■映画鑑賞まとめ■

 

5月中旬(2026.5.11~2026.5.20)

 


■ひつじ探偵団

 

■オススメ度

 

本格的なミステリーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.5.12(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:The Sheep Detectives(ひつじの探偵たち)

情報:2026年、アメリカ&イギリス、109分、G

ジャンル:羊飼いの死の真相を探るひつじたちを描いたミステリー映画

 

監督:カイル・バルダ

脚本:クレイグ・メイジン

原案:クレイグ・メイジン『Three Bags Full: A Sheep Delective Story(2005年)』

 

キャスト:

ヒュー・ジャックマン/Hugh Jackman(ジョージ・ハーディ/George Hardy:何者かに殺される羊飼い)

 

ジュリア・ルイス=デルフィス/Julia Louis-Dreyfus(リリー/Lily:利口で安らぎを与える雌羊(声))

クリス・オダウド/Chris O’Dowd(モップル/Mopple:我慢強くて忘れないメリノ種の羊(声))

ブライアン・クランストン/Bryan Cranston(セバスチャン/Sebastian:カーニバル出身の一匹オオカミの黒毛の雄羊(声))

 

ブレット・ゴールドスタイン/Brett Goldstein(レジー/Reggie:荒っぽい双子、ノーフォークホーン種(声))

ブレット・ゴールドスタイン/Brett Goldstein(ロニー/Ronnie:荒っぽい双子、ノーフォークホーン種(声))

パトリック・スチュワート/Patrick Stewart(リッチフィールド卿/Sir Ritchfield:威厳のあるデンマークのランドレース種の羊(声))

レジーナ・ホール/Regina Hall(クラウド/Cloud:(ふわふわで女王気質のチェリオット種の羊(声))

ベラ・ラムジー/Bella Ramsey(ゾラ/Zora:好奇心旺盛な羊(声))

リス・ダービー/Rhys Darby(ウールアイ/Wool-Eyes:毛が長くて前が見えないロングウール種の羊(声))

 

Tommy Birchall(冬生まれの子羊)

 

モリー・ゴードン/Molly Gordon(レベッカ・ハムステッド/Rebecca Hampstead:ジョージの娘)

Emma Thompson(リディア・ハーボトル/Lydia Harbottle:ジョージの弁護士)

ニコラス・ガリツィン/Nicholas Galitzine(エリオット・マシューズ/Elliot Matthews:フェスの取材に来る記者)

 

Tosin Cole(ケレイブ・メロウ/Caleb Merrow:隣の牧場の羊飼い)

Conleth Hill(ハム・ギリアード/Ham Gilyard:町の肉屋)

ホン・チャウ/Hong Chau(ベス・ペノック/Beth Pennock:宿屋「パートリッジ・イン」の女主人)

ニコラス・ブラウン/Nicholas Braun(ティム・デリー/Tim Derry:巡査)

Kobna Holdbrook-Smith(ヒルコート/Hillcoate:牧師)

 

■映画の舞台

 

イギリスのどこか

デンブルック近郊

 

ロケ地:

イギリス:バッキンガムシャー

ハートフォードシャー

サリー

 

■簡単なあらすじ

 

羊飼いのジョージは、妻に先立たれたのちにデンブルックの町の郊外に居を構えていた

トレイラーハウスで寝泊まりをして、羊たちの世話をしながらも、町に出向くことはなかった

夜になるとお気に入りの推理小説を羊たちに読み聞かせるのが日課で、その夜も「犯人の一歩手前」で読み終えて寝てしまった

羊たちはジョージの言葉を理解していて、各々が事件の犯人当てを始める

群れには特別に利口なリリーがいて、犯人は彼女の推理通りの人物だった

 

町ではフェスの用意がされていて、町民たちは思い思いの商品を店頭に並べ始めた

そんな様子を取材に来たエリオットは、あまりにも小規模だったことに落胆を隠せない

取材の価値がないとして、早々に町を後にすることになったのだが、帰り道にて事故を起こしてしまい、レッカー車で町に戻ることになってしまった

 

だがその翌朝、ジョージは変わり果てた姿で発見されてしまった

デリーは「心臓発作だろう」と事件性がないと早々に結論づけてしまうものの、舞い戻ったエリオットは「殺人事件ではないか?」と勘繰って、デリーを焚き付けた

ヒーローになれると思ったデリーだったが、そこにジョージの娘とされるレベッカと、ジョージの相続を担当する弁護士リディアがやってきてしまう

リディアは2つの遺言状があると前置きし、ジョージが指名した町人の前でそれを読み上げた

そこには彼の遺産についてのことが書かれていて、預金は3000万ドルも残されていた

 

一方、リリーたちもジョージは殺されたと考えていて、なんとかして犯人を捕まえようと躍起になる

リリーが中心になって、モップルも力を貸し、群れから離れていたセバスチャンもそれに加わることになった

そして彼らは、何かを見つけるたびに、デリーにそれを見つけさせるように仕向けるのである

 

テーマ:愛情は伝わる

裏テーマ:悪者は目を見ればわかる

 

■ひとこと感想

 

予告編の情報しか仕入れていなかったので、ほのぼの羊映画だと思っていました

まさかの本格派ミステリーで、脚本も神がかったような完成度でしたね

羊たちのキャラも個性的で覚えやすく、人間サイドの関係性もわかりやすいものでした

 

