■映画鑑賞まとめ■
12月、第4週(2024.12.23~2024.12.31)
■型破りな教室
■オススメ度
教育手法の映画に興味のある人(★★★)
メキシコ国境地帯のリアルを体感したい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.24(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Radical(根本的な、革命的な)
情報:2023年、メキシコ、125分、PG12
ジャンル:麻薬紛争地域の小学校に赴任した先生の風変わりな授業を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:クリストファー・ザラ
原作:ジョシュア・デイヴィス/Joshua Davis『A Radical Way of Unleashing a Generation of Geniuses(2013年)』
原作の記事のURL→ https://www.wired.com/2013/10/free-thinkers/
キャスト:
エウヘニオ・デルベス/Eugenio Derbez(セルヒオ・フアレス・コレア/Sergio:新しく赴任する教師)
ダニエル・ハダット/Daniel Haddad(チュチョ/Chucho:「ホセ・ウルビナ・ロペス小学校」の校長先生)
ジェニファー・トレホ/Jennifer Trejo(パロマ/Paloma:セルヒオの生徒、宇宙科学に興味)
Gilberto Barraza(パロマの父、ゴミ集めで生計)
ミア・フェルナンダ・ソリス/Mia Fernanda Solis(ルペ/Lupe:セルヒオの生徒、哲学に興味)
ダニーロ・グアルディオラ/Danilo Guardiola(ニコ/Nico:セルヒオの生徒、パロマが気になる男の子)
Victor Estrada(チェぺ/Chepe:ニコの兄、アウトロー)
Manuel Cruz Vivas(ナチョ/Nacho:チェぺのボス)
Xochiquetzal Martínez(マリア/Maria:パロマを毛嫌いするセルヒオの生徒)
Enoc Leaño(教育委員長)
Erwin Veytia(ガルシア先生/Sr. Garcia:セルヒオの方針を認めない同僚の先生)
Rocío Canseco(フロリタ先生/Doña Florita:学校の図書室の先生)
Kaarlo Isaac(ロミオ:車椅子を押す少年)
Librada Eloísa(車椅子の老女)
Claudia de Bernal(ラウラ/Laura:セルヒオの妻)
■映画の舞台
2011年、
メキシコ:マタクロス
ホセ・ウルビナ・ロペス小学校/Jose Urbina Lopez Primary School
https://maps.app.goo.gl/eva2LoEf7QAEGZgR9?g_st=ic
ロケ地:
上に同じ
■簡単なあらすじ
2011年、メキシコにある「罰の学校」ことホセ・ウルビナ・ロペス小学校に赴任してきたセルヒオ・フアレス教師は、初日早々から学校の規定をぶち破る授業を展開していた
チュチョ校長は呆れるものの、生徒たちが能動的に参加しているのを見て、しばらく静観することになった
セルヒオは前の学校で問題を起こしていたが、ある情報を得て、この学校への赴任を決意していた
それはいまだにパソコンの助成が届いていないというもので、彼は「生徒が能動的に勉強する方法」というものを模索していた
セルヒオは「救命ボートに誰を乗せるか」という課題を提示し、生徒たちに考えさせる
当初は怪訝な表情をしていた生徒たちも、やがては自分たちで意見を出し合って、いろんな結論へと向かっていく
さらにセルヒオは「生徒たちの関心」に寄り添って、指導要綱を無視して、生徒たちの探究心を伸ばしていくのである
テーマ:教育の目的
裏テーマ:理想を壊す現実
■ひとこと感想
メキシコの麻薬戦争勃発中のある町の小学校が舞台になっていて、アウトローな人々が暗躍する流れになっていました
そんな中で風変わりな先生がひと騒動を起こすという内容で、あるウェブニュースの記事が原案となっています
映画には実在の人物が登場し、その出会いから様々な障壁を描いていきます
どこまでは事実かは置いておいて、学習要綱の杜撰な運用とか、その限界に対する新しい試みのように思えます
