿辰丸(宮坂悟:漁業組合長)

 

有香(大島咲:島の小学生)

根矢涼香(大島涼香:咲の母)

 

■映画の舞台

 

日本:広島県の島

モデルの災害:平成30年7月の豪雨災害(西日本豪雨)

 

ロケ地:

広島県:呉市

上蒲刈島

https://maps.app.goo.gl/kZDxmYiMxYJxbXQP6?g_st=ic

 

下蒲刈島

https://maps.app.goo.gl/GmhBwY2bZb8RFiw97?g_st=ic

 

広島県:江田島市

江田島:切串港

0823-43-0452

https://maps.app.goo.gl/GkCZVvGr6wAm9fwE6?g_st=ic

 

四季の味 ひらの

https://maps.app.goo.gl/H6qzQQPdrMSXDFtc9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

豪雨災害で妻子を亡くした憲二は、縁もゆかりもない島で漁師を続けていた

彼はいつも獲った魚を元教師の繁三に届けてくれていて、寡黙ながらも親切で優しい青年だった

 

ある日、その島に繁三の娘・凛子がやってきた

派遣会社の契約期間を終わって、次の就職をどうするか考えていたが、誘われている教職の仕事もあまり乗り気になれずにいた

 

凛子は父と共に島でのんびりと過ごし、居酒屋の女将・マキや、憲二の漁師仲間たち、島の小学生・咲たちと交流を深めている

そんな折、咲が行方不明になってしまい、島の人たちは結託して咲を探そうとする

だが、心当たりがあった憲二は、いち早く咲を見つけ出し親元へと届ける

 

凛子の中での憲二の印象も変わり、そして、彼が抱えている過去というものを少しずつ理解し始めるのであった

 

テーマ:生きてこそ人生

裏テーマ:理不尽の許容

 

■ひとこと感想

 

逆さま向いているポスタービジュアルも印象的で、寡黙な漁師を東出昌大さんが演じるところに興味を持ちました

内容は東京から若い女性が来て、過疎の島が色めくという展開に思えますが、実際の豪雨災害がモチーフになっているため、思った以上に重たい話になっています

 

静かに動いていく物語ではありますが、感動ポルノになりそうな題材を真摯に受け止めて、過剰な演出を避けているところに好感が持てます

妻子を亡くした男の再生の物語ですが、そんなに簡単に割り切れるわけもなく、一歩ずつ他人と関わりを持っていく中で変化というものが生まれていました

 

憲二の後悔は幾重にもなっていて、その一つが解消される流れになっていて、完全ではないところにリアリティがあります

役者さんたちもイキイキと演じられていて、行ってみたいなあと思わせてくれますね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】とべない風船【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://tobenaifusen.com/


アメリカから来た少女

 

■オススメ度

 

親子の諍いをテーマにした映画に興味がある人(★★★)

台湾映画に興味のある人(★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.1.11(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題美國女孩(「アメリカの女の子」)、American Girl

情報:2021年、台湾、101分、G

ジャンル:母の病気の都合でアメリカから台湾に戻った少女を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:ロアン・フォンイー/阮鳳儀

 

キャスト:

ケイトリン・ファン/方郁婷(リン・ファンイー:アメリカから台湾に来た少女、13歳)

カリーナ・ラム/林嘉欣(オー・リーリー:乳がんを患うファンイーの母)

 

カイザー・チュアン/荘凯勋(リャン・チョンフェイ/フェイ:ファンイーの父)

オードリー・リン/林品彤(ファンアン:ファンイーの妹)

 

カイ・ジャイイン/蔡嘉茵(芳儀學校の数学の先生、体罰を加える)

キミ・シア/夏于乔(スー先生:芳儀學校の国語の先生、メガネをかけた担任の先生)

 

リン・ジャニー/林真亦(リン・スーティン:ファンイーのクラスメイト)

 

■映画の舞台

 

2003年冬、

台湾:新北市

新店区

https://maps.app.goo.gl/JSzBg5tCxuBokqy89?g_st=ic

 

ロケ地:

不明(おそらく新北市)

 

■簡単なあらすじ

 

乳がんを患った母の治療のために、ロサンゼルスから台湾に戻ったファンイーとその妹ファンアンは、慣れない母国暮らしをすることになった

ファンイーにはロスに親友も愛馬もいて、台湾では浮いた存在になっていた

 

母は手術と化学療法に向かっていたが、自分が死んだ後のことばかり考えている

ファンイーもただアメリカに帰りたくして仕方なく、苛立ちを見せて母親と衝突してしまう

 

父は二人を宥めるものの、その溝はなかなか埋まらず、ファンイーは親に内緒でネットカフェに行き、馬とふれあえる場所を探し始める

そんな折、ファンアンが風邪を引いてしまい、病院で肺炎と診断されて隔離されてしまうのである

 

テーマ:寂しさと怒り

裏テーマ:心を宥めるルーツとのつながり

 

■ひとこと感想

 

アメリカから台湾に戻った少女がなかなかクラスに馴染めないまま成績を落としていくのですが、その背景では母の闘病生活と療法の影響による苛立ちがぶつかりあっています

理不尽に思える帰国の中でも、かつての顔馴染みに再会したりと、少しずつコミュニティの輪に入りつつありますが、台湾にいたくないという感情が周囲にも伝わってしまいます

 