映画は、ジョージがあっさりと死ぬところから始まり、当初は「心臓発作」で片付けられそうなところを、部外者である記者が「それ隠蔽するのおかしくね?」みたいな感じで展開していきます

おそらく殺人事件など起きたことのない町で、警察官も彼一人みたいな感じになっていましたね

そこで彼なりに容疑者を絞っていく中で、羊たちがその推理をお手伝いするという流れになっていました

この羊たちが推理するというところが面白くて、何気ない会話の中にいろんなものが隠されていました

 

犯人探しを一緒に出来るタイプのミステリーで、無茶な動機や方法もないのですが、犯人は本当に意外な人物でしたね

てっきり、誰々と誰々が結託してみたいなことを考えてしまいましたが、よくよく考えるとおかしなことだらけでしたね

また、羊たちが「悪人は目を見ればわかる」と言っていましたが、唯一「◯◯をつけていた」というところも伏線だったんだなあと感心してしまいましたよ

この◯◯をつけているのが二人いるのですが、どちらも本心を隠したまま行動していて、その改修も見事だったと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ひつじ探偵団【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105793/review/06505326/

 

公式HP:

https://hitsuji-tanteidan.jp/


■ゼイ・ウィル・キル・ユー

 

■オススメ度

 

コメディスプラッタが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.5.12(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:They Will Kill You(奴らがお前を殺しにくる)

情報:2026年、アメリカ、94分、R15+

ジャンル:謎のマンションに殴り込みをかける女性を描いたアクションホラーコメディ

 

監督:キリル・ソコロフ

脚本:キリル・ソコロフ&アレックス・リトバク

 

キャスト:

ザジー・ビーツ/Zazie Beetz(エイジア・リーヴス/Asia Reaves:メイドの仕事を始める元服役囚)

 

パトリシア・アークウェット/Patricia Arquette(リリー・ウッドハウス/Lily Woodhouse:マンション「バージル」の管理人)

パターソン・ジョセフ/Paterson Joseph(レイ・ウッドハウス/Ray:リリーの夫)

 

マイハラ/Myha’la(マリア・リーヴス/Maria Reaves:エイジアの妹)

   (幼少期:Orefile Moloi

 

トム・フェルトン/Tom Felton(ケビン・サリバン/Kevin:バージルの住人、夜這い男)

ヘザー・グラハム/Heather Graham(シャロン・バンダービルト/Sharon:バージルの住人、アンチエイジング化粧品会社の経営者)

 

Willie Ludik(ボブ・ソートン/Bob:大柄なバージルの住人)

David Viviers(スティーブ・ミラー/Tall Steve:背の高いスティーブ、バージルの住人)

Gabe Gabriel(スティーブ・ジョーンズ/Short Steve:背の低いスティーブ、バージルの住人)

 

Dorothy Ann Gould(アン・シープスマン/Anne Sheapman:バージルの住人、作家)

Mike Huff(シープマン博士/Dr. Sheapman:アンの夫、バージルの住人)

 

James Remar(豚の頭の声/The Pig’s Head:カルトが崇拝する「頭(ヘッド)」の声)

 

アンガス・サンプソン/Angus Sampson(The P.I.:エイジアが雇う私立探偵、弁護士)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク

マンハッタンにあるマンション「バージル」

 

ロケ地:

オーストラリア:ケープタウン

 

■簡単なあらすじ

 

暴力的な父親から逃げていたエイジアとマリアは、ある小売店にて逃げ場を失ってしまった

エイジアは父親に発砲し、マリアを置いて逃げてしまう

その後、エイジアは逮捕され、女子刑務所に服役することになった

 

それから10年後、エイジアはニューヨークにある高級マンション「バージル」を訪れた

彼女はイザベルという偽名で近づき、そこでメイドとして働こうと考えていた

管理人のリリーは彼女を出迎え、部屋へと案内する

だが、その部屋は異様な空間で、誰かに見られているような感覚があった

 

シャワーを浴びて、眠りについたエイジアだったが、夜中に気配を感じて飛び起きた

そこには奇妙なマスクをつけた男がいて、乱闘の末に、その男を気絶させた

さらに部屋に侵入しようとする輩がいて、エイジアは武器を振り翳して、輩たちを次々と殺していった

廊下に出ると、そこにはリリーがいて、「お前は何者だ」と告げる

エイジアは「妹を探しに来た」と言い、「生きていれば返せ、死んでいるなら仇を討つ」と言い放つ

そして、マンションに巣食う、奇妙な輩たちとのデスバトルが始まるのである

 

テーマ:郷に入れば、郷に従え

裏テーマ:後悔と贖罪

 

■ひとこと感想

 

悪魔崇拝のマンションにメイドに入る女が主役ぐらいの知識で鑑賞

間違っていないのだけれど、その前提は開始15分ぐらいで木っ端微塵になっていましたね

まさかの、目的ありきの乱入となっていて、有無を言わせずにバッタバッタと薙ぎ倒していきました

それでも、そのまま終わらないのが本作の特色で、敵にはある能力があった、ということになっています

 

