■映画鑑賞まとめ■
4月、第2週(2026.4.13~2026.4.19)
■ダーティ・エンジェルズ
■オススメ度
特殊部隊員の暗躍映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.4.13(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Dirty Angels(汚れた天使たち)
情報:2024年、アメリカ&ブルガリア、104分、R15+
ジャンル:人質救出に向かう多国籍女子特殊部隊員の活躍を描いたアクション映画
監督:マーティン・キャンベル
脚本:アリッサ・サリバン・ハギス&ジョナス・マッコード
キャスト:
エヴァ・グリーン/Eva Green(ジェシカ・ラビート/ジェイク/Jake:指揮官に任命される兵士)
マリア・バカローバ/Maria Bakalova(ボム/The Bomb/テレサ:爆弾担当)
ルビー・ローズ/Ruby Rose(メディック/Medic/ジェーン:医者とデキてる衛生兵)
ジョージョー・T・ギッブス/Jojo T. Gibbs(ギーク/Geek/シェール:エンジニア、ドローン操縦士)
Emily Bruni(シューター/Shooter/レイチェル:狙撃兵)
Rona-Lee Shimon(ロッキー/Rocky/ラケル:整備士)
Reza Brojerdi(マリーク/Malik:アフガニスタン人のトラック運転手)
Aziz Çapkurt(アッバス/Abbas:マリクの兄、タクシー運転手)
クリストファー・バッカス/Christopher Backus(トラヴィス/Travis:コーディネーター)
Edmund Kingsley(マイク医師/Dr. Mike:国際人道支援の医師)
George Iskandar(アミール/Amir:ISISのテロリストのリーダー)
Laëtitia Eïdo(アウィナ/Awina:ジェイクの友人、アフガニスタン人、タリバンの内通者)
May Kurtz(バディア/Badia:元教育大臣の娘、ISISの人質)
Esti Yerushalmi(ドゥラニ/Minister Durani:元教育大臣、バディアの母親)
Shaya McCord(サラ/Sarah:ブロンドの女子高生、ISISの解放される人質)
Vassilis Koukalani(バシール/Bashir:ドゥラニの旧友)
Mihalis Aerakis(シェイク・アリ=シマリ/Sheik Al-Shimali:タリバンの聖職者)
■映画の舞台
2021年、
アフガニスタン
パキスタン
クエッタ国際女子学校
アメリカ:カリフォルニア州
フォート・アーウィン/Fort Irwin
ロケ地:
モロッコ
ブルガリア
ギリシャ:テッサロキニ
https://maps.app.goo.gl/91mWwajXrRQJirKw8
■簡単なあらすじ
2021年、アフガニスタンの軍事作戦に従事していたジェイクは、作戦の失敗によって捕虜となり、ISISの囚われとなっていた
ISISのテロ組織のリーダー・アミールは、「お前の番だ」と言い、捕虜になっている仲間たちに投石による処刑を言い渡した
拒否をすると村人が殺されるという鬼畜の所業で、仲間達はやむを得ずに投石と行う
だが、アメリカの救援隊がそこにやってきて、ジェイクは救われることになった
仲間を見捨てて帰投せざるを得なかったものの、ジェイクは助けてくれたコリンズ准尉を軍法会議にかけるように進言する
大佐は頭を冷やすように命じ、審議は週明けに継続されることになった
そんな彼女の元に、軍事コーディネーターのトラヴィスが声をかけた
彼はある筋からの情報によって、ISISに拉致された要人の娘の保護の依頼を受けていた
そこでトラヴィスは「多国籍の女性だけを集めたチーム」を作り、ジェイクにリーダーとなって、少女たちの救出をするように告げた
チームは「偽名を使う」為に、コードネーム代わりに役職名を使うことになったが、一癖も二癖もある部隊員だった
そしてジェイクは、自身の伝手を使って、別ルートで少女たちの居場所を探し始めるのである
テーマ:贖罪と使命
裏テーマ:過去に落とし前をつける方法
■ひとこと感想
史実ではなさそうなISIS関連の救出劇で、「多国籍で女性の比率を増やさなければならないミッション」という、意味不明な設定がありました
いわゆるジェンダーの社会問題を揶揄している感じで、さらっとした設定が緊張感を削いでいましたね
名うてか知らないけど、役職名で呼び合う即席チームがあって、その指揮を執るという内容になっていました
