■映画鑑賞まとめ■
12月、第3週(2024.12.16~2024.12.22)
■スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
■オススメ度
リメイク元と見比べたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.16(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Speak No Evil(悪魔と話すな)
情報:2024年、アメリカ、110分、PG12
ジャンル:招待された家族が異常な家族に翻弄される様子を描いたスリラー映画
監督:ジェームズ・ワトキンス
脚本:ジェームズ・ワトキンス&クリスチャン・タフルトップ&マッズ・タフルドップ
原作:クリスチャン・タフルトップ&マッズ・タフルドップ『Speak No Evil(2022年、邦題『胸騒ぎ』)』
Amazon Link(リメイク元:Amazon Prime Video)→ https://amzn.to/3VEvu1w
キャスト:
ジェームズ・マカヴォイ/James McAvoy(パディ/Paddy:イギリス人家族の父、ダントン家を招待する医者)
アシュリン・フランシオーシ/Aisling Franciosi(キアラ/Ciara:パディの妻)
ダン・ハフ/Dan Hough(アント/Ant:パトリックとキアラの息子、無舌症の少年)
マッケンジー・デイヴィス/Mackenzie Davis(ルイーズ・ダルトン/Louise Dalton:ロンドンに移住してきたアメリカ人一家の母)
スクート・マクネイリー/Scoot McNairy(ベン・ダルトン/Ben Dalton:ルイーズの夫、失業中)
アリックス・ウェスト・レフラー/Alix West Lefler(アグネス・ダルトン/Agnes Dalton:ベンとルイーズの娘、12歳)
■映画の舞台
イギリス:デヴォン&ロンドン
ロケ地:
クロアチア
イギリス:グロスター
https://maps.app.goo.gl/ybzNrauUBie3ude29
■簡単なあらすじ
アメリカからイギリスに移住してきたダルトン一家は、イタリア旅行として余暇を楽しみに来ていた
そこには素行が派手なイギリス人一家がいて、料理の話をうざったく話すデンマーク人などもいた
ある時のこと、娘アグネスが大事にしているウサギのぬいぐるみを探すことになったベンは町中を探すことになった
どこにもなく、妻ルイーズたちの元に戻ったベンは、イギリス人一家の息子アントが見つけてくれたと聞いて安堵のため息を漏らした
ダルトン一家はアントの父パディと母キアラたちと親睦を深め、話の流れでパディたちの家に来ないか?という誘いを受けた
社交辞令たと思ってOKを出したベンだったが、ロンドンに戻ると彼らから手紙が届いていた
ルイーズは気が進まないものの、気分転換になるのではと思い、一家でパディの住むデヴォンへと向かうことになった
だが、パディたちは、ルイーズが菜食主義者であることを知りながら肉料理を出したり、主義に対して鋭い言葉を放つなど、どこか不愉快な感じが漂っていた
ルイーズは一刻も早く帰りたいと思うものの、慣習の違いだろうとベンは意に介さなかった
やむを得ずに週末を過ごすことになったのだが、2日目の夜に、あることが起きてしまうのである
テーマ:生存本能と直感
裏テーマ:プライドと偏見
■ひとこと感想
リメイク元『胸騒ぎ』の衝動が実は今年の春先と知ってびっくりしたのですが、本国で絶賛された後にすぐに企画が立ち上がったようでしたね
あの作品をどこまで忠実に再現するのかと思っていましたが、色々と変えていたのが新鮮だったと思います
リメイク元は救いのない、いわゆる胸糞映画で、ちょっとばかり宗教色が強い作品になっていました
それがアメリカで製作するとどうなるのかなと思っていましたが、舞台はイギリスの田舎に設定していましたね
さすがにあの設定をそのままアメリカに流用するのは無理があると感じたのかもしれません
映画は、リメイク元を知っていなくても大丈夫で、一見普通に見える家族が徐々にヤバい奴らじゃないの感がうまく表現されていたと思います