映画は、いわゆるホラーアクションなのですが、どちらかと言えばコメディ路線で、妙な間の笑いを提供する場末の劇場で見られそうな感覚を覚えてしまいましたね

なんと言うか、王道ではない感じのズラし方があって、それを玄人っぽく見せているけど、客が笑ってくれているから成立している、と言う感じの笑いのような感覚ですね

なので、テイストが合わないと寒いのですが、めっちゃ寒くて凍えそうになりましたよ

 

アクションは結構頑張っていたと思いますが、既視感満載と言うか、もうアクションで新しいものを見せるのは無理ということなのかもしれません

若干、『キルビル』っぽいのかなと思ったりしましたが、それが正しい例えなのかはわかりません

物語性は皆無に等しく、どちらかと言えばステージをクリアするアクションゲームのようでしたね

それでも、ステージ9まで地道に昇るのかと思ったら、尺の都合であっさりと最上階に行ったのは笑ってしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ゼイ・ウィル・キル・ユー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105597/review/06505327/

 

公式HP:

https://they-will-kill-you.jp/


■シンプル・アクシデント 偶然

 

■オススメ度

 

ジャンルチェンジ映画の真髄を観たい人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.5.14(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Un Simple Accident(単純な偶然)、英題:It Was Just a Accident(それは単なる偶然だった)

 

情報:2025年、フランス&イラン&ルクセンブルク、103分、G

ジャンル:復讐相手を見つけた男が、本当に復讐相手かを確認する様子を描いたコメディ&スリラー

 

監督&脚本:ジャファル・パナヒ

 

キャスト:

ワヒド・モバシェリ/Vahid Mobasseri(ワヒド/Vahid:アゼルバイジャン人の自動車整備工)

 

マルヤム・アフシャリ/Mariam Afshari(シヴァ/Shiva:写真家)

 

エブラハム・アジジ/Ebrahim Azizi(ラシド・シャーサバリ:エグバルとして連れ回される男)

デルマズ・ナジャフィ/Delmaz Najafi(ニルファー:ラシドの娘)

アフサネ・ナジュムアバディ/Afssaneh Najmabadi(ラシドの妻、妊婦)

 

ハディス・パクバテン/Hadis Pakbaten(ゴルロク・ゴリ/Golrokh:花嫁、シヴァの友人)

マジッド・パナヒ/Majid Panahi(アリ/Ali:ゴルの花婿)

 

モハマッド・アリ・エリヤスメール/Mohamad Ali Elyasmehr(ハミド/Hamid:シヴァの元恋人)

 

ジョルジョス・ハシェムザデー/George Hashemzadeh(サラル/Salar:ワヒドの友人、本屋経営)

 

■映画の舞台

 

イランのどこか

 

ロケ地:

イラン各地

 

■簡単なあらすじ

 

イラン・テヘラン郊外に住んでいる自動車整備工のワヒドは、かつてシリア内戦にて軍部に捕まった過去を持ち、凄惨なる仕打ちを受けていた

その後解放されたものの、エグバルという名の義足をつけた看守のことが忘れられず、蔚積した想いは燻り続けていた

 

ある日のこと、彼の工場に自動車の修理に男が訪れた

その男は家族と共にどこかに向かうことになっていたが、その途中で立ち往生をしていた

地元民の手筈でワヒドの工場にたどり着いたものの、それは彼にとって悪夢の始まりだった

 

ワヒドは男が義足をつけていること、彼の軋んだ音に聞き覚えがあった

彼は男の後を付け、衝動的に誘拐してしまう

そして、郊外に穴を掘って埋めようとするものの、男は「人違い」であると繰り返した

 

ワヒドは監禁中に相手の顔を見ていなかったこともあり、その男がエグバルであるという確信を持てなかった

そこで、同じように収監された友人たちの力を借りて、この男がエグバルであるかを確認することになったのである

 

テーマ:暴力の連鎖

裏テーマ:新たな道を塞ぐ意味

 

■ひとこと感想

 

予告編の「復讐相手かどうかわからん」という情報だけを仕入れて鑑賞

何度も当局に捕まっている監督ということは有名で、近年の作品はだいたい観ていましたね

それにしても、今回もキレッキレだったなあと思いました

 

映画は、かつて理不尽な理由で投獄されたワヒドが「復讐相手を見つけた」というもので、埋める寸前になって「本当にこいつだろうか?」と思うところから始まります

監禁されていた時は目隠しをされていて、義足の音しか覚えていないのですが、そのために確信が持てないのですね

そこで友人を通じて、被害者に確認してもらうという流れになるのですが、登場人物全員やかましいキャラということになっていました

 

もう関わりたくないという友人から、乗った船だから降りない人もいるし、巻き込まれて乗らざるを得ない人もいます

相手を逃してしまうとその後が怖いというリスクがあるため、行くところまで行くしかないという感じなっていました

後半の怒涛の追い込みは強烈で、演じているとは言え、演者さんはかなり怖かったんじゃないかな、と思います

 

本作は、コメディっぽいところもありつつ、徐々に不穏な感じになっていくのですが、秀逸なのはラストでしょう

この解釈は色々できると思いますが、冒頭の事故も踏まえると意味深だなあと思ってしまいました

 

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【映画感想】シンプル・アクシデント 偶然【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://ttcg.jp/human_yurakucho/movie/1306000.html

 


■幕末ヒポクラテスたち

 