冒頭からISISは非道だよという印象操作を行うのですが、そもそも相手が何者かわからない状態で始まり、タリバンの内通者が現れたりします
物語内の人間関係というよりは「組織のパワーバランス」がわからない作品で、それは誰が味方かどうかよりも重要のように思います
2021年のアフガン情勢を知っている上で物語が進むのですが、情勢が正確であるかはあまり関係ないように思いました
映画は、生き残ったジェイクが「根も葉もない噂」に晒されていて、それゆえに孤立するのですが、それが一緒に戦って行く中で「誤解が解ける」みたいな流れになっています
仲間を見捨てないと言いながらも、見捨てざるを得ない場面が登場し、それが繰り返される事で「自身の中で大切にしていた線引き=倫理観」というものが崩壊していく様子が描かれます
とは言え、中途半端にエンタメに特化している感じなので、そこまで深く考える必要はないのかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105326/review/06394937/
公式HP:
https://klockworx.com/movies/dirtyangels/
■ヴィットリア 抱きしめて
■オススメ度
養子縁組のリアルを体感したい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.4.14(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Vittoria(ヴィットリア)
情報:2024年、イタリア、84分、G
ジャンル:女の子を欲しがる三児の母とその家族を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:アレッサンドロ・カッシゴリ&ケイシー・カウフマン
キャスト:
マリレーナ・アマート/Marilena Amato(ジャスミン/Jasmine:3人の息子を育てる母、ヘアサロンの経営者)
ニーナ・ロレンツァ・チャーノ/Nina Lorenza Ciano(ヴィットリア/Vittoria:養子縁組に選ばれる少女)
ジェナロ・スカリーカ/Gennaro Scarica(リーノ/Rino:ジャスミンの夫、木工職人)
ヴィンチェンツィオ・スカリーカ/Vincenzo Scarica(ヴィンチェンツォ:ジャスミンの息子、長男、22歳)
エマニュエル・スカリーカ/Emmanuel Scarica(マヌエル:ジャスミンの息子、中学生)
ルカ・ヴェルヴェディーレ/Luca Belvedere(ルカ:ジャスミンの息子、末っ子)
アニタ・アマート/Anita Amato(アニタ:ジャスミンの姉)
■映画の舞台
2016年、
イタリア:
トッレ・アンヌンツィアータ
https://maps.app.goo.gl/KFyHJNwLA6FoEC4v5?g_st=ic
ナポリ
ローマ
ベラルーシ
ロケ地:
イタリア:
トッレ・アンヌンツィアータ
■簡単なあらすじ
イタリア・ナポリ南部のトッレ・アンヌンツィアータに住んでいる美容師のジャスミンは、木工職人の夫リーノとともに3人の息子を育てていた
長男のヴィンチェンツォはジャスミンの経営する美容室で修行中で、次男マヌエルはスマホに夢中な中学生、末っ子のルカは大人しくて手がかからない子だった
夫は資金を貯めて、カプリに工場を進出させて事業を拡大させたいと考えていた
ある日のこと、ジャスミンはしきりに「夢でみた女の子のことが忘れられない」と言い出し、長男に「妹ができたらどうする?」と疑問を投げかけた
長男は「夫婦で決めたら良い」と言い、「どっちでもいい」とはぐらかした
ジャスミンは夫に相談する前に方々から情報を集め始めていて、姉のアニタや養子縁組の経験のある友人たちから話を聞くことになった
それからしばらく経った日のこと、ジャスミンは長男の23歳の誕生パーティーの場にて、「養子を取る」と宣言してしまう
夫は別室にジャスミンを連れ出して「相談も無しに発表するな」と怒り出す
それでもジャスミンは頑なに「女の子の養子を取ること」を考えていたのだが、そのためには「ある問題」が立ちはだかってしまうのである
テーマ:個人のエゴと家族の愛
裏テーマ:執着と決意
■ひとこと感想
国際養子縁組を行った実際の夫婦の物語を、まさかの本人で再現映画を作るという斜め上の作品となっています
演技素人とは思えないのですが、家族が全員そのままなので、そこまで演技をしていないのかもしれません
それでも、内容を考えると、仮名とは言え、家族総出で出演するのは凄いなあと思いました