異常な家族と言っても、実は被害者側の家族もちょっとおかしなところがあって、そこにつけ込まれているというところはあったように思いました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】スピーク・ノー・イーブル 異常な家族【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102452/review/04568294/
公式HP:
https://www.universalpictures.jp/micro/speaknoevil
■お坊さまと鉄砲
■オススメ度
ブータンの選挙情勢に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.17(アップリンク京都)
■映画情報
原題:The Monk and the Gun(僧侶と銃)
情報:2023年、ブータン&フランス&アメリカ、112分、G
ジャンル:ブータンの民主化に際し模擬選挙を行うことになった村を描いたヒューマンコメディ
監督&脚本:パオ・チョニン・ドルジ
キャスト:
タンディン・ワンチュク/Tandin Wangchuk(タシ/Tashi:銃集めを頼まれる若い僧侶)
ケルサン・チョジェ/Kelsang Choejay(ラマ/Lama:銃を必要とするタシの師匠)
タンディン・プブ/Tandin Phubz(プバ/Phurba:地元で活動する選挙委員)
ペマ・ザンモ・シェルパ/Pema Zangmo Sherpa(ツェリン・ヤンデン/Tshering Yangden:都市部から来る選挙委員)
ハリー・アインホーン/Harry Einhorn(ロン/ロナルド・コールマン/Ronald Coleman:アメリカ人観光客、アンティーク銃のコレクター)
タンディン・ソナム/Tandin Sonam(ベンジ/Benji:ロンの通訳)
Kunzang Wangmo(ラモ/Lhamo:ベンジの妻、透析患者)
チョイン・ジャツォ/Choeying Jatsho(チョペル/Choephel:ティンレー派の男)
デキ・ラモ/Deki Lhamo(ツォモ/Tshomo:チョペルの妻)
ユペル・レンドゥップ・セルデン/:Yuphel Lhendup(ユペル/Yuphel:チョペルとツォモの娘)
Phub Dorji(ペンジョー/Ap Penjor:南北時代の銃を所有する老人)
Kuenzang Norbu(ノブ/Nobs:銃の密輸係)
■映画の舞台
2006年、
ブータン:ウラ村
https://maps.app.goo.gl/Mbfaw2ov4yRNfDd89?g_st=ic
ロケ地:
ブータン
■簡単なあらすじ
2005年のブータン王国では、ワンチュク国王のもと、立憲君主制へと移行することが決まった
選挙自体が初めてだったため、それを周知するために、選挙委員会が各方面へと出向くことになった
ブータン中央部に位置するウラ村では、選挙委員のプバが活動を続けていたが、選挙登録者が全く伸びず、本部からツェリンが派遣された
その報道がブータン全土に流れ、師僧ラマは弟子の僧侶タシに「銃を二丁用意するように」と告げた
タシは心当たりをたどりながら、ペンジョーという老人が所持していることを聞きつける
一方その頃、同じ銃を探しにアメリカからロンという人物がブータンを訪れていた
ロンはアンティーク銃のコレクターで、現地のガイドとして、ベンジという青年が仲介に入っていた
ロンとベンジはタシよりも先にペンジョーに辿り着き、銃を譲り受ける約束を交わしたものの、ペンジョーは後から来たラマの使いであるタシにそれを譲ってしまった
二人は慌ててタシを追いかけるものの、ラマに頼まれたと言って譲らない
そこでベンジは別の銃と引き換えるという提案をし、満月の日までに届けることになったのである
テーマ:政治がもたらすもの
裏テーマ:幸福度との相関関係
■ひとこと感想
ブータンに民主主義が導入された2005年を舞台に、立憲君主制への布石として、模擬選挙を行うという流れになっていました
模擬選挙では、赤青黄の3つの架空の政党を作り、それぞれ「自由と平和」「産業の発展」「伝統の保護」という政策が掲げられていました
映画では、ウラ村にて行われた模擬選挙を中心に描いていて、選挙委員が選挙登録を始めなければ前に進めない状態でした
いわゆる戸籍というものがないので、二重投票にならないように選挙登録をするのですが、生年月日をはっきり覚えていないとか、年齢すら曖昧という村人がたくさんいました
物語はいわゆる群像劇となっていて、僧侶のタシが銃を探し、同じものをロンとベンジが追っていきます