■オススメ度

 

医療映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.5.16(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、103分、G

ジャンル:幕末の医療現場の実情を描いた伝記映画

 

監督:緒方明

脚本:西岡琢也

原作:大森一樹「ヒポクラテスたち(1980年)』

 

キャスト:

佐々木蔵之介(大倉太吉:京都のはずれの村の蘭方医)

 

藤原季節(相良新左:気性の荒いヤクザ)

藤野涼子(相良峰:呉服屋の娘、新佐の妹)

栗原英雄(相良屋宗兵衛:相良屋の店主)

渋谷めぐみ(新左と峰の母)

 

柄本明(弾蔵:解剖の達人)

 

内藤剛志(荒川玄斎:葛根湯を信奉する漢方医)

田中偉登(玄庵/喜八:玄斎の息子)

   (幼少期:今津心之介

 

真木よう子(大倉フミ:太吉の妻)

川島鈴遥(りん:太吉の長女)

   (幼少期:安齋吏都

林ひより(せい:太吉の次女)

   (幼少期:大八木沙耶

葛飾心(一郎太:太吉の長男)

   (幼少期:今江翔

浅海翼(太吉の次男)

 

堀家一希(放念:寺の錦坊)

 

諏訪太朗(弥助:棺桶職人)

阿南健治(与市:母親を診てもらう村人、農民)

吉岡睦雄(分次:飯屋)

 

斉藤陽一郎(林原創作:新撰組の隊士)

 

室井滋(ナレーション)

 

■映画の舞台

 

1849年、

京都:洛南

黒川村

 

ロケ地:

京都府:京丹後市

五十里の里「民家苑」

https://maps.app.goo.gl/6F6ucvAdWWustBNB8?g_st=ic

 

静岡県:浜松市

瀧譚寺

https://maps.app.goo.gl/2v1MaNA3pDCTnAQP9?g_st=ic

 

京都市:右京区

京都庵 こい茶屋

https://maps.app.goo.gl/Rjhgq229WcLt5TfD9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1849年(嘉永2年)、京都・洛南にある黒川村には、二人の反発しあう医者がいた

一人は「何でも葛根湯」の漢方医・玄斎、そしてもう一人が西洋医学を取り入れた蘭方医・太吉だった

太吉は無償で村人の治療にあたり、時には玄斎の解決できない患者を診ることもあった

 

ある日のこと、太吉の元に京都の有名呉服屋の使いとして、新佐というヤクザ者がやってきた

彼は誰も直せない患者がいると言い、太吉はその無礼な振る舞いを叱責しつつも、病人には非がないとして京の町に出向くことになった

そこで適切な診断を下すことになり、患者の容態はみるみる良くなっていった

 

その後、野暮用で京に滞在することになった太吉だったが、食事処で腹を満たしているところに、怪我をした新佐が転がり込んできた

小刀で脇腹を刺されていたようで、太吉は恩師の日野先生を呼ぶように告げた

だが、日野は席を外しており、弟子たちは道具だけ抱えて戻ってきた

そこで太吉はダメもとで道具を握り、新佐の腎臓摘出の手術を行うことになったのである

 

テーマ:医術の先にある未来

裏テーマ:患者のために必要なこと

 

■ひとこと感想

 

江戸時代を舞台にして、漢方医と蘭方医の交わりを描いていました

京都府立医科大学の150周年記念作品として、京都療病院(前身となる病院、明治5年)に辿り着くまでの歴史の一部を紐解いていきます

太吉という医師は架空の存在ですが、当時実際にいたであろうことは想像に難くありません

蘭方医とは、主にオランダ商館医などから西洋医学を学んだ日本人医師のことで、いわゆる外科的な治療を行うという特色がありました

 

この時代には、杉田玄白による『解体新書』の翻訳をはじめとして、様々な情報が流入することになります

モデルなのかどうかはわかりませんが、当時は丹後国出身の蘭方医・新宮凉庭という医師がいて、彼が京都で開業したのは1819年のことでした

新宮凉庭は「順正書院」と呼ばれる「医学学校」を建てた人物でもあるので、劇中の太吉のイメージに近いと思います

 

その他にも、映画に登場する日野鼎哉は実際にいた医師で、彼は痘苗を入手し、京都に除痘館を作った人物でもあります

錦坊の放念が天然痘に罹っているシーンがありましたが、その後の流行病として登場した「ダームドティホス」は架空の感染症とされています

また、タイトルにもなっているヒポクラテスは古代ギリシャの医師で、いわゆる「医学の父」とされる人物でした

彼の名言とされる「人生は短く、医術は長い(Ars longa, vita brevis)」も超有名な言葉だと思います

 

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【映画感想】幕末ヒポクラテスたち【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105053/review/06511171/

 

公式HP:

https://gaga.ne.jp/bakuhippo_movie/


■スマッシング・マシーン

 

■オススメ度

 

総合格闘技が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.5.15(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:The Smashing Machine(破壊する機械)

情報:2025年、アメリカ、123分、G

ジャンル:総合格闘家マーク・ケアーの半生を描いた伝記映画

 

監督&脚本:ベニー・サフディ

 

キャスト:

ドウェイン・ジョンソン/Dwayne Johnson(マーク・ケアー/Mark Kerr:総合格闘技のトップスター)