そんな中、化学療法の影響で辛い時期を過ごすリリーは、体のこと以上に衝突してしまうファンイーのことを気にかけ続けます

それらはやがて夫婦喧嘩にも発展し、ファンアンは姉に対して「アメリカに行きたいから別れさせたいの?」と怒りをあらわにしていきます

 

ファンイーが台湾で馴染めない理由は漠然としていますが、彼女自身がそれを言語化できていないというもどかしさを抱えています

乗馬クラブを見つけて馬に接しても、それは彼女の愛馬ではなく、通じるものがありませんでした

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】アメリカから来た少女【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/381804/review/b8141a79-aff7-43d9-a07e-157257805834/

 

公式HP:

https://apeople.world/amerika_shojo/#trailer


ドリーム・ホース

 

■オススメ度

 

挑戦する人々を描く物語が好きな人(★★★)

競馬の映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.11.13(シネリーブル梅田)

 

■映画情報

 

原題:Dream Horse

情報:2020年、イギリス、113分、G

ジャンル:田舎町の農園が共同馬主を設立してレースに挑む様子を描いたヒュースマンドラマ

 

監督:ユーロス・リン

脚本:ニール・マッケイ

原案:競走馬「Dream Alliance号」

 

キャスト:

トニ・コレット/Toni Collette(ジャン/ジャネット・ヴォークス/Janet Vokes:スーパーとクラブを掛け持ちする主婦)

オーウェン・ティール/Owen Teal(デイジー/ブライアン・ヴォークス/Brian Vokes:ジャネットの夫)

 

Bo Russel(ドリームアライアンス号)

 

ダミアン・ルイス/Damian Lewis(ハワード・デイヴィス/Howard Davies:馬主経験のある会計士)

ジョアンナ・ペイジ/Joanna Page(アンジェラ・デイヴィス/Angela Davies:ハワードの妻)

 

ニコラス・ファレル/Nicholas Farrell(フィリップ・ホッヴス/Philip Hobbs:ドリームアライアンス号を預かる調教師)

 

■映画の舞台

 

イギリス:ウェールズ

https://maps.app.goo.gl/dmmT6WneisKu7zv68?g_st=ic

 

ケアフィリ(ジャンの農園のある町)

https://maps.app.goo.gl/av5rrMu64FSHxJjE7?g_st=ic

 

ニューベリー・レースコース(初戦の競馬場)

https://maps.app.goo.gl/U41w6yEuBq85nE1j7?g_st=ic

 

チェプストウ競馬場/Chepstow(初勝利の競馬場&ウェルシュナショナルの行われる競馬場)

https://maps.app.goo.gl/JCcrRXgheHANX1YA6?g_st=ic

 

エイントリー・レースコース(怪我をする競馬場)

https://maps.app.goo.gl/GayJTYLmnxeQ2Rbp8?g_st=ic

 

ロケ地:

イギリス:ウェールズ&上記3競馬場

 

■簡単なあらすじ

 

ウェールズの谷あいの村「ブレナヴォン」で農園を営んでいるジャンとその夫ブライアンは、覇気のない生活を送っていた

ジャンはスーパーとクラブを掛け持ちした働いていて、ブライアンはテレビ三昧の日々を送っていた

 

ある日、クラブの客ハワードが競走馬を持っていた話を自慢げにしているのを聞いたジャンは、競走馬の育成に興味を持ち始める

そして、300ポンドでルーベルと言う名前の牝馬を購入し、アメリカの種牡馬ビエンビエンと配合させることを決めた

そして、共同馬主を設立し、友人たちに声をかけ始める

 

ハワードも共同馬主に名乗りを上げ、友人たちも含めて15人ほどの組合が出来上がる

そして、生まれた仔馬に「ドリームアライアンス」と言う名前をつけて、有名調教師のフィリップ・ホッブスの元を訪れた

 

ホッブスはドリームアライアンスに興味を示し預かることになり、ニューベリー競馬場にて初戦を迎えることになった

一同はバスで競馬場に乗り込み、渾身の声援を送り続け、愛馬は見せ場たっぷりの4着に入る

だが、レースの決定権などで意見が食い違うようになり、ジャンはそれを取りまとめるのに苦慮するのであった

 

テーマ:与えられる希望

裏テーマ:与える希望

 

■ひとこと感想

 

一口馬主を15年ほどしているので「見ないわけにはいかない」映画でしたが、スケジュールがなかなか合わずに、大阪まで出向くことになりました

評価が高いことは耳に入っていましたが、ベタな展開と結末なのに見入ってしまいましたね

 

実在の競走馬を取り扱っていて、ほぼ史実通りに描かれていました

レースシーンも迫力があって、わかっていても「歓喜の瞬間」は一緒に飛び上がりそうになってしまいます

 

競走馬に夢を託す人々は、応援することで人生に活気が出て、元気をもらえます

ドリームアライアンス号のように結果を残せて、余生を過ごせる馬はかなり稀ではありますが、走るために生まれてきた競走馬は走っている時が一番輝くと言えますね

 

イギリスの競馬に詳しくなくても大丈夫な内容ですが、日本の競馬とはかなり違うので、知っていると逆に戸惑ってしまうかもしれません

 

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【映画感想】ドリーム・ホース【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/384879/review/4524283b-8fd7-475e-9a56-a50a7e5acec6/

 

公式HP:

https://cinerack.jp/dream/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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