その動きを感知した警察も動き、その背景で選挙が行われるなど、全てが同時進行で動いていました
満月の夜の儀式までの4日間を描いているのですが、1日ごとにサクッと進んでいく感じに描かれていました
選挙に対するオチ、銃関連に関するオチも最後まで読めないもので、ブータンの風習に詳しいとニヤリとできるのかもしれません
このあたりの詳しいことはパンフレットで色々と書かれているので、気に入った人は購入してもOKだと思います
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102560/review/04568745/
公式HP:
https://www.maxam.jp/obousama/
■不思議の国のシドニ
■オススメ度
守護霊的な話が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.18(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Sidonie au Japon、英題:Sidonie in Japan(日本にいるシドニ)
情報:2023年、フランス&ドイツ&スイス&日本、96分、G
ジャンル:日本語訳の出版のために来日したフランス人作家と編集者の交流を描いたヒューマンドラマ
監督:エリーズ・ジラール
脚本:エリーズ・ジラール&モード・アメリーヌ&ソフィー・フィリエール
キャスト:
イザベル・ユペール/Isabelle Huppert(シドニ・パーシヴァル/Sidonie Perceval:フランス人の作家、「影」の執筆者)
伊原剛志(溝口健三:寡黙な編集者)
アウグスト・ディール/August Diehl(アントワーヌ・パーシヴァル/Antoine Perceval:シドニの亡き夫)
■映画の舞台
日本、
奈良県:東大寺
京都府:某所
香川県:直島
ロケ地:
京都市:東山区
ウェスティン都ホテル
https://maps.app.goo.gl/zTw7H6DCk7835NqV6?g_st=ic
晴鴨楼
https://maps.app.goo.gl/acjsijrFMxNrfsYx8?g_st=ic
京都市:左京区
南禅寺 八千代
https://maps.app.goo.gl/1ohGWuiW65zxnT1P6?g_st=ic
法然院
https://maps.app.goo.gl/tuLnf5jZRkFXo7sv8?g_st=ic
金戒 光明寺
https://maps.app.goo.gl/6zB8kuGcz3jHyQpW7?g_st=ic
京都市:中京区
書林 其中堂
https://maps.app.goo.gl/cCSEY1dAwty7dvBT7?g_st=ic
奈良県:奈良市
奈良公園
https://maps.app.goo.gl/ZvB9Vnca5YtxX1s27?g_st=ic
東大寺
https://maps.app.goo.gl/nAQXzFUZwxE3h6vp6?g_st=ic
奈良ホテル
https://maps.app.goo.gl/Ti5hLdZooui4m9Hf7?g_st=ic
香川県:直島
https://maps.app.goo.gl/zEF99QMVqck1AJFW8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
フランスのパリ在住の作家シドニは、デビュー作が日本で出版されることになり、来日することになった
初めての長旅に加えて、事故で亡くなった夫アントワーヌとの別れに区切りをつけられていなかった
そんな彼女を動かしたのは、日本人の編集者・溝口の手紙だった
日本に着いたシドニは、溝口とともにホテルにチェックインをする
だが、その宿では奇妙なことが起こり、やがてシドニは亡き夫の姿を見てしまう
どうやら彼女にしか見えておらず、唯一の理解者・溝口ですら、どうすることもできない
書店でのサイン会の日時が近づき、ナーバスになっていく中、シドニは溝口の身の上話を聞くことになった
彼もまた、家族を亡くした喪失を抱えていて、さらに日本には幽霊として近くに居続けるとも言う
シドニに起こる不思議な現象は夫の愛によるもので、そうしてシドニは転換期を迎えることになったのである
テーマ:愛の残像
裏テーマ:残像が実像と重なるとき
■ひとこと感想
イザベル・ユペールが作家役として日本を訪れると言う設定で、これは監督自身の体験談に重なると言います