 

エミリー・ブラント/Emily Blunt(ドーン・ステープルズ/Dawn Staples:マークの恋人)

 

ライアン・ベイダー/Ryan Bader(マーク・コールマン/Mark Coleman:トレーニングパートナー、総合格闘家)

バス・ルッテン/Bas Rutten(バス・ルッテン/Bas:本人役、マークの指導者、解説者)

 

オレクサンドル・ウシク/Oleksandr Usyk(イゴール・ボブチャンチン/Igor Vovchanchyn:「PRIDE12」の対戦相手)

石井慧/Satoshi Ishii(エンセン井上/Enson Inoue:「PRIDE 2000」の対戦相手)

Yoko Hamamura(藤井和之/Kazuyuki Fujita:「PRIDE2000」のコールマンの対戦相手)

 

布袋寅泰/Tomoyasu Hotei(本人役、国歌演奏のギタリスト)

 

【その他の出演者(登場順)】

Jerin Valel(セルジオ・バタレッリ/Sergio Batarelli:キックボクサー、ヴァーリトゥード・チャンピオンシップの主催者、ポールグラシアス戦のレフェリー)

Andre Tricoteux(ポール・ヴァレランス/Paul Varelans:総合格闘家、ヴァーリトゥード・チャンピオンシップのマークの対戦相手)

光浦靖子/Yasuko Mitsuura(「PRIDE」のディレクター、ルール説明)

大沢たかお/Takao Osawa(榊原信行氏/Mr. Sakakibara:「PRIDE」の運営者、RIZIN  FIGHTINGFEDERATIONの代表取締役)

Zoe Kosovic(マッケンジー・コールマン/McKenzie Coleman:マーク・コールマンの娘)

Lyndsey Gavin(ケリー・コールマン/Kelley Coleman:コールマンの妻)

マーク・ケアー/Mark Kerr(本人役、買い物客)

Marcus Aurelio(メストレ・ハルク/Mestre Hulk:総合格闘家)

Roberto de Abreu Filho(ファビオ・ゲルゲル/Fabio Gurgel:総合格闘家)

Lance Gibson(「UFC」のコンテンダー)

James Moontasri(小路晃/Akira Shoji:総合格闘家、「PRIDE 2000」のコールマンの対戦相手)

Paul Cheng(佐竹雅昭/Masaaki Satake:総合格闘家、「PRIDE 2000」の出場者)

岡見勇信/Yushin Okami(大塚アレクサンダー/Alexander Otsuka:総合格闘家、「PRIDE 2000」のイゴールの対戦相手)

Marcus Vinicios(エベンゼール・フォンテス・ブラガ/Ebenezer Fontes Braga:総合格闘家、「PRIDE 2000」の小路の対戦相手)

Adam Santos(ヒカルド・モラエス/Ricardo Morais:総合格闘家、「PRIDE 2000」の出場者)

 

 

■映画の舞台

 

1997年~2000年、

アメリカ

アリゾナ州:フェニックス

日本:東京

 

ロケ地:

アメリカ:ニューメキシコ州

 

■簡単なあらすじ

 

1997年、レスリングで名を馳せたマーク・ケアーは、その新天地をMMA(総合格闘技)の道を選ぶことになった

盟友のコールマンと共にトレーニングをして、リングに上がる中、「The Smashing Machine(破壊する機械)」の異名を得るようになった

ポール・ヴァレランスを破って総合格闘技のデビューを果たしたマークは、オクタゴンでも勝利を収め、東京で行われる「PRIDE」からのオファーを受けることになった

 

その試合では「頭部への蹴りは禁止」という新たなルールが設定されたものの、対戦相手のイゴールはそれを無視して攻撃を行った

それをレフェリーが止めることなく試合は終わり、マークは納得のいかない敗戦を突きつけられた

コミッショナーの榊原に直談判をしたところ、その試合は無効試合という判断がなされた

 

その後マークは、初めての敗戦からオピオイドに依存するようになり、恋人ドーンとの関係も悪化していく

そして、とうとう薬物の過剰摂取によって倒れてしまい、救急搬送されてしまった

マークの元にコールマンが駆けつけ、彼は意を決してリハビリに臨むことになったのである

 

テーマ:勝利のほつれを埋めたもの

裏テーマ:何と戦っているのか

 

■ひとこと感想

 

総合格闘技は年末の特番すら見ないタイプで、興味がないというよりは優先順位が低いコンテンツという位置付けになっています

それでもニュースになっているものは目に入ってくるので、マーク・ケアーを知らないということはなかったですね

彼がどのような選手で、どれだけの実績を残したのかは知らなかったので、意外な戦績で幕を閉じたのは驚いてしまいました

 

映画では、無敵と謳われた「その後」を描いていて、一度の転落から歯車が狂う様子が取り上げられていました

特にドーンとの不和がメインになっていて、ともに存命なのに大丈夫なのか、と思ってしまいました

それでも、ファイターの目線における女性の存在という観点で言えば、男性的な共感部分が多いように思います

 