実際の職業もそのままなので、実録に近い感じで、2016年の出来事なので、ヴィットリアだけは演者さんが演じているようですね
それでも、ラストの本人映像をみると、ものすごく良く似たお嬢さんを見つけたなあと思ってしまいました
国によっては色んな規制があるようですが、養子縁組で「性別を選べない」というのは驚きでしたね
国籍などを選べても、性別だけがタブーなのは意味不明だし、言葉が遅れているという情報が実は、というのもなかなか強烈な展開で、映画のように困惑したんだろうなあと思いました
映画として観るか、ドキュメンタリーとして観るかはなんとも言えない部分がありますが、いろんな脚色は入っているようで、ラストに物語を象徴するようなエピソードがありました
あの出来事が実際のことなのか演出なのかはわかりませんが、養子を持つということは、どこか感覚的な部分が強いのかな、と思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105119/review/06396464/
公式HP:
https://cinema.starcat.co.jp/vittoria/
■ハムネット
■オススメ度
『ハムレット』制作秘話に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.15(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Hamnet(ハムネット=息子の名前)
情報:2025年、イギリス、126分、G
ジャンル:シェイクスピアが『ハムネット』を書くに至った経緯を妻目線で描いた伝記映画
監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ&マギー・オファーレル
原作:マギー・オファーレル『Hamnet(2020年)』
キャスト:
ジェシー・バックリー/Jessie Buckley(アグネス・シェイクスピア/Agnes:森の魔女と呼ばれている別の土地から来た女性)
(幼少期:Faith Delaney)
ポール・メルカル/Paul Mescal(ウィリアム・シェイクスピア/Will:アグネスと恋仲に落ちるラテン語の教師)
デヴィッド・ワイルモット/David Wilmot(ジョン・シェイクスピア/John:ウィリアムの父、皮手袋職人)
エミリー・ワトソン/Emily Watson(メアリー・アーデン/Mary:ウィリアムの母)
Freya Hannan-Mills(イライザ・シェイクスピア/Eliza:ウィリアムの妹)
James Skinner(ギルバート・シェイクスピア/Gilbert:ウィリアムの弟)
Elliot Baxter(リチャード・シェイクスピア/Richard:ウィリアムの弟)
Dainton Anderson(エドモンド・シェイクスピア/Edmond:ウィリアムの末弟)
ジャコビ・ジュプ/Jacobi Jupe(ハムネット・シェイクスピア/Hamnet:アグネスとウィリアムの双子、息子)
オリヴィア・ライン/Olivia Lynes(ジュディス・シェイクスピア/Judith:アグネスとウィリアムの双子、娘)
ボディ・レイ・ブレスナック/Bodhi Rae Breathnach(スザンナ/Susanna:アグネスの娘、長女)
ジョー・アルウィン/Joe Alwyn(バーソロミュー・ハサウェイ/Bartholomew:アグネスの弟)
(幼少期:Smylie Bradwell)
Justine Mitchell(ジョアン・ハサウェイ/Joan:アグネスの継母)
Louisa Harland(ローワン/Rowan:アグネスの実母)
【劇中舞台の演者】
ノア・ジュプ/Noah Jupe(ハムレット/Hamlet:父を亡くした若き汪)
■映画の舞台
1580年、
イングランド:ストラトフォード
https://maps.app.goo.gl/spBJfY58hkwYC7y46?g_st=ic
イングランド:ロンドン
グローブ座(現在のシェイクスピアズ・グローブ)
https://maps.app.goo.gl/zncfoLbwMmfsx6xv9?g_st=ic
ロケ地:
イングランド:ウェールズ
イングランド:ヘリフォード
ウェオブリー村
https://maps.app.goo.gl/F8ekiHtuCcXzRPNh7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1580年、イギリスのロンドン郊外にある村では、羊皮職人の父の手伝いをしながら、ラテン語の教鞭を執っているウィリアム・シェイクスピアがいた