日本観光映画のようでいて、日本の独特な世界観を感じる作品になっていて、主人公がその世界を理解していく、と言う流れになっていました
シドニの前に突如現れる夫はどこか面白みを帯びた存在で、彼女を驚かせようとはしていない感じでしたね
地縛霊ではなく、愛の対象に憑いている霊と言うことになり、感覚的には守護霊のようなものだと思います
霊体が対象を保護する期間と、その終わりに必要なものを描いていて、この二人がいっときだけの関係で終わらないことがラストで示唆されます
果たして、それは亡き夫が起こした忘却なのか、一歩を踏み出すためにシドニが残したものなのか
このあたりは観る人の判断に委ねられるように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】不思議の国のシドニ【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101219/review/04571767/
公式HP:
■太陽と桃の歌
■オススメ度
大家族映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.18(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Alcarràs
情報:2022年、スペイン&イタリア、121分、G
ジャンル:太陽光パネル事業に翻弄される桃農園一家を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:カルラ・シモン
キャスト:
ジョゼ・アバッド/Josep Abad(ロヘリオ/Rogelio:ソレ家の祖父)
ジョルディ・プジョル・ドルセ/Jordi Pujol Dolcet(キメット/Quimet:頑固な父)
アンナ・オティン/Anna Otin(ドロルス/Dolors:いざというときはキめる母)
アルベルト・ボッシュ/Albert Bosch(ロジェー/Roger:父に認められたい長男)
シェニア・ロゼ/Xènia Roset(マリオナ/Mariona:ダンスが好きなキメットの長女)
アイメット・ジョノウ/Ainet Jounou(イリス/Iris:いたずら好きの末娘)
モンセ・オロ/Montse Oró(ナティ/Nati:キメットの妹、長女)
カルレス・カボス/Carles Cabós(シスコ/Cisco:ナティの夫)
ジョエル・ロビラ/Joel Rovira(ペレ/Pere:ナティの双子の息子)
イザック・ロビラ/Isaac Rovira(パウ/Pau:ナティの双子の息子)
ベルタ・ピポ/Berta Pipó(グロリア/Glòria:キメットの妹、次女)
エルナ・フォルゲラ/Elna Folguera(テイア/Teia:グロリアの娘)
アントニア・カルテルス/Antònia Castells(ティエタ・ペピタ/Tieta Pepita:大叔母さん)
ジブリル・カッセ/Djibril Casse(ブブ/Boubou:桃園の従業員)
ジャコブ・ディアルテ/Jacob Diarte(ホアキン・ピニーョル/Joaquim Pinyol:地主)
■映画の舞台
スペイン:カタリーニャ
アルカラス
ロケ地:
スペイン:レリダ
アルカラス/Alcarràs
https://maps.app.goo.gl/5Jyq7XmxwdL2NwjT7
スペイン:ウエスカ
ソテト通りCalle del Sotet
https://maps.app.goo.gl/hyeyWmSt6Noz28Sq8
セロス/Seròs
https://maps.app.goo.gl/iZPZA5XAUdswc53B7
■簡単なあらすじ
スペインのカタルーニャ地方にあるアルカラスでは、大家族のソラ一家が桃農園を営んでいた
農園を管理するキメットは気難しい男で、一家をまとめ上げるために気を張っていた
一家の家は彼らのものだったが、土地はピニョールのもので、祖父の代の口約束しか交わしておらず、夏までに立ち退くように言われてしまう
ピニョールはソーラーパネル事業を行おうとしていて、そこで妥協案として、パネルの管理をしながら農園を続けないかと持ちかけた
だが、キメットは頑固な男で、その要求を跳ね除けてしまう
周りの土地は徐々にパネルで埋まってしまい、それで裕福になった家の話なども持ち上がってしまう