マークもドーンもどちらかと言えば自己中心的な人物なので、どうしてこの二人が一緒になったのかの方が気になってしまいましたね

映画のラストでも二人が「無事」に結婚したことが報告されますが、子どもが生まれた直後に離婚していたりします

何があったのかはわかりませんが、なんとなく上手くいく感じはしなかった、というのが正直なところでしょうか

とは言え、映画ではそう見せている部分があるので、実際には思いもよらない理由だったということはあるだろうし、当人の中にしか理由というものはないように思えました

 

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■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://happinet-phantom.com/a24/smashingmachine/index.html


■君のクイズ

 

■オススメ度

 

クイズ映画に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.5.15(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、119分、G

ジャンル:0文字解答のからくりを探す様子を描いたミステリー映画

 

監督:吉野耕平

脚本:おかざきさとこ&吉野耕平

原作:小川哲『君のクイズ』

 

キャスト:

中村倫也(三島玲央:0文字解答の謎に挑むクイズ王)

   (中学生時代:原田琥之佑

   (幼少期:岩川晴

神木隆之介(本庄絆:0文字解答で正解した男)

   (中学校時代:大倉琉人

 

森川葵(富塚頼子:クイズプレイヤー)

水沢林太郎(赤岩:クイズプレイヤー)

福澤重文(馬場:クイズプレイヤー)

吉住(椎名:クイズプレイヤー)

 

ムロツヨシ(坂田泰彦:「Q-1グランプリ」総合演出家)

川島潤哉(番組のプロデューサー)

坂東工(「Q-1グランプリ」のMC)

磯見初奈(「Q-1グランプリ」の出題者)

 

大西利空(本庄裕翔:絆の弟)

堀田真由(桐崎恵茉:玲央の元恋人)

 

ユースケ・サンタマリア(片桐俊作:雑誌の記者)

白宮みずほ(田代由紀:雑誌の記者)

 

阿部亮平(クイズ研究部の顧問、中学校の教師)

 

伊沢拓司(「Qのすべて」の司会者)

日比麻音子(「Qのすべて」の出題者)

 

■映画の舞台

 

都内のどこかのスタジオ

 

ロケ地:

東京都:港区

スカパーJSAT

https://maps.app.goo.gl/1hHyz9yhy6sLbUnr5?g_st=ic

 

千葉県:千葉市

エムベイポイント幕張

https://maps.app.goo.gl/VVnJjgQjpYDwTy3K6?g_st=ic

 

神奈川県:川崎市

川崎市国際交流センター

https://maps.app.goo.gl/SdMve5e8jUnXaZLT6?g_st=ic

 

東京都:世田谷区

カフェ・ラ・ポエム 世田谷

https://maps.app.goo.gl/e4gbLgDCQiW5uQi28?g_st=ic

 

埼玉県:戸田市

戸田市健康福祉の杜

https://maps.app.goo.gl/eGa1zzHcW6JRRK3S7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

クイズ番組「Q-1グランプリ」の決勝にて、クイズ王・三島玲央と天才肌の本庄絆が争うことになった

一進一退の攻防が続き、最終問題を答えた方が勝ちという状況の中、本庄は「問題を1文字も聞かずに正解する」ということをやってのけた

三島は呆然とし、何が起こったのかわからないまま番組は終了してしまう

 

その後、その結末は社会現象となり、本庄を勝たせるためにヤラセが行われたのではないかと勘繰られるようになった

三島は次々と番組降板を余儀なくされるものの、そんな折、「Q-1グランプリ」の演出家・坂田は「0文字解答の検証番組」を生放送で行うという企画を立てた

三島を含めた準決勝まで勝ち残ったプレイヤーが集まり、問題のシーンを検証することになった

 

三島たちは本庄のクイズのテクニックを説明しながら、彼がどうして「0文字解答」を行ったのか深掘りしていく

だが、番組は先行き不透明で、視聴率も大して上がらない

そんな時、坂田の仕掛けが発動する

それは、本庄の弟を生出演させるというもので、そこで意外な事実が示されることになったのである

 

テーマ:クイズと人生

裏テーマ:自己演出と他者演出

 

■ひとこと感想

 

原作は未読で、映画の予告編の情報のみで鑑賞

あるクイズ番組にて「0文字で解答した」ということが物議を醸していて、ヤラセ以外の答えがあるのか?という展開になっていました

そのネタバレに関しては納得が行くものの、その背景にあるプレイヤーたちの背景を描くヒューマンドラマが「蛇足」っぽく思える部分がありました

 

メインの三島と元恋人のエピソードはさることながら、モブ的な立ち位置のクイズプレイヤーのその後はいらないと思うし、何なら森川葵ひとりだけでも成立すると思います

この手の映画にヒューマンドラマ部分が必要だとしても、三島と本庄以外には不要だし、骨子としての「0文字解答の真相」がわかった段階で映画を綺麗にまとめることもできたでしょう

でも、その後「実はね」を何回も繰り返していく流れになっていて、このあたりのシーンのテンポの悪さが気になりました

 

原作準拠なのかもしれませんが、ドラマ部分を構築するとしても「回想と問題の関係の提示」だけで良くて、それ以上のものは不要だと思います

本庄が0文字解答に至った理由とその背景、それに呼応する三島の背景というものだけで十分で、それが付合した瞬間に映画が終わらないと締まらないと言えます

とにかく「いつ終わるんだろう」という感じのエピローグが多くて、そのために完成度が低めの作品になってしまったように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】君のクイズ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104894/review/06515224/