ENLACEと呼ばれるメキシコの共通テストがあって、それで高得点を取るのを目的とする教育に意味があるのか、という問題定義があって、それはそのまま世界中の試験ありき教育に意を唱える内容となっています
劇中では、教育委員長が視察し、基礎的なことも学べていないと断罪するのですが、それぞれの生徒が専門的な部分で特化しているだけで、個人に全てを求める教育がどうなのかというところがありました
とは言え、ある程度の基礎教養が必要なのは当然で、それは低学年の段階で行って、高学年になったら、専門性を突き詰めるというものでも良いと思われます
教育は「与えるもの」なのか「得るもの」なのかによって見方が変わる映画だと思いますが、今の指導要綱を作っている人たちには響きようがない内容のように思えてしまいますね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/100655/review/04589303/
公式HP:
■私にふさわしいホテル
■オススメ度
のんの演技を堪能したい人(★★★)
文学界あるあるを楽しみたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.27(MOVIX京都)
■映画情報
情報:2024年、日本、98分、G
ジャンル:大御所に酷評された新人小説家の反旗を描いたコメディドラマ
監督:堤幸彦
脚本:川尻恵太
原作:柚木麻子『私にふさわしいホテル(2012年、扶桑社)』
Amazon Link(原作文庫)→ https://amzn.to/3PcZtcZ
キャスト:
のん(中島加代子:相田大樹として活躍する新人作家、のちに白鳥氷、有森樹李を使用)
滝藤賢一(東十条宗典:相田を酷評した大御所作家)
田中圭(遠藤道雄:大手出版社「文鋭社」の編集者、加代子の大学の先輩)
広山詞葉(遠藤緑:道雄の妻)
田中みな実(明美:クラブのママ)
橘ケンチ(クラブの常連の俳優)
髙石あかり(東十条美和子:宗典の娘)
若村麻由美(東十条千恵子:宗典の妻)
服部樹咲(有森光来:遠藤が気にかける新人作家、女子高生)
橋本愛(須藤:超有名カリスマ書店員)
光石研(掛布義信:ホテルの支配人)
■映画の舞台
1984年~
東京都:千代田区
山の上ホテル
https://maps.app.goo.gl/USu2X1NrNkyEyL29A?g_st=ic
ロケ地:
東京都:港区
SHERATON Miyako Hotel Tokyo
https://maps.app.goo.gl/1edGrLvGtDdZcDXs6?g_st=ic
東京都:中央区
銀座CLUB CHICK
https://maps.app.goo.gl/rJMsWDTpjXhdDuWM8?g_st=ic
ST,SAWAI オリオンズ
https://maps.app.goo.gl/e86vNejoXyTgzNcd9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1984年、新人作家の中島加代子は相田大樹というペンネームでプーアール社の新人賞を獲得した
だが、その書籍が大御所に酷評されたために、数年経っても単行本を出すことすらできなかった
彼女は作家御用達の「山の上ホテル」に自腹で通う生活を続けていて、そんな様子を大学の先輩・遠藤は心配そうに見ていた
ある日のこと、自分の泊まっている部屋に遠藤が訪れる
彼は担当作家・東十条のためにここに訪れたと言い、ちょうど真上の部屋に彼は泊まっているという
その東十条こそが加代子を酷評した大御所であり、そこで彼女は「原稿を落とさせよう」と作戦を練ることになった
遠藤の差し入れのシャンパンを片手にルームサービスを装った加代子は、そのまま巧みな会話術で彼の時間を奪い、原稿を落とさせることに成功した
そして、自分の短編をその特集に捩じ込むことで一矢報いることができた
だが、その仕掛けに気付いた東十条は激昂し、事ある毎に加代子の前に立ちはだかるのである
テーマ:作家とは何か
裏テーマ:成功の分岐点
■ひとこと感想
映画の予告編だけの情報で鑑賞
何の話かわからないまま、干された新人作家の逆襲コメディだと思って見ていました
大御所のせいで活躍の場所がない才能ある小説家という設定が、何かしら被ってるなあと思っていましたが、おそらくわざとなんだと思います