家族の中でも意見が分かれるようになり、ますますキメットは意固地になってしまうのである
テーマ:意固地と大局観
裏テーマ:生存の変遷
■ひとこと感想
ポスタービジュアルぐらいしか情報がない中で参戦
どうやらスペインの桃農園一家のお話のようで、地主がソーラーパネル事業をするから出ていってくれ、みたいな展開になっていました
ソーラー事業に関しては、その後のことを知っている方からすれば微妙な心持ちになってしまいますが、そのあたりを知らない人たちが大掛かりな詐欺に引っかかっている最中のようにも思えてしまいます
映画は、桃農園一家がソーラーパネル事業によって翻弄されるという内容で、中心になっているキメットが聞く耳を持たないために、徐々に離反していくという感じになっています
元々は祖父が社会的なところに疎いというところがありましたが、それを放置してきたツケを払っているように思えます
とは言え、キメットの態度が大問題で、それが事態を悪化させ続けているのですね
家族内の分裂を起こし、それによって求心力も弱まってしまい、さらに息子たちの心も離れてしまっています
エンディングはかなりシュールな感じに描かれていますが、ある意味リアルに思えますね
話し合いをきちんとすれば棲み分けもできたように思います
どうしてそこまで自分本位になれるのかはわかりませんが、キメットの教育に関してもロヘリオの責任は大きいので、彼に押し寄せる心理的なものも怖いものがあるなあと感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/96457/review/04578656/
公式HP:
■市民捜査官 ドッキ
■オススメ度
実話ベースの映画に興味がある人(★★★)
特殊詐欺の実態に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.18(アップリンク京都)
■映画情報
原題:시민덕희(類まれなる市民)、英題:Citizen of a Kind(稀有な存在の市民)
情報:2024年、韓国、114分、G
ジャンル:特殊詐欺にて大金を失った一般市民が元締め逮捕のために動く様子を描いた犯罪映画
監督&脚本:パク・ヨンジュ
キャスト:
ラ・ミラン/라미란(キム・ドッキ/덕희:詐欺の被害者、モデルはキム・ソンジャ/김성자)
コンミョン/공명(ソン代理/クォン・ジェミン/재민:フィッシング詐欺の手下、情報提供者)
チャン・ユンジュ/장윤주(スクジャ/숙자:アイドルの追っかけのドッキの同僚)
ヨム・ヘラン/염혜란(ボンリム/봉림:語学堪能なドッキの同僚)
アン・ウンジン/안은진(エリム/애림:中国人のタクシードライバー、ボンリムの妹)
イン・ハビ/임하비(ミンジ/민지:ドッキの娘)
クォン・ウンソン/권은성(フン/훈이:ドッキの息子)
パク・ビョンウン/박병은(パク・ヒョンシク刑事/박형사:華城警察の刑事、通報を受ける刑事)
イ・ムセン/이무생(オ・ミョンファン/오명환:フィッシング詐欺組織のボス)
ヤン・ファン/杨帆(チン/첸:ボスの秘書)
ソンヒョク/성혁(デウ/대우:フィッシング詐欺の幹部)
イ・ジュスン/이주승(キョンチョル/경철:フィッシング詐欺の掛け子、ヤク中)
ムン・ドンヒョク/문동혁(テソン/태성:キョンチョルの友人)
■映画の舞台
2016年6月30日~8月21日
韓国
中国:
山東省、青島
https://maps.app.goo.gl/VGGwNwEfS7xtPizs5
ロケ地:
韓国&中国
■簡単なあらすじ
クリーニング店を経営していたドッキは、ある時の不慮の火事によって、多額の借金を抱えていた
ランドリー工場で働きながら返済をし、幼い息子フンと娘ミンジを育てていたが、託児所に払うお金も尽きていた
そんな彼女の元に、華城銀行のソン代理という男から電話が掛かってきた
ソン代理はどこからも金を借りれないドッキを巧みに操り、気がつけば合計3200万ウォンの払込みをさせていた
気がついた時には手遅れで、ソン代理は本物の銀行員を偽った詐欺であることがわかった
ドッキは警察に被害届を出すものの、振込先が架空口座ですでに閉鎖されていて、警察の捜査もあっさりと終了してしまう
さらに世間を騒がせる巨額詐欺事件も発覚し、警察はそれどころでは無くなってしまった
そんな折、再びソン代理から電話が掛かってきた
それは詐欺グループから脱出したいというもので、情報を提供するから警察に通報してほしいというものだった