ある日のこと、教室の外に鷹狩りをしていた女性を見かけたウィルは、興味本位で彼女に声を掛けた
女は名前を教えることも拒むものの、ウィルは「キスをしながら自分の名前を言うよ」と口説いた
その後、別の場所で再会を果たした二人は、ウィルの言うようにキスをしながら「アグネス」と言う名前を教えてもらい、そのまま燃え上がってしまう
彼女は「魔女」と呼ばれて村人から爪弾きにされていたが、ウィルにはそんなことは関係なかった
アグネスは早々にウィルの子どもを身ごもり、双方の家族は二人の意思を尊重し、結婚させることになった
ウィルは父と疎遠になり、ロンドンに出て、創作活動を加速させる
子どもは無事に生まれるものの、それもつかの間のこと、今度は双子が生まれてしまう
ハムネットは健康的に生まれたものの、ジュディスは出産直後に息をしていなかったこともあって、そのまま病弱なまま年を重ねることになった
そして、イングランドでは流行病のペストが流行し始め、ジュディスは高熱を出して、命の危機に晒されてしまうのである
テーマ:妻目線の創作活動
裏テーマ:悲しみを作品に投影させる意味
■ひとこと感想
ウィリアム・シェイクスピアの有名な戯曲『ハムレット』の誕生秘話を描いた作品で、いわゆる「妻目線」になっているところが本作の新しい角度ということになります
『ハムレット』を知っているかどうかで物語の理解度は変わりますが、全く知らなくても本作の流れは理解できるでしょう
それよりも「シェイクスピアの家族の歴史を知っている」方が、サプライズがなくて退屈に思えるかもしれません
映画は、ウィルとアグネスの出会いから子どもを授かるまでをあっさりと描き、長女のスザンナはあっという間に成長していました
時間の流れが瞬間移動するのですが、ハムネットが出てこないと話が始まらないので仕方ないところでしょうか
さすがにスザンナが生まれたところを省略するのも微妙で、それよりは「ウィリアムが言葉巧みな実質ナンパ野郎だった」というくだりを入れるのを重視したようにも思えます
物語としては、家族を顧みず、息子の死にも間にあ合わない父親がいて、それでも息子と妻への贖罪を「作品を通じて行う」というウィルが描かれて行きます
これは彼なりのハムネットへの愛情であると思うし、アグネスに対して見せたかった物だったのでしょう
この夫婦はソウルメイトに近い関係に思えますが、ハムネットとジュディスもそのような関係のように思えてしまいます
様々な伏線が張り巡らされていて、何気ない会話も『ハムレット』に通じて行くので、テイストが合う人は感動できるんじゃないかな、と思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104631/review/06403243/
公式HP:
■ライスボーイ/Rice Boy
■オススメ度
シングスマザーの苦悩を描いた作品に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.4.16(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Riceboy Sleeps(ライスボーイは眠っている)
情報:2022年、カナダ、117分、PG12
ジャンル:カナダに移住した韓国人母子を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:アンソニー・シム
キャスト:
チェ・スンユン/Choi Seung-yoon(キム・ソヨン/So-Young:カナダに息子を連れて移住したシングルマザー)
イーサン・ファン/Ethan Hwang(キム・ドンヒョン/Dong-Hyun:ソヨンの息子、小学生、カナダでの名前はデービッド)
(青年期:ドノヒョン・ノエル・ファン/Dohyun Noel Hwang)
カン・インソン/Kang In Sung(ウォンシク/Won-Shik:ソヨンの元夫)
カン・インソン/Kang In Sung(インシク/In-Shik:ウォンシクの弟)
ジェリナ・ソン/Jerina Son(ミソン/Mi-Sun:ソヨンの工場の同僚)
ハンター・ディロン/Hunter Dillon(ハリー/Harry:ドンヒョンの高校時代の悪友)
アンソニー・シム/Anthony Shim(サイモン/Simon:ソヨンと恋仲になる工場の取引先の社員)
■映画の舞台
オーストラリア:バンクーバー
ロケ地:
カナダ:ブリテイッシュコロンビア州
メイプルリッジ/Maple Ridge
https://maps.app.goo.gl/r2b8FUPCVpsH5H7s6?g_st=ic
ピット・メドウズ/Pitt Meadows
https://maps.app.goo.gl/bKFFEuNUUafKAhuk9?g_st=ic
韓国:
江原特別自治道/Ganqwon-Do
https://maps.app.goo.gl/Lrg9GDBv9cBKyTsf9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1960年、韓国にてウォンシクという青年と出会ったミソンは恋に落ち、それから数十年後にドンヒョンという息子を授かった
だがその後、ウォンシクは体調を崩し気味になり、やがて入院先にて自殺をしてしまう
婚外子だったドンヒョンはウォンシク一家に拒絶され、ミソンは息子を連れてカナダへと渡ることになった
1990年、ドンヒョンは小学校に通う年になり、カナダの小学校に入ることになった
だが、言葉が通じず、お米を食べていた事から「ライスボーイ」というあだ名をつけられて疎外されてしまう
ミソンは「テコンドーを教えてやると言えばいい」と言い、ドンヒョンはその通りに言って、相手を怪我させてしまった
1999年、ドンヒョンは高校生になり、ピアスやネックレスをつけたり、髪を金色に染めたりしていた
ミソンとの会話も減るものの、ミソンには新しい出会いとしてサイモンという男性と良い関係になってしまう
ミソンはドンヒョンに相談するものの「自分で決めたら良い」と答えることに反発していた
そんな折、兼ねてから痛みがあった箇所を診てもらうことになったミソンは、そこである現実を突きつけられることになったのである
テーマ:母の深すぎる愛
裏テーマ:引きずる人生と割り切る人生
■ひとこと感想
「ライスボーイ」がアジア圏に対する差別語とは知らなかったのですが、そう言った文化の違いでいじめがあるというのは小学校あるあるのように思います
高校になったドンヒョンが髪を染めるのも、みんなと合わせようとするからだと思うし、出自が韓国であることを隠したいのかも知れません
そんな青春期を過ごしたドンヒョンは、高校の授業によって、自分の家系図を書くことを迫られます
父のことを聞いても母は何も教えてくれず、さらにミソンの病気の発覚によって、それを告げる機会すら失うことになりました
サイモンとの出会いもあって、幸せになれそうになった矢先に起こった出来事は、彼女たちの人生を根本から変えることになりました
これが良かったのかどうかはわかりませんが、取れる最善の手段だったように思えました
サイモンのような出来すぎた人はなかなか現れないと思いますが、それでも背負わせるには重すぎるように思えてしまいます
ミソンは劇中で「老いた母を背負う息子のおとぎ話」をするのですが、後半のあるシーンではドキッとしてしまいますね
さすがにそんなことはないだろうと思っていましたが、あの場所にはどうしても連れて行きたかったのでしょう
ミソンが心変わりをする理由は切なくもありますが、どうしてもそうせざるを得なかったと思います
それは、やはりドンヒョンは韓国の地で生きてほしいという願いがどこかにあったからなのかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
鋭意、執筆中にて、今しばらくお待ちくださいませ
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105457/review/06402092/
公式HP:
https://culturallife.co.jp/riceboy/
■人はなぜラブレターを書くのか
■オススメ度
実話ベースの物語に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.4.17(MOVIX京都)
■映画情報
情報:2026年、日本、122分、G
ジャンル:脱線事故によって未来を奪われた青年と彼に恋をしていた女性を綴ったヒューマンドラマ
監督&脚本:石井裕也
キャスト:
綾瀬はるか(寺田ナズナ/小野ナズナ:24年前の想い人に手紙を書く女性、定食屋「あほうどり」の店主)
(学生時代:當真あみ)
細田佳央太(富久信介:プロボクサーを目指す青年、麻布高校の3年生)
妻夫木聡(寺田良一:ナズナの夫)
西川愛莉(寺田舞:ナズナの娘、14歳)
村井美和(小野和子:ナズナの母)
仲吉玲亜(紗理奈:ナズナの親友)
原日出子(富久晴子:信介の母)
佐藤浩市(富久隆治:信介の父)
音尾琢真(大橋秀行:ボクシングジムの会長)
菅田将暉(川嶋勝重:信介の先輩ボクサー)
富田望生(木崎加世:食堂の店員)
笠原秀幸(ナズナの主治医)
■映画の舞台
2024年、
千葉県:香取市
2000年、
神奈川県:横浜市
ロケ地:
千葉県:香取市
十二橋駅
https://maps.app.goo.gl/DuMWJGStDgDJUcjd9?g_st=ic
神奈川県:横浜市
大橋ボクシングジム
https://maps.app.goo.gl/1JW5s544yHzWXKHc9
千葉県:印西市
居方食堂(内観)
https://maps.app.goo.gl/GCR4fKj7woqotDYT8
千葉県:香取市
珈琲遅歩庵いのう(外観)
https://maps.app.goo.gl/EJJNPTGgMyPkyxDe8
茨木健:神栖市
神栖市息栖神社
https://maps.app.goo.gl/XEkDrqBchj5uyp1s9
千葉県:市川市
学校法人 和洋学園
https://maps.app.goo.gl/gjLjggR2N2C22QNj6
東京都:足立区
NOGUCHI ボクシングジム
https://maps.app.goo.gl/bGAq5wdYCpfboSgv7
■簡単なあらすじ
2024年某日、食堂「あほうどり」を経営しているナズナは、夫・良介と、中学2年生になる娘・舞と3人で暮らしていた
畑で採れた野菜を使ったりとこだわりを見せていたが、それはとても重労働で、良介はナズナの体を気遣っていた
店では大きなおにぎりをサービスで振る舞うのが通例となっていて、常連客で賑わいを見せていた
ある日のこと、定期検診のために病院を訪れたナズナは、主治医からあることを告げられる
それを夫に話すものの、舞にはどうしても伝えられなかった
そんな折、ふと中学生の頃に書いたラブレターのことを思い出したナズナは、かつての想い人に手紙を書いてしまう
だが、それを出そうとポストの前に行ったものの気後れしてしまい、結局は出すことはできなかった
24年前、ナズナは大人しくて人とあまり接するのが苦手な少女だった
彼女はいつも7時18分発の地下鉄に乗っていて、その車両にはいつも名も知らぬ青年が乗っていた
お互い会話を交わすこともなかったが、ある日、痴漢に遭ったナズナを彼が助けた
無言のまま差し出されたハンカチを受け取ったナズナは、それを返すときにラブレターを渡そうと思っていた
だが、勇気を出せないまま、時間だけが過ぎ去っていったのである
テーマ:語り継がれるもの
裏テーマ:受け継がれる想い
■ひとこと感想
実際の出来事に着想を得た物語で、プロボクサーを目指していた息子の死後24年経ってから、見知らぬ女性からの手紙を受け取ったというエピソードがありました
それが時の話題となり、再現ドラマなども作られたようで、本作はその事実を基にして、女性側の物語をフィクションとして構築しています
なので、実際に起きたことと虚構が混じっている内容となっていて、テーマも映画独自のものが構築されているように思います
映画は、「そのとき」に向かって集束していく感じに描かれていて、予告編などを全く見ずに鑑賞できれば幸運だと思います
映画館で流れる予告はほぼネタバレみたいな感じになっていて、ここまで見せてしまうと、映画をどう締めるのかに苦労してしまうでしょう
やや群像劇のように描かれていて、実質的にはナズナが主人公ではあるものの、彼女の人生に影響を受けた人はたくさんいるし、ナズナ自身も色んな人からたくさんの影響を受けてきたと思います
映画は、恋愛映画のように思えますが、実質的にはヒューマンドラマだと言えます
それぞれの人生が色んなところで繋がって、そしてそれは思いもしないところから繋がりが生まれていく
信介の両親からすれば、思い出に対する色が少し変わったように思え、その起点となった原因をどう捉えるかはそれぞれだと思います
映画のタイトルは「なぜ人はラブレターを書くのか」という疑問形ではありますが、その答えは映画を観て、自分の中で構築して行くもののように思います
「ふと思い立ったので」は正解にように思えますし、「理由などない」というのも正解のように感じられますね
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】人はなぜラブレターを書くのか【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105195/review/06404203/
公式HP:
https://loveletter.toho-movie.jp/