執筆の原点が怒りだ!という大御所の言葉を借りれば、今の主演にとっては、まさに才能開花の礎となる感情なのでしょう
半分「素」ということになるのですが、コメディエンヌの才能全開でしたね
映画は、ホテルにふさわしい小説家になるためにあれこれ画策する加代子が描かれていて、東十条との対決が描かれていきます
そんな中でもきっちりと原稿は上げているようで、才能自体はあるのでしょう
出版社の鞍替えをするために違うペンネームを使ったりするのですが、そもそも拾い上げた出版社がチャンスを与えないのも変な話でしょうか
それでも、現実の方がもっと色々とややこしいのかなと思ったりもしてしまいますね
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】私にふさわしいホテル【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101894/review/04595643/
公式HP:
https://www.watahote-movie.com/
■I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ
■オススメ度
映画好きのこじらせに興味がある人(★★★)
大学デビューに過剰な夢を見た人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.30(アップリンク京都)
■映画情報
原題:I Like Movies(映画が好き)
情報:2022年、カナダ、99分、G
ジャンル:映画好きの偏屈と、彼と関わる人々を描いた青春映画
監督&脚本:チャンドラー・レヴァック
キャスト:
アイザイア・レティネン/Isaiah Lehtinen(ローレンス・クウェラー/Lawrence Kweller:映画好きの17歳、夢はNY大学映画学科進学)
パーシー・ハインズ・ホワイト/Percy Hynes White(マット・マカーチャック/Matt Macarchuck:ローレンスの親友)
Eden Cupid(ローレン・P/Lauren P.:ローレンスのクラスメイト)
Anand Rajaram(オレニック先生/Mr. Olenick:ローレンスの担任の先生)
クリスタ・ブリッジス/Krista Bridges(テリ・クウェラー/Terri Kweller:ローレンスの母)
Veronika Slowikowska(タビサ/Tabitha:カールトン大学の学生)
Dan Beirne(オーウェン/Owen:「Sequels」のマネージャー)
ロミーナ・ドゥーゴ/Romina D’Ugo(アラナ/Alana:ローレンスのバイト先の店長、元女優志望)
Andy McQueen(ブレンダン/Brendan:ローレンスの先輩)
Alex Ateah(シャノン/Shannon:ローレンスの先輩)
■映画の舞台
2003年、
カナダ:バーリントン
アンダーショルト校
ビデオショップ「シークエルズ」
カナダ:オタワ
カールトン大学
ロケ地:
カナダ:オンタリオ州
グレータートロントエリア
■簡単なあらすじ
2003年、カナダのトロント郊外の田舎町バーリントンには、NYCで学んで映画監督になりたい映画ヲタクのローレンスが住んでいた
シングルマザーの母テリと二人暮らしをしていて、親友のマットとは毎週末「はみ出し者の夜」として、映画を見たり、TV番組を見たりして有意義な時間を過ごしていた
二人は担任のオレニック先生から「卒業制作の思い出ビデオ」を依頼されていて、監督はローレンス、撮影はマットが担っていた
ローレンスは母親の稼ぎだけではNYCに行けないことを知っていて、そこで行きつけのビデオ店「シークエルズ」に履歴書を持って行った
それから数日後、急遽欠員が出たとのことで呼び出されたローレンスは、店長アラナの元、ブレンダン、シャノンと共に働き始める
ローレンスはこだわりが強く、自分が認めている映画以外は売りたくないと言い出す
さらに、「店員オススメの映画棚」を作ろうと提案し始め、アラナは戸惑いながらも彼の声を聞き入れていった
一方その頃、卒業制作は難航を極めていて、「はみ出し者の夜」も途絶えていた
マットはクラスメイトのローレンを編集に加えようと提言するものの、ローレンスは頑なに拒み、関係が拗れてしまう
なんとか二人の仲を取り戻そうとするものの、「はみ出し者の夜再開の約束」にマットは訪れず、ローレンスの店舗の官員資格を別の系列店に移していたことが判明するのである
テーマ:ステージと転機
裏テーマ:人に弱みを見せる意味
■ひとこと感想
予告編の情報ぐらいしか入れず、ビデオ店で働くヲタクを鑑賞するつもりで参戦
高校生特有の自己中心的な感じがリアルで、同族嫌悪が凄そうな映画だなあと思って見ていました
親友に悪態をついたり、クラスメイトに差別的な発言をしたりと、かなりイラつくキャラで、周りにいたらシカトするタイプの人間だと思います
そんな彼は大いなる恐れを抱いているのですが、それは周囲には浸透しないもののように思えました
映画では、ローレンスに振り回される人々が描かれていて、彼が高校生なので甘く接したツケというものが巡ることになりました
彼自身も望み通りには行きませんでしたが、因果応報というよりは、現実路線に吸い寄せられている感じがしますね
彼がニューヨークに固執していたのも、おそらくは田舎出身のコンプレックスもあって、自分の知らないところで1から人生を歩みたいと考えたのだと思います
物語としては、古傷を抉られる人が多そうな印象で、大学デビューに過剰な夢を見ている青年が描かれていましたね
母親が「大学に行けば人生は変わる」と言いますが、一方でローレンス自身は「このままの自分で一生生きていかなければならない」と思い込んでいます
ラストはちょっとしたサプライズになっていますが、アラナのアドバイスをどこまで理解できたのかが試されるのかなと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102475/review/04607610/
公式HP:
https://enidfilms.jp/ilikemovies
■AT THE BENCH アット・ザ・ベンチ
■オススメ度
オムニバス形式の会話劇に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.30(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2024年、日本、86分、G
ジャンル:ベンチ周辺で会話する人々を描いたオムニバス映画
監督:奥山由之
脚本:生方美久&蓮見翔&根本宗子&奥山由之
キャスト:
【第1編:残り者たち】
広瀬すず(リコ:将来に悩む保育士)
仲野太賀(ノリくん:残業だらけのリーマン、リコの幼馴染)
【第2編:回らない】
岸井ゆきの(ナナ:彼氏に不満のある彼女)
岡山天音(カンタ:バイクファッションが好きなナナの同棲相手)
荒川良々(偶然ふたりの近くに来た地元民)
【第3編:守る役割】
今田美桜(東京に男を追いかけてきた姉、ホームレス)
森七菜(姉を連れ戻しにきた妹)
【第4編:ラストシーン】
草彅剛(ベンチを調べに来た職員役の俳優)
吉岡里帆(ベンチを調べに来た職員約の女優)
神木隆之介(映画監督)
【第5編:さびしいは続く】
広瀬すず(リコ:将来に悩む保育士)
仲野太賀(ノリくん:残業だらけのリーマン、リコの幼馴染)
■映画の舞台
東京:河川敷のベンチ
ロケ地:
東京都:世田谷区
https://maps.app.goo.gl/7t5PxkNfqXgWPeab7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
東京のとある河川敷には、公園の跡地としてひとつのベンチだけが取り残されていた
そこに偶然訪れたリコは、幼馴染のノリくんを思わず呼び出してしまう
ノリくんはそんな理由とは知らずにノコノコやってきて、残業アピールをしながら、絶妙なリコのアプローチをスルーしていた
また別の日、同棲中のカップルのカンタとナナがホームセンター帰りにその場所にたどり着いた
ナナはカンタのファッションに呆れていて、スーパーで買った寿司を起点として、これまでの不満を爆発させてしまう
通りがかりの地元のおっさんはついつい聞いてしまい、二人の喧嘩に巻き込まれてしまった
さらに別の日、雨が降った一帯には、ベンチで寝泊まりをしているホームレスの女がいた
その女の妹は姉を連れ戻すためにやってきたが、そこで姉妹喧嘩が勃発してしまう
訳のわからない事を喚く姉に痺れを切らした妹は、とりあえずわかったふりをして話を聞くことになった
またまた別の日、そのベンチは地球外から来たお父さんの成れの果てという設定での映画が撮影されていた
俳優と女優が調査員の格好でベンチを調べるものの、噛み合わない二人は口論となってしまう
そして、リコとノリくんが他愛のない話をしてから1ヶ月後、そこには以前と違う距離感を持った二人が訪れた
ノリくんにボディアタックをするリコは、そこに建つとされる保育園を心待ちにしていた
テーマ:言葉の端に潜む本音
裏テーマ:会話のきっかけ
■ひとこと感想
オムニバス形式の物語になっていて、いわゆるワンシチュエーションの体裁になっていたと思います
とある河川敷のベンチを舞台にした会話劇になっていて、「幼馴染の進展」「同性カップルの行く末」「姉妹の諍い」「映画とリアル」「幼馴染のその後」という構成になっています
映画の中で、同棲カップルのナナの会話で「友だちのリコ」というセリフがあり、ひょっとしたら幼馴染の片方のリコと同一人物なのかなと思わせたりします
関連性のない内容に思えますが、どのシチュエーションにも共通しているのは、「ポロッと出る本音を意図的にスルーしてマウントを取る」みたいなイメージでしょうか
聞いているんだけど、聞こえていないふりをして、わかっているけどわかっていないふりをする
ノリくんも自分もガツガツ行きたいところを押さえてリコに本音を言わせているし、カンタも変えたくないけど変わったふりをしたいというふうに見えてしまいます
それをわかった上で負けてあげている人がいて、結局のところは手のひらで泳がされているのかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】AT THE BENCH アット・ザ・ベンチ【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102390/review/04608416/
公式HP:
https://spoon-inc.co.jp/at-the-bench/
■ライオン・キング:ムファサ
■オススメ度
超実写がOKな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.31(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Mufasa: The Lion King
情報:2024年、アメリカ、120分、G
ジャンル:ミレーレの王誕生にまつわる過去を描く動物映画
監督:バリー・ジェンキンス
脚本:ジェフ・ナサンソン
原作:アイリーン・メッキ&ジョンサン・ロバーツ&リンダ・ウールヴァートン『The Lion King』
Amazon Link(前作字幕版)→ https://amzn.to/3DONfVq
キャスト:
アーロン・ピエール/Aaron Pierre(ムファサ/Mufasa:両親とはぐれた子ライオン、ブライドランドの未来の王)
(幼少期:ブレイリン・ランキンス/Braelyn Rankins)
(幼少期:ブレイリー・ランキンス/Brielle Rankins)
ケルヴィン・ハリソン・Jr/Kelvin Harrison Jr.(タカ/Taka:ムファサの義理の兄弟、のちのスカー)
(幼少期:セオ・ソモル/Theo Somolu)
タンディ・ニュートン/Thandiwe Newton(エシェ/Eshe:タカの母、ムファサの養母)
レニー・ジェームズ/Lennie James(オバシ/Obasi:タカの父、ムファサの養父)
アニカ・ノニ・ローズ/Anika Noni Rose(アフィア/Afia:ムファサの実母)
キース・デイヴィッド/Keith David(マセゴ/Masego:ムファサの実父)
ティファニー・ブーン/Tiffany Boone(サラビ/Sarabi:ムファサたちの友人、のちのムファサの妻)
ドナルド・グローヴァー/Donald Glover(シンバ/Simba:ムファサの息子)
ビヨンセ/Beyoncé(ナラ/Nala:シンバののちの妻、プライドランドの女王)
ドミニク・ジェニングス/Dominique Jennings(サラフィナ/Sarafina:ナラの母、サラビの友人)
アブドゥル・サリス/Abdul Salis(チガル/Chigaru:タカの叔父、オバシの兄弟)
セス・ローゲン/Seth Rogen(プンヴァ/Pumbaa:シンバの友人、イボイノシシ)
ビリー・アイクナー/Billy Eichner(ティモン/Timon:シンバの友人、ミーアキャット)