ソン代理は実はクォン・ジェミンという名前で、居場所の向かいにレストランがあること、コールセンターには山積みのミシンがあることなどの情報を送る
ドッキはその情報をもとにパク刑事に駆けつけるものの、パク刑事はそれだけでは捜査できないと言って跳ね除けてしまった
そこでドッキは、中国語が話せる同僚のボンリムに通訳をお願いした現地に向かおうと考える
同僚のスクジャも一緒についてきて、現地では土地勘のあるボンリムの妹エリムも参加することになったのである
テーマ:行動力と補償
裏テーマ:自分の身は自分で守る
■ひとこと感想
韓国ではボイスフィッシングというようで、日本でいう特殊詐欺が取り上げられていました
実家兼職場のクリーニング店の火災に伴って、工場勤務をしながら借金を返すドッキが主人公で、実際の事件を取り扱っていました
とは言え、モデルの人が現地に行って捕まえたというのではなく、警察に情報提供をしたというもので、それによって元締めを逮捕するに至ったというものでした
映画はパンフレットが制作されておらず、最近(2016年)の事件なのであまりウィキにも詳しくは載っていません
映画では、情報提供者への謝礼の話が出てきますが、映画公開の時点では支払われていないようですね
最近のニュースでは半額が支払われたというものがありましたが、現在進行形で追っていく事件のように思います
映画はかなり脚色が入っていて、仲良し3人組+現地民がかなり危険なゾーンにまで踏み込んでいきます
決して真似をしてはいけない案件で、どこまで情報提供ができるかというのが鍵になってきます
映画のように警察が動いてくれる可能性は低いのですが、あそこまでの情報があれば動けると思います
そこから先も茨の道で、結局のところ「組織内にいた内通者」まではわからないのですね
どこまでが実話ベースなのかはわかりませんが、思った以上に内部の情報が濃いものなので、リアルさが伴っていましたね
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】市民捜査官 ドッキ【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102541/review/04574435/
公式HP:
https://klockworx.com/movies/duk-hee/
■【推しの子】 The Final Act
■オススメ度
ドラマを完走できた人(それ以外はスルー推奨)
■公式予告編
鑑賞日:2024.12.20(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2024年、日本、129分、G
ジャンル:母親殺しの犯人を追い詰める息子を描いたヒューマンドラマ
監督:スミス
脚本:北川亜矢子
原作:赤坂サカ&横槍メンゴ『【推しの子】』集英社
Amazon Link(原作漫画:全16巻:Kindle版)→ https://amzn.to/3ZNxZzD
Amazon Link(ドラマ版)→ https://amzn.to/4fr6vWh
キャスト:
櫻井海音(星野愛久愛海/アクア:母親殺しの犯人を探す青年)
(幼少期:岩川晴)
(幼児期:江原瑠哉)
齋藤飛鳥(星野アイ/アイ:トップアイドル、アクアとルビーの母)
(幼少期:松井彩葉)
齊藤なぎさ(星野瑠美衣/ルビー:アイの娘、新生「B小町」のメンバー)
(幼少期:斉藤柚奈)
(幼児期:中田莉梨)
原菜乃華(有馬かな:天才子役、新生「B小町」のメンバー)
(幼少期:永瀬ゆずな)
あの(MEMちょ:Youtuber、新生「B小町」のメンバー)
茅島みずき(黒川あかね:劇団「ララライ」の舞台女優)
(幼少期:磯村アメリ)
成田凌(雨宮吾郎:宮崎県の産婦人科医)
稲垣来泉(天童寺さりな:雨宮の患者、アイドル好きの少女)
濱田マリ(川村恵理子:助産師)
杢代和人(菅野良介:アイのストーカー)
金子ノブアキ(五反田泰志:元映画監督、子ども部屋おじさん)
倉科カナ(斉藤ミヤコ:新生「苺プロダクション」 の社長)
吉田鋼太郎(斉藤壱護:ミヤコの夫)
剛力彩芽(星野あゆみ:アイの母)
岡田結実(片寄ゆら:映画「15年の嘘」アイ役の候補者)
渋谷凪咲(不知火フリル:映画「15年の嘘」アイ役の候補者)
中島亜梨沙(児童相談所の職員)
仁村紗和(施設「めぐりの里」の先生)
葉山奨之(YouTuber)
片山萌美(姫川愛梨:劇団「ララライ」の関係者)
要潤(鏑木勝也:番組プロデューサー)