 

公式HP:

https://yourownquiz.toho-movie.jp/


■THE  MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女

 

■オススメ度

 

ミイラ系ホラーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.5.19(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:Lee Cronin‘s The Mummy(リー・クローニンの『The Mummy』)

情報:2026年、アイルランド&アメリカ、135分、R15+

ジャンル:失踪した娘の異変に巻き込まれる家族を描いたホラー映画

 

監督&脚本:リー・クローニン

 

キャスト:

ジャック・レイナー/Jack Reynor(チャーリー・キャノン/Charlie Cannon:カイロ在住のテレビ特派員)

ライア・コスタ/Laia Costa(ラリッサ・キャノン/Larissa Cannon:妊娠中のチャーリーの妻、看護師)

 

ナタリー・グレイス/Natalie Grace(ケイティ・キャノン/Katie Cannon:失踪する夫婦の娘)

   (幼少期:Emily Mitchell

Shylo Molina(セブ/セバスチャン・キャノン/Sebastián Cannon:夫婦の息子)

   (幼少期:Dean Allen Williams

Billie Roy(モード・キャノン/Maud Cannon:夫婦の娘、次女)

 

メイ・キャラマウィ/May Calamawy(ダリア・ザキ/Dalia Zaki:エジプト・カイロ警察の刑事、8年前はザマレク警察署の巡査)

 

ベロニカ・ファルコン/Veronica Falcón(カルメン・サンティアゴ/Carmen Santiago:ラリッサの母、敬虔なクリスチャン)

 

Hayat Kamille(魔術師/The Magician:レイラの母を名乗る女)

May Elghety(レイラ・カリル/Layla Khalil:ケイティのカイロ時代の友だち)

   (幼少期:Aisha Laouini

 

■映画の舞台

 

エジプト:カイロ&アスワン

 

アメリカ:ニューメキシコ州

アルバカーキ

 

ロケ地:

アイルランド

スペイン:アルメリア

 

■簡単なあらすじ

 

アメリカ人ジャーナリストのチャーリー・キャノンは、仕事のために身重の妻・ラリッサと、娘ケイティ、息子セブを連れて、エジプトのアスワンに在住していた

ケイティはガールスカウトに入っていて、そこで覚えたモールス信号にハマっていた

彼女は庭にあるテーブルでママごとをするのが好きで、その日も人形のベロニカと遊ぶつもりだった

だが、友だちのレイラの母親だという女がフェンス越しに登場し、袋詰めのお菓子を持って、ケイティに近づいていた

 

その頃、チャーリーはニューヨークでの仕事が決まり、妻にそのことを報告していた

チャーリーは戸棚にあるものを見つけて、妻に問い質したところ、身に覚えがないと言う

彼は妙な不安感に苛まれ、セブとケイティの無事を確かめる

だが、ケイティの姿はなく、彼女の遊び場にもいない

よく見ると、フェンスの一部が壊れていて、誰かが連れ去ったのだと確信する

通りに出て、街に向かうと、女の子を抱き抱えている何者かを見つけて追いかけた

 

砂嵐の到来によって、娘を見失ったチャーリーは、地元の警察署に捜索依頼をかける

だが、担当部署の刑事は「親が殺したのを隠している」と現地語で話し、それを聞き取ったチャーリーは激昂し、警官たちに喰ってかかる

だが、その後も捜査に進展はなく、8年もの歳月が流れてしまったのである

 

テーマ:因果応報

裏テーマ:ミイラを護るもの

 

 

■ひとこと感想

 

これまでに何度となく映画化されたネタのリメイクかと思っていましたが、どうやらリー・クローニン監督によるオリジナル作品のようですね

ブラムハウス制作ということで、ガチのホラーだとは思いましたが、なんというか「怖いというより気持ち悪い」という映画でしたね

生理的嫌悪感の凄い作品で、繰り返して観たいと思えなかったのが率直な感想でした

 

映画は、失踪した娘がミイラの棺桶の中で発見されるというもので、どうしてこうなった感の強い再会が描かれています

土地勘がないので地名に苦労しましたが、元々チャーリーたちが在住していたのはカイロで、飛行機が墜落したアスワンというのはカイロからひたすら南に行ったところにあります

その8年後のパートでは、ケイティの祖母の家に住むことになり、そこがアメリカ・ニューメキシコ州のアルバカーキとなっていました

ケイティの一件でニューヨーク行きは流れたようで、アルバカーキのテレビ局のディレクターになっていました

なので、ザキ刑事がカイロからアルバカーキに来たことになるのですが、一瞬すぎて「まだエジプトにいたのかな」とか思ってしまいました

 

物語は、ミイラの中に封印した悪魔を巡るもので、エジプトの考古学的なものが登場していました

当初、発見した研究者=教授だと思っていたのですが、別人でしたね

モブ的なキャラにもしっかりと名前が付いていて、祖母の友人に二人にも名前があって、それがマリアと言うのは意味深のように思います

それにしても、壮絶でしたねえ、マリア様

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】THE MUMMY / ザ・マミー 棺の中の少女【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

 

 

公式HP:

https://the-mummy-movie.jp/


■廃用身

 

■オススメ度

 

廃用身に関するケアに興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.5.20(TOHOシネマズくずはモール)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、125分、PG12

ジャンル:廃用身を抱えた患者に対する新しいサービスを試みる医師を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:吉田光希

原作:久坂部羊『廃用身』

 

キャスト:

染谷将太(漆原糾:「異人坂クリニック」の院長)

 

北村有起哉(矢倉俊太郎:医療誌の編集者)

 

瀧内公美(漆原菊子:糾の身重の妻)

 

六平直政(岩上武一:Aケアの第1症例の患者)

廣末哲万(岩上の息子)

亀岡園子(岩上の妻)

 

中村映里子(ケアマネージャー)

中井友望(内野:Aケアについて不安を覚える看護師)

吉岡睦雄(磯部:執刀医)

 

田村泰次郎(Aケアに反発する施設の利用者)

 

高橋かすみ(南かず子:Aケアの取材を受ける利用者)

 

仲野元子(引野コトエ:片腕麻痺の利用者)

正木佐和(Aケアを望むコトエの娘)

 

上岡紘子(小清水きくゑ:タバコで火傷をする認知症の利用者)

田中美登里(きくゑの娘)

 

飯田圭子(矢倉の母)

植吉(矢倉の父)

 

伊藤公一(矢倉の同僚記者)

 

ただのあっ子(改善を望んでAケアに同意するまさるの妻)

 

蓮池桂子(とき枝:認知症の利用者)

平田敦子(介護疲れのとき枝の娘、集合住宅)

 

外海多伽子(大西マサ:冒頭のAケア後の老女)

 

並木愛枝(クリニックの看護師、後日取材)

宇乃うめの(クリニックの看護師)

影山祐子(村田:リハビリスタッフ)

 

■映画の舞台

 

デイケア「異人坂クリニック」

 

ロケ地:

千葉県:浦安市

やしの木会 浦安中央病院

https://maps.app.goo.gl/dcaiCLwSSuanUkG97?g_st=ic

 

神奈川県:海老名市

介護老人保健施設 アゼリア

https://maps.app.goo.gl/WurXVJHkb81ThSUt7?g_st=ic

 

東京都:世田谷区

松本記念音楽迎賓館

https://maps.app.goo.gl/M9aBe3BeUM19QWQq6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

都内某所にて、「異人坂クリニック」の医師をしている漆原は、かつて外科医として働き、その後は海外留学を得て、雇われ院長の座に就いていた

彼は訪問診療、デイケア診療などを通じて患者と向き合い、様々なケアを施していく

彼には身重の妻・菊子がいて、彼女もそんな彼を支えていた

 

ある日のこと、テレビ番組で下肢欠損のスポーツ選手の特集番組を見た漆原は、下肢のないことが生活の質を下げるとは限らないことを知る

そして、褥瘡の治りの悪い患者などをケアしていく中で、廃用身となった四肢を切断することで、ADLの向上やケアの負担が減るのではと考え始めた

スタッフを集めて説明を行うと、「合理的」という声がある一方で、「怖い」という感覚的なことを述べるスタッフもいた

 

そんな折、敗血症の恐れのある患者の左下肢の切断を行うことになり、その説明の際に「廃用身の切断の効果」について患者と家族に説明することになった

家族も「動かないのなら」と理解を示し、実際に切断した後に体が軽くなったと感じた患者は、漆原の提唱する「Aケア」を行うことを決める

そして、大学病院の執刀医に協力を依頼し、患者のもう一方の足と腕を切断することになったのである

 

テーマ:論理的理解と非論理的不受容

裏テーマ:抜本的解決の方向性

 

■ひとこと感想

 

タイトルの言葉からすでに意味不明な感じで、説明を聞くと「そんな言葉があるのですね」と驚くと言った感じで、映画はその「廃用身」をケアのために切ってしまおうという流れになっていきます

確かに漆原の提唱する理由は合理性がありますが、看護師の内野が感じる「怖さ」というものも理解できると思います

漠然とした何かには様々なものが含まれると思いますが、その中には「四肢欠損」に対する個々が混じているものもあるのだと感じます

 

これらは脳の防御反応と言われていて、自分自身がその状態になったことを想像していまい、不可逆的なダメージを負うことを感じてしまうからだと考えられます

さらに自分自身を含めた社会全体が抱える偏見や無知に晒されるという恐怖感があって、これらは社会の成熟性も関係すると思いますが、いまだに根強くある可能性は否定できません

 

映画では、実際に行われているかのような錯覚を覚えるリアリティがあって、それでも「日本はこの方向には向かわないだろうな」と思わせるものがありました

確かに合理的であるとは思いますが、それを言い出すと歯止めが効かなくなる恐れがあります

動かないから負担軽減のために切断ということが社会的に認められ始めたとき、そこで起こるのは「なぜ、あなたはそれをしないのですか?」という支持者からの無言の圧であり、その空気そのものが「介護の現場の空気を変えてしまう」からなのですね

ただでさえ、誰かに負担を強いているという状況が自分を苦しめているのに、そこに更なるテーゼというものを押し付けてしまうことになります

それゆえに、論理性を持った概念は、非論理性を駆逐する途上で、新たな論理性によって崩壊に向かう、とも言えるのかもしれません

 

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【映画感想】廃用身【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105287/review/06540926/

 

公式HP:

https://haiyoshin.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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