ジョン・カニ/John Kani(ラフィキ/Rafiki:プライドランドのシャーマン、マンドリル、物語の語り手)
(若年期:カギソ・レディガ/Kagiso Lediga)
トゥソ・ムベトゥ/Thuso Mbedu(ジュニア/Junia:ラフィキの友人、ヒヒ)
プレストン・ナイマン/Preston Nyman(ザズー/Zazu:サラビ偵察隊、のちのプライドランド王の侍従、サイチョウ)
ブルー・アイヴィー・カーター/Blue Ivy Carter(キアラ/Kiara:シンバとナラの娘、ムファサとサラビの孫、物語の聞き手)
マッツ・ミケルセン/Mads Mikkelsen(キロス/Kiros:ホワイトライオン、「アウトサイダー」のリーダー)
ジョアンナ・ジョーンズ/Joanna Jones(アクア/Akua:アウトサイダーのライオン、キロスの姉妹)
フォラケ・オロワフォイェク/Folake Olowofoyeku(アマラ/Amara:アウトサイダーのライオン、キロスの姉妹)
【日本語吹替版】
尾上右近(ムファサ:成人期)
平賀晴(ムファサ:幼少期)
松田元太(タカ:成人期)
竹下天馬(タカ:幼少期)
駒谷昌男(ラフィキ:老齢期)
松島昭浩(ラフィキ:若年期)
佐藤二朗(プンバァ)
三木(ティモン)
MARIA-E(サラビ)
賀来賢人(シンバ)
渡辺謙(キロス)
塩田朋子(エシェ)
ふくまつ進紗(オバシ)
御園紬(キアラ)
門山葉子(ナラ)
越後屋コースケ(ザズー)
和音美桜(アフィア)
吉原光夫(マセゴ)
悠木碧(アクア)
織部ゆかり(アマラ)
■映画の舞台
タンザニア:
プライド・ランド
ロケ地:
南アフリカ
■簡単なあらすじ
前作『ライオン・キング』の後の舞台にて、マンドリルのラフィキは、シンバの娘キアラに「祖父ムファサ」についての話を聞かせることになった
ムファサは元々プライド・ランドの住人ではなく、ミレーレという場所を探し求めていたライオン一家の息子だった
ある日のこと、川に落ちたムファサは、そのまま急流に押し流されて両親とはぐれてしまった
そんなムファサを見つけたのが王オバシの息子タカで、競走で腕試しをした上で、群れに入ることを許されるようになっていた
ムファサには特別な嗅覚があり、風下にホワイトライオンの群れを感知する
ホワイトライオンの王キロスはオバシの油断を突いて接近し、軍隊を構えるほどの存在になっていた
オバシはムファサの助言を聞き入れて、タカと共に逃げるように指示をする
だが、キロスの一団は執拗にムファサたちを追うことになった
その逃走の最中、二人は逸れのメスライオン・サラビと出会う
三人は雪山でうまくキロスの一団を撒くことに成功し、ひと時の安息を手に入れるのだった
テーマ:王の資格
裏テーマ:愛憎が壊す友情
■ひとこと感想
前作『ライオン・キング』の事をほとんど覚えていませんが、過去譚ということもあっておさらいなしで鑑賞
映画はシンバの娘キアラに対して、マンドリルのラフィキが祖父ムファサの話をするという内容になっていました
ムファサがタカと出会い、プライド・ランドに来るまでの経緯となっていて、両親とはぐれたところをタカに助けられることになりました
そこから兄弟のように成長した二人は、やがて彼らを脅かす影と対峙することになります
そこで、若い二人は新しい群れを作るために逃げることになるのですが、そこにメスライオンのサラビが加わってしまうのですね
なので、逃避行中に三角関係になって、それが拗れて闇堕ちするという展開になっていて、果たしてライオンキングの話なのか、よくわからない感じになっていました
超実写なので映像は凄いのですが、字幕版でも人が声を当てているので、映像に集中するなら吹替版でも良いのだと思います
英語吹替で鑑賞しましたが、あのビジュアルで人間の声が聞こえてくるのは違和感ありありでしたね
おそらく日本語になっても変わらないと思うので、字幕がない分マシなのかなとも思いました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】ライオン・キングキング:ムファサ【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101738/review/04611461/
公式HP:
https://www.disney.co.jp/movie/lionking-mufasa