二宮和也(神木輝:プロダクションの代表)
(少年時代:黒川想矢)
酒井唯菜(初代「B小町」メンバー)
兼清萌々香(初代「B小町」メンバー)
齋藤茉日(初代「B小町」メンバー)
中野あいみ(初代「B小町」メンバー)
■映画の舞台
東京&宮崎
ロケ地:
群馬県:甘楽郡
下仁田病院
https://maps.app.goo.gl/TYTN6undgh5MtNxW7?g_st=ic
神奈川県:中郡
カトリック大磯教会
https://maps.app.goo.gl/i4faNLh7QuHzmViX7?g_st=ic
神奈川県:平塚市
トッケイセキュリティ平塚総合運動公園
https://maps.app.goo.gl/dDkc6bthoKKZxT7j9?g_st=ic
東京都:文京区
東京ドーム
https://maps.app.goo.gl/56LhvE3GbzZMvcHf7?g_st=ic
東京都:新宿区
コモレ四谷
https://maps.app.goo.gl/vNeqHHbo6SVTrMZj6?g_st=ic
東京都:足立区
喫茶シルビア
https://maps.app.goo.gl/aterTtP8z6LU6H7z8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
ドラマ版(Amazon Prime Video)にて、殺されたアイドル・アイの隠し子であることを暴露したアクアは、妹のルビーとともに貴社の取材に応じることになった
ルビーは母が生涯を賭けて守ってきた「嘘」をこんな形で暴露されたことに腹を立てていた
ルビーはアクアのもとを離れて暮らすことになり、当面はB小町のメンバーのかなのところにお邪魔することになった
時は遡り、宮崎の病院に入院しているさりなは、アイの大ファンで、その病室をグッズで埋めつくしていた
さりなは病気が癒えることなく他界し、その意思を引き継いで、雨宮はアイを推しとしてファンを続けることになった
ある日のこと、雨宮の元にアイと事務所の社長・齋藤が訪れた
アイは妊娠3ヶ月に入ていて、極秘出産の後、アイドルへと復帰する計画となっていた
雨宮はアイの主治医となったものの、出産の日に不審な人物を見つけ、それ以降行方不明になっていた
その後、アイは復帰を果たして、トップアイドルへと駆け上がる
そして、アクアとルビーを秘密裏に育て、ようやく夢のステージへと立つところまで上り詰めた
だが、ファンの一人がアイの住所を突き止めてやってきてしまう
そして男は有無を言わさぬまま、その場でアイを刺し殺してしまうのである
現場にいながら何もできなかったアクアは復讐心を募らせ、犯人を探すために芸能界入りを果たす
そして、ルビーは母親と同じ道を歩み、子役上がりの有馬かな、YoutuberのMEMちょをメンバーに加えて新生B小町を結成することになったのである
テーマ:嘘は大きな愛
裏テーマ:アイドルが与えるもの
■ひとこと感想
Amazon Prime Videoの実写ドラマ版の最終話ということで、これまでの8話を見ていなければ意味がわからない展開になっていました
観ていない人でもわかるようには描かれていますが、見ている人からすると、かなりクドくて話は進まないように感じたのではないでしょうか
個人的に気になっている女優さんがいたのでドラマ版を1日で完走するという荒技で突入することになりました
映画は、推しの子どもとして転生するという設定があり、アクアが誰の転生で、ルビーが誰の転生なのかを紐解く流れになっていました
そして、時が来て、アクアの復讐が始まるのが本編になっていて、それが映画の半分くらい進んだところになっていました
ドラマ版があるので、説明不足の部分はないと思っていましたが、実際には「原作読まないとわからないところだらけ」だったと思います
特に、犯人の動機がいまいち不明瞭で、単なるサイコパスで良かったのかは謎でしたね
さらに、アクアとルビーが双方の生まれ変わりが誰かを知るシーンは、かなりあっさりとしたモニんいなっていたと思います
それにして、ルビーの方のDVDの中身って、一体何だったんでしょうねえ
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】【推しの子】The Final Act【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101120/review/04576868/
公式